おじさんのマルチタスク家事術:仕事と家事と育児を妻の顔色に配慮しながらうまくこなすコツ

むちゃ

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おじさんと家事

おじさんと家事・育児の歴史と妻の要求レベル

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おじさんとは何でしょうか?流行りのChatGPTに問うたところ、以下の回答でした。

”年齢や家庭状況によって特定の役割やステレオタイプが付与された中年男性を指す言葉です。一般的に、おじさんと呼ばれる人たちは40歳以上から60歳程度の年齢層に分類され、結婚していることや子供がいることが多いです。

「おじさん」という言葉は、一般的な中年男性を指すだけでなく、特定の特徴や行動パターンを持つ男性を表現するためにも使われます。例えば、保守的な価値観や伝統的な家族の役割分担に固執する傾向がある、家庭内での家事や育児に関与しない、あるいは少し古風な趣味やファッション傾向を持つなどのイメージが含まれることもあります。

ただし、個々の人によってその意味やイメージは異なるため、一概にすべての中年男性を「おじさん」としてまとめることはできません。また、近年では家事や育児への参加意識が高まり、より多様な価値観を持つ中年男性も増えています。"

確かにおじさんのイメージは家庭内の家事や育児に関与しないものの、一家の大黒柱として家庭を経済的に支えるために仕事に全力で取り組み、休みは自分の好きなこと(昼寝でも良い)に全力を注ぐというものかもしれません。
しかしながら、ChatGPTの結びの言葉にもあるように現在においては時世に合わせて家事や育児への参加意識が高まっているようにも見えています。
少なからず、皆さんの周りのおじさんは出勤前にはゴミ出しをし、休日は子どもが公園で遊んでいるのを見守り、時には一緒に遊び、子どもを連れて買い物をし、妻と子どもと出かけるときは積極的に車を運転し、現地では眠った子どもを抱いて荷物を持つ、こんな姿を目にすることが増えているのではないでしょうか。
もしこれがおじさんの生態として目にしているものが本当なのだとしたらゾッとしないでしょうか。
むしろ何に楽しみがあるのか?と疑問を抱いてしまいそうです。

しかしこれは現実です。
イクメンなどと持てはやされ、メディアに踊らされたおじさんの末路です。
そして令和に生きるおじさんに求められている姿なのです。スタンダードな姿なのです。
ここまでのパフォーマンスを発揮できないと、家族からの評価は上がらいないどころかむしろ下がる一方で肩身の狭い思いをし、精神的に追い詰められていくことが容易に想像できます。
生きるために考えを改める必要があるのです。

ChatGPTに問うた令和のおじさんの行動については以下のような回答でした。

1.家事や料理: 家庭の中心的存在として、家事や料理を積極的に担当することが多いです。おいしい食事を提供し、家族の健康と幸福を支えるために、食材の買い出しや調理、家の掃除や整理整頓などを行います。

2.子育て: 子供の成長や教育に関心を持ち、家族の一員として子育てに献身的に取り組むことがあります。学校行事のサポートや子供たちの健康管理、学習のサポートなど、子供たちの成長を支える役割を果たします。

3.社交活動: 地域のイベントや集まり、友人や近所との交流を大切にし、社交活動に積極的に参加することがあります。地域のコミュニティやサークルで活動したり、親しい友人との交流を楽しんだりします。

4.健康管理: 自身の健康や美容に関心を持ち、定期的な健康チェックや適度な運動、美容ケアなどに取り組むことがあります。自己管理を通じて健康を維持し、自信と活力を保ちます。

5.趣味や創作活動: 個々の興味や趣味によって異なりますが、手芸や園芸、料理やお菓子作り、読書や音楽、絵画など、自己表現や創造的な活動に取り組むことがあります。

はぁ?

って思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、メディアが作り出した令和の男性像、理想のパパ像を象徴しているような回答ではないでしょうか。
行動全てを実現するためには膨大な活動量と効率的なタイムマネジメントが必要ですね。
一体いつからおじさんにこんなことが求められるようになったのでしょうか。

おじさんの歴史を昭和から令和にかけて見てみましょう。
こちらも同じくChatGPTいわく、

"昔は、家事や育児は主に女性の役割とされていました。男性は仕事に専念し、外で働いて家族を養うことが期待されていました。しかし、時代が変わり、女性の社会進出や家族の形態の多様化に伴い、家事や育児の役割も変化してきました。

昭和時代には、男性が家事に関わることは稀でした。彼らは仕事から帰ってきた後、家庭ではくつろぐことが求められ、家事の負担は主に女性が担っていました。しかし、経済の変動や女性の社会進出の増加により、家庭内の負担を分担する必要性が浮上し始めました。

平成時代に入ると、男性が家事に関わる意識が徐々に高まってきました。特に、共働き夫婦やシングルファーザーといった家庭では、家事を家族で協力して行うことが求められるようになりました。男性たちは、自身の関わり方や役割を模索し始め、少しずつ家事に積極的に参加するようになっていきました。

そして、令和時代に入ると、男性の家事参加は一層増加しました。社会的な意識の変化や家族の価値観の多様化が影響し、男性も家事や育児に責任を持ち、積極的に関わることが一般的となりました。多くの中年男性が、家庭内でのパートナーシップを築くために家事の負担を分担し、育児にも積極的に参加しています。"

昭和はいいな、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、経済の変動や女性の社会進出の増加に端を発していることは明らかです。もはや令和においては家事への参画は必要不可欠です。

このような中で、おじさんたちは自身の幸せのためにも効率的な家事の方法やマルチタスクのテクニックを模索し、自身の家事スタイルを確立する必要があります。仕事と育児と家事の両立を目指し、時間の使い方や優先順位の設定を工夫していくことが必要なのです。

家事の負担に関してはパートナーである妻の要求レベルに左右されます。男性に対してどの程度の家事負担を望んでいるかを正確に把握することは重要です。

本書でいう妻の基準は私の妻です。
私の妻は以下のような思考です。

・掃除、片付けが苦手だからやりたくない、むしろできない
・子どもの行事の把握やスケジューリングはできない
・面倒くさいこと、癇に障ることは避けて生きていきたい
・子どもは好きでかわいいからかわいがることだけはしたい
・食事は自分が作ったほうがおいしいから食事の用意だけは自分でやるようにしたい
・自分が遊びに行くときは食事の用意もやってほしい
・子どもがいるからとか関係なく好きなことをしていたい
・遊びに行くことも、飲みに行くことも、その結果朝帰りすることも許容すべきである

さてここから導き出される家事負担は平時の食事の用意以外全て、となります。

結婚して10年近いですが、この思考が発覚したのは2人目の子どもが生まれた後、結婚して3年ぐらいのときです。
それまで私は仕事に全力を注ぎつつ、平日の朝や土日などの休みの日は家事・育児も手伝うという程度の生活でしたし、妻も何も言わずにかいがいしく家事をこなしてくれていました。
しかしながら、急に「私は私が一番かわいい、こんな生活耐えられない、家事、育児なんかしたくない、外に出て働いて自分のために好きなことがしたい」と訴えるようになり家事、育児の放棄が始まっていきます。

そこから、理想とされる「令和のおじさん」そのものを体現するための闘いが突如として幕を開けるのであります。

突如ワンオペ状態となったおじさんがいかに効率的な家事、育児をこなしていくか、次の章からテーマ別に解説していきます。
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