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弟達は馬鹿ばかり(イザベラは後始末係)
私には手のかかる弟が二人いる。一人は歳の離れた血の繋がった弟。もう一人は血の繋がりのない、義理の弟。
義弟と言うが、夫の弟ではなくて、義妹の兄と言う、実際には赤の他人に近い弟。
二人の弟は、お互いに、あいつよりはマシと思っていそうだが、私からすると、双子みたいによく似ている。
義妹に執着し、ストーカーする実の弟と、妻を愛してるが故に関わることができなくて、ほぼ放置している義弟。
どちらも愛が重く、独りよがり。
義妹は、彼女自身が執着愛の気があるため、実弟の歪みに歪んだ愛情でも、愛情だと認識して受け止めてくれた。
けれど、義弟の妻は、きっと普通の女性だ。ちゃんと愛情を感じさせないと、どんどん歪んでいってしまう。義弟の自信のなさは、恋愛においては害悪でしかない。ちゃんと伝えないと後悔するよ、と言うことしか出来ないけれど、ちゃんと伝わったかはわからないけれど、義弟のピートは妻のイリナと監禁生活に入ったようだ。
イリナ嬢のことはよく知らない。以前は、悪い噂のあった男とよくつるんでいたらしいが、実のところは大人しい女性だった。若い頃に悪い男に引っかかるなんて、流行病みたいなもので、特に汚点にはならない。少なくとも私はそう思っている。
ピートとイリナ嬢はとても良く似ていて、自分を偽る演技力に長けている。ほとんどの貴族は、自分をより良く見せようとするのに、自分を悪く見せようとしている様に見えてしまう。
ただ単に自分に自信がないだけだと思うのだけど。
監禁生活を通して、二人だけの世界を作れたら良いわね。ピートの本気を私も見てみたいわ。今度の女性だけのお茶会にイリナ嬢も、呼んでみようかしら。
あ、でも、イリナ嬢を呼んだら、せっかくの義妹が来ないわね。仕方がないわ。イリナ嬢はまた今度。ピートと一緒に来てもらいましょう。
だって、実弟が、ピートの尻拭いを私にさせるのだもの。正直押し付けられた感が拭えないわ。
義妹は毎月、私と義妹と義妹の親友の公爵夫人とお茶会をしているの。そこで、夫を悦ばせる夜のテクニックの話をしているの。実弟は、妻にいらない情報を教えるな、とお怒りなのだけど、義妹はノリノリだから、いいじゃない。
我が弟ながら、器の小さい男だわ。
器の小ささなら、義弟の右に出るものはいないけれど、最近は態度を改めたみたい。妻を本当に失うかも、と思って、心を入れ替えたのかしら。
少し遅いのよね。まあ、今となっては遅すぎることなんてないのだけど。
義弟と言うが、夫の弟ではなくて、義妹の兄と言う、実際には赤の他人に近い弟。
二人の弟は、お互いに、あいつよりはマシと思っていそうだが、私からすると、双子みたいによく似ている。
義妹に執着し、ストーカーする実の弟と、妻を愛してるが故に関わることができなくて、ほぼ放置している義弟。
どちらも愛が重く、独りよがり。
義妹は、彼女自身が執着愛の気があるため、実弟の歪みに歪んだ愛情でも、愛情だと認識して受け止めてくれた。
けれど、義弟の妻は、きっと普通の女性だ。ちゃんと愛情を感じさせないと、どんどん歪んでいってしまう。義弟の自信のなさは、恋愛においては害悪でしかない。ちゃんと伝えないと後悔するよ、と言うことしか出来ないけれど、ちゃんと伝わったかはわからないけれど、義弟のピートは妻のイリナと監禁生活に入ったようだ。
イリナ嬢のことはよく知らない。以前は、悪い噂のあった男とよくつるんでいたらしいが、実のところは大人しい女性だった。若い頃に悪い男に引っかかるなんて、流行病みたいなもので、特に汚点にはならない。少なくとも私はそう思っている。
ピートとイリナ嬢はとても良く似ていて、自分を偽る演技力に長けている。ほとんどの貴族は、自分をより良く見せようとするのに、自分を悪く見せようとしている様に見えてしまう。
ただ単に自分に自信がないだけだと思うのだけど。
監禁生活を通して、二人だけの世界を作れたら良いわね。ピートの本気を私も見てみたいわ。今度の女性だけのお茶会にイリナ嬢も、呼んでみようかしら。
あ、でも、イリナ嬢を呼んだら、せっかくの義妹が来ないわね。仕方がないわ。イリナ嬢はまた今度。ピートと一緒に来てもらいましょう。
だって、実弟が、ピートの尻拭いを私にさせるのだもの。正直押し付けられた感が拭えないわ。
義妹は毎月、私と義妹と義妹の親友の公爵夫人とお茶会をしているの。そこで、夫を悦ばせる夜のテクニックの話をしているの。実弟は、妻にいらない情報を教えるな、とお怒りなのだけど、義妹はノリノリだから、いいじゃない。
我が弟ながら、器の小さい男だわ。
器の小ささなら、義弟の右に出るものはいないけれど、最近は態度を改めたみたい。妻を本当に失うかも、と思って、心を入れ替えたのかしら。
少し遅いのよね。まあ、今となっては遅すぎることなんてないのだけど。
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