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第7章
第6話 手遅れなのに……
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公的ギルドを追い出されたヤドラス達3人は、トボトボと歩きながら冒険者ギルドに向かっていた。
「やはり金を手土産にしたほうが良かったんじゃないのか!」
ヤドラスは2人を怒鳴りつけるように言った。
「それは悪手だと話し合ったではありませんか。辺境伯殿は賄賂のようなものが嫌いなのは有名です。将軍をされている時に、賄賂を贈って軍事物資の納品に手心を掛けてもらおうとした商人と同じように首を落とされますよ」
裏職員は淡々と過去の事実を踏まえて説明する。
「そ、それなら、何か冒険者ギルドがエルマイスター領の優遇を手土産にすれば!」
「何をですか? 冒険者ギルドのできるようなことは、公的ギルドのほうが優秀なのですよ?」
レンドが逆に尋ねる。だからこそ冒険者は公的ギルドに行って、冒険者ギルドに顔も出さないのだ。
「謝罪は、……もう一度している。後は冒険者ギルドの不正を全て認めるしかないではないか!?」
ヤドラスもようやくレンドと同じ結論に達したようだ。
賄賂もダメ、違法な方法も使えない。交渉をするために必要な情報を集めようとしてもうまくいかない。せめて会話で相手を何とか丸め込もうにも、会話もしてくれないのである。
これではレンドが王都の冒険者ギルドに報告してきた、すべての不正を認めて、落としどころを探すしかないという結論になってしまう。
それを認めたら、ヤドラスがこの地に来る必要が無かったと認めることになる。せめて自分でなければできないことをしなければ、ヤドラスは自分の立場が危ういのだ。
(せめて魔道具を手に入れられれば……)
ヤドラスは公的ギルドの魔道具を手に入れられないか考えていた。しかし、何も思いつかないまま冒険者ギルドに到着したのだった。
ヤドラス達が冒険者ギルドに到着すると、裏職員の1人が慌てた様子で近付いてきた。彼は小声でヤドラスに話した。
「グラスニカの冒険者ギルドから連絡があったのですが……、奥の会議室でよろしいですか?」
ヤドラスは悪い知らせだと感じた。色々と思い当たることもあったが、どちらにしてもこんなギルドの入口で話す事ではないと、すぐに会議室に移動するのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
会議室に入り、席に着くとすぐに裏職員が説明する。
「グラスニカのギルドマスターも不正が発覚して拘束されたようです。それも塩会議の始まる前には拘束されていたようです」
ヤドラスは二重の意味で驚いていた。
「なんでこんなに遅く、そんな報告が来たのだ!」
ヤドラスでも不正が発覚したとなると、先に不正の発覚したエルマイスターの冒険者ギルドはさらに窮地に陥る。そんな重大な報告が、それを知っているハロルドとの面会前に届いていないのは問題である。幸いハロルドから追及はなかったが……。
追及されなかったということは、話しても仕方がないと軽く見られたということである。ヤドラスはそれに気付いたので、余計に腹が立っていた。
「ギルドマスターが拘束されたことで、グラスニカの冒険者ギルドも混乱したのでしょう。そして報告は王都を優先していると思われます。それにグラスニカの冒険者ギルドには、常に役人が付いて監視しているようです」
ヤドラスは絶望的な状況に全身の力が抜けるのを感じた。
このような状況では、間違いなく冒険者ギルドの不正を隠していることは、遠からず発覚するだろう。
そうなれば、この国の冒険者ギルドだけでなく、全世界の冒険者ギルドを巻き込んでの騒動になる可能性がある。
冒険者ギルドは本部を含めて組織ぐるみで不正をしてきたのだ。それを知るヤドラスは絶望するしかなかった。
「だから早めに不正を認めて、エルマイスターだけで済ませておけば……」
レンドが呟くように言った。それを聞いてヤドラスはその通りだと思った。だがそんな決断など誰ができるのだと力なく思っていた。
あの時点では間違いなく、何とか不正を誤魔化そうとするしかなかった。今思えば悪手だったとしても……。
「それでどうしますか?」
裏職員は表情を変えることなくヤドラスに尋ねる。彼も既に冒険者ギルドが非常に危ういことは理解している。しかし、それを考えるのは表の仕事だと考えていた。
ヤドラスは答えることはできなかった。ヤドラスにもどうしてか良いか分からないのだ。
「これは私の考えですが、こうなっては不正を認めて早めに謝罪するしかないでしょう。そして、落としどころを冒険者ギルドと国で話し合うしかありません。ただ、それでは冒険者ギルドが大打撃だけ受けて終わりですがね」
ヤドラスはそんなことは分かっていると思って聞いていた。
「ですが、エルマイスター家だけには謝罪と賠償を優先してはどうでしょうか。そうすればエルマイスター家と良好な関係が作ることができるはずです。そして、エルマイスター家の知識と技術を何とか冒険者ギルドで手に入れる。もしくは、エルマイスターと協力関係になれば、冒険者ギルドとしては損失だけで終わらないはずです」
確かにその通りだとヤドラスも思った。しかし、そんなことはどうでも良い。自分の立場や利益だけ守る方法はないかと考え始めていた。
「それにはグランドマスターだけでなく本部との連携も必要です。早急に手を打たないと手遅れになりそうですがね」
レンドはそこまで話すと、両手を少し上げ諦めの表情を見せる。しかし、ヤドラスは最後の話を聞いて希望を見出す。
「それしかない!」
ヤドラスは立ち上がると大きな声で言った。
「すぐに私は王都に戻る。グランドマスターの説得と本部の説得が必要なはずだ。それには私がこの地にいても大したことはできない!」
ヤドラスは興奮して話を続ける。
「レンド、暫定的にギルドマスターの権限を与える。お前は辺境伯と良好な関係を続けながら情報収集の指揮をしろ。裏職員への指揮権も渡す。絶対に辺境伯と揉めるなよ!」
ヤドラスの突然の命令にレンドは目を白黒させる。
ヤドラスは本部を巻き込んでの騒動になるなら、今こそ自分の役割は王都にあると思ったのだ。そして本部に話をして上手くまとめれば、自分の出世は間違いないと思った。
そしてエルマイスターにある技術を手に入れるか、せめて冒険者ギルドで借りるかできれば。それを自分が管理できるような立場になれれば。ヤドラスの妄想は広がるばかりであった。
「し、しかし、辺境伯様にギルドマスターの着任の挨拶をしたばかりで、また!?」
レンドとしてもこれほどコロコロとギルドマスターが代わるのはまずいと思い尋ねた。
「……確かにそうだが、今は私が王都に戻ることが最優先だ。現状で辺境伯は我々を軽く見ているから気にもしないだろう。何か言われたら不正の件を王都や本部に認めさせようと、私は説得に王都に戻ったとでも言っておけば大丈夫だ!」
レンドは内心では冒険者ギルドを辞めたかったが、結果的に提案したのは自分だからと渋々引き受ける。
「わかりました。しかし、また後で罪に問われては困ります。サブマスターのままでお願いします。そして、責任を追及しないと契約してください。これは絶対です!」
ヤドラスはすでにレンドの事はそれほど重要には考えていなかった。逆に無難に仕事をするレンドにギルドマスターを任せたいと思うぐらいだった。
「わかった。お前なら契約してもきちんと仕事はしてくれるだろう」
やる気のない、いい加減な相手とそんな契約をすれば碌に仕事をしなくなることも考えられる。その点ではレンドを信頼に値すると思い始めていた。
ヤドラスはそこまで話すと、すぐに王都までの護衛依頼を出すように指示をした。護衛が見つかるのが大変だと指摘されると、破格の条件で依頼を出して構わないと言い出した。
しかし、王都の冒険者ギルドはすでに手遅れ状態になっていることをヤドラスは知らなかった。
すでにヤドラスが王都に戻った時には、手の打ちようがない状態になっているとは、この場にいる誰もが知らなかった。
「やはり金を手土産にしたほうが良かったんじゃないのか!」
ヤドラスは2人を怒鳴りつけるように言った。
「それは悪手だと話し合ったではありませんか。辺境伯殿は賄賂のようなものが嫌いなのは有名です。将軍をされている時に、賄賂を贈って軍事物資の納品に手心を掛けてもらおうとした商人と同じように首を落とされますよ」
裏職員は淡々と過去の事実を踏まえて説明する。
「そ、それなら、何か冒険者ギルドがエルマイスター領の優遇を手土産にすれば!」
「何をですか? 冒険者ギルドのできるようなことは、公的ギルドのほうが優秀なのですよ?」
レンドが逆に尋ねる。だからこそ冒険者は公的ギルドに行って、冒険者ギルドに顔も出さないのだ。
「謝罪は、……もう一度している。後は冒険者ギルドの不正を全て認めるしかないではないか!?」
ヤドラスもようやくレンドと同じ結論に達したようだ。
賄賂もダメ、違法な方法も使えない。交渉をするために必要な情報を集めようとしてもうまくいかない。せめて会話で相手を何とか丸め込もうにも、会話もしてくれないのである。
これではレンドが王都の冒険者ギルドに報告してきた、すべての不正を認めて、落としどころを探すしかないという結論になってしまう。
それを認めたら、ヤドラスがこの地に来る必要が無かったと認めることになる。せめて自分でなければできないことをしなければ、ヤドラスは自分の立場が危ういのだ。
(せめて魔道具を手に入れられれば……)
ヤドラスは公的ギルドの魔道具を手に入れられないか考えていた。しかし、何も思いつかないまま冒険者ギルドに到着したのだった。
ヤドラス達が冒険者ギルドに到着すると、裏職員の1人が慌てた様子で近付いてきた。彼は小声でヤドラスに話した。
「グラスニカの冒険者ギルドから連絡があったのですが……、奥の会議室でよろしいですか?」
ヤドラスは悪い知らせだと感じた。色々と思い当たることもあったが、どちらにしてもこんなギルドの入口で話す事ではないと、すぐに会議室に移動するのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
会議室に入り、席に着くとすぐに裏職員が説明する。
「グラスニカのギルドマスターも不正が発覚して拘束されたようです。それも塩会議の始まる前には拘束されていたようです」
ヤドラスは二重の意味で驚いていた。
「なんでこんなに遅く、そんな報告が来たのだ!」
ヤドラスでも不正が発覚したとなると、先に不正の発覚したエルマイスターの冒険者ギルドはさらに窮地に陥る。そんな重大な報告が、それを知っているハロルドとの面会前に届いていないのは問題である。幸いハロルドから追及はなかったが……。
追及されなかったということは、話しても仕方がないと軽く見られたということである。ヤドラスはそれに気付いたので、余計に腹が立っていた。
「ギルドマスターが拘束されたことで、グラスニカの冒険者ギルドも混乱したのでしょう。そして報告は王都を優先していると思われます。それにグラスニカの冒険者ギルドには、常に役人が付いて監視しているようです」
ヤドラスは絶望的な状況に全身の力が抜けるのを感じた。
このような状況では、間違いなく冒険者ギルドの不正を隠していることは、遠からず発覚するだろう。
そうなれば、この国の冒険者ギルドだけでなく、全世界の冒険者ギルドを巻き込んでの騒動になる可能性がある。
冒険者ギルドは本部を含めて組織ぐるみで不正をしてきたのだ。それを知るヤドラスは絶望するしかなかった。
「だから早めに不正を認めて、エルマイスターだけで済ませておけば……」
レンドが呟くように言った。それを聞いてヤドラスはその通りだと思った。だがそんな決断など誰ができるのだと力なく思っていた。
あの時点では間違いなく、何とか不正を誤魔化そうとするしかなかった。今思えば悪手だったとしても……。
「それでどうしますか?」
裏職員は表情を変えることなくヤドラスに尋ねる。彼も既に冒険者ギルドが非常に危ういことは理解している。しかし、それを考えるのは表の仕事だと考えていた。
ヤドラスは答えることはできなかった。ヤドラスにもどうしてか良いか分からないのだ。
「これは私の考えですが、こうなっては不正を認めて早めに謝罪するしかないでしょう。そして、落としどころを冒険者ギルドと国で話し合うしかありません。ただ、それでは冒険者ギルドが大打撃だけ受けて終わりですがね」
ヤドラスはそんなことは分かっていると思って聞いていた。
「ですが、エルマイスター家だけには謝罪と賠償を優先してはどうでしょうか。そうすればエルマイスター家と良好な関係が作ることができるはずです。そして、エルマイスター家の知識と技術を何とか冒険者ギルドで手に入れる。もしくは、エルマイスターと協力関係になれば、冒険者ギルドとしては損失だけで終わらないはずです」
確かにその通りだとヤドラスも思った。しかし、そんなことはどうでも良い。自分の立場や利益だけ守る方法はないかと考え始めていた。
「それにはグランドマスターだけでなく本部との連携も必要です。早急に手を打たないと手遅れになりそうですがね」
レンドはそこまで話すと、両手を少し上げ諦めの表情を見せる。しかし、ヤドラスは最後の話を聞いて希望を見出す。
「それしかない!」
ヤドラスは立ち上がると大きな声で言った。
「すぐに私は王都に戻る。グランドマスターの説得と本部の説得が必要なはずだ。それには私がこの地にいても大したことはできない!」
ヤドラスは興奮して話を続ける。
「レンド、暫定的にギルドマスターの権限を与える。お前は辺境伯と良好な関係を続けながら情報収集の指揮をしろ。裏職員への指揮権も渡す。絶対に辺境伯と揉めるなよ!」
ヤドラスの突然の命令にレンドは目を白黒させる。
ヤドラスは本部を巻き込んでの騒動になるなら、今こそ自分の役割は王都にあると思ったのだ。そして本部に話をして上手くまとめれば、自分の出世は間違いないと思った。
そしてエルマイスターにある技術を手に入れるか、せめて冒険者ギルドで借りるかできれば。それを自分が管理できるような立場になれれば。ヤドラスの妄想は広がるばかりであった。
「し、しかし、辺境伯様にギルドマスターの着任の挨拶をしたばかりで、また!?」
レンドとしてもこれほどコロコロとギルドマスターが代わるのはまずいと思い尋ねた。
「……確かにそうだが、今は私が王都に戻ることが最優先だ。現状で辺境伯は我々を軽く見ているから気にもしないだろう。何か言われたら不正の件を王都や本部に認めさせようと、私は説得に王都に戻ったとでも言っておけば大丈夫だ!」
レンドは内心では冒険者ギルドを辞めたかったが、結果的に提案したのは自分だからと渋々引き受ける。
「わかりました。しかし、また後で罪に問われては困ります。サブマスターのままでお願いします。そして、責任を追及しないと契約してください。これは絶対です!」
ヤドラスはすでにレンドの事はそれほど重要には考えていなかった。逆に無難に仕事をするレンドにギルドマスターを任せたいと思うぐらいだった。
「わかった。お前なら契約してもきちんと仕事はしてくれるだろう」
やる気のない、いい加減な相手とそんな契約をすれば碌に仕事をしなくなることも考えられる。その点ではレンドを信頼に値すると思い始めていた。
ヤドラスはそこまで話すと、すぐに王都までの護衛依頼を出すように指示をした。護衛が見つかるのが大変だと指摘されると、破格の条件で依頼を出して構わないと言い出した。
しかし、王都の冒険者ギルドはすでに手遅れ状態になっていることをヤドラスは知らなかった。
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