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52.725ですか? ヘェ〜?
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「これ、返品したいんだけどさぁ?」
「アレ、見れませんでした?」
例のソフトにハマったお客様の一人が、そのソフトを持って返品を希望してきた?
「いや、観れるんだけども返品したい、交換じゃなくてさぁ~。」
毎回、妙なイントネーションがある時は要注意なお客様なので、よ~く話しを聞いて対応するべし。
「ナニか問題有りましたら、言って下さってかまいませんよ、ソレで実験的に置いて見てるんデスから。」
このお客様はゴネると、俺自身がお店の業務に支障が出るくらいに付きっきりで相手をしないといけなくなるので、早々に片付ける作を取った。
「いやね、女の子は綺麗なんだけどさぁ~、やるべき事ヤッてないんだよなぁ~?」
(ヤってない?)
「モノを拝見しますね。
キスも有りませんし、返金しますよ。」
コレで済んでくれれば左程問題ない…
のだが、
「いやぁ~、悪いなぁ~。
ボクも初めからあんなクソみたいな内容なら、購入しなかったんだけどねぇ~。」
ちなみに、各ソフトには#値札シール____#の真下に「18禁」「成人向け」等のシールが貼られているし、件のソフトも「全年齢」と貼られているし、性描写が有るソフトとは、分けて置いていたのだけど?
「一応値札シールの下に内容が分かる様に「全年齢」とか「成人向け」とか貼って有るんですけどね。」
気が付きませんでしたか?
とは言わないでおいた。
内容を酷評した事には触れずに…
「アレ、そうだったんだねぇ~?
気が付かないから、もっとでっかいシール、貼った方が良いよ!
他のヒトもこんなつまらないモン、買わない様にさぁ~!」
つまらないか…
このソフトの内容は1人のレイヤーさんがコス衣装4、5着を着替えて噴水前や、公園の花壇の前、貸スタジオなど、様々な場所で動画撮影しているモノを、おそらくご自分で音響だのカット割だの編集したのだと思う。
ラストはネットでも流行っていた「お願い、〇ーり〇」の完コピダンスでシメて、俺的には中々楽しめたけどなぁ~。
批評に関してはナニも答えずに、淡々と処理をした。
「ではこちら、お返しです。」
そのくらいの常識はあったか、レシートは保管してくれていたので、作業は楽だった。
噂で他の店で迷惑かけたんだから何か寄越せ的な事を言った事が有るらしいので、気をつけていたのだけど、さすがに学習したらしく、特にナニも無かった…んだけど、
「いやぁ~、お店も大変だよねぇ~?
付き合いとはいえ、そんな売れないモンも、混ぜて販売しないといけないとかさぁ~?」
「いや、商売ですから。」
どちらとも言える様に曖昧に答えた。
早よ帰れや。
なんか嫌な予感がするから?
実はこのソフト、結構売れてるのだ、特定のファンがいるのかもね?
「…別にアナタに買って貰わなくても、構いませんけど!」
「はぁ~ん?」
予感、当たったよ?
前回、古着屋で会った時より美人さんに見えるのは、前回が相当修羅場だった所為かな?
今日は肌艶もよくて、お化粧のノリもよろしいみたいだ?
「やぁ、追加分デスね、ご苦労様です、アダチさん。」
「いえ、次いでですから。
それでコチラが追加分の20枚です。」
このソフトを作ったレイヤーさんのお姉さんが態々追加分を届けてくれた。
確かコス衣装はこの方が作ったとか?
妹さんは一部で有名な高校生コスプレイヤーさんだ!
先も触れた様に、分けて販売していたのだ。
「成人向け」は四階のアダルトコーナーで、「全年齢」は三階のコミック・メディアコーナーで販売していたのだけど。
「小森さん、あのディスク、アダルトコーナーでも販売しているのですか?」
「いいえ、四階の地下アイドルさんのライブディスク辺りに置いて有りますが。」
つまり、そう言う事、あのお客様の勘違い購入での返品なのだ。
(おそらく、あっちこっちで似た様なトラブルを起こしてるだろう?)
「そうですか、なら…
あら?」
既にクレーマーのお客は姿を消していた?
部が悪いと判断したのか、美人のお姉さんの迫力に蹴落とされたか、そそくさと帰った様だ。
出来ればコレに懲りて、大人しくして欲しい。
「ごめんなさいね、余計な事言って。
営業妨害かしら?
あのお客さん、もう来なくなるかも?」
「さぁ、どうですかね?」
陽毬さんとデートの時に立ち寄った古着屋の店長さん、お互い名刺交換して、情報交換していたのだ。
お姉さんの古着屋では、コス衣装の受注もしているので、販促の意味でも妹さんのコスプレ活動布教用にディスクを販売している。
なので仕入れ担当の俺に直接渡したいからと、ココまで運んでくれたそうだ。
本当に申し訳ない!
「…で、ちなみに小森さんのおススメのご一品はどれデスか?
やっぱりコスプレ凌辱とか、NTR系、いや彼女さんがパワフルな方だから逆に幼女モノ…」
何故か目を輝かせて質問してきた?
「アダチさん?
怒りますよ?」
「す、すいません!
つ、つい悪ノリしてしまいました!
小森さんは彼女さん一筋ですもんね!
なら、この束縛系かな?
この女優さん、気持ち彼女さんに似てませんか?」
「追加分置いたら、とっとと帰ってください!」
相手によって、対応を変える、接客には必要なスキルかもな?
ちなみにアダチさんが選んだDVD、女優さんが陽毬さんと、お胸とお尻のサイズが同じだった!
「アレ、見れませんでした?」
例のソフトにハマったお客様の一人が、そのソフトを持って返品を希望してきた?
「いや、観れるんだけども返品したい、交換じゃなくてさぁ~。」
毎回、妙なイントネーションがある時は要注意なお客様なので、よ~く話しを聞いて対応するべし。
「ナニか問題有りましたら、言って下さってかまいませんよ、ソレで実験的に置いて見てるんデスから。」
このお客様はゴネると、俺自身がお店の業務に支障が出るくらいに付きっきりで相手をしないといけなくなるので、早々に片付ける作を取った。
「いやね、女の子は綺麗なんだけどさぁ~、やるべき事ヤッてないんだよなぁ~?」
(ヤってない?)
「モノを拝見しますね。
キスも有りませんし、返金しますよ。」
コレで済んでくれれば左程問題ない…
のだが、
「いやぁ~、悪いなぁ~。
ボクも初めからあんなクソみたいな内容なら、購入しなかったんだけどねぇ~。」
ちなみに、各ソフトには#値札シール____#の真下に「18禁」「成人向け」等のシールが貼られているし、件のソフトも「全年齢」と貼られているし、性描写が有るソフトとは、分けて置いていたのだけど?
「一応値札シールの下に内容が分かる様に「全年齢」とか「成人向け」とか貼って有るんですけどね。」
気が付きませんでしたか?
とは言わないでおいた。
内容を酷評した事には触れずに…
「アレ、そうだったんだねぇ~?
気が付かないから、もっとでっかいシール、貼った方が良いよ!
他のヒトもこんなつまらないモン、買わない様にさぁ~!」
つまらないか…
このソフトの内容は1人のレイヤーさんがコス衣装4、5着を着替えて噴水前や、公園の花壇の前、貸スタジオなど、様々な場所で動画撮影しているモノを、おそらくご自分で音響だのカット割だの編集したのだと思う。
ラストはネットでも流行っていた「お願い、〇ーり〇」の完コピダンスでシメて、俺的には中々楽しめたけどなぁ~。
批評に関してはナニも答えずに、淡々と処理をした。
「ではこちら、お返しです。」
そのくらいの常識はあったか、レシートは保管してくれていたので、作業は楽だった。
噂で他の店で迷惑かけたんだから何か寄越せ的な事を言った事が有るらしいので、気をつけていたのだけど、さすがに学習したらしく、特にナニも無かった…んだけど、
「いやぁ~、お店も大変だよねぇ~?
付き合いとはいえ、そんな売れないモンも、混ぜて販売しないといけないとかさぁ~?」
「いや、商売ですから。」
どちらとも言える様に曖昧に答えた。
早よ帰れや。
なんか嫌な予感がするから?
実はこのソフト、結構売れてるのだ、特定のファンがいるのかもね?
「…別にアナタに買って貰わなくても、構いませんけど!」
「はぁ~ん?」
予感、当たったよ?
前回、古着屋で会った時より美人さんに見えるのは、前回が相当修羅場だった所為かな?
今日は肌艶もよくて、お化粧のノリもよろしいみたいだ?
「やぁ、追加分デスね、ご苦労様です、アダチさん。」
「いえ、次いでですから。
それでコチラが追加分の20枚です。」
このソフトを作ったレイヤーさんのお姉さんが態々追加分を届けてくれた。
確かコス衣装はこの方が作ったとか?
妹さんは一部で有名な高校生コスプレイヤーさんだ!
先も触れた様に、分けて販売していたのだ。
「成人向け」は四階のアダルトコーナーで、「全年齢」は三階のコミック・メディアコーナーで販売していたのだけど。
「小森さん、あのディスク、アダルトコーナーでも販売しているのですか?」
「いいえ、四階の地下アイドルさんのライブディスク辺りに置いて有りますが。」
つまり、そう言う事、あのお客様の勘違い購入での返品なのだ。
(おそらく、あっちこっちで似た様なトラブルを起こしてるだろう?)
「そうですか、なら…
あら?」
既にクレーマーのお客は姿を消していた?
部が悪いと判断したのか、美人のお姉さんの迫力に蹴落とされたか、そそくさと帰った様だ。
出来ればコレに懲りて、大人しくして欲しい。
「ごめんなさいね、余計な事言って。
営業妨害かしら?
あのお客さん、もう来なくなるかも?」
「さぁ、どうですかね?」
陽毬さんとデートの時に立ち寄った古着屋の店長さん、お互い名刺交換して、情報交換していたのだ。
お姉さんの古着屋では、コス衣装の受注もしているので、販促の意味でも妹さんのコスプレ活動布教用にディスクを販売している。
なので仕入れ担当の俺に直接渡したいからと、ココまで運んでくれたそうだ。
本当に申し訳ない!
「…で、ちなみに小森さんのおススメのご一品はどれデスか?
やっぱりコスプレ凌辱とか、NTR系、いや彼女さんがパワフルな方だから逆に幼女モノ…」
何故か目を輝かせて質問してきた?
「アダチさん?
怒りますよ?」
「す、すいません!
つ、つい悪ノリしてしまいました!
小森さんは彼女さん一筋ですもんね!
なら、この束縛系かな?
この女優さん、気持ち彼女さんに似てませんか?」
「追加分置いたら、とっとと帰ってください!」
相手によって、対応を変える、接客には必要なスキルかもな?
ちなみにアダチさんが選んだDVD、女優さんが陽毬さんと、お胸とお尻のサイズが同じだった!
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