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第二章 襲い掛かる魔の手
第二十七話 悩み
七月のある日。
昼休みの時間体に、構内掲示板の前で喜びの雄叫びが上がった。
「よっしゃあ! 関門突破!!」
茉莉は左右の腕を曲げて自分の身に引き寄せ、ガッツポーズを決めている。
構内の壁にある緑の掲示板に真っ白な紙が貼り出されていた。
それは期末試験の再試験決定者の通知だった。
各学年の該当した生徒全員分の名前が記載されている。
そこに茉莉の名前がなかった。
最初は信じられなくて何度も見返したのだが、それが真実だと分かり、上機嫌で小躍りしているのである。
「茉莉にしてはやったじゃ~ん! 明日大嵐になるかもね!」
「何よう。私だって頑張ったんだから!」
親友のさり気ない嫌味に茉莉は頬を膨らませてむくれた。
勉強の苦手な茉莉は今までずっと再試験の常連だったのだ。親友から揶揄られても仕方のない話である。
「はいはい。まああんたの場合は時間外講師の先生が良かったんでしょ?」
「……」
優美の例えを耳にした途端、タンザナイトブルーの瞳が脳裏をよぎった。
しかし、瞬時にそれが燃える薔薇色の瞳へとすり替わる。
――君は、自分自身が彼の“目的そのもの”である可能性を考えたことはあるか? ――
――君を守るように見せかけて、その実、君を誰にも渡す気はない――
自らを“死神”と名乗った男の言葉が脳裏に木魂する。
それは不協和音となって、茉莉の心にさざ波をたててゆく。
蒸し暑い季節の筈なのに、寒い風に首筋を舐められたような気がして、彼女は一瞬身をぴくりと震わせた。
ルフスの人格は静藍の肉体に宿っているだけだ。
自分に直接関わっている肉体は静藍ので、ルフスの肉体ではない。
静藍がそんなことをしているわけではない。
仮にしているとしても、それは彼ではなく、きっと吸血鬼の彼の方だと。
静藍は“器”として利用されているだけ。
彼に非があるわけではない筈。
ない筈……なのに……。
頭では分かっている筈なのに……。
何故か自信を持ってそう思えないのだ。
(何故……? )
上手く言葉に出来ないどす黒いもやもやとしたものが、茉莉の胸中を支配していた。
ふと気が付くと目の前に、親友の顔があった。
彼女は眉を顰めている。
「……ねぇ。一体どうしたの? 最近のあんた、ちょっと変だよ。静藍君と妙に距離置いてそうだし。二人の間で何かあったの?」
言われてみれば、七月に入って以来静藍と全く連絡をとっていなかったことに初めて気が付いた。
期末試験期間中であることを言い訳にしてLINE一つしてなかったのだ。
静藍は自分から連絡をすることが殆どない為、茉莉から連絡をしない限りぷっつりと途絶えてしまう。
夢で聞いたことを真に受けていると言われればそれまでなのだが。
「実はね……」
茉莉は期末試験前に見た夢の内容を手短に話すと、親友はくりっと丸い瞳を更に大きく見開いた。
「え~~っっ!? 何それ!? つまりあんたイケメンに迫られたってこと!? しかも壁ドン付き!! あんたいつの間にモテ期に入ったのよ!?」
ずれた反応に茉莉は大いにずっこける。
右手で重たい頭を支えた。
「……ごめん。私話す相手間違えたっぽい……」
「ごめんごめん! 何か最近のあんた妙に元気ないから笑わせようと思っただけ。悪気はないから……」
優美は暗い顔をした親友の肩を勢いよくバンバンと叩く。
「確かに五月のあの事件以来起き続けていることと静藍君、偶然にしては出来過ぎだと思うよ。共通点もありそうだし。でもあんた考えすぎだよ。疑っては静藍君が可愛そう」
(……そうだよね。)
「彼が言うにはルフスと意識の共有まではしてないと言ってた筈。仮にあんたを狙って近付いたと言っても、それはルフスのことだけなんじゃないの?」
「……あんたもやっぱりそう思う?」
茉莉の表情に、影が指している。
どこかすっきりしないとでも言いそうな顔だ。
「そりゃあねぇ。あたしじゃなくても、みんな同じ意見だと思うよ。死神サンから言われた言葉そのまんまの意味だって」
廊下を行き交う生徒達のざわつきがある筈だが、意外と静かに感じる。
まだ昼休みだからもう少し賑やかな筈なのに、不思議だ。
「ただ……」
優美が茉莉と向き直る。
「あたしはあんたのことが一番心配だな。白木先輩の一件があって以来、ずっと吸血鬼があんたの周りに常にまとわりついているような、そんな気がする。一度死にかけてるし。ちょっとノイローゼ入ってるんじゃない?」
すると茉莉の頬を、優美の人差し指がつんつんつついてきた。
それは大福のように指をぷにぷにと押し返す。
「ところで話変わるけど、前に比べてあんたどんどん綺麗になってきている気がするんだ。肌艶が良くなってきているというか。やっぱり恋する女子は魅力が上がるというヤツ?」
「……え……!?」
突然の話題変更に茉莉は頬を薔薇の花のように赤らめた。
そんな彼女の両肩を優美はガシッと両手で支えた。
「色々悩むのも分かるけど、静藍君を信じてあげなきゃ駄目だよ。 どうしても気になるなら本人に聞けば良いし」
両肩に心地良い温もりと重みを感じていると、クラスメイトが声を掛けてきた。
「あ、いたいた! 二人共教室に急いで。もう一時四十分になるよ!」
「え、マジ? もうそんな時間か。分かった。今行く。ありがとう!」
親切なクラスメイトに明るい返事を返した優美は、茉莉の手をぐいと引いた。身体がつい前方によろけそうになるのを何とかこらえる。
「茉莉、帰りに寄り道しよ! お初の再試ナシ祝い!! まずはそれから。 勿論あたしのおごりだよ」
そう言えば、来週末は終業式である。
一学期も終わりだ。
時が過ぎるのは何て早いのだろう。
河西神社に新聞部部員全員で向かう日にちが近付いて来ている。
と言うことは、八月が近い証拠だ。
八月。
静藍の誕生日は八月二十日。
運命の日。
静藍が静藍として生きていけるのか。
それとも、
ルフスとして生き続かねばならなくなるのか。
つまり、その日までにどちらかが必ず「死ぬ」。
静藍とルフス
どちらかには二度と会うことがなくなるのだ。
刻々と近付く期限に、心臓は早鐘を打つばかり。
胸が締め付けられる。
息が出来ない位。
(私やっぱり変だよ。せっかく再試験ゼロだし、優美が気を遣ってくれてるのにあまり嬉しくない。何だか頭がおかしくなりそうだよ……)
二人の少女が手を繋いで教室へ急ぐ中、五時限目開始五分前の予鈴が構内に鳴り響いた。
昼休みの時間体に、構内掲示板の前で喜びの雄叫びが上がった。
「よっしゃあ! 関門突破!!」
茉莉は左右の腕を曲げて自分の身に引き寄せ、ガッツポーズを決めている。
構内の壁にある緑の掲示板に真っ白な紙が貼り出されていた。
それは期末試験の再試験決定者の通知だった。
各学年の該当した生徒全員分の名前が記載されている。
そこに茉莉の名前がなかった。
最初は信じられなくて何度も見返したのだが、それが真実だと分かり、上機嫌で小躍りしているのである。
「茉莉にしてはやったじゃ~ん! 明日大嵐になるかもね!」
「何よう。私だって頑張ったんだから!」
親友のさり気ない嫌味に茉莉は頬を膨らませてむくれた。
勉強の苦手な茉莉は今までずっと再試験の常連だったのだ。親友から揶揄られても仕方のない話である。
「はいはい。まああんたの場合は時間外講師の先生が良かったんでしょ?」
「……」
優美の例えを耳にした途端、タンザナイトブルーの瞳が脳裏をよぎった。
しかし、瞬時にそれが燃える薔薇色の瞳へとすり替わる。
――君は、自分自身が彼の“目的そのもの”である可能性を考えたことはあるか? ――
――君を守るように見せかけて、その実、君を誰にも渡す気はない――
自らを“死神”と名乗った男の言葉が脳裏に木魂する。
それは不協和音となって、茉莉の心にさざ波をたててゆく。
蒸し暑い季節の筈なのに、寒い風に首筋を舐められたような気がして、彼女は一瞬身をぴくりと震わせた。
ルフスの人格は静藍の肉体に宿っているだけだ。
自分に直接関わっている肉体は静藍ので、ルフスの肉体ではない。
静藍がそんなことをしているわけではない。
仮にしているとしても、それは彼ではなく、きっと吸血鬼の彼の方だと。
静藍は“器”として利用されているだけ。
彼に非があるわけではない筈。
ない筈……なのに……。
頭では分かっている筈なのに……。
何故か自信を持ってそう思えないのだ。
(何故……? )
上手く言葉に出来ないどす黒いもやもやとしたものが、茉莉の胸中を支配していた。
ふと気が付くと目の前に、親友の顔があった。
彼女は眉を顰めている。
「……ねぇ。一体どうしたの? 最近のあんた、ちょっと変だよ。静藍君と妙に距離置いてそうだし。二人の間で何かあったの?」
言われてみれば、七月に入って以来静藍と全く連絡をとっていなかったことに初めて気が付いた。
期末試験期間中であることを言い訳にしてLINE一つしてなかったのだ。
静藍は自分から連絡をすることが殆どない為、茉莉から連絡をしない限りぷっつりと途絶えてしまう。
夢で聞いたことを真に受けていると言われればそれまでなのだが。
「実はね……」
茉莉は期末試験前に見た夢の内容を手短に話すと、親友はくりっと丸い瞳を更に大きく見開いた。
「え~~っっ!? 何それ!? つまりあんたイケメンに迫られたってこと!? しかも壁ドン付き!! あんたいつの間にモテ期に入ったのよ!?」
ずれた反応に茉莉は大いにずっこける。
右手で重たい頭を支えた。
「……ごめん。私話す相手間違えたっぽい……」
「ごめんごめん! 何か最近のあんた妙に元気ないから笑わせようと思っただけ。悪気はないから……」
優美は暗い顔をした親友の肩を勢いよくバンバンと叩く。
「確かに五月のあの事件以来起き続けていることと静藍君、偶然にしては出来過ぎだと思うよ。共通点もありそうだし。でもあんた考えすぎだよ。疑っては静藍君が可愛そう」
(……そうだよね。)
「彼が言うにはルフスと意識の共有まではしてないと言ってた筈。仮にあんたを狙って近付いたと言っても、それはルフスのことだけなんじゃないの?」
「……あんたもやっぱりそう思う?」
茉莉の表情に、影が指している。
どこかすっきりしないとでも言いそうな顔だ。
「そりゃあねぇ。あたしじゃなくても、みんな同じ意見だと思うよ。死神サンから言われた言葉そのまんまの意味だって」
廊下を行き交う生徒達のざわつきがある筈だが、意外と静かに感じる。
まだ昼休みだからもう少し賑やかな筈なのに、不思議だ。
「ただ……」
優美が茉莉と向き直る。
「あたしはあんたのことが一番心配だな。白木先輩の一件があって以来、ずっと吸血鬼があんたの周りに常にまとわりついているような、そんな気がする。一度死にかけてるし。ちょっとノイローゼ入ってるんじゃない?」
すると茉莉の頬を、優美の人差し指がつんつんつついてきた。
それは大福のように指をぷにぷにと押し返す。
「ところで話変わるけど、前に比べてあんたどんどん綺麗になってきている気がするんだ。肌艶が良くなってきているというか。やっぱり恋する女子は魅力が上がるというヤツ?」
「……え……!?」
突然の話題変更に茉莉は頬を薔薇の花のように赤らめた。
そんな彼女の両肩を優美はガシッと両手で支えた。
「色々悩むのも分かるけど、静藍君を信じてあげなきゃ駄目だよ。 どうしても気になるなら本人に聞けば良いし」
両肩に心地良い温もりと重みを感じていると、クラスメイトが声を掛けてきた。
「あ、いたいた! 二人共教室に急いで。もう一時四十分になるよ!」
「え、マジ? もうそんな時間か。分かった。今行く。ありがとう!」
親切なクラスメイトに明るい返事を返した優美は、茉莉の手をぐいと引いた。身体がつい前方によろけそうになるのを何とかこらえる。
「茉莉、帰りに寄り道しよ! お初の再試ナシ祝い!! まずはそれから。 勿論あたしのおごりだよ」
そう言えば、来週末は終業式である。
一学期も終わりだ。
時が過ぎるのは何て早いのだろう。
河西神社に新聞部部員全員で向かう日にちが近付いて来ている。
と言うことは、八月が近い証拠だ。
八月。
静藍の誕生日は八月二十日。
運命の日。
静藍が静藍として生きていけるのか。
それとも、
ルフスとして生き続かねばならなくなるのか。
つまり、その日までにどちらかが必ず「死ぬ」。
静藍とルフス
どちらかには二度と会うことがなくなるのだ。
刻々と近付く期限に、心臓は早鐘を打つばかり。
胸が締め付けられる。
息が出来ない位。
(私やっぱり変だよ。せっかく再試験ゼロだし、優美が気を遣ってくれてるのにあまり嬉しくない。何だか頭がおかしくなりそうだよ……)
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