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〜気が付いた妹と子猫?
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「この子、飼ってもいいよね!」
「う~ん、でもウチにはもうマロちゃんがいるしねぇ?」
「じゃあ、マロンの弟にするから!」
母と妹がなんとも、わからないやり取りをしている?
どうやら妹が何処かで子猫を拾ってきてしまった様だ。
こんな事は、前の世界では起きてはいなかった。
そういえば、カオルのオジさんは、行政書士の方をお呼びして、色々手続きをしたそうだ!
詳しく事はよくわからないが、伊東サンの勧めで十数点も登録が完了したそうで、結構な時間がかかったとか?
しかも、お爺さんの代の仕事の資料を探し出してきたとかで、全て終わるのに4、5日かかったらしい?
どうやらかなり優秀な方にお願いした様だ。
ソレなら、工場はもう大丈夫だろう。
しかし、未だ安心は出来ない。
先日立ち寄った公園、特に変わった所、気になる所は見つからなかった。
あえて言うなら、何年か前に公衆トイレが【多目的トイレ】にリニューアルされた事くらいだろうか?
しかもウォシュレット式だった⁈
公園の外からもトイレの位置が分かり易い様に、植え込みの木々も植え替えられていた様だ?
前の世界では気が付かなかった事といえばこのくらいだ。
又、時間を変えて調べてみよう?
「ねぇ、カオルお姉ちゃんも、一緒に考えてよ!
この子の名前?」
「えっ、でもまだ飼うって決まった訳では…?」
「ええっ⁈
じゃあお姉ちゃんもこの子のコト、捨てろって言うのね!
ワタシ、未来の姉がそんな冷たい姉とは知らな…」
「あぁ、もう!
分かりました、お父さんにはお母さんからお願いするから、お姉ちゃんをイジメないの!
ごめんなさい、カオルちゃん。」
「えっ、いえ、そんな事は…ぽっ。」
最近はカオルが来るたびに、母と妹がカオルの事をお茶に、誘うのだ?
「あれ、カオル来てたんだね?」
「お兄ちゃん、大事な恋人を待たせるなんて、そう言うのを『釣った魚にエサをやらない』って言うのよ!」
相変わらず生意気な妹サンだ?
「えっ、いいんだよ美名子ちゃん⁈
あ、あのワタシ、一人っ子だし、母も早くに亡くなったから、お二人とお茶するの、実は凄く楽しいの。
だから…」
「お、お姉ちゃん!」
「か、カオルちゃん!
もう、このままウチにお嫁に来てもイイのよ!」
大騒ぎだな?
結局、この子猫はウチで飼う事になり、名前もカオルが名付け親になり、そのマロンより赤みが濃い毛並みの色から「クレナイ」と名付けられた?
妹はカッコイイと喜んでいたし、母さんは「クレちゃん」と呼んでいるし、まぁイイだろう?
ソレにしてもカオルのヤツ、なんだか【厨二】っぽい名前をつけたな?
その夜、マロンがまたネコ友達を連れて来た⁈
しかも三匹も⁈
「紹介するニャ!
そっちの黒くて大きいのが「ヤマト」で、隣りの虎柄のが「虎丸」、その隣りが「メイメイ」だニャ!」
「皆んな、よろしくな。」
「うむ、某大和と申す!
我が主人のヒカリ姫は、貴殿の妹君のご学友だ、よしなに!」
「メイメイと申します、私の【警護対象】もアナタの妹サンのお友達ですので、協力は惜しみません。
何かお困り事が有ればご相談ください。」
「虎丸だぜ!
駄菓子屋の飛丸とは兄弟分の盃を交わした仲だ!
必要と有れば、オイラの親友のワン公たちも協力してくれるってよ!」
「そうか、助かるよ⁇」
なんかメルヘンな感じだ?
「メイメイ姐さんは、パソコンとか得意だから、わからニャい事は質問するといいニャ!」
「…気持ちだけもらっておくからね…?」
猫がパソコンだなんて、悪い冗談だろ?
「…あれ、ヤマトって、どっかで有った事ないか?」
「わすれたのかニャ?
捨てられていた子猫のニャアを最初に助けてくれたのは、ヤマトのオッチャンだニャ!」
そうだ、マロンを貰った家に居た黒猫だ!
「皆んな、とっても頼りになるニャ!」
後日、その言葉が本当だと俺は痛感したのだった⁈
「う~ん、でもウチにはもうマロちゃんがいるしねぇ?」
「じゃあ、マロンの弟にするから!」
母と妹がなんとも、わからないやり取りをしている?
どうやら妹が何処かで子猫を拾ってきてしまった様だ。
こんな事は、前の世界では起きてはいなかった。
そういえば、カオルのオジさんは、行政書士の方をお呼びして、色々手続きをしたそうだ!
詳しく事はよくわからないが、伊東サンの勧めで十数点も登録が完了したそうで、結構な時間がかかったとか?
しかも、お爺さんの代の仕事の資料を探し出してきたとかで、全て終わるのに4、5日かかったらしい?
どうやらかなり優秀な方にお願いした様だ。
ソレなら、工場はもう大丈夫だろう。
しかし、未だ安心は出来ない。
先日立ち寄った公園、特に変わった所、気になる所は見つからなかった。
あえて言うなら、何年か前に公衆トイレが【多目的トイレ】にリニューアルされた事くらいだろうか?
しかもウォシュレット式だった⁈
公園の外からもトイレの位置が分かり易い様に、植え込みの木々も植え替えられていた様だ?
前の世界では気が付かなかった事といえばこのくらいだ。
又、時間を変えて調べてみよう?
「ねぇ、カオルお姉ちゃんも、一緒に考えてよ!
この子の名前?」
「えっ、でもまだ飼うって決まった訳では…?」
「ええっ⁈
じゃあお姉ちゃんもこの子のコト、捨てろって言うのね!
ワタシ、未来の姉がそんな冷たい姉とは知らな…」
「あぁ、もう!
分かりました、お父さんにはお母さんからお願いするから、お姉ちゃんをイジメないの!
ごめんなさい、カオルちゃん。」
「えっ、いえ、そんな事は…ぽっ。」
最近はカオルが来るたびに、母と妹がカオルの事をお茶に、誘うのだ?
「あれ、カオル来てたんだね?」
「お兄ちゃん、大事な恋人を待たせるなんて、そう言うのを『釣った魚にエサをやらない』って言うのよ!」
相変わらず生意気な妹サンだ?
「えっ、いいんだよ美名子ちゃん⁈
あ、あのワタシ、一人っ子だし、母も早くに亡くなったから、お二人とお茶するの、実は凄く楽しいの。
だから…」
「お、お姉ちゃん!」
「か、カオルちゃん!
もう、このままウチにお嫁に来てもイイのよ!」
大騒ぎだな?
結局、この子猫はウチで飼う事になり、名前もカオルが名付け親になり、そのマロンより赤みが濃い毛並みの色から「クレナイ」と名付けられた?
妹はカッコイイと喜んでいたし、母さんは「クレちゃん」と呼んでいるし、まぁイイだろう?
ソレにしてもカオルのヤツ、なんだか【厨二】っぽい名前をつけたな?
その夜、マロンがまたネコ友達を連れて来た⁈
しかも三匹も⁈
「紹介するニャ!
そっちの黒くて大きいのが「ヤマト」で、隣りの虎柄のが「虎丸」、その隣りが「メイメイ」だニャ!」
「皆んな、よろしくな。」
「うむ、某大和と申す!
我が主人のヒカリ姫は、貴殿の妹君のご学友だ、よしなに!」
「メイメイと申します、私の【警護対象】もアナタの妹サンのお友達ですので、協力は惜しみません。
何かお困り事が有ればご相談ください。」
「虎丸だぜ!
駄菓子屋の飛丸とは兄弟分の盃を交わした仲だ!
必要と有れば、オイラの親友のワン公たちも協力してくれるってよ!」
「そうか、助かるよ⁇」
なんかメルヘンな感じだ?
「メイメイ姐さんは、パソコンとか得意だから、わからニャい事は質問するといいニャ!」
「…気持ちだけもらっておくからね…?」
猫がパソコンだなんて、悪い冗談だろ?
「…あれ、ヤマトって、どっかで有った事ないか?」
「わすれたのかニャ?
捨てられていた子猫のニャアを最初に助けてくれたのは、ヤマトのオッチャンだニャ!」
そうだ、マロンを貰った家に居た黒猫だ!
「皆んな、とっても頼りになるニャ!」
後日、その言葉が本当だと俺は痛感したのだった⁈
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