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第六幕 手伝わせてあげてもいいわ!
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翌日は予報どおりまた雨が降りだした。
朝からビタビタビタビタ降る雨にうんざりする。雨が降ると自転車に乗れないからバスで駅まで行ってそこから歩くのだが、雨の日はバスの中も道路も混むから早く家を出なければならない。それが俺の憂鬱に拍車をかける。
昨夜は予定通り夕飯に麻婆豆腐を作りさっと食べ、片付けを終わらせてから座椅子に座り気合を入れて読み始めた。
記念すべき初のロシア文学、ツルゲーネフの『初恋』。
十六歳の少年ウラジーミルは別荘滞在中に、自分の家が貸した離れの家に越してきた美しき侯爵令嬢のジナイーダに一目惚れ。運よくお近付きになる事ができたのだが、自分以外にも彼女に熱を上げる男が五人いる。しかしジナイーダは誰の好意にも反応せず、ウラジーミル少年の事もからかって遊ぶ。
そんなジナイーダだがある時を境に様子が一変、誰もが彼女は誰かに恋をしていると確信し、ウラジーミル少年は相手が誰なのかを突き止めようとする。しかしその相手はなんと自分の父親。ジナイーダと父は不貞の関係にあった。
少年は苦しむが、ジナイーダと父の関係を暴露する手紙が少年の家に届けられ、一家は別荘からモスクワへ帰る事になる。モスクワへ帰ってからも父は度々家を空けるのだが、ある時ついに少年は父とジナイーダの最後の逢引と関係の清算を目撃する。
その後父もジナイーダも亡くなってしまい、少年は二人のために祈る…とまあ、そんな話だった。
薄いからすぐ読めるかと思ったのだが、字が細かくて思いのほか進みが悪く結局徹夜してしまった。取りあえず一回読んで収集できた情報といえば、やはり真優莉が演じる美貌の侯爵令嬢・ジナイーダは真優莉にとってハマり役だという事なのだが、正直俺はこの『初恋』のどこに面白さがあるのか分からない。
そりゃあ舞台になるくらいなのだからきっと俺には理解出来ない何かがあるのかもしれないが、それを理解するのに何が足りないのかも分からないとはなんとももどかしい。睡眠が足りない頭では、これ以上考えるのは限界だった。
事務所のドアを開けると、すでに三崎さんがパソコンの前で作業していた。
「あれ、三崎さんおはようございます。今日早いですね」
「おお、はよ。今日俺五時で上がるわ。医者行かなきゃなんねーんだわ」
「え、どっか悪いんですか?」
「眼科に目薬貰いに行く」
所属する役者陣のホームページを作っている三崎さんは、一日中パソコンを見て目を酷使しているから目が疲れやすいんだろう。
「そういやお前髪切ったのか?」
「あ、分かります?」
俺は三崎さんに昨日の事を話した。
「へえ、そりゃ良かったな。絶対そこのサロンたっけえぞ」
「ですよねー。でも高いには理由があるって俺は一つ学びましたよ」
「まあな、お前みたいなのでもそれなりに見えるからな」
「ちょっと!そういう事は心の内に秘めてくださいよ!」
まったく、どいつもこいつも俺をポンコツ扱いだ。
しばらくして綾辻社長が出社して、そのままいつもと変わらない時間が続いた。昼には突然カレーを食べたいと言い出した三崎さんが、近くのスーパーで材料を買ってきておもむろにキッチンで作り始めたカレーをご馳走になった(これがまたウマかったのだ)。
そして午後の時間も穏やかに平和に流れていく。稽古が始まったから真優莉は当分来ないだろうし。
ああ、なんて快適なんだろう!
そう思ってふと俺は、綾辻社長に本を読んだ事をまだ報告していない事に気付いた。
「綾辻社長。俺読みましたよ、『初恋』」
「おお、もう読んだのかい?」
「まあ、おかげで寝不足ですけどね…」
「素晴らしいよ、優生君。人に勧められた事をその日の内にやる人間は実に少ない。これが出来るだけで人生半分は勝ったも同然だ」
「まあじっすかあ!」
なんと、俺の人生はバラ色だそうだ!
後ろから三崎さんの、お前単純だなーという茶々が聞こえるが気にするもんか。
「それで、どうだったかい?」
「あ、いや、読んだは読んだんですけど…」
「面白くなかった?」
「いや、そう結論付けたくはないんですけど、ただ面白さがまだ分からなくて…」
「そうか、大丈夫だよ。何回か読めば分かるさ」
何回か読めば分かる。
それが辛いのだけど、口には出来ない。
その「何回」を、どう読めばいいのか、の答えがない。だから俺は文学というものが好きじゃなかったんだろう。
取りあえず今日は金曜だから、週末しっかり休んで今度は冴えた頭で読んでみようと思っていたのだが、何の巡り合わせなのか二度目の「読み」の機会はすぐに訪れた。五時で三崎さんが上がり、俺もやる事がなくなったので掃除をしていると、事務所のドアをジナイーダ…ではなく真優莉が開けた。
「…あ…お疲れ…ってあれ、稽古は?」
「今日はもう終わったわ」
いつも通り真優莉は我が物顔で入ってきて、ソファに腰を下ろす。
「やあ真優莉君、順調かい?」
「綾辻社長、本ありがとうございます」
立ち上がって深く頭を下げる真優莉を、綾辻社長は変わらぬニコニコ顔でうんうんと頷いている。
「あれで助けになっているかい?」
「ええ、お陰様で」
「それは良かった。まあゆっくりしていきなさい」
いやいや、とっとと帰りなさいよ。
って言えたら楽なのになーと思いながら俺は掃除に身を徹する。トイレ掃除も終わったので、あとはキッチンのシンク周りをピカピカにしようと目を向けると、カレーの入った鍋が目についた。
「うわ!やべえ!」
「きゃっ!何よ!」
思わず叫んだら真優莉まで驚いたらしい。
「カレー出しっぱにするとこだった!」
こんな梅雨時に放置して週末を過ごしたら、月曜の朝には大惨事が待っていただろう。念のためもう一度火に掛けその間にタッパーを探していると、真優莉が近付いてきた。
「それ…」
「それ?」
「もしかして…優生が作ったの…?」
カレー鍋におずおずと近づき覗くように見る。
「いや、三崎さんだけど」
「なんだ。じゃあいい」
そう言ってスタスタとソファに戻って行った。
…なんだったんだ?相変わらず訳の分からない奴だ。
沸騰させたカレーを耐熱タッパーに入れて冷ましている間に、鍋とシンクを掃除する。生ごみも全部取り除き、排水溝も綺麗にすると達成感がハンパない。俺は結構綺麗好きなのだ。ゴミを共有のゴミ置き場に出して(いつでも出していいのは有難い。将来マンションに住むとしたらいつでもゴミを出せるゴミ置き場付きが絶対いい)、粗熱が取れたカレーを冷蔵庫に入れて掃除が完了したら丁度良く定時の六時になっていた。
もう帰りたいのだが、綾辻社長と真優莉はどうするのだろうか?
振り向くと、真優莉が険しい顔で本を読んでいる。近寄ると、読んでいるのは台本だった。役作りに苦戦しているとの事だったが、どうやら本当らしい。こんなに眉間に皺を寄せているのを見るのは初めてだった。
「…俺、帰るけど」
「きゃっ!え、何?!」
「いや、もう六時だから俺帰るんだけど、まだいるのか?」
「え?あ、六時?六時に上がるの?」
「一応定時は六時だから」
「ああ、そう…気を付けて。お疲れ様」
真優莉はそのまま伏し目がちに、どこでもない空間を見つめている。なんだかやはり元気がない。心ここにあらず、という様子だ。
「大丈夫か?」
「え?」
思わず声を掛けてしまった。
「いや、稽古順調なのかなーって思って…」
「べ、別に…」
真優莉はそのまま顔をそむける。やっぱりおかしい。いつもなら、
『素人の分際で私の仕事に口挟むんじゃないわよ!』
くらいは喚き立てるはずだ。
「なんか手伝おうか?」
「…え?」
真優莉は目を見開いて俺をじっと見つめる。
いや、そんな凝視されるような事は言ってないと思うぞ?俺としては、昨日サロン代を出して貰ったお礼も込めての発言だったのだが。
「何を…?」
「いや、何って言われても分かんないけど、なんか練習相手とかいた方がいいんじゃないのか?」
「じょ、冗談じゃないわ!」
突然顔を赤くして叫び出した。
「素人の分際で私の仕事に口挟むんじゃないわよ!」
おお、予想通りだ。なんだ、問題ないな。
「じゃあ帰るよ」
綾辻社長に一言声を掛けて帰ろうと、振り向いたその瞬間声が飛んできた。
「でも手伝わせてあげてもいいわ!」
朝からビタビタビタビタ降る雨にうんざりする。雨が降ると自転車に乗れないからバスで駅まで行ってそこから歩くのだが、雨の日はバスの中も道路も混むから早く家を出なければならない。それが俺の憂鬱に拍車をかける。
昨夜は予定通り夕飯に麻婆豆腐を作りさっと食べ、片付けを終わらせてから座椅子に座り気合を入れて読み始めた。
記念すべき初のロシア文学、ツルゲーネフの『初恋』。
十六歳の少年ウラジーミルは別荘滞在中に、自分の家が貸した離れの家に越してきた美しき侯爵令嬢のジナイーダに一目惚れ。運よくお近付きになる事ができたのだが、自分以外にも彼女に熱を上げる男が五人いる。しかしジナイーダは誰の好意にも反応せず、ウラジーミル少年の事もからかって遊ぶ。
そんなジナイーダだがある時を境に様子が一変、誰もが彼女は誰かに恋をしていると確信し、ウラジーミル少年は相手が誰なのかを突き止めようとする。しかしその相手はなんと自分の父親。ジナイーダと父は不貞の関係にあった。
少年は苦しむが、ジナイーダと父の関係を暴露する手紙が少年の家に届けられ、一家は別荘からモスクワへ帰る事になる。モスクワへ帰ってからも父は度々家を空けるのだが、ある時ついに少年は父とジナイーダの最後の逢引と関係の清算を目撃する。
その後父もジナイーダも亡くなってしまい、少年は二人のために祈る…とまあ、そんな話だった。
薄いからすぐ読めるかと思ったのだが、字が細かくて思いのほか進みが悪く結局徹夜してしまった。取りあえず一回読んで収集できた情報といえば、やはり真優莉が演じる美貌の侯爵令嬢・ジナイーダは真優莉にとってハマり役だという事なのだが、正直俺はこの『初恋』のどこに面白さがあるのか分からない。
そりゃあ舞台になるくらいなのだからきっと俺には理解出来ない何かがあるのかもしれないが、それを理解するのに何が足りないのかも分からないとはなんとももどかしい。睡眠が足りない頭では、これ以上考えるのは限界だった。
事務所のドアを開けると、すでに三崎さんがパソコンの前で作業していた。
「あれ、三崎さんおはようございます。今日早いですね」
「おお、はよ。今日俺五時で上がるわ。医者行かなきゃなんねーんだわ」
「え、どっか悪いんですか?」
「眼科に目薬貰いに行く」
所属する役者陣のホームページを作っている三崎さんは、一日中パソコンを見て目を酷使しているから目が疲れやすいんだろう。
「そういやお前髪切ったのか?」
「あ、分かります?」
俺は三崎さんに昨日の事を話した。
「へえ、そりゃ良かったな。絶対そこのサロンたっけえぞ」
「ですよねー。でも高いには理由があるって俺は一つ学びましたよ」
「まあな、お前みたいなのでもそれなりに見えるからな」
「ちょっと!そういう事は心の内に秘めてくださいよ!」
まったく、どいつもこいつも俺をポンコツ扱いだ。
しばらくして綾辻社長が出社して、そのままいつもと変わらない時間が続いた。昼には突然カレーを食べたいと言い出した三崎さんが、近くのスーパーで材料を買ってきておもむろにキッチンで作り始めたカレーをご馳走になった(これがまたウマかったのだ)。
そして午後の時間も穏やかに平和に流れていく。稽古が始まったから真優莉は当分来ないだろうし。
ああ、なんて快適なんだろう!
そう思ってふと俺は、綾辻社長に本を読んだ事をまだ報告していない事に気付いた。
「綾辻社長。俺読みましたよ、『初恋』」
「おお、もう読んだのかい?」
「まあ、おかげで寝不足ですけどね…」
「素晴らしいよ、優生君。人に勧められた事をその日の内にやる人間は実に少ない。これが出来るだけで人生半分は勝ったも同然だ」
「まあじっすかあ!」
なんと、俺の人生はバラ色だそうだ!
後ろから三崎さんの、お前単純だなーという茶々が聞こえるが気にするもんか。
「それで、どうだったかい?」
「あ、いや、読んだは読んだんですけど…」
「面白くなかった?」
「いや、そう結論付けたくはないんですけど、ただ面白さがまだ分からなくて…」
「そうか、大丈夫だよ。何回か読めば分かるさ」
何回か読めば分かる。
それが辛いのだけど、口には出来ない。
その「何回」を、どう読めばいいのか、の答えがない。だから俺は文学というものが好きじゃなかったんだろう。
取りあえず今日は金曜だから、週末しっかり休んで今度は冴えた頭で読んでみようと思っていたのだが、何の巡り合わせなのか二度目の「読み」の機会はすぐに訪れた。五時で三崎さんが上がり、俺もやる事がなくなったので掃除をしていると、事務所のドアをジナイーダ…ではなく真優莉が開けた。
「…あ…お疲れ…ってあれ、稽古は?」
「今日はもう終わったわ」
いつも通り真優莉は我が物顔で入ってきて、ソファに腰を下ろす。
「やあ真優莉君、順調かい?」
「綾辻社長、本ありがとうございます」
立ち上がって深く頭を下げる真優莉を、綾辻社長は変わらぬニコニコ顔でうんうんと頷いている。
「あれで助けになっているかい?」
「ええ、お陰様で」
「それは良かった。まあゆっくりしていきなさい」
いやいや、とっとと帰りなさいよ。
って言えたら楽なのになーと思いながら俺は掃除に身を徹する。トイレ掃除も終わったので、あとはキッチンのシンク周りをピカピカにしようと目を向けると、カレーの入った鍋が目についた。
「うわ!やべえ!」
「きゃっ!何よ!」
思わず叫んだら真優莉まで驚いたらしい。
「カレー出しっぱにするとこだった!」
こんな梅雨時に放置して週末を過ごしたら、月曜の朝には大惨事が待っていただろう。念のためもう一度火に掛けその間にタッパーを探していると、真優莉が近付いてきた。
「それ…」
「それ?」
「もしかして…優生が作ったの…?」
カレー鍋におずおずと近づき覗くように見る。
「いや、三崎さんだけど」
「なんだ。じゃあいい」
そう言ってスタスタとソファに戻って行った。
…なんだったんだ?相変わらず訳の分からない奴だ。
沸騰させたカレーを耐熱タッパーに入れて冷ましている間に、鍋とシンクを掃除する。生ごみも全部取り除き、排水溝も綺麗にすると達成感がハンパない。俺は結構綺麗好きなのだ。ゴミを共有のゴミ置き場に出して(いつでも出していいのは有難い。将来マンションに住むとしたらいつでもゴミを出せるゴミ置き場付きが絶対いい)、粗熱が取れたカレーを冷蔵庫に入れて掃除が完了したら丁度良く定時の六時になっていた。
もう帰りたいのだが、綾辻社長と真優莉はどうするのだろうか?
振り向くと、真優莉が険しい顔で本を読んでいる。近寄ると、読んでいるのは台本だった。役作りに苦戦しているとの事だったが、どうやら本当らしい。こんなに眉間に皺を寄せているのを見るのは初めてだった。
「…俺、帰るけど」
「きゃっ!え、何?!」
「いや、もう六時だから俺帰るんだけど、まだいるのか?」
「え?あ、六時?六時に上がるの?」
「一応定時は六時だから」
「ああ、そう…気を付けて。お疲れ様」
真優莉はそのまま伏し目がちに、どこでもない空間を見つめている。なんだかやはり元気がない。心ここにあらず、という様子だ。
「大丈夫か?」
「え?」
思わず声を掛けてしまった。
「いや、稽古順調なのかなーって思って…」
「べ、別に…」
真優莉はそのまま顔をそむける。やっぱりおかしい。いつもなら、
『素人の分際で私の仕事に口挟むんじゃないわよ!』
くらいは喚き立てるはずだ。
「なんか手伝おうか?」
「…え?」
真優莉は目を見開いて俺をじっと見つめる。
いや、そんな凝視されるような事は言ってないと思うぞ?俺としては、昨日サロン代を出して貰ったお礼も込めての発言だったのだが。
「何を…?」
「いや、何って言われても分かんないけど、なんか練習相手とかいた方がいいんじゃないのか?」
「じょ、冗談じゃないわ!」
突然顔を赤くして叫び出した。
「素人の分際で私の仕事に口挟むんじゃないわよ!」
おお、予想通りだ。なんだ、問題ないな。
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