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19章
魔石
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北の空をグリムレインがシュトラールとワヴィナスを背に乗せて飛んでいく。
目的地は魔獣の王の魔石があるダークエルフ達の故郷、雪樹の森である。
極寒地帯にある山岳方面を気持ちよさそうにグリムレインが飛んでいるが、背中に居るシュトラールはほんの少し眠りかけている。
「シュトラール君、寝たら死ぬぞ」
「うわっ、危ない!寝るところだった!」
ワヴィナスに揺さぶられながらシュトラールが頭を振って目を覚ます。
グリムレインのドームを背中に張ってもらっている物の、極寒と言われるだけあって寒さは異常なのである。
火のクリスタルを服にも縫い付けてきたが、それでも全然足りない。
「我の背中で凍死したら嫁にどやされるからやめてくれ」
「わかってるよー!もぉー、オレだって生きて帰りたいから死なないよ⁉」
「もうそろそろ目的地の様だ。魔獣達が騒いでおるわ」
森の中から魔獣達の苦しそうな声がそこかしこから上がり、ワヴィナスが目を凝らしながら自分がカイナと別れた場所を思い出そうとグリムレインの背中から身を乗り出す。
_______キィィィン。
「うわっ!何この音⁉」
「この音です!月刀ー山茶花ーの刃鳴りの音です!」
「小うるさい音だの」
音のする場所で旋回しつつ、グリムレインが低空飛行しつつシュトラールが耳を頼りに位置を特定してグリムレインに軌道を指示していく。
魔獣の群れに氷を口から吐いて吹き飛ばしながらグリムレインが地面に降り、シュトラールとワヴィナスが背中から飛び降りると、地面に禍々しい黒光りする刀を見つける。
柄の場所に辛うじて白い紐が巻いてあり、その部分だけが元の柄の朱色を覗かせていた。
「月刀ー山茶花ー……色が黒く染まっている……」
「元の色はこうじゃなかったの?」
「ええ、普通の銀色の刃でした」
「魔石の影響なのかなぁ?」
シュトラールが刀に手を伸ばすとグリムレインが「待て」と声でシュトラールを止める。
「どうしたの?」
「シューお前そのまま掴む気か?」
「だって持って行くなら掴まないと」
グリムレインが首に下げたカバンから朱里に持たされた水筒のお茶を取り出して、刀の上にお茶を掛けていく。
刀から黒いモヤが立ち上がり、黒いモヤが抜けると銀色の波紋の美しい刀が姿を現す。
「うむ。流石我の嫁の手製のお茶だ」
「よし!じゃあ持って帰ろう!」
キィィーンとまた刀鳴りがしてシュトラールが耳を下げながら柄を掴むと多少ガタつくものの大人しく刀は手に収まる。
ホッとして持って来た木箱へ刀を入れて風呂敷に包むと再びシュトラールとワヴィナスを背に乗せてグリムレインは地上を飛び立つ。
「魔石の確認もしておくかの」
「そうだね」
3人が空から森の中を眺めると、黒く焼き払われた森の中心に黒いモヤの塊があり、その大きさからソレが魔石なのだろうと判る。
「この刀を上から落として突き刺せば終わるとかないかな?」
「失敗してその刀を取りに行くのが困難になったら誰が取りに行くんだ?我は嫌だぞ」
「母上のお茶はあれだけ?」
「まだあるが、この寒さでは魔石に降り注ぐ前に凍り付いて終わるだけだぞ?」
「グリムレインはそこら辺は調節できるじゃない?やってみようよ」
「シューは気楽に言ってくれるのう……まぁ我に出来ないことは無いが」
「流石グリムレイン!氷竜なだけはある!」
シュトラールにおだてられながらグリムレインが首に下げているカバンから新しい水筒を出して中身を氷で包み込み魔石の黒いモヤへ投げつける。
小さくバシュッと音を立てて黒いモヤに少しだけ隙間が出来、魔石の姿がほんの少しだけ見えるようになる。
赤い色をした魔石は大量の魔力を蓄えているのか金色の粒が魔石の中でキラキラと輝いていた。
「高純度の魔石の様だの」
「うわぁー……アレちゃんと浄化出来たらかなり凄いよね?」
「数百年前の【勇者】が退治して魔石の恩恵で土地が潤ったという話もこれなら納得だな」
「でもこんな北の奥深くじゃ、うちの温泉大陸までは魔石の欠片届かないだろうなぁ」
「持ち帰れば恩恵は得られるだろう。まぁ、あの大きさをこんな刀1本でどうこう出来るかは微妙だと思うがな」
「だよねー」
シュトラールは自分の手に持った風呂敷包みの中の刀を見ながら「無茶言うよねー」と笑う。
再び黒いモヤに魔石が包まれ姿は見えなくなるが、少なくともあれが魔石だと言うのが確認できただけでも良しという感じである。
「カイナ……どうか安らかに眠って欲しい。刀はキチンと届ける」
ワヴィナスが目を閉じて呟き、この森で散っていったカイナ・ヒイロ・ツグモに頭を下げる。
せめて亡骸を持ち帰る事が出来ればと思っていたが、刀以外は見付からなかった為に魔獣に食い荒らされたのだろうと、亡骸の回収は諦めて祈りだけを捧げて別れを告げる。
グリムレインがゆっくりと雪樹の森から帰るために飛行を始めると雪樹の森から黒い魔獣達が追う様に黒い集団がグリムレインの行く方向へ移動を始めていた。
飛行できる魔獣も森から飛び出てグリムレインの後を追い始めて飛び立ち始める。
「ゲッ!グリムレイン何かヤバくない⁉」
「チッ。よく掴まっておれよ!」
グリムレインが速度を上げて飛ぶと距離は離れたが、黒い魔獣達はしっかりと追ってきている。
「このままじゃまた温泉大陸に魔獣の群れが来ちゃうよ!!」
「分かっておる。仕方がないのう」
「グリムレイン何かできるの⁉」
「騒ぐな。ハァー……嫁に今まで食べさせてもらって貯めていた我の聖域を使うしかないのぅ。勿体ない……嫌だのぅ……」
ブツブツと文句を言いながら、グリムレインが水を巻き上げて投網の様な形にすると口から冷気と一緒に体に蓄えた朱里の聖域を吹きかけて魔獣の群れに投げつける。
黒いモヤが四散して鳥ガラの様な皮と骨だけの弱々しい姿の魔獣達になっていく。
「フンッ。既に死に体ではないか」
「グリムレイン!全速力で逃げよう!!」
「分かっておるわ!あんな物に構っている暇はない」
全速力で飛行してグリムレインが逃げ出し、大分離れた場所でついてきていないかを空中で待機して待ちつつ、1時間その場で浮遊して追われる気配が無いと確認してから温泉大陸を目指して戻っていく。
目的地は魔獣の王の魔石があるダークエルフ達の故郷、雪樹の森である。
極寒地帯にある山岳方面を気持ちよさそうにグリムレインが飛んでいるが、背中に居るシュトラールはほんの少し眠りかけている。
「シュトラール君、寝たら死ぬぞ」
「うわっ、危ない!寝るところだった!」
ワヴィナスに揺さぶられながらシュトラールが頭を振って目を覚ます。
グリムレインのドームを背中に張ってもらっている物の、極寒と言われるだけあって寒さは異常なのである。
火のクリスタルを服にも縫い付けてきたが、それでも全然足りない。
「我の背中で凍死したら嫁にどやされるからやめてくれ」
「わかってるよー!もぉー、オレだって生きて帰りたいから死なないよ⁉」
「もうそろそろ目的地の様だ。魔獣達が騒いでおるわ」
森の中から魔獣達の苦しそうな声がそこかしこから上がり、ワヴィナスが目を凝らしながら自分がカイナと別れた場所を思い出そうとグリムレインの背中から身を乗り出す。
_______キィィィン。
「うわっ!何この音⁉」
「この音です!月刀ー山茶花ーの刃鳴りの音です!」
「小うるさい音だの」
音のする場所で旋回しつつ、グリムレインが低空飛行しつつシュトラールが耳を頼りに位置を特定してグリムレインに軌道を指示していく。
魔獣の群れに氷を口から吐いて吹き飛ばしながらグリムレインが地面に降り、シュトラールとワヴィナスが背中から飛び降りると、地面に禍々しい黒光りする刀を見つける。
柄の場所に辛うじて白い紐が巻いてあり、その部分だけが元の柄の朱色を覗かせていた。
「月刀ー山茶花ー……色が黒く染まっている……」
「元の色はこうじゃなかったの?」
「ええ、普通の銀色の刃でした」
「魔石の影響なのかなぁ?」
シュトラールが刀に手を伸ばすとグリムレインが「待て」と声でシュトラールを止める。
「どうしたの?」
「シューお前そのまま掴む気か?」
「だって持って行くなら掴まないと」
グリムレインが首に下げたカバンから朱里に持たされた水筒のお茶を取り出して、刀の上にお茶を掛けていく。
刀から黒いモヤが立ち上がり、黒いモヤが抜けると銀色の波紋の美しい刀が姿を現す。
「うむ。流石我の嫁の手製のお茶だ」
「よし!じゃあ持って帰ろう!」
キィィーンとまた刀鳴りがしてシュトラールが耳を下げながら柄を掴むと多少ガタつくものの大人しく刀は手に収まる。
ホッとして持って来た木箱へ刀を入れて風呂敷に包むと再びシュトラールとワヴィナスを背に乗せてグリムレインは地上を飛び立つ。
「魔石の確認もしておくかの」
「そうだね」
3人が空から森の中を眺めると、黒く焼き払われた森の中心に黒いモヤの塊があり、その大きさからソレが魔石なのだろうと判る。
「この刀を上から落として突き刺せば終わるとかないかな?」
「失敗してその刀を取りに行くのが困難になったら誰が取りに行くんだ?我は嫌だぞ」
「母上のお茶はあれだけ?」
「まだあるが、この寒さでは魔石に降り注ぐ前に凍り付いて終わるだけだぞ?」
「グリムレインはそこら辺は調節できるじゃない?やってみようよ」
「シューは気楽に言ってくれるのう……まぁ我に出来ないことは無いが」
「流石グリムレイン!氷竜なだけはある!」
シュトラールにおだてられながらグリムレインが首に下げているカバンから新しい水筒を出して中身を氷で包み込み魔石の黒いモヤへ投げつける。
小さくバシュッと音を立てて黒いモヤに少しだけ隙間が出来、魔石の姿がほんの少しだけ見えるようになる。
赤い色をした魔石は大量の魔力を蓄えているのか金色の粒が魔石の中でキラキラと輝いていた。
「高純度の魔石の様だの」
「うわぁー……アレちゃんと浄化出来たらかなり凄いよね?」
「数百年前の【勇者】が退治して魔石の恩恵で土地が潤ったという話もこれなら納得だな」
「でもこんな北の奥深くじゃ、うちの温泉大陸までは魔石の欠片届かないだろうなぁ」
「持ち帰れば恩恵は得られるだろう。まぁ、あの大きさをこんな刀1本でどうこう出来るかは微妙だと思うがな」
「だよねー」
シュトラールは自分の手に持った風呂敷包みの中の刀を見ながら「無茶言うよねー」と笑う。
再び黒いモヤに魔石が包まれ姿は見えなくなるが、少なくともあれが魔石だと言うのが確認できただけでも良しという感じである。
「カイナ……どうか安らかに眠って欲しい。刀はキチンと届ける」
ワヴィナスが目を閉じて呟き、この森で散っていったカイナ・ヒイロ・ツグモに頭を下げる。
せめて亡骸を持ち帰る事が出来ればと思っていたが、刀以外は見付からなかった為に魔獣に食い荒らされたのだろうと、亡骸の回収は諦めて祈りだけを捧げて別れを告げる。
グリムレインがゆっくりと雪樹の森から帰るために飛行を始めると雪樹の森から黒い魔獣達が追う様に黒い集団がグリムレインの行く方向へ移動を始めていた。
飛行できる魔獣も森から飛び出てグリムレインの後を追い始めて飛び立ち始める。
「ゲッ!グリムレイン何かヤバくない⁉」
「チッ。よく掴まっておれよ!」
グリムレインが速度を上げて飛ぶと距離は離れたが、黒い魔獣達はしっかりと追ってきている。
「このままじゃまた温泉大陸に魔獣の群れが来ちゃうよ!!」
「分かっておる。仕方がないのう」
「グリムレイン何かできるの⁉」
「騒ぐな。ハァー……嫁に今まで食べさせてもらって貯めていた我の聖域を使うしかないのぅ。勿体ない……嫌だのぅ……」
ブツブツと文句を言いながら、グリムレインが水を巻き上げて投網の様な形にすると口から冷気と一緒に体に蓄えた朱里の聖域を吹きかけて魔獣の群れに投げつける。
黒いモヤが四散して鳥ガラの様な皮と骨だけの弱々しい姿の魔獣達になっていく。
「フンッ。既に死に体ではないか」
「グリムレイン!全速力で逃げよう!!」
「分かっておるわ!あんな物に構っている暇はない」
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