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一章 兵器化編
約1話 ここはどこだ?
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「…………ん?」
「………俺、なんでこんなとこで寝てんだっけ?」
海音が目を覚ますと、そこは平原だった。
空は晴れ渡り、心地良い風が吹いている。
しかし、よく見回してみるとここは平原ではなかったようだ。自分より少し離れたところから360度森に囲まれていたのである。
つまりここは、ただの『森の中の少し開けたところ』だった。
「……ここは…どこだ…? 早く帰らないと…。」
「…ん?………帰る…?」
だんだんと意識がはっきりとしてくる。
混濁していた記憶が鮮明になってきて、それと同時に焦りが心を侵していく。
(そうだ!俺は確か牧野のやつと帰ってて…。)
俺は絶望した。
(………………道路に飛び出して、………死んだのか。)
思えばなんとも退屈な日常だった。
俺が小学の時から親は都会で働き詰めだったし、友達だってほとんどいなかった。中学、高校と勉強に終われるうちにあっという間に時間が過ぎて……。
「こんなことならもっとやりたいこといっぱいやっとけば良かったな…。」
そう思った。だが…、
(やりたいこと…、か…。そんなものガキの頃から『ハーレムを築きたい』くらいしかなかったしな。こんなことやりたくてもできねぇし!)
「…なんか考えてたら現世に未練とか無くなってきたな! よし!さっさと成仏でもしますか~!」
そんなことを口走ると、途端に牧野のことが頭をよぎる。
牧野は、人生終了間際に俺の夢を肯定してくれた最初で最後の友達だ。
あいつにもう会えないのは少し心残りだな…。本当に少しだけ。
だからそれをふまえて再び独り言を言う。
「…現世に『ほぼ』未練とかないし…、別に死んでも困らないな。」
よし、もう大丈夫だ!現世にもはや悔いなどない!
「さあ!俺はもう大丈夫だ! さっさと成仏するから……
…ん?」
そこで俺はあることに気がついた。
そう。ここは見た限り天国でも地獄でもない。
『森の少し開けたところ』なのである。
天国や地獄がこんなところなんて思いたくない。
つまり……、
「俺、まだ生きてんの? ……なんで?」
俺は訳もわからないまま、とりあえず現状把握の為に周辺を見て回ることにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
小一時間ほどで散策が終わり、かなり周りの状況がわかった。
わかったことはこんな感じだ。
①やはり周辺は森で囲まれていて、人工的に作られた道などはない。
②森の中には見たこともない植物ばかり生えている。
③通信機類は繋がらない。
この情報から、俺は電波も届かず、身近な植物も生えていない場所にいるらしい。
…いるらしいのはらしいんだけど……。
「なんで俺がこんなとこに居るのかが一番の問題なんだけどね…。」
そう、俺は事故に遭ったはずなんだ。事故に遭ったと思ったら、次の瞬間には見知らぬ土地へ…。そしてそこは天国でも地獄でもなかった。
…ここまで考えて、海音はひとつの仮説にたどり着いた。
それは海音が少年の頃から抱いていた夢を叶えるための、第一歩にして最大の進歩。
「まさか俺…、 転生しちゃった?」
そしてこの仮説はすぐに正しかったと証明されることになった。
「………俺、なんでこんなとこで寝てんだっけ?」
海音が目を覚ますと、そこは平原だった。
空は晴れ渡り、心地良い風が吹いている。
しかし、よく見回してみるとここは平原ではなかったようだ。自分より少し離れたところから360度森に囲まれていたのである。
つまりここは、ただの『森の中の少し開けたところ』だった。
「……ここは…どこだ…? 早く帰らないと…。」
「…ん?………帰る…?」
だんだんと意識がはっきりとしてくる。
混濁していた記憶が鮮明になってきて、それと同時に焦りが心を侵していく。
(そうだ!俺は確か牧野のやつと帰ってて…。)
俺は絶望した。
(………………道路に飛び出して、………死んだのか。)
思えばなんとも退屈な日常だった。
俺が小学の時から親は都会で働き詰めだったし、友達だってほとんどいなかった。中学、高校と勉強に終われるうちにあっという間に時間が過ぎて……。
「こんなことならもっとやりたいこといっぱいやっとけば良かったな…。」
そう思った。だが…、
(やりたいこと…、か…。そんなものガキの頃から『ハーレムを築きたい』くらいしかなかったしな。こんなことやりたくてもできねぇし!)
「…なんか考えてたら現世に未練とか無くなってきたな! よし!さっさと成仏でもしますか~!」
そんなことを口走ると、途端に牧野のことが頭をよぎる。
牧野は、人生終了間際に俺の夢を肯定してくれた最初で最後の友達だ。
あいつにもう会えないのは少し心残りだな…。本当に少しだけ。
だからそれをふまえて再び独り言を言う。
「…現世に『ほぼ』未練とかないし…、別に死んでも困らないな。」
よし、もう大丈夫だ!現世にもはや悔いなどない!
「さあ!俺はもう大丈夫だ! さっさと成仏するから……
…ん?」
そこで俺はあることに気がついた。
そう。ここは見た限り天国でも地獄でもない。
『森の少し開けたところ』なのである。
天国や地獄がこんなところなんて思いたくない。
つまり……、
「俺、まだ生きてんの? ……なんで?」
俺は訳もわからないまま、とりあえず現状把握の為に周辺を見て回ることにした。
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小一時間ほどで散策が終わり、かなり周りの状況がわかった。
わかったことはこんな感じだ。
①やはり周辺は森で囲まれていて、人工的に作られた道などはない。
②森の中には見たこともない植物ばかり生えている。
③通信機類は繋がらない。
この情報から、俺は電波も届かず、身近な植物も生えていない場所にいるらしい。
…いるらしいのはらしいんだけど……。
「なんで俺がこんなとこに居るのかが一番の問題なんだけどね…。」
そう、俺は事故に遭ったはずなんだ。事故に遭ったと思ったら、次の瞬間には見知らぬ土地へ…。そしてそこは天国でも地獄でもなかった。
…ここまで考えて、海音はひとつの仮説にたどり着いた。
それは海音が少年の頃から抱いていた夢を叶えるための、第一歩にして最大の進歩。
「まさか俺…、 転生しちゃった?」
そしてこの仮説はすぐに正しかったと証明されることになった。
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