1 / 20
失恋
しおりを挟む
僕の初恋は、7才の時。
初めて訪れたお茶会で、天使のような君を見た時だ。
うわー、かわいい
おひめさまみたい
声に出していたかは、定かではないが、
君が真っ赤な顔をしていたのが
凄く可愛らしくて、よく覚えている。
大きくなったら、
ぼくのおよめさんになってよ
手を繋いで、それはもう熱心に口説いたのを思い出す。
今思えば、あれが人生で一番、
言いたいこと言えた時期だった。
返事はどうだったかな。
あんまり覚えてない。
そのあと、君が、違う男の顔に見惚れているのを目にして、僕の初恋は秒で終わった。
違う男、というのは、僕の兄である
アルノルト第一王子。
このお茶会は、僕らの婚約者選びが
目的のもので、僕らと年の近いご令嬢が
わんさか訪れていた。
この国には王子が三人いて、どの王子も年が近く、腹違いでも仲は良い。
第一王子のアルノルトは、正妃の子で、王太子。完全無欠で、性格は真面目で優しい。少し優しすぎるくらい。
見た目のせいか、近寄り難い雰囲気があるらしい。
第二王子のノアって、僕だけど、第一側妃の子で、性格はヘタレ。緊張すると何も話せなくなる。涙もろい。勉強も運動もそこそこ。よく、王妃様や、側妃様たちにダメ出しされる。
第三王子のエリアスは、腹黒で毒舌。
第二側妃の子。
本人は性格の悪さを、隠せてると思ってるようだけど、気づかれてるんじゃないかなぁ?
僕やアルノルトには、容赦ない。
かわいいふりをしている。
お茶会のあいさつも、そこそこに
飛び出していった僕は
庭園で君を見かけた。
君はキラキラしていて、眩しくて
笑顔がとてつもなく可愛かった。
たとえ、その先にいるのが、
僕でなかったとしても、僕は君を
およめさんにしたいと、おもうよ。
これは、僕が苦い経験を乗り越えて、
初恋を貫く話。
ヘタレだけど、頑張る。
僕を好きになって。
初めて訪れたお茶会で、天使のような君を見た時だ。
うわー、かわいい
おひめさまみたい
声に出していたかは、定かではないが、
君が真っ赤な顔をしていたのが
凄く可愛らしくて、よく覚えている。
大きくなったら、
ぼくのおよめさんになってよ
手を繋いで、それはもう熱心に口説いたのを思い出す。
今思えば、あれが人生で一番、
言いたいこと言えた時期だった。
返事はどうだったかな。
あんまり覚えてない。
そのあと、君が、違う男の顔に見惚れているのを目にして、僕の初恋は秒で終わった。
違う男、というのは、僕の兄である
アルノルト第一王子。
このお茶会は、僕らの婚約者選びが
目的のもので、僕らと年の近いご令嬢が
わんさか訪れていた。
この国には王子が三人いて、どの王子も年が近く、腹違いでも仲は良い。
第一王子のアルノルトは、正妃の子で、王太子。完全無欠で、性格は真面目で優しい。少し優しすぎるくらい。
見た目のせいか、近寄り難い雰囲気があるらしい。
第二王子のノアって、僕だけど、第一側妃の子で、性格はヘタレ。緊張すると何も話せなくなる。涙もろい。勉強も運動もそこそこ。よく、王妃様や、側妃様たちにダメ出しされる。
第三王子のエリアスは、腹黒で毒舌。
第二側妃の子。
本人は性格の悪さを、隠せてると思ってるようだけど、気づかれてるんじゃないかなぁ?
僕やアルノルトには、容赦ない。
かわいいふりをしている。
お茶会のあいさつも、そこそこに
飛び出していった僕は
庭園で君を見かけた。
君はキラキラしていて、眩しくて
笑顔がとてつもなく可愛かった。
たとえ、その先にいるのが、
僕でなかったとしても、僕は君を
およめさんにしたいと、おもうよ。
これは、僕が苦い経験を乗り越えて、
初恋を貫く話。
ヘタレだけど、頑張る。
僕を好きになって。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
49
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる