あの気持ち悪い贈り物は貴方でしたの?

mios

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目標は高く

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「第三王子が薬を盛られたのは、あの方に身を隠して、とお伝えされてから、ですわね。」

マーガレット様がお帰りになって、ルーカスと二人で話しています。ルーカスが近いです。腰を掴まれています。

先ほどから、眉間にシワが寄りっぱなしです。私何かしてしまったかしら。

「あの、私ずっと引っかかっていたことがあるのです。」

「私も多分君と同じ思いだよ。」

言う前からわかるだなんて、私達も相思相愛ですわね。

「あの夜の王子殿下は、薬の影響なんて無い様に見えました。あの、薬云々は、後付けでそう言うことにしたのでは?」

「実際に、薬を盛られたのは本当なのだろう。回避できたか、効かなかったか、わからないが、影響はないものの、マーガレット嬢の元へは、行けず、誰かに力を借りたのだろう。監視もついてそうだし。」

「では、匿って下さった平民と言うのは」

「十中八九、王子の手の者だと思う。」

「あの場でマーガレット様との仲を睦まじく見せたのは、監視の目を逃れるためですわね。」

「これから、もう一仕事、偽マーガレットの裏にいる人物を浮かび上がらせなければいけないが、それは王子殿下の仕事だろう。」

ルーカスの眉間のシワが消えました。

何を悩んでいたかわかりませんが、憂いがなくなってよかったです。

もしかしたら、第三王子が最初に助けたかったマーガレットは私のことではなくて、彼女だったのではないかしら。

そうだと妄想が捗るので楽しいのですが。

ルーカスが私をお膝に乗せます。
彼のお膝は筋肉で少し固めです。私、もう少しふんわりした方が好みなのですが、文句は言えません。

真のマーガレット様に、師匠になっていただく夢は叶えることはできませんでした。あの後、チャレンジはしたのです。

いかがですか、と。全力で断られてしまい、ショックを受けています。

本当に慎ましい方でした。目標は大きく。きっとマーガレット様のようになって、無事新生マーガレットになって見せますわ。

私の決意も、もしかして、口にしていましたか?ルーカスは、楽しみにしているよ、と耳元で囁きます。

どうして、大きな声で言わないのかしら。
聞かれては、困ることなの?

何だか恥ずかしくなってしまいました。

ルーカスは仕事に戻ります。
私も早くメイド服に着替えて、夫人業を楽しむことに致しますわ。


千里の道も一歩から。高い壁を設定してしまいましたので、ゆっくりしている時間など無いのですわ。




終わり


最後までお読みいただきありがとうございました。拙い文章で、読みにくいところがあったと思います。詰め込み過ぎました。

これに懲りずにまた読んでいただけると嬉しいです。 
              mios
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感想 3

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みんなの感想(3件)

とまとさん
2021.04.29 とまとさん

違うマーガレットさんが
いっぱいな話だなぁと思いました。

2021.04.29 mios

ちょっと多かったですよね。笑
自分でない誰かになりたい気持ちを書きたくて。感想ありがとうございます!

解除
とまとさん
2021.04.28 とまとさん

((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
夜会に居たマーガレットが
偽のマーガレットっで
Σ(Д゚;/)/、相思相愛なんだと思ってた
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

2021.04.28 mios

どんな話かすっかり忘れていてまた読み直しました。やっぱり詰め込みすぎたかなぁ、と。悪い女性を書く練習でした。

解除
とまとさん
2021.04.28 とまとさん

( *´艸`)。
第三王子の愛妾になった
マーガレットさんと
第三王子様、不器用なんですね。
可愛い~!( *´艸`)。

2021.04.28 mios

わあ、こちらにもありがとうございます。やっぱり顔文字かわいいですね。

解除

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