213 / 224
第8章
第2話 名前を呼ぶなら、尻尾を触らせて!
しおりを挟む
グラスニカには昼前には到着する。
テク魔車4台、ウマーレム騎馬20騎の一行だが、1日半でエルマイスターからグラスニカまで到着してしまった。
駅馬車の運航を始めたことで、道中の魔物の討伐が進んでいるのも早く到着している理由だろう。それにエルマイスター領内は、道が荒れていてスピードが出せなかった。しかし公的ギルドが駅馬車事業のために道の整備を進めてきた効果もある。
私はテク魔車の中でお茶を用意するイーナさんに声を掛ける。
「そんなに気を遣わなくて大丈夫だよ。一緒にお茶を飲もう」
「で、でも……」
建前としてイーナさんには仕事を与えられたが、彼女は真面目に頑張り過ぎる。もっと気楽にしてほしい。それと……。
目の前で動き回られると、ケモシッポに視線が……。
落ち着かないから座ってくれぇ~!
クレアが何もかも見通すような微笑みを見せているのも気になるぅ~。
そこにノックをしてルーナさんが入ってきた。
「隊長、昼前にはグラスニカに到着します。周辺には魔物の姿はありません!」
ルーナさんは騎士団として初めての本格任務ということで、気合が入っているようだ。
「わかった。だが、それほど警戒する必要はない。周辺の警戒と護衛は王子の親衛隊に任されている」
護衛任務は王子の親衛隊が担っている。油断しすぎてはダメだが、何かあっても要請が無ければ、ルーナさん達の出番はないのだ。
ルーナさんもそれは分かっているのだが、どうしても気合が入ってしまうのだろう。
「ルーナさん、一緒にお茶を飲みませんか? 少し聞きたいこともあります」
「えっ、いや……」
私がお茶に誘うと、ルーナさんは少し戸惑っている。
「悪いが付き合ってくれないか? ちょうどイーナさんもお茶に誘ったところだ」
クレアは微笑みながらルーナさんにお願いしてくれた。
「は、はい!」
命令ではないが、ルーナさんは緊張して固い返事をした。
ルーナさんが了承したので、イーナさんも断れず、一緒にお茶を飲むことになった。
◇ ◇ ◇ ◇
クレアが私の隣に移動して、正面にルーナさんとイーナさんが座った。
「獣人族の部隊編制は順調に進んでいますか?」
私は本当に聞きたかったことを率直に尋ねた。
エルマイスターでは獣人族に対する偏見は少ないが、それでも騎士団に獣人族を入れたことはなかった。
私は疑問に感じてハロルド様に尋ねたが、ハロルド様もなぜそうなっているのか明確な理由はなく、慣習というかすでに常識になっているようだ。
私は獣人族の特性をうまく生かすことを含めて、獣人族の騎士団での採用を提案してきた。しかし、差別意識の少ないハロルド様でも進めようとしなかった。
私がなぜなのか尋ねると、ハロルド様は丁寧に理由を説明してくれた。
騎士団は使命感が強く、やる気も非常に高いが、プライドも高いのだ。女性兵士の事でもあれほど抵抗感が強かったのである。採用しても最初は少人数になる。目を光らせて監視しても少数の獣人族が辛い思いをする可能性がある。
ハロルド様の説明を聞いてなるほどと思った。
常識に近いことを強引に進めても、別に悪意がなくとも抵抗感は出るだろう。やはり時間必要だと思った。
しかし、それならクレアの女性部隊で採用を勧めたのである。
女性部隊は次々と改革を進めている最中である。男性部隊の仕事を次々と引継ぎ、新たな隊員の採用や訓練、そしてダンジョン内で公的ギルドとの協力。すべてが常識を変えるような改革ともいえる。
特にダンジョン内の公的ギルドとの協力は、女性冒険者、それも獣人族の冒険者を公的ギルドで採用して一緒に活動しているのである。
公的ギルドの職員は受付の業務をすることになるのだが、実際には危険な場所へ移動するので戦力的にもそれなりにある。そして、職員も元々は冒険者だから、休憩時間に一緒に狩りに行ったりして、任務以外ではお互いに協力していたのである。
クレアも獣人族の採用にはそれほど抵抗感はなかった。念のために他の女性騎士にも話を聞くと、人手が増えるならなんでも良いと言われたのである。まあ、次々増える仕事に人手が足りないので、種族がどうのとか無かったらしい。
それならと騎士に採用する予定だった、片親が獣人族で獣人の妹を持つルーナさんに、採用した獣人族の橋渡し役をお願いしたのである。
「……まだ、難しいと思います」
ルーナさんは少し考えてから答えてくれた。私が心配そうな顔でルーナさんを見ていると、彼女はそれに気付いて説明をしてくれた。
「いえ、別に差別はありません。どちらかと言うと気に入られているというか、可愛がられています。ですがま、まだ実力が伴っていないので、本格的にはという意味です」
さらに詳しく話を聞くと、ルーナさんと一緒に来た冒険者2名も騎士団に入ったのだが、それ以外の獣人族は、スキルが戦闘向きということで採用された新人ばかりである。
まだ訓練途中で実戦は難しいという話だった。それでもすぐには無理だが、種族特性で素早さや気配察知など、すぐにでも活用したいぐらい期待はされているようだ。
そして採用された獣人族は若く可愛かったので、それこそマスコット的に可愛がられているらしい。これについては私も一緒に可愛がりたいと思っている。
そんなことは絶対にできないだろうが……。
「まるでアタル様みたいに耳や尻尾をみんなで触るので、注意しています!」
いやいや、最近は自重しているよ!
「あっ、それは私も聞きました。同性なのでそれほど嫌じゃないけど、普通に人族に仲間として可愛がられて、友達として触らせて欲しいと言ってくるので、なんか照れくさいみたいです」
なんだ、私と同じケモナーがたくさんいるじゃないか!
仲間ができたようで嬉しくなる。
「だからといって旦那様が触るのは絶対にダメですよ!」
クレアに釘を刺されたぁ~!
表情に出てしまったのかもしれない。
ルーナさんは少し呆れたように私を見ているが、イーナさんは嬉しそうに微笑んでみている。
「イーナ、アタル様と結婚したら苦労するぞ?」
そういうことは遠慮して話せぇーーー!
イーナさんは顔を真っ赤にして、ルーナさんをポカポカ叩いている。
私も色々な意味で頬が熱くなる。今さらだがケモナーと指摘され、意識しないようにしていたイーナさんとの結婚の話だったからだ。
「苦労も多いが、それ以上に幸せにしてくれるぞ」
クレアさんが堂々と言ってくれた。
苦労については申し訳ない気持ちになるが、幸せにしてくれると言われるのは、本気《マジ》で嬉しい!
イーナさんはクレアの発言を聞くと、叩くのを止めて、更に顔を真っ赤にして俯くのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
話が変な方向に流れ始めたが、ちょうどグラスニカの領都が見えてきた。
ルーナさんが護衛に戻り、イーナさんがお茶の片付けを始めたので話はそこまでとなった。
今回は王族が一緒だから門で止められることはない。
領都に入ると明らかに町の様子が変わったと感じた。人の数も増え、活気に満ちたのもある。だが一番の違いは、普通に獣人族が町中で歩いているのを、町に入ってすぐに見かけたのだ。
前回この町に訪れた時は、獣人族を表通りでは見かけなかったのである。隠れるように生活をしていた獣人族が、普通の生活を取り戻したようで嬉しくなる。
そしてウマーレムやテク魔車に気付いた人々が歓声を上げて集まってくる。
前回もハロルド様やグラスニカ侯爵のエドワルド様がウマーレムに乗って行進して大騒ぎなった。しかし、前回は人族だけだったが、今回は獣人族も一緒のため規模も大きくなっていた。
そして恥ずかしいことに、私の名前を叫んでいる獣人族がたくさんいた。
名前を呼ぶなら、尻尾を触らせてくれぇ~!
自分でも訳の分からない心の叫びをあげるのであった。
テク魔車4台、ウマーレム騎馬20騎の一行だが、1日半でエルマイスターからグラスニカまで到着してしまった。
駅馬車の運航を始めたことで、道中の魔物の討伐が進んでいるのも早く到着している理由だろう。それにエルマイスター領内は、道が荒れていてスピードが出せなかった。しかし公的ギルドが駅馬車事業のために道の整備を進めてきた効果もある。
私はテク魔車の中でお茶を用意するイーナさんに声を掛ける。
「そんなに気を遣わなくて大丈夫だよ。一緒にお茶を飲もう」
「で、でも……」
建前としてイーナさんには仕事を与えられたが、彼女は真面目に頑張り過ぎる。もっと気楽にしてほしい。それと……。
目の前で動き回られると、ケモシッポに視線が……。
落ち着かないから座ってくれぇ~!
クレアが何もかも見通すような微笑みを見せているのも気になるぅ~。
そこにノックをしてルーナさんが入ってきた。
「隊長、昼前にはグラスニカに到着します。周辺には魔物の姿はありません!」
ルーナさんは騎士団として初めての本格任務ということで、気合が入っているようだ。
「わかった。だが、それほど警戒する必要はない。周辺の警戒と護衛は王子の親衛隊に任されている」
護衛任務は王子の親衛隊が担っている。油断しすぎてはダメだが、何かあっても要請が無ければ、ルーナさん達の出番はないのだ。
ルーナさんもそれは分かっているのだが、どうしても気合が入ってしまうのだろう。
「ルーナさん、一緒にお茶を飲みませんか? 少し聞きたいこともあります」
「えっ、いや……」
私がお茶に誘うと、ルーナさんは少し戸惑っている。
「悪いが付き合ってくれないか? ちょうどイーナさんもお茶に誘ったところだ」
クレアは微笑みながらルーナさんにお願いしてくれた。
「は、はい!」
命令ではないが、ルーナさんは緊張して固い返事をした。
ルーナさんが了承したので、イーナさんも断れず、一緒にお茶を飲むことになった。
◇ ◇ ◇ ◇
クレアが私の隣に移動して、正面にルーナさんとイーナさんが座った。
「獣人族の部隊編制は順調に進んでいますか?」
私は本当に聞きたかったことを率直に尋ねた。
エルマイスターでは獣人族に対する偏見は少ないが、それでも騎士団に獣人族を入れたことはなかった。
私は疑問に感じてハロルド様に尋ねたが、ハロルド様もなぜそうなっているのか明確な理由はなく、慣習というかすでに常識になっているようだ。
私は獣人族の特性をうまく生かすことを含めて、獣人族の騎士団での採用を提案してきた。しかし、差別意識の少ないハロルド様でも進めようとしなかった。
私がなぜなのか尋ねると、ハロルド様は丁寧に理由を説明してくれた。
騎士団は使命感が強く、やる気も非常に高いが、プライドも高いのだ。女性兵士の事でもあれほど抵抗感が強かったのである。採用しても最初は少人数になる。目を光らせて監視しても少数の獣人族が辛い思いをする可能性がある。
ハロルド様の説明を聞いてなるほどと思った。
常識に近いことを強引に進めても、別に悪意がなくとも抵抗感は出るだろう。やはり時間必要だと思った。
しかし、それならクレアの女性部隊で採用を勧めたのである。
女性部隊は次々と改革を進めている最中である。男性部隊の仕事を次々と引継ぎ、新たな隊員の採用や訓練、そしてダンジョン内で公的ギルドとの協力。すべてが常識を変えるような改革ともいえる。
特にダンジョン内の公的ギルドとの協力は、女性冒険者、それも獣人族の冒険者を公的ギルドで採用して一緒に活動しているのである。
公的ギルドの職員は受付の業務をすることになるのだが、実際には危険な場所へ移動するので戦力的にもそれなりにある。そして、職員も元々は冒険者だから、休憩時間に一緒に狩りに行ったりして、任務以外ではお互いに協力していたのである。
クレアも獣人族の採用にはそれほど抵抗感はなかった。念のために他の女性騎士にも話を聞くと、人手が増えるならなんでも良いと言われたのである。まあ、次々増える仕事に人手が足りないので、種族がどうのとか無かったらしい。
それならと騎士に採用する予定だった、片親が獣人族で獣人の妹を持つルーナさんに、採用した獣人族の橋渡し役をお願いしたのである。
「……まだ、難しいと思います」
ルーナさんは少し考えてから答えてくれた。私が心配そうな顔でルーナさんを見ていると、彼女はそれに気付いて説明をしてくれた。
「いえ、別に差別はありません。どちらかと言うと気に入られているというか、可愛がられています。ですがま、まだ実力が伴っていないので、本格的にはという意味です」
さらに詳しく話を聞くと、ルーナさんと一緒に来た冒険者2名も騎士団に入ったのだが、それ以外の獣人族は、スキルが戦闘向きということで採用された新人ばかりである。
まだ訓練途中で実戦は難しいという話だった。それでもすぐには無理だが、種族特性で素早さや気配察知など、すぐにでも活用したいぐらい期待はされているようだ。
そして採用された獣人族は若く可愛かったので、それこそマスコット的に可愛がられているらしい。これについては私も一緒に可愛がりたいと思っている。
そんなことは絶対にできないだろうが……。
「まるでアタル様みたいに耳や尻尾をみんなで触るので、注意しています!」
いやいや、最近は自重しているよ!
「あっ、それは私も聞きました。同性なのでそれほど嫌じゃないけど、普通に人族に仲間として可愛がられて、友達として触らせて欲しいと言ってくるので、なんか照れくさいみたいです」
なんだ、私と同じケモナーがたくさんいるじゃないか!
仲間ができたようで嬉しくなる。
「だからといって旦那様が触るのは絶対にダメですよ!」
クレアに釘を刺されたぁ~!
表情に出てしまったのかもしれない。
ルーナさんは少し呆れたように私を見ているが、イーナさんは嬉しそうに微笑んでみている。
「イーナ、アタル様と結婚したら苦労するぞ?」
そういうことは遠慮して話せぇーーー!
イーナさんは顔を真っ赤にして、ルーナさんをポカポカ叩いている。
私も色々な意味で頬が熱くなる。今さらだがケモナーと指摘され、意識しないようにしていたイーナさんとの結婚の話だったからだ。
「苦労も多いが、それ以上に幸せにしてくれるぞ」
クレアさんが堂々と言ってくれた。
苦労については申し訳ない気持ちになるが、幸せにしてくれると言われるのは、本気《マジ》で嬉しい!
イーナさんはクレアの発言を聞くと、叩くのを止めて、更に顔を真っ赤にして俯くのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
話が変な方向に流れ始めたが、ちょうどグラスニカの領都が見えてきた。
ルーナさんが護衛に戻り、イーナさんがお茶の片付けを始めたので話はそこまでとなった。
今回は王族が一緒だから門で止められることはない。
領都に入ると明らかに町の様子が変わったと感じた。人の数も増え、活気に満ちたのもある。だが一番の違いは、普通に獣人族が町中で歩いているのを、町に入ってすぐに見かけたのだ。
前回この町に訪れた時は、獣人族を表通りでは見かけなかったのである。隠れるように生活をしていた獣人族が、普通の生活を取り戻したようで嬉しくなる。
そしてウマーレムやテク魔車に気付いた人々が歓声を上げて集まってくる。
前回もハロルド様やグラスニカ侯爵のエドワルド様がウマーレムに乗って行進して大騒ぎなった。しかし、前回は人族だけだったが、今回は獣人族も一緒のため規模も大きくなっていた。
そして恥ずかしいことに、私の名前を叫んでいる獣人族がたくさんいた。
名前を呼ぶなら、尻尾を触らせてくれぇ~!
自分でも訳の分からない心の叫びをあげるのであった。
100
あなたにおすすめの小説
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる