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一章 兵器化編
約9話 海音、探索する
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俺は嬉々として次の部屋に入った。
入るとそこは実験室だった。
大量の試験管が床に散らばっており、割れているものや少し中身が入っているものもある。床や机は所々変色していて、いかにもな雰囲気を醸し出している。
机の上には、フラスコに入った紫色の薬品から、生き物の入れられたホルマリン漬けのようなものまでいろいろ置いてあった。
そして、その中でも異彩を放つものがある。それは部屋に入ったときから目の端に入っていたものの、何か使えるものがこの部屋にあるかもとできるだけスルーしていたのだが、もう限界だ。見ないようにしていたが、部屋の隅に、白衣を着た数体の骸骨が─。
「失礼しました」
俺はそっと扉を閉めた。
きっと人体模型か何かだろう。白衣を着たまま崩れるように放置されていたとしても、あれはきっと人体模型なのだ!
さて、残る部屋は後三つ。迷うことなく、さっそく次の扉を開く。他の部屋とは違い、横開きの扉だったから気になっていたのだ。好奇心には勝てないよね!
部屋に入ると、中にはコンテナが積まれていた。コンテナの表面には小さな魔法陣が刻まれていて、この施設の規模にしてはちょっと多いんじゃ?ってくらいの量のコンテナがある。
「お、おいおい……まさかこりゃあ、大当たりか!?物資コンテナっつーことは飯とかあるんじゃ…!」
俺はさっそく近くの床に置いてあるコンテナを開けてみる。─が、中は空箱だった。
おいおい嘘だろ!食いもんの無い研究所なんて、もうただの危ない建物じゃねえか!……いや、まて。落ち着け俺。これは地面に置いてあったんだ。棚にキッチリ敷き詰められてるやつなら、ちゃんと中身もあるはず!そう!海音は決して希望を捨てないのだ!
俺はさっそく近くの棚に置いてあるコンテナをおろす。
(おっ。結構重いぞ!これはもしかして…)
期待を胸にコンテナを開けると、中から手榴弾が出てきた。
「違う!俺が求めてるのは戦う為の装備じゃないんだ!…ってゆうかここ研究所だよね?なんでこんなもん置いてんだよ!」
他の棚に置いてあるコンテナを確認しても、出てくるのは重火器の類いの物だけだった。もう一度確認するけど、ここは研究所だよね?どっかの戦争の最前線とかじゃないんだよね??
こんな物騒な物、あっても扱えないし何よりおっかないので、しっかりコンテナの中に戻しておいた。俺は元一人暮らしの高校二年生、後片付けのしっかりできる子!
…若干この研究所に不信感を覚えながらもこの部屋を出る。
「さて、次は……ここでいいか。」
後の二つは特に何てことない扉なので、適当に入る部屋を決めた。
「お邪魔しま~すっと。」
俺は誰もいない部屋に、すごく今更なあいさつをしながら入っていった。
入るとそこは実験室だった。
大量の試験管が床に散らばっており、割れているものや少し中身が入っているものもある。床や机は所々変色していて、いかにもな雰囲気を醸し出している。
机の上には、フラスコに入った紫色の薬品から、生き物の入れられたホルマリン漬けのようなものまでいろいろ置いてあった。
そして、その中でも異彩を放つものがある。それは部屋に入ったときから目の端に入っていたものの、何か使えるものがこの部屋にあるかもとできるだけスルーしていたのだが、もう限界だ。見ないようにしていたが、部屋の隅に、白衣を着た数体の骸骨が─。
「失礼しました」
俺はそっと扉を閉めた。
きっと人体模型か何かだろう。白衣を着たまま崩れるように放置されていたとしても、あれはきっと人体模型なのだ!
さて、残る部屋は後三つ。迷うことなく、さっそく次の扉を開く。他の部屋とは違い、横開きの扉だったから気になっていたのだ。好奇心には勝てないよね!
部屋に入ると、中にはコンテナが積まれていた。コンテナの表面には小さな魔法陣が刻まれていて、この施設の規模にしてはちょっと多いんじゃ?ってくらいの量のコンテナがある。
「お、おいおい……まさかこりゃあ、大当たりか!?物資コンテナっつーことは飯とかあるんじゃ…!」
俺はさっそく近くの床に置いてあるコンテナを開けてみる。─が、中は空箱だった。
おいおい嘘だろ!食いもんの無い研究所なんて、もうただの危ない建物じゃねえか!……いや、まて。落ち着け俺。これは地面に置いてあったんだ。棚にキッチリ敷き詰められてるやつなら、ちゃんと中身もあるはず!そう!海音は決して希望を捨てないのだ!
俺はさっそく近くの棚に置いてあるコンテナをおろす。
(おっ。結構重いぞ!これはもしかして…)
期待を胸にコンテナを開けると、中から手榴弾が出てきた。
「違う!俺が求めてるのは戦う為の装備じゃないんだ!…ってゆうかここ研究所だよね?なんでこんなもん置いてんだよ!」
他の棚に置いてあるコンテナを確認しても、出てくるのは重火器の類いの物だけだった。もう一度確認するけど、ここは研究所だよね?どっかの戦争の最前線とかじゃないんだよね??
こんな物騒な物、あっても扱えないし何よりおっかないので、しっかりコンテナの中に戻しておいた。俺は元一人暮らしの高校二年生、後片付けのしっかりできる子!
…若干この研究所に不信感を覚えながらもこの部屋を出る。
「さて、次は……ここでいいか。」
後の二つは特に何てことない扉なので、適当に入る部屋を決めた。
「お邪魔しま~すっと。」
俺は誰もいない部屋に、すごく今更なあいさつをしながら入っていった。
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