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欲望の果 第三章・人徳(10)
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その日の夕刻、前杉恭子から緊急連絡を受けた森岡は、南目輝と蒲生亮太、足立統万の三人を伴い、会社のオフィスがあるビルディングの一階に急行した。
前杉母娘に営業を一任した喫茶店は二週間前に開業していた。
店名は、以前彼女らが経営していたときと同じ『エトワール』である。
大阪梅田のホテルで二人の危難を救った森岡は、奥埜清喜から権利を買取り、彼女らに運営を委託した。元はレストランだったものを喫茶店に改装したもので、森岡の温情である。
喫茶店は開業して間もなかったが大繁盛していた。前杉母娘は、以前南目が通った京都の立志社大学の近辺で喫茶店を営業していた。正門前の大通りから脇に入った辺鄙な場所にも拘らず、多いに賑わっていた。
その理由は、ひとえに美由紀の美貌にあった。
そのうえ今度は、立地条件が格段に良かった。JR新大阪駅前のオフィスビルの一階にあり、隣接しているホテルとは往来ができるように一階部分で繋がっていた。むろん、ホテル内にも喫茶店はあったが、美由紀の美貌が評判になり、オフィスビル勤めの会社員以外に、ホテルの宿泊客も取り込んでいた。
だが、花岡組の嫌がらせが予想できたため、緊急の連絡網を敷いていた。キッチンの横に、秘書室の蒲生と繋がる直通電話を設置していたのである。彼らが不在のときは、野島または住倉が代わって対応することになっていた。
店内に足を踏み入れようとしたとき、怒声が耳に飛び込んで来た。初老の男性とチンピラ風の男性に二人が口論している様子だった。
「ついに来たか」
森岡が呟くように言うと、
「そのようやな」
南目が苦々しい顔で反応した。
南目と前杉美由紀は交際を始めていた。御互いに大学時代から好意を抱いていたが、行き違いによって実ることのなかった恋であった。それが、偶然にも梅田のホテルで難儀にあっていた彼女と再会し、燻っていた火種に油が注がれた、言わば必然の流れであった。
森岡が、ついにと言ったのはある理由からである。
本来、立地条件の良いレストランが閉店に追い込まれた原因はただ一つ、暴力団の嫌がらせだった。この地域を縄張りとしていたのは『花岡組』という、元は的屋を稼業していた戦前からある古い組織で、関西地域においては、神王組の息の掛かっていない独立独歩の暴力団だった。
条件の良い店舗にも拘らず、新しい借り手が見つからなかったのは、この経緯が知れ渡っていたからである。森岡が、そのような曰く付きの店舗の権利を買い取ったのは、何も前杉母娘のためだけではなかった。彼はこの店舗を含むオフィスビルディングのオーナーである奥埜家の御曹司から懇請されたこともあった。
かつて森岡は、奥埜家が西中島南方に所有する飲食ビルの店子の十一店舗のスナックを一晩で梯子飲みをするという馬鹿遊びをしたのだが、その折偶然にも奥埜家の嫡男清喜と出会い意気投合していた。
二ヶ月前、森岡はその奥埜清喜からある相談を受けていた。それが花岡組という暴力団の嫌がらせである。
暴力団対策法の施行以来、これまで公然体と行われていた『見ケ〆料』は目に見えて減少した。この花岡組にしても例外ではなった。
神王組のような巨大な組織であれば、たとえば関連事業を通じてとか、他の方法で上納させることもできたが、弱小組織である花岡組ではそれも適わないことであった。そこで、これまでどおり裏で現金を強要していたのである。
しかし、前のレストラン経営者は、正義感が強いうえに、暴力団に資金提供をしていた事実が発覚すると、事実上営業停止となるため、断固として拒否し続けていた。
そこで、花岡組は嫌がらせを始めるようになった。むろん、組員の行為は法に触れるため、堅気の連中を雇い、種々の嫌がらせを指示した。嫌がらせはエスカレートして行き、とうとう経営者の家族にまで災いが及んだとき、閉店を決意したのだった。
奥埜家が経営する不動産会社には、全国のビジネスビルや飲食ビル、賃貸マンション、駐車場等の賃貸料が月額にして五億円ほど入る。一店舗の未入居など痛くも痒くもなかったが、問題のレストランは目抜き通りに建つビル一階の、正面入り口のすぐ横にあった。ガラス張りで通りから中の様子が窺えた。そのような目立つ店舗が、閉店のままではなんとも印象が悪い。
西中島の縄張りは神王組傘下の組織も一枚噛んでいるが、オーナーである奥埜家が直接暴力団と接触することはない。
奥埜清喜は、祖父の徳太郎から耳にしていた森岡の人となりに加え、実際に一晩酒を酌み交わしてみて、その底知れぬ人間力に感服していた。故に、森岡こそ頼りに足る人物と期待を抱き、花岡組の嫌がらせの実情を吐露したのである。
ただ森岡は、賃貸ではなく権利譲渡という条件であれば検討する、と返答を留保していた。飲食店経営など、あまりに門外漢だったからなのだが、その権利を前杉母娘のために買い取ったのである。
開店してから二週間、これまでは何事もなかったが、ついに花岡組が動いたのだと察せられた。しかも、灰色世界の住人に依頼するのではなく、組員自ら出向くという大胆極まりない不敵な行動だった。裏を返せば、それだけ切羽詰まった焦りの表れということになる。
さて、初老の男性と二人の極道者との口論は激しさを増し、一触即発の雲行きとなった。
森岡は、急ぎ足で両者に近づくと、
「どうかされましたか」
と長閑に訊いた。いかにも場違いな声だった。
「この二人が、嫌がるお嬢さんを無理やり外へ連れ出そうとしたので、注意していたのです」
初老の男性が説明し、美由紀の方に視線をやった。
「こら、おっさん! 何を言うとんねん。彼女も同意のうえやろ」
若い方が息巻いた。
「まあまあ、落ち着いて下さい。ここでは他のお客様にご迷惑が掛かりますので、別の部屋でお話できませんか」
「お前は、何者やねん」
中年の男が訊いた。
「これは失礼しました。私は、この店のオーナーの森岡と申します」
森岡はどこまでも丁重に対応した。
「おお、あんたがオーナーか。それなら話は早い」
中年の言葉に森岡は、
「では、こちらでどうぞ」
と言いながら、南目に、
「お名前と連絡先を伺っておけ」
と耳打ちし、南目を留め置いた。
このとき、足立統万の脳裡には、
――もしや……。
との思いが浮かんでいたが黙って後に従った。
森岡が案内したのは、隣接するホテルの二階の事務室である。会議や商談等に利用される部屋であった。
二人は、花岡組若頭補佐の桐生と若衆の矢野と名乗った。
「さて、花岡組の方が直接出張って来られたのですから、まどろっこしいことは止めましょう。そちらの要求はなんですか」
「わかっているやろう」
桐生が木で鼻を括ったように言った。
「今どき見ケ〆料なんて古臭いですよ。第一、暴対法でこちらの首が危なくなります」
「断るなら、これまでどおりを続けるだけや」
「それは困ります」
「だったら、四の五の言わんと出すもの出せや」
矢野が焦れたように怒鳴った。
「出しても構いませんが、そちらは私どもに何を提供されますかな」
「そりゃあ、トラブルを解決するがな」
「トラブルなんて、こちらで解決しますよ。それより、もっと斬新なことを考えたらどうです」
「なんやて」
矢野が再び恫喝した。だが、森岡は落ち着いたもので、
「やり方を考えませんか、と言っているのです」
と諭すように言った。
「金を出す気はあるんやな」
桐生が念を押した。
「話によっては」
「どうせえ、言うんや」
「それは、次の機会にしませんか。それまでにお互いが方策を考えておく、ということでどうでしょう」
「せやけどな」
不満顔の桐生に向かって、森岡は蒲生からセカンドバッグを受け取ると、中から帯封の付いた束を一つ取り出して、テーブルの上に置いた。
「これは些少ですが、足代です。今日は時間がありませんので、お引取り願えませんか」
と頭を下げた。
「うっ」
桐生は言葉に詰まった。過去に足代と称して百万円も差し出されたことなど一度もなかった。話次第で金は出す、と言った言葉に嘘はないのだろう。そう思った桐生ではあったが、ここであっさり引き下がっては沽券に関わると、
「話はまだ終わっとらんで」
と凄んで見せた。
「良い案が浮かびましたら、連絡を下さい。ただし、直接会社に来られては困ります。もし、そのようなことをされましたら、今後一切話しには応じません」
森岡は有無を言わせぬ体で、桐生を見据えた。
獲物を狙う鷹のような眼つきだった。
その瞬間、
――この男、いったい何者なのだ。極道者にも、このような眼つきの鋭い者は少ない。
と、桐生は背筋が凍るような戦慄を覚えた。
前杉母娘に営業を一任した喫茶店は二週間前に開業していた。
店名は、以前彼女らが経営していたときと同じ『エトワール』である。
大阪梅田のホテルで二人の危難を救った森岡は、奥埜清喜から権利を買取り、彼女らに運営を委託した。元はレストランだったものを喫茶店に改装したもので、森岡の温情である。
喫茶店は開業して間もなかったが大繁盛していた。前杉母娘は、以前南目が通った京都の立志社大学の近辺で喫茶店を営業していた。正門前の大通りから脇に入った辺鄙な場所にも拘らず、多いに賑わっていた。
その理由は、ひとえに美由紀の美貌にあった。
そのうえ今度は、立地条件が格段に良かった。JR新大阪駅前のオフィスビルの一階にあり、隣接しているホテルとは往来ができるように一階部分で繋がっていた。むろん、ホテル内にも喫茶店はあったが、美由紀の美貌が評判になり、オフィスビル勤めの会社員以外に、ホテルの宿泊客も取り込んでいた。
だが、花岡組の嫌がらせが予想できたため、緊急の連絡網を敷いていた。キッチンの横に、秘書室の蒲生と繋がる直通電話を設置していたのである。彼らが不在のときは、野島または住倉が代わって対応することになっていた。
店内に足を踏み入れようとしたとき、怒声が耳に飛び込んで来た。初老の男性とチンピラ風の男性に二人が口論している様子だった。
「ついに来たか」
森岡が呟くように言うと、
「そのようやな」
南目が苦々しい顔で反応した。
南目と前杉美由紀は交際を始めていた。御互いに大学時代から好意を抱いていたが、行き違いによって実ることのなかった恋であった。それが、偶然にも梅田のホテルで難儀にあっていた彼女と再会し、燻っていた火種に油が注がれた、言わば必然の流れであった。
森岡が、ついにと言ったのはある理由からである。
本来、立地条件の良いレストランが閉店に追い込まれた原因はただ一つ、暴力団の嫌がらせだった。この地域を縄張りとしていたのは『花岡組』という、元は的屋を稼業していた戦前からある古い組織で、関西地域においては、神王組の息の掛かっていない独立独歩の暴力団だった。
条件の良い店舗にも拘らず、新しい借り手が見つからなかったのは、この経緯が知れ渡っていたからである。森岡が、そのような曰く付きの店舗の権利を買い取ったのは、何も前杉母娘のためだけではなかった。彼はこの店舗を含むオフィスビルディングのオーナーである奥埜家の御曹司から懇請されたこともあった。
かつて森岡は、奥埜家が西中島南方に所有する飲食ビルの店子の十一店舗のスナックを一晩で梯子飲みをするという馬鹿遊びをしたのだが、その折偶然にも奥埜家の嫡男清喜と出会い意気投合していた。
二ヶ月前、森岡はその奥埜清喜からある相談を受けていた。それが花岡組という暴力団の嫌がらせである。
暴力団対策法の施行以来、これまで公然体と行われていた『見ケ〆料』は目に見えて減少した。この花岡組にしても例外ではなった。
神王組のような巨大な組織であれば、たとえば関連事業を通じてとか、他の方法で上納させることもできたが、弱小組織である花岡組ではそれも適わないことであった。そこで、これまでどおり裏で現金を強要していたのである。
しかし、前のレストラン経営者は、正義感が強いうえに、暴力団に資金提供をしていた事実が発覚すると、事実上営業停止となるため、断固として拒否し続けていた。
そこで、花岡組は嫌がらせを始めるようになった。むろん、組員の行為は法に触れるため、堅気の連中を雇い、種々の嫌がらせを指示した。嫌がらせはエスカレートして行き、とうとう経営者の家族にまで災いが及んだとき、閉店を決意したのだった。
奥埜家が経営する不動産会社には、全国のビジネスビルや飲食ビル、賃貸マンション、駐車場等の賃貸料が月額にして五億円ほど入る。一店舗の未入居など痛くも痒くもなかったが、問題のレストランは目抜き通りに建つビル一階の、正面入り口のすぐ横にあった。ガラス張りで通りから中の様子が窺えた。そのような目立つ店舗が、閉店のままではなんとも印象が悪い。
西中島の縄張りは神王組傘下の組織も一枚噛んでいるが、オーナーである奥埜家が直接暴力団と接触することはない。
奥埜清喜は、祖父の徳太郎から耳にしていた森岡の人となりに加え、実際に一晩酒を酌み交わしてみて、その底知れぬ人間力に感服していた。故に、森岡こそ頼りに足る人物と期待を抱き、花岡組の嫌がらせの実情を吐露したのである。
ただ森岡は、賃貸ではなく権利譲渡という条件であれば検討する、と返答を留保していた。飲食店経営など、あまりに門外漢だったからなのだが、その権利を前杉母娘のために買い取ったのである。
開店してから二週間、これまでは何事もなかったが、ついに花岡組が動いたのだと察せられた。しかも、灰色世界の住人に依頼するのではなく、組員自ら出向くという大胆極まりない不敵な行動だった。裏を返せば、それだけ切羽詰まった焦りの表れということになる。
さて、初老の男性と二人の極道者との口論は激しさを増し、一触即発の雲行きとなった。
森岡は、急ぎ足で両者に近づくと、
「どうかされましたか」
と長閑に訊いた。いかにも場違いな声だった。
「この二人が、嫌がるお嬢さんを無理やり外へ連れ出そうとしたので、注意していたのです」
初老の男性が説明し、美由紀の方に視線をやった。
「こら、おっさん! 何を言うとんねん。彼女も同意のうえやろ」
若い方が息巻いた。
「まあまあ、落ち着いて下さい。ここでは他のお客様にご迷惑が掛かりますので、別の部屋でお話できませんか」
「お前は、何者やねん」
中年の男が訊いた。
「これは失礼しました。私は、この店のオーナーの森岡と申します」
森岡はどこまでも丁重に対応した。
「おお、あんたがオーナーか。それなら話は早い」
中年の言葉に森岡は、
「では、こちらでどうぞ」
と言いながら、南目に、
「お名前と連絡先を伺っておけ」
と耳打ちし、南目を留め置いた。
このとき、足立統万の脳裡には、
――もしや……。
との思いが浮かんでいたが黙って後に従った。
森岡が案内したのは、隣接するホテルの二階の事務室である。会議や商談等に利用される部屋であった。
二人は、花岡組若頭補佐の桐生と若衆の矢野と名乗った。
「さて、花岡組の方が直接出張って来られたのですから、まどろっこしいことは止めましょう。そちらの要求はなんですか」
「わかっているやろう」
桐生が木で鼻を括ったように言った。
「今どき見ケ〆料なんて古臭いですよ。第一、暴対法でこちらの首が危なくなります」
「断るなら、これまでどおりを続けるだけや」
「それは困ります」
「だったら、四の五の言わんと出すもの出せや」
矢野が焦れたように怒鳴った。
「出しても構いませんが、そちらは私どもに何を提供されますかな」
「そりゃあ、トラブルを解決するがな」
「トラブルなんて、こちらで解決しますよ。それより、もっと斬新なことを考えたらどうです」
「なんやて」
矢野が再び恫喝した。だが、森岡は落ち着いたもので、
「やり方を考えませんか、と言っているのです」
と諭すように言った。
「金を出す気はあるんやな」
桐生が念を押した。
「話によっては」
「どうせえ、言うんや」
「それは、次の機会にしませんか。それまでにお互いが方策を考えておく、ということでどうでしょう」
「せやけどな」
不満顔の桐生に向かって、森岡は蒲生からセカンドバッグを受け取ると、中から帯封の付いた束を一つ取り出して、テーブルの上に置いた。
「これは些少ですが、足代です。今日は時間がありませんので、お引取り願えませんか」
と頭を下げた。
「うっ」
桐生は言葉に詰まった。過去に足代と称して百万円も差し出されたことなど一度もなかった。話次第で金は出す、と言った言葉に嘘はないのだろう。そう思った桐生ではあったが、ここであっさり引き下がっては沽券に関わると、
「話はまだ終わっとらんで」
と凄んで見せた。
「良い案が浮かびましたら、連絡を下さい。ただし、直接会社に来られては困ります。もし、そのようなことをされましたら、今後一切話しには応じません」
森岡は有無を言わせぬ体で、桐生を見据えた。
獲物を狙う鷹のような眼つきだった。
その瞬間、
――この男、いったい何者なのだ。極道者にも、このような眼つきの鋭い者は少ない。
と、桐生は背筋が凍るような戦慄を覚えた。
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