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制服に会いに
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騎士様に誘われてから、ローズは楽しみすぎて幸せな日々を送っていた。マリカからは若干気持ち悪がられ、兄からは訝しがられ、弟からはため息をつかれるぐらいには、おかしかったようだ。
いそいそと、男装してアーサーに変身してゆくローズにディアンは首を傾げる。
今日は王子に会う日なのかと。
ローズは正直に言うのが、良いことなのか判断が出来ず、かと言って嘘をつくことも出来ず、真実のみを言うようにした。
王子の婚約者であるマリア様にアーサーとしてお会いした時にまたお会いしたいと言われたこと。ボロがでるのが怖いので打ち合わせをしなきゃいけないこと。
全て真実なのだが、ローズが言わなかったことがある。それは、どこで、誰と打ち合わせをするか、と言うこと。
納得してくれたのか、ディアンは特に何も言わなかった。ディアン自身用事があるようで、急いでいるようだったのもある。
ローズを馬車に誘ってくれたものの、バレるのが怖くて断ったのを、特に不審にも思わず、あっさり見逃してくれたのもその用事とやらのせいだった。
母は子ども達が慌ただしく出て行く様子を見てため息をついた。とくに平然と男装で出て行くローズには、ため息しか出ない。
せっかく王子と会えるのに、嬉々として男装するローズも、愚かにもそれを勧めたディアンも全く何を考えているのか、わからないでいた。
ローズは家を出て、待ち合わせ場所に着くまで、早足になってしまうのを自覚した。楽しみすぎて、最後は駆け足だった。早く着いたと思うのだが、サイオンはもう来ていた。この間の街歩きの時の服とまた違って、爽やかな好青年風だが、これが素に近いのか、よく似合っていた。
近くのサイオンの家に着くまで、歩きだったのだが、男同士でもエスコートが自然でさすが王子付きの近衛騎士だと感心した。
男装とはいえ、男性の家に二人きりで入るのは緊張した。今は、アーサーだと自分に言い聞かせ部屋に入ると、夢のような光景が目に入ってきた。
ローズは式典用だけでなく、制服をこんなにたくさん間近で見たことはない。サイオンはローズが喜ぶと思って、歴代の制服を借りたりして、部屋に飾っておいてくれた。
口を開けたまま、動かないローズに笑顔で、入室を促して、お茶を入れるため、キッチンへ行くと、サイオンは笑みを深める。
まさか、そんなに喜んでくれると思わなかったから。
制服のあとは、何で釣ろうかと、美味しいと有名なお菓子屋さんで買ったお菓子を開け、皿に盛る。
紅茶は自分の好きなのにした。
さあ、第二段階。
ローズをおもてなしするために、部屋をノックすると、興奮したローズを見て、こちらも笑顔を向ける。
楽しい休日になりそうだ、とサイオンは思った。
いそいそと、男装してアーサーに変身してゆくローズにディアンは首を傾げる。
今日は王子に会う日なのかと。
ローズは正直に言うのが、良いことなのか判断が出来ず、かと言って嘘をつくことも出来ず、真実のみを言うようにした。
王子の婚約者であるマリア様にアーサーとしてお会いした時にまたお会いしたいと言われたこと。ボロがでるのが怖いので打ち合わせをしなきゃいけないこと。
全て真実なのだが、ローズが言わなかったことがある。それは、どこで、誰と打ち合わせをするか、と言うこと。
納得してくれたのか、ディアンは特に何も言わなかった。ディアン自身用事があるようで、急いでいるようだったのもある。
ローズを馬車に誘ってくれたものの、バレるのが怖くて断ったのを、特に不審にも思わず、あっさり見逃してくれたのもその用事とやらのせいだった。
母は子ども達が慌ただしく出て行く様子を見てため息をついた。とくに平然と男装で出て行くローズには、ため息しか出ない。
せっかく王子と会えるのに、嬉々として男装するローズも、愚かにもそれを勧めたディアンも全く何を考えているのか、わからないでいた。
ローズは家を出て、待ち合わせ場所に着くまで、早足になってしまうのを自覚した。楽しみすぎて、最後は駆け足だった。早く着いたと思うのだが、サイオンはもう来ていた。この間の街歩きの時の服とまた違って、爽やかな好青年風だが、これが素に近いのか、よく似合っていた。
近くのサイオンの家に着くまで、歩きだったのだが、男同士でもエスコートが自然でさすが王子付きの近衛騎士だと感心した。
男装とはいえ、男性の家に二人きりで入るのは緊張した。今は、アーサーだと自分に言い聞かせ部屋に入ると、夢のような光景が目に入ってきた。
ローズは式典用だけでなく、制服をこんなにたくさん間近で見たことはない。サイオンはローズが喜ぶと思って、歴代の制服を借りたりして、部屋に飾っておいてくれた。
口を開けたまま、動かないローズに笑顔で、入室を促して、お茶を入れるため、キッチンへ行くと、サイオンは笑みを深める。
まさか、そんなに喜んでくれると思わなかったから。
制服のあとは、何で釣ろうかと、美味しいと有名なお菓子屋さんで買ったお菓子を開け、皿に盛る。
紅茶は自分の好きなのにした。
さあ、第二段階。
ローズをおもてなしするために、部屋をノックすると、興奮したローズを見て、こちらも笑顔を向ける。
楽しい休日になりそうだ、とサイオンは思った。
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