魂つなぐ転移世界 ~私の平穏は何処なのでしょう?~

蒼劉

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二章 7歳(ダンジョン突入!?)

時空魔法研究の今後について話ましょう

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今だけはとアレッサの尻尾に癒されながら、話を進めます。
ソフィアが羨ましそうに見てますが、この尻尾は私のですからね。

「う~ん・・・この時空魔法については一度持ち帰らせてもらっていいかな。
 ちょっと判断できないし、研究を進めるにしても
 エル達だけでは手が回らないだろうから、研究員を用意する必要があるだろう?
 研究員や研究費用とか色々考えることもあるからね。
 守秘義務とか色々面倒事があるだろうから」

「あ、研究員なのですが、由香さんを雇っていただけないでしょうか。
 元の世界では医療系ではありますが、研究員をされていたとのことですし、
 本人も時空魔法の使い手ですので」

「なるほど・・・由香さんは問題ないかい?」

「はい、私は問題ありません」

「判ったよ。
 ただ、転移者の方だから此方の世界の常識とか視点とか
 困ることがあるかもしれないから、何れは同じ研究員やサポート要員は追加させてもらうよ」

「そうですね、私だけで進めるのは問題となるでしょうから、
 そうしていただけるとありがたいです」

「よし、それじゃ契約資料とかは後で用意するよ。
 ただ、その前に資金が必要だろうから、先にいくらか渡す形になるかな。
 身の回りの物を色々用意する必要があるだろうからね」

「あ、それなのですが、
 由香さんが倒した魔物を買い取ってもらえないでしょうか。
 魔石とか残った状態なので、解体費用は掛かるでしょうけど、
 それなりの金額になると思いますので」

「なるほど、それならエルダートレントと一緒に預かろうかな。
 他に何かあるかい?」

「そうですね・・・研究費用ってどれぐらい必要ですか?」

「そうだな~、最初は此方に研究施設を作成したりとか
 研究機材を用意したりとかになるから・・・
 うちの領地の収入だけだと厳しいかもしれないってことは判るかな」

「そ、そうですか・・・研究施設であれば私が作りますので、
 設計だけお願いする形だといかがでしょう?
 研究機材は流石に無理でしょうけど」

「ふむ・・・それならかなり金額は抑えられそうだけど・・・
 今後を考えるからかなり大きな施設になるけど、大丈夫かい?」

「はい!少々大規模でも問題ありません。
 むしろ大規模で色々ある方がやりがいがあります」

「ふむ・・・ならお願いしてみようかな。
 ただ、無理だけはしてはいけないよ?」

少し悩んでいましたが、アレッサの方を伺った時に
アレッサが頷いたので決断してくれました。

「あと、今後の研究費用ですが、
 私の倉庫にある宝石の原石とか貴金属類で賄えたりしますか?
 宝石なら貴族相手に売れると思うので、
 それなりのお金が集まると思うのですが」

「う~ん・・・どれぐらい持ってるかによるね。
 加工が必要だから、原石だとあまり高く無いかもしれないけど、
 確認してみてからだね」

「では、それもエルダートレントを受け渡すときに一度確認してもらえますか。
 あと、魔物もそれなりに居るので、そちらも見て貰えると」

「そうだね・・・私だと判断できないから、キーにも見て貰おうかな。
 魔物については一気に放出すると、市場が荒れるから小出しにする必要があるね。
 討伐者の方も生活が懸かってるから、あまり放出して困らせてはいけないからね」

「あ、旦那様。
 私とクラリスの倉庫にダンジョンで獲得した木材も大量にあります。
 トレント材もありますので、此方も放出できます」

「お、木材はありがたいな。
 森を切り開くにしても魔物が居る領域だから、なかなか手を出せなくてね。
 国民が安価で木材を手に入れるようになれば、
 生活も楽になるだろうから、ありがたく買い取らせてもらうよ」

「なるほど。
 エル様、このダンジョンの森だった場所に植林して木材を定期的に卸すように
 出来ればしたいのですが、問題ないでしょうか?」

「いいですね。
 アレッサとクラリスが焦土化させた場所に木々を植えていきましょうか」

私はニヤニヤしながら言います。

「好きで焦土化させたわけではありません。
 まあ、ともかくその場所にそこに木を植えていきましょう。
 旦那様には苗の注文をお願いしたいのですが問題ないでしょうか?」

アレッサが顔を少し赤くしながら、お父様に聞いています。
ニヤニヤが止まりませんねぇ。

「焦土化させた・・・というのが気にはなるけど、苗は問題ないよ。
 でも植えるの大変じゃないかい?」

「ああ、お父様それなら大丈夫です。
 地魔法で移動させますので」

「うん?地魔法で?
 まあ、出来るならいいかな?
 じゃあ、お願いするよ。
 木材が定期的に手に入るなら、国民の生活が安定するからね」

「はい、他に何かダンジョン内で出来ることがあれば
 出来る限り取り入れていきますので言ってください」

「ありがとう、エル。
 でも無理をしては駄目だよ?
 君はまだ子供なんだから」

「そうですよ。
 エルに何かあれば悲しむ人が沢山いるんですからね。
 絶対に無理や無茶はしないようにしてください」

「お父様、お母様・・・ありがとうございます」

思わずジーンとしてしまいました。
これは外から見たら絵になりますね。

そんなことを考えていたらパーティー会話でアレッサから一言。

【私の尻尾に抱き着いている時点で真面目なシーンが台無しですが】

・・・それは言っちゃだめ。
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