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本編
本編18話
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「優…優…大丈夫か…?」
誠兄さんに似た声が聞こえてきて、そっと目を開けると…本当に誠兄さんがいた。
「ん……。あれ…?兄…さん…?」
「あぁそうだよ。優…体は大丈夫か?」
「体…あぁ大丈夫だよ」
誠兄さんは凄く心配そうに俺を見てくる。
体はヒカルとの特訓で少し気怠いが大丈夫だ。
しかし…
俺はさっきまでヒカル達の家にいたはずだが…
辺りを見渡すと寝かされているのは見慣れた俺の部屋。
服もいつもの普段着を着せられていた。
…家に戻ってきたのか?
「兄さん…。俺を迎えに来てくれたのか?」
「まぁそんなとこだな。なぁ…優。聞きたいことがあるんだが…」
「何?兄さん」
「あの兄弟に…何をされた?」
誠兄さんの声は何故か怒りに満ちていた…。
そうか…そうだよな…
ヒーローになんか捕まって迷惑をかけた俺に怒っているんだ。
それに、俺が青木家の情報を漏らしてしまったんじゃないかと不審に思っているんだ…
「何もされてないよ…。それにあの2人は怪我した俺を助けてくれたんだ。兄さんの事や家の事も話していない」
「本当か…?本当に何もされていないのか?それじゃあ…優…お前はなんで裸でベッドに寝ていたんだ?」
「あぁ。あれは『性的攻撃』の訓練を受けていただけだよ」
誠兄さんが眉間にシワを寄せながら聞いてきた質問に答えると兄さんは「え?」と、唖然とした表情に変わる。
「え…?ゆ、優…聞き間違いか?もう一度…何の訓練をしていたか教えてくれ…」
「『性的攻撃』だよ兄さん!本当に2人の攻撃は凄かったんだ!俺は何度も何度も失神してしまった…。兄さん達トップの悪役もやはり性的攻撃を使うのだろうか?俺はまだまだ使いこなせていないんだが、今回2人に鍛えられてそれなりに技も身につけて……」
「優…優!ちょっと待て!なんだその『性的攻撃』とは…?」
「え?何って…兄さんは知らないの?」
「俺は知らん…。……どんな攻撃か教えなさい」
「うん。まずは星夜に教えてもらったのが『性的攻撃』で大事なのは相手の羞恥心を攻撃するのが大切で俺は乳首やおチンチンを……」
それから俺は星夜やヒカルに教えられた事を誠兄さんに話していった。
誠兄さんは俺の話を聞きながら顔を赤く染めたり凄く怒ったり青ざめたり…話の内容で表情がコロコロと変わっていった。
「それで俺はお尻で……」
「優…も、もう十分だ…。教えてくれてありがとう…。ところで優は…赤城兄弟にされた事をどう思っているんだ?」
「どうって…戦う上で必要な事を教えてもらっていたから、多少辛い事も仕方ないのかなって…」
「そうか…。じゃあ、赤城兄弟の事は好きなのか?」
「え…?好き…?なんで??」
「いや…優に好意の感情がないのならばそれでいいんだ。それならアイツらを心置きなくヤレる」
「兄さん!星夜を倒すのは俺だ!兄さんが手を出さないでくれ」
何故か誠兄さんが星夜達を倒すと言い出したので俺は慌てて止めに入る。
星夜は俺がずっと挑んできて…やっと倒せそうなんだ。誠兄さんだからと言ってここは譲れない。
だが、俺がそう言うと誠兄さんは見た事がないくらいに冷酷な表情を見せる。
「優。お前はアイツらに騙されているんだ…。怪我をして弱っているお前につけ込むとゆう一番卑怯な方法で…お前の体をオモチャにして…」
「兄…さん…?」
「だから絶対にアイツらの所には行かせられない。優…お前は俺が許すまでここにいるんだ…」
誠兄さんはそう言うと恐ろしい顔をしながら俺の方へと近づいてきて…
気がつけば俺は気を失っていて、地下の奥の部屋へ移されていた。
部屋は外から鍵がかけられていて出られないようになっていた。
俺は開かないドアの前でため息をつく。
誠兄さんが言っていた言葉が頭の中をグルグルと回る…
「俺は…2人に騙されていたのだろうか…」
2人の顔を思い浮かべながら俺はカビ臭い部屋の隅で膝を抱えて蹲り誠兄さんが帰ってくるのを待った…
誠兄さんに似た声が聞こえてきて、そっと目を開けると…本当に誠兄さんがいた。
「ん……。あれ…?兄…さん…?」
「あぁそうだよ。優…体は大丈夫か?」
「体…あぁ大丈夫だよ」
誠兄さんは凄く心配そうに俺を見てくる。
体はヒカルとの特訓で少し気怠いが大丈夫だ。
しかし…
俺はさっきまでヒカル達の家にいたはずだが…
辺りを見渡すと寝かされているのは見慣れた俺の部屋。
服もいつもの普段着を着せられていた。
…家に戻ってきたのか?
「兄さん…。俺を迎えに来てくれたのか?」
「まぁそんなとこだな。なぁ…優。聞きたいことがあるんだが…」
「何?兄さん」
「あの兄弟に…何をされた?」
誠兄さんの声は何故か怒りに満ちていた…。
そうか…そうだよな…
ヒーローになんか捕まって迷惑をかけた俺に怒っているんだ。
それに、俺が青木家の情報を漏らしてしまったんじゃないかと不審に思っているんだ…
「何もされてないよ…。それにあの2人は怪我した俺を助けてくれたんだ。兄さんの事や家の事も話していない」
「本当か…?本当に何もされていないのか?それじゃあ…優…お前はなんで裸でベッドに寝ていたんだ?」
「あぁ。あれは『性的攻撃』の訓練を受けていただけだよ」
誠兄さんが眉間にシワを寄せながら聞いてきた質問に答えると兄さんは「え?」と、唖然とした表情に変わる。
「え…?ゆ、優…聞き間違いか?もう一度…何の訓練をしていたか教えてくれ…」
「『性的攻撃』だよ兄さん!本当に2人の攻撃は凄かったんだ!俺は何度も何度も失神してしまった…。兄さん達トップの悪役もやはり性的攻撃を使うのだろうか?俺はまだまだ使いこなせていないんだが、今回2人に鍛えられてそれなりに技も身につけて……」
「優…優!ちょっと待て!なんだその『性的攻撃』とは…?」
「え?何って…兄さんは知らないの?」
「俺は知らん…。……どんな攻撃か教えなさい」
「うん。まずは星夜に教えてもらったのが『性的攻撃』で大事なのは相手の羞恥心を攻撃するのが大切で俺は乳首やおチンチンを……」
それから俺は星夜やヒカルに教えられた事を誠兄さんに話していった。
誠兄さんは俺の話を聞きながら顔を赤く染めたり凄く怒ったり青ざめたり…話の内容で表情がコロコロと変わっていった。
「それで俺はお尻で……」
「優…も、もう十分だ…。教えてくれてありがとう…。ところで優は…赤城兄弟にされた事をどう思っているんだ?」
「どうって…戦う上で必要な事を教えてもらっていたから、多少辛い事も仕方ないのかなって…」
「そうか…。じゃあ、赤城兄弟の事は好きなのか?」
「え…?好き…?なんで??」
「いや…優に好意の感情がないのならばそれでいいんだ。それならアイツらを心置きなくヤレる」
「兄さん!星夜を倒すのは俺だ!兄さんが手を出さないでくれ」
何故か誠兄さんが星夜達を倒すと言い出したので俺は慌てて止めに入る。
星夜は俺がずっと挑んできて…やっと倒せそうなんだ。誠兄さんだからと言ってここは譲れない。
だが、俺がそう言うと誠兄さんは見た事がないくらいに冷酷な表情を見せる。
「優。お前はアイツらに騙されているんだ…。怪我をして弱っているお前につけ込むとゆう一番卑怯な方法で…お前の体をオモチャにして…」
「兄…さん…?」
「だから絶対にアイツらの所には行かせられない。優…お前は俺が許すまでここにいるんだ…」
誠兄さんはそう言うと恐ろしい顔をしながら俺の方へと近づいてきて…
気がつけば俺は気を失っていて、地下の奥の部屋へ移されていた。
部屋は外から鍵がかけられていて出られないようになっていた。
俺は開かないドアの前でため息をつく。
誠兄さんが言っていた言葉が頭の中をグルグルと回る…
「俺は…2人に騙されていたのだろうか…」
2人の顔を思い浮かべながら俺はカビ臭い部屋の隅で膝を抱えて蹲り誠兄さんが帰ってくるのを待った…
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