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コスプレしてみたの、を見た。
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「皆んなサンキュ~ね、ちゃんとバイト代は出させるからね!」
コチラどこかの撮影スタジオ?
LUNAに連れられて、来たのは良いけどなんか妖しくない?
「えっとね、童話をモチーフにしたスマホゲームなんだけど、アーシ一人では演じ分け出来ないから、小ちゃな子っぽいキャラクターはピカりんとスズちゃんね!
あとこの男装系とあんまり喋らない系はヒメっちがやってね!
私はメインのドジっ子系、
…あとアンタは露出多めのエッチな系で?」
「突然呼び出されたのに、この扱いは酷くないかしら?」
「皆さん、ご協力ありがとうございマス!
なにぶん低予算で済ますつもりが、スポンサーが急に大盤振る舞いになったモンで、逆にスケジュール調整が出来ず、素人さんにご協力頂く事になるとは、ホント申し訳無いっス!」
既にコスプレしているレイヤーさんがぺこぺこ謝ってくれてるけど、
「素人じゃ無いわ!
プロのモデルよ!」
京都さんがややプンプンされてる?
「コスプレは初めてだよね、ナラちゃんは?
アーシは慣れてるけど?」
「そもそもコレ、モデルの仕事とは違いますよね?」
「うん、レイヤー友達からのお願いで引き受けたんだよね。」
何でも、事前予約が思った以上に良かったらしく、コレに気を良くしたスポンサーがネットに公開するPVを作ろうと突然言い出した様?
元々は簡単紹介映像を二人のレイヤーさんだけで済ますつもりだったのに?
「気を良くしたスポンサーさんが、ウチの姉にチラっと漏らしたら、ほぼメインキャラの衣装を神速で作ってしまって…」
「馬鹿ですの、その方たち?
お二人のサイズと合わない服を作って、どうするつもりでしたの?」
もっともなご意見に?
「どんなサイズでも着こなす達人がいたんですが、その一人だけでは絵面が寂しくて…」
「その方は今居ないのですか?」
「…女の子の日だそうで、服汚すといけないからと…」
「…そ、ソレは仕方ないですね、お気持ちは分かりますわ。
…あら、か、可愛い!」
「へへへ、光里はピーターパンだよ、いすずちゃんは赤ずきんチャンだって!」
「ちょっと恥ずかしいね、でも姫乃お姉さんは凄くカッコイイですね!」
「…コレ、私ですか?」
姫乃さんは姫騎士らしいが、銀に近い白髪が北欧騎士っぽくて、鬼ヤバにカッコイー!
京都サンは女海賊のお頭らしい?
どんなゲームなん?
「この格好で、実際にゲームをしてもらいます。
その様子をPVって事で生配信します!」
「素人さんは顔バレマズいので、メイクするよ~ん、マミマミはちびっ子チームお願いね!」
「お任せっス!
あ、ミヤコさんは?」
「自分でやるわよ!
ソレに私は顔バレしても構わないわよ?
正式なお仕事として、ギャラは請求しますから!」
「スポンサー虐めたいので、正規の額を請求してくださいっス!」
「んじゃ、そろそろ始めるよ~ん、ピカりんとスズちゃんは後ろで応援しててね?」
「わ、私スマホゲームとかやった事無いのですけど?」
「ヒメっちは素のままでも充分面白いのな?」
こんな適当な生配信が、後にとんでもない結果になってしまうのです。
「スポンサー~、再生数とか問い合わせとか大変な事になってるっス!
なんとか聖華さん一人で全て対応してもらってますけど?」
複数の対応をたった一人で?
「あら、お父様が昔描いた同人マンガを元にして、試験的で作ったゲームでしたのに?
モデルが良かったのデスかしら?」
資産運用の一環で、学園のゲーム部やアニメ部の有志を誘って作ったゲームでしたが?
「マミマミさん、コレ起業して半年のゲーム会社としてはどうなんですか?」
「はぁ?
もぅ、成功でよくないですか?
そろそろ、本気でヤバいっスよ?
予定通り、山王院のゲーム会社に売却しましょうよ?」
「…デスわね、お姉様にバレると怒られるかもですし?」
この件に某天才少女が暗躍していた事は、あまり知られていないそうだ。
「コスプレ、楽しかったね!」
「不思議な感覚でした、まるで私では無いようでした。」
姫乃さん、まだちょっと興奮が冷めて無い様です。
あの後、光里チャンは親指姫や白雪姫、姫乃サンは白馬の王子や魔法騎士?
ルナさんは猫神や猫獣人戦士?
京都サンは人魚姫や女盗賊と、布少な目キャラを担当した⁈
「ありがとうございましたっス!
反応イイってスポンサーも大喜びっス!」
女忍者のコスのマミマミさんから、ニンマリしながらお礼を言われた!
「やって良かったね、いすずチャン!」
「う、うん、ちょっと恥ずかしかったけど楽しかったね?」
五十鈴チャンは後半、少年っぽいコスに挑戦したのよさ。
桃太郎でしょ、牛若丸でしょ、猿飛佐助とか?
(急に和物?)
「欲しい衣装は贈呈するっスよ?
何か欲しかった衣装有るっスか?」
「なら光里は、アリスの衣装が良いな!
だってすこい可愛いから!
いすずチャンは?」
「私は大丈夫、多分作っているのは良く知っているお姉さんだから、
そうですよね、まみお姉さん?」
「ハハハっス、又、店に来てやってくださいっス。
姉さん達も喜ぶっスから。」
「なんだ、スズちゃんとマミマミはお知り合いだったん?」
「猫友っスよ。
あと、自分の憧れの先輩が五十鈴ちゃんのお兄ちゃんとお付き合いしてる関係でちっちゃい頃からお知り合いでしたッス。」
「あ、あの、このアラビアンナイトの衣装をいただけるかしら?」
「京都サンは全部差し上げますよ。
サイズは全部京都サン合わせデスから、他のレイヤーさんではお胸のところが余ってしまうっスので。」
「あら、そう?
…ちょっとお待ちなさい!
全てサイズが私合わせって、どういう事かしら⁇」
「あ、あの私はこの服が出来れば、あの…」
姫乃さん、最初の姫騎士の衣装を選んだよ?
「他の衣装も欲しいなら、ご連絡下さいね!
メインキャラはこの後、本職のレイヤーさんをお願いしてちゃんとしたイベントとかやる予定ですので、差し上げられませんが、今日の皆さんの衣装のキャラは星1か2のキャラだから大丈夫っス!」
何が大丈夫なのかわからないけど?
「ソレでは皆さん、お疲れ様でした~っス!」
「皆んなサンキュー!」
「「お疲れ様でした~!」」
「オイ、あの配信見たぞ!
あの姫騎士のレイヤー、紹介してくれ!
頼む、二葉!」
「元徳お兄さま、ダイヤの原石はご自分でお探し下さい?
女の子の秘密はそう易々と教えません、では又来世で!」
コチラどこかの撮影スタジオ?
LUNAに連れられて、来たのは良いけどなんか妖しくない?
「えっとね、童話をモチーフにしたスマホゲームなんだけど、アーシ一人では演じ分け出来ないから、小ちゃな子っぽいキャラクターはピカりんとスズちゃんね!
あとこの男装系とあんまり喋らない系はヒメっちがやってね!
私はメインのドジっ子系、
…あとアンタは露出多めのエッチな系で?」
「突然呼び出されたのに、この扱いは酷くないかしら?」
「皆さん、ご協力ありがとうございマス!
なにぶん低予算で済ますつもりが、スポンサーが急に大盤振る舞いになったモンで、逆にスケジュール調整が出来ず、素人さんにご協力頂く事になるとは、ホント申し訳無いっス!」
既にコスプレしているレイヤーさんがぺこぺこ謝ってくれてるけど、
「素人じゃ無いわ!
プロのモデルよ!」
京都さんがややプンプンされてる?
「コスプレは初めてだよね、ナラちゃんは?
アーシは慣れてるけど?」
「そもそもコレ、モデルの仕事とは違いますよね?」
「うん、レイヤー友達からのお願いで引き受けたんだよね。」
何でも、事前予約が思った以上に良かったらしく、コレに気を良くしたスポンサーがネットに公開するPVを作ろうと突然言い出した様?
元々は簡単紹介映像を二人のレイヤーさんだけで済ますつもりだったのに?
「気を良くしたスポンサーさんが、ウチの姉にチラっと漏らしたら、ほぼメインキャラの衣装を神速で作ってしまって…」
「馬鹿ですの、その方たち?
お二人のサイズと合わない服を作って、どうするつもりでしたの?」
もっともなご意見に?
「どんなサイズでも着こなす達人がいたんですが、その一人だけでは絵面が寂しくて…」
「その方は今居ないのですか?」
「…女の子の日だそうで、服汚すといけないからと…」
「…そ、ソレは仕方ないですね、お気持ちは分かりますわ。
…あら、か、可愛い!」
「へへへ、光里はピーターパンだよ、いすずちゃんは赤ずきんチャンだって!」
「ちょっと恥ずかしいね、でも姫乃お姉さんは凄くカッコイイですね!」
「…コレ、私ですか?」
姫乃さんは姫騎士らしいが、銀に近い白髪が北欧騎士っぽくて、鬼ヤバにカッコイー!
京都サンは女海賊のお頭らしい?
どんなゲームなん?
「この格好で、実際にゲームをしてもらいます。
その様子をPVって事で生配信します!」
「素人さんは顔バレマズいので、メイクするよ~ん、マミマミはちびっ子チームお願いね!」
「お任せっス!
あ、ミヤコさんは?」
「自分でやるわよ!
ソレに私は顔バレしても構わないわよ?
正式なお仕事として、ギャラは請求しますから!」
「スポンサー虐めたいので、正規の額を請求してくださいっス!」
「んじゃ、そろそろ始めるよ~ん、ピカりんとスズちゃんは後ろで応援しててね?」
「わ、私スマホゲームとかやった事無いのですけど?」
「ヒメっちは素のままでも充分面白いのな?」
こんな適当な生配信が、後にとんでもない結果になってしまうのです。
「スポンサー~、再生数とか問い合わせとか大変な事になってるっス!
なんとか聖華さん一人で全て対応してもらってますけど?」
複数の対応をたった一人で?
「あら、お父様が昔描いた同人マンガを元にして、試験的で作ったゲームでしたのに?
モデルが良かったのデスかしら?」
資産運用の一環で、学園のゲーム部やアニメ部の有志を誘って作ったゲームでしたが?
「マミマミさん、コレ起業して半年のゲーム会社としてはどうなんですか?」
「はぁ?
もぅ、成功でよくないですか?
そろそろ、本気でヤバいっスよ?
予定通り、山王院のゲーム会社に売却しましょうよ?」
「…デスわね、お姉様にバレると怒られるかもですし?」
この件に某天才少女が暗躍していた事は、あまり知られていないそうだ。
「コスプレ、楽しかったね!」
「不思議な感覚でした、まるで私では無いようでした。」
姫乃さん、まだちょっと興奮が冷めて無い様です。
あの後、光里チャンは親指姫や白雪姫、姫乃サンは白馬の王子や魔法騎士?
ルナさんは猫神や猫獣人戦士?
京都サンは人魚姫や女盗賊と、布少な目キャラを担当した⁈
「ありがとうございましたっス!
反応イイってスポンサーも大喜びっス!」
女忍者のコスのマミマミさんから、ニンマリしながらお礼を言われた!
「やって良かったね、いすずチャン!」
「う、うん、ちょっと恥ずかしかったけど楽しかったね?」
五十鈴チャンは後半、少年っぽいコスに挑戦したのよさ。
桃太郎でしょ、牛若丸でしょ、猿飛佐助とか?
(急に和物?)
「欲しい衣装は贈呈するっスよ?
何か欲しかった衣装有るっスか?」
「なら光里は、アリスの衣装が良いな!
だってすこい可愛いから!
いすずチャンは?」
「私は大丈夫、多分作っているのは良く知っているお姉さんだから、
そうですよね、まみお姉さん?」
「ハハハっス、又、店に来てやってくださいっス。
姉さん達も喜ぶっスから。」
「なんだ、スズちゃんとマミマミはお知り合いだったん?」
「猫友っスよ。
あと、自分の憧れの先輩が五十鈴ちゃんのお兄ちゃんとお付き合いしてる関係でちっちゃい頃からお知り合いでしたッス。」
「あ、あの、このアラビアンナイトの衣装をいただけるかしら?」
「京都サンは全部差し上げますよ。
サイズは全部京都サン合わせデスから、他のレイヤーさんではお胸のところが余ってしまうっスので。」
「あら、そう?
…ちょっとお待ちなさい!
全てサイズが私合わせって、どういう事かしら⁇」
「あ、あの私はこの服が出来れば、あの…」
姫乃さん、最初の姫騎士の衣装を選んだよ?
「他の衣装も欲しいなら、ご連絡下さいね!
メインキャラはこの後、本職のレイヤーさんをお願いしてちゃんとしたイベントとかやる予定ですので、差し上げられませんが、今日の皆さんの衣装のキャラは星1か2のキャラだから大丈夫っス!」
何が大丈夫なのかわからないけど?
「ソレでは皆さん、お疲れ様でした~っス!」
「皆んなサンキュー!」
「「お疲れ様でした~!」」
「オイ、あの配信見たぞ!
あの姫騎士のレイヤー、紹介してくれ!
頼む、二葉!」
「元徳お兄さま、ダイヤの原石はご自分でお探し下さい?
女の子の秘密はそう易々と教えません、では又来世で!」
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