今世からはサブキャラの腐男子です!

スイレン

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はい、僕はバカです…がドMではないです。

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 どうしよう…ドウシヨウ…DO☆SI☆YO☆U

 …どぉしよぅぅぅぅぅ!!!!

 あともう少しで退場だという時にやっとヤンキーイケメンが起き…るわけない。熟睡だわ。

 あのー?もう生徒会長の話も終わったんだけど…?まだ起きないの?


 待ってこれ僕が起こさないといけないの?
いやでも隣の子が…。あ、男の子だけど困ってる。そうだよね。こんなヤンキーイケメン声かけにくいよね。

 僕が起こすしかないかと思い、僕は勇気を振り絞って声をかけてみた。


 「あ、あのー」

 「ん?…。」

 ちょっと声をかけて反応が返ってくるがまだ寝てる。

 ほんとにそろそろ退場しなくてはならなくなってきた。

 やばいよー!!母さぁん
 起こすのって大変なんだね今度からはちゃんと起きるよ!!でも僕休日は大体十二時間寝ないとダメなんです!!てか、十二時間寝ても足りないです!!

 ああ、そういえば前世でベットから出たくなさすぎて二十四時間ベッドの中で飲まず食わずなんて夏休みにやってたら栄養失調で倒れかけたなぁ。

 でもなんか平日だと三時間しか寝なくても大丈夫なんだよね。僕の中でも前世七不思議の五番目くらいに入るね。あ、一番目は当然腐女子になった理由だけど。

 ってこんなこと考えてる暇じゃぁなぁい!!

 僕はとりあえずもう一度勇気を振り絞って
 
 「あの!!もう少しで退場ですよ!!」
 
 と思いっきりヤンキーイケメンの肩を揺らす。

 もうほんと起きてっ!!マジこれ以上の勇気振り絞れないっていうかもう振り絞る勇気がかけらもないから!!お願い!!


 という願いが効いたのかヤンキーイケメンが僕の肩を解放して起きた…のだが…

 「あぁん?」

 ひぃぃぃ!!??ガンつけられたぁぁぁ!!!

 でもちゃんと伝えなくちゃ!!

 「あ、あの、もも、もう少しで、たたたたいじょ…」 

 「はぁ?」

 「たいじょぅ…」
 もうダメ。僕死んだわ。
 と半端諦めかけていたらやっと僕の言葉を理解したのか

 「あ?ああ。」

 と言って理解してくれたようだった。

 よかったーーーーーーーーーー!!!
 もう無理かと思った!!もうこれはパーティーだよ!パーティー!!ヤンキーのガンつけに勝った!!winnerだ!!

 と頭の中でパーティー開いてシャンパンタワーを作りながらずっこけるというなんかよくわからない妄想しているとやっと退場になった。

 ふっ、これで ヤンキーイケメンに会うことはないさ。
 ていうかあとはとんしか喋ってなくね?まあ、もうどうでもいいけど。

 なんてことを僕はこの時考えていた。

 …そんな僕をバカだと言ってください。

 入学式が無事終わったことで体育館から退場して新入生は自分たちの教室に入る。

 そこで僕は気がついた。学校の4月初め頃は、大体席順が名簿番号だということを。


  ヤンキーイケメン後ろやんけーーー!!!!!

 もう、こんなバカな僕を罵ってください。

 あ、別に僕全然そっち系(ドM)なわけではありません。




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