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作家の心、護衛騎士知らず
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その後はカトリーナ様の見事な采配で、お茶会はなんなく終了したのだけど。
「おまえはいったい何を考えてるんだっ!」
事情を聞いたジェスト様からまたしても雷を落とされた。
「メリンダ・ハーパー侯爵令嬢には気をつけろと、カトリーナがわざわざ忠告してくれていただろう!? なんで自ら煽りに行くんだ、煽りに!」
「お言葉ですが、喧嘩を売ってきたのは向こうです。私はただ買っただけです。受け身です」
「嘘つけ! どうせこれもネタになると嬉々として突っ込んでいったんだろうが!」
……うっ、鋭い。ちょっと最近いらぬ知恵をつけすぎじゃないですかね、黒騎士様。
肩をすくめた私を気遣うように、カトリーナ様が背中に手を添えてくれた。
「ジェスト、あまりグレース様を叱らないであげて。彼女のやり方は確かに問題だったかもしれないけれど、あの場でメリンダ様とランドー子爵令嬢の間をどう取りなすべきか、迷ってしまった私の失態でもあるの。それに、グレース様が私を助けてくれたのも事実だわ」
そうだもっと言ってくれとばかりにカトリーナ様に期待の目を向ければ、ジェスト様は額に手を当て溜息を吐いた。
「カトリーナ、君は甘すぎる」
失礼な、そこまでカトリーナ様に甘やかされてはないぞと、口を尖らせる私にちらりと目線を寄越した彼は、またしても深々と息を吐き出した。
「でも、ジェストの心配もわかるわ、グレース様。その、メリンダ様のあなたの小説への偏見は、確かによくない姿勢だったかもしれないけれど……あの、実は私もちょっとだけ驚いてしまったのだけど……」
「ついにカトリーナにバレてしまったじゃないか。どうするんだ……」
今度は天を仰ぐ黒騎士様。ピュアな幼馴染の耳に入らぬよう、男2人で大切に守ってきた秘密がバレてしまって狼狽えているのね、わかるわぁその戸惑い。でも女の子だっていつかは大人の階段を登るもの。それがちょこっと早まっただけと思えばいいのでは。
「……それ、アレン殿下の前で言えるんだな。わかった。おまえが覚悟を決めているなら何も言わん。安心しろ、骨は拾ってやる」
「安心できる要素がないんですけど!?」
「自分で蒔いた種だろうが!」
むぅ。こういうときに守ってくれてこその護衛騎士だろうに、職務怠慢もいいところだ。あぁ、守りたいのは私じゃなくカトリーナ様ですね、そうでした。
「それにしても、グレース様の正体がバレなくて本当に良かったわ。ナツ・ヨシカワの名前が話題として出たときはどうしようかと思ってしまったもの。私はグレース様やランドー子爵令嬢のように、己の才を生かした仕事に就く貴族女性がもっと増えてほしいと思っているし、応援したいとも思っているけれど、世間はまだそこまで寛容ではないから……」
ランドー子爵令嬢が職人に混ざってデザインの仕事をしていることを、メリンダ様はこれでもかと貶めていた。この世界の貴族女性は、高貴であればあるほど仕事することを忌む傾向がある。働くのは庶民や、自活せざるを得ない者たちがすることで、伯爵家以上の高位貴族女性がそんなことをすればかなりの顰蹙モノだ。
作家という職業の地位は比較的高いけれど、それは男性に限ってのこと。もしあの場で私が口を滑らせた結果身バレにつながっていたら、相当な醜聞になっていた。
「確かに軽率だったことは認めます。ごめんなさい」
私ひとりの問題となるならまだいい。けれど残念ながら類は実家であるハミルトン家にも及んでしまう。娘を働かせている父親というレッテルを貼られてしまっては、せっかくの父の長所である凹みのなささえ失ってしまうことになるだろう。父のなけなしの長所、守りたい、絶対。
反省する私を前に、カトリーナ様とジェスト様は神妙にお小言を言い始めた。
「ご実家もそうだし、何よりあなたは今、ジェストの婚約者でもあるわ。あなたの言動は、クインザート家やジェストの評判にも関わってくることになるのよ。婚約とはそういうものなの」
「俺のことはまだいい。元よりそう大した評判を持ち合わせていないからな。ただ、おまえはカトリーナの元で淑女教育を受けている。おまえの失態は監督者であるカトリーナの失態にもなるんだ。ちゃんと肝に銘じておけ」
「あら、私のことまで気にすることはないわ」
「しかし……」
反省する私の前で突如として始まった「あなたは悪くない」「いや君のせいではない」劇場を見ているうちに、なぜかふつふつと沸いてくるものがあった。
(そりゃ、私の言動がメリンダ様を怒らせてしまったことは反省してるけど、私ばっかり責めなくてもいいじゃない)
今の流れでは悪いのは私ひとりで、「あなた」や「君」であるジェスト様とカトリーナ様は悪くないときている。それはその通りなのだけど、でも何か癪に触る。
自分の気持ちをうまく説明することもできずむくれていたら、カトリーナ様が話をまとめてしまった。
「ひとまず今日のお茶会である程度の顔見せはできたわけだし、メリンダ様との確執をこれ以上深めないためにも、社交界デビューがすむまでは大人しくしておいた方がよさそうね」
「あぁ、絶対に接触させないでやってくれ。頼んだぞ、カトリーナ」
まるで“混ぜるな危険”みたいな扱いに納得がいかず顔をしかめたら、ジェスト様が眉尻を下げた。
「おまえに何かあったら、小説が未完に終わってしまうだろう。しばらく窮屈かもしれんが我慢しろ」
言いながら彼の手が私の頭に向かって伸びてくるのを———咄嗟に避けた。
「グレース嬢?」
「……そうですよね。小説が完結しなかったら困りますものね。大丈夫です。こう見えてちゃんとプロですから、最後まで書き上げてみせます。……カトリーナ様のために」
私がダミアン殿下とヒロインちゃんの小説を完成させなければ、カトリーナ様がダミアン殿下と結婚するはめになってしまう。そうなればジェスト様とカトリーナ様が結ばれることはない。
私が書けなければ、2人はとても困るのだ。
「……私、原稿の締め切りがあるので失礼しますね」
「グレース嬢、待て、まだ話は……」
「……っ」
追い縋るジェスト様の声を振り切るようにして部屋を出た。ひとり廊下を足早に歩きながら、ぐるぐると気持ちが乱高下するのを止めることができない。いったいどうしてしまったのだろう。何でこんなにイライラしているのかわからない。そもそもこれはイライラなのか、それすらもはっきりしないなんて。
なんとなく、2人のやりとりをこれ以上見ていたくないと思い、つい飛び出してきてしまった。そのことを反省すべきなのに、なぜか心はささくれ立っている。
(……なんなのよ、いったい)
ジェスト様もカトリーナ様も、私が小説を書くことを馬鹿にしたりはしない。むしろ思う存分執筆できるよう、あれこれ取り計らってくれている。欲しい道具も手に入って、役にたつネタも提供してくれて、手がかかる社交界デビューの準備まで手伝ってくれて、三食執筆付きの至れり尽くせり、理想的な環境だ。これで彼らに当たり散らすなんてことしたら、とんだ罰当たりというもの。
ちゃんと理解しているのに、何故かイライラが治らない。いやむしろ、これは———。
(イライラというか……モヤモヤ?)
そう名付けたところで、己の気持ちが晴れるわけでもなく。唇を噛み締めながら自分の部屋を目指した。自分の気持ちの制御もできないこんなときは、とにかく何か書くに限る。
「おまえはいったい何を考えてるんだっ!」
事情を聞いたジェスト様からまたしても雷を落とされた。
「メリンダ・ハーパー侯爵令嬢には気をつけろと、カトリーナがわざわざ忠告してくれていただろう!? なんで自ら煽りに行くんだ、煽りに!」
「お言葉ですが、喧嘩を売ってきたのは向こうです。私はただ買っただけです。受け身です」
「嘘つけ! どうせこれもネタになると嬉々として突っ込んでいったんだろうが!」
……うっ、鋭い。ちょっと最近いらぬ知恵をつけすぎじゃないですかね、黒騎士様。
肩をすくめた私を気遣うように、カトリーナ様が背中に手を添えてくれた。
「ジェスト、あまりグレース様を叱らないであげて。彼女のやり方は確かに問題だったかもしれないけれど、あの場でメリンダ様とランドー子爵令嬢の間をどう取りなすべきか、迷ってしまった私の失態でもあるの。それに、グレース様が私を助けてくれたのも事実だわ」
そうだもっと言ってくれとばかりにカトリーナ様に期待の目を向ければ、ジェスト様は額に手を当て溜息を吐いた。
「カトリーナ、君は甘すぎる」
失礼な、そこまでカトリーナ様に甘やかされてはないぞと、口を尖らせる私にちらりと目線を寄越した彼は、またしても深々と息を吐き出した。
「でも、ジェストの心配もわかるわ、グレース様。その、メリンダ様のあなたの小説への偏見は、確かによくない姿勢だったかもしれないけれど……あの、実は私もちょっとだけ驚いてしまったのだけど……」
「ついにカトリーナにバレてしまったじゃないか。どうするんだ……」
今度は天を仰ぐ黒騎士様。ピュアな幼馴染の耳に入らぬよう、男2人で大切に守ってきた秘密がバレてしまって狼狽えているのね、わかるわぁその戸惑い。でも女の子だっていつかは大人の階段を登るもの。それがちょこっと早まっただけと思えばいいのでは。
「……それ、アレン殿下の前で言えるんだな。わかった。おまえが覚悟を決めているなら何も言わん。安心しろ、骨は拾ってやる」
「安心できる要素がないんですけど!?」
「自分で蒔いた種だろうが!」
むぅ。こういうときに守ってくれてこその護衛騎士だろうに、職務怠慢もいいところだ。あぁ、守りたいのは私じゃなくカトリーナ様ですね、そうでした。
「それにしても、グレース様の正体がバレなくて本当に良かったわ。ナツ・ヨシカワの名前が話題として出たときはどうしようかと思ってしまったもの。私はグレース様やランドー子爵令嬢のように、己の才を生かした仕事に就く貴族女性がもっと増えてほしいと思っているし、応援したいとも思っているけれど、世間はまだそこまで寛容ではないから……」
ランドー子爵令嬢が職人に混ざってデザインの仕事をしていることを、メリンダ様はこれでもかと貶めていた。この世界の貴族女性は、高貴であればあるほど仕事することを忌む傾向がある。働くのは庶民や、自活せざるを得ない者たちがすることで、伯爵家以上の高位貴族女性がそんなことをすればかなりの顰蹙モノだ。
作家という職業の地位は比較的高いけれど、それは男性に限ってのこと。もしあの場で私が口を滑らせた結果身バレにつながっていたら、相当な醜聞になっていた。
「確かに軽率だったことは認めます。ごめんなさい」
私ひとりの問題となるならまだいい。けれど残念ながら類は実家であるハミルトン家にも及んでしまう。娘を働かせている父親というレッテルを貼られてしまっては、せっかくの父の長所である凹みのなささえ失ってしまうことになるだろう。父のなけなしの長所、守りたい、絶対。
反省する私を前に、カトリーナ様とジェスト様は神妙にお小言を言い始めた。
「ご実家もそうだし、何よりあなたは今、ジェストの婚約者でもあるわ。あなたの言動は、クインザート家やジェストの評判にも関わってくることになるのよ。婚約とはそういうものなの」
「俺のことはまだいい。元よりそう大した評判を持ち合わせていないからな。ただ、おまえはカトリーナの元で淑女教育を受けている。おまえの失態は監督者であるカトリーナの失態にもなるんだ。ちゃんと肝に銘じておけ」
「あら、私のことまで気にすることはないわ」
「しかし……」
反省する私の前で突如として始まった「あなたは悪くない」「いや君のせいではない」劇場を見ているうちに、なぜかふつふつと沸いてくるものがあった。
(そりゃ、私の言動がメリンダ様を怒らせてしまったことは反省してるけど、私ばっかり責めなくてもいいじゃない)
今の流れでは悪いのは私ひとりで、「あなた」や「君」であるジェスト様とカトリーナ様は悪くないときている。それはその通りなのだけど、でも何か癪に触る。
自分の気持ちをうまく説明することもできずむくれていたら、カトリーナ様が話をまとめてしまった。
「ひとまず今日のお茶会である程度の顔見せはできたわけだし、メリンダ様との確執をこれ以上深めないためにも、社交界デビューがすむまでは大人しくしておいた方がよさそうね」
「あぁ、絶対に接触させないでやってくれ。頼んだぞ、カトリーナ」
まるで“混ぜるな危険”みたいな扱いに納得がいかず顔をしかめたら、ジェスト様が眉尻を下げた。
「おまえに何かあったら、小説が未完に終わってしまうだろう。しばらく窮屈かもしれんが我慢しろ」
言いながら彼の手が私の頭に向かって伸びてくるのを———咄嗟に避けた。
「グレース嬢?」
「……そうですよね。小説が完結しなかったら困りますものね。大丈夫です。こう見えてちゃんとプロですから、最後まで書き上げてみせます。……カトリーナ様のために」
私がダミアン殿下とヒロインちゃんの小説を完成させなければ、カトリーナ様がダミアン殿下と結婚するはめになってしまう。そうなればジェスト様とカトリーナ様が結ばれることはない。
私が書けなければ、2人はとても困るのだ。
「……私、原稿の締め切りがあるので失礼しますね」
「グレース嬢、待て、まだ話は……」
「……っ」
追い縋るジェスト様の声を振り切るようにして部屋を出た。ひとり廊下を足早に歩きながら、ぐるぐると気持ちが乱高下するのを止めることができない。いったいどうしてしまったのだろう。何でこんなにイライラしているのかわからない。そもそもこれはイライラなのか、それすらもはっきりしないなんて。
なんとなく、2人のやりとりをこれ以上見ていたくないと思い、つい飛び出してきてしまった。そのことを反省すべきなのに、なぜか心はささくれ立っている。
(……なんなのよ、いったい)
ジェスト様もカトリーナ様も、私が小説を書くことを馬鹿にしたりはしない。むしろ思う存分執筆できるよう、あれこれ取り計らってくれている。欲しい道具も手に入って、役にたつネタも提供してくれて、手がかかる社交界デビューの準備まで手伝ってくれて、三食執筆付きの至れり尽くせり、理想的な環境だ。これで彼らに当たり散らすなんてことしたら、とんだ罰当たりというもの。
ちゃんと理解しているのに、何故かイライラが治らない。いやむしろ、これは———。
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