60 / 138
第4章 魔女討伐にいこう
姉妹
しおりを挟む
ココココ羅針盤の針の指す方向にアポロス……そして、魔女がいる。
結局アポロスは、俺が勇者になるならないに関係なく、ライバルは潰すつもりだったのだ。マクベスという勇者候補も、おそらくそれで殺されたに違いない。
俺の不快な気分は晴れなかった。
「少し寒いな……何か温まるものない?」
今まで、怒りであまり気にならなかったが、俺の体はウォームリングが外されていたので冷え切っていた。シャツをパピィに着せているので、俺はジャージ一枚だ。
「私のウォームリングでよければ。ここからは私は何もできないので……。私は服を着こんでおきます」
ミツユスキーは、そう言うと俺にウォームリングを渡し、毛皮の防寒具を着込んだ。
「悪いな、恩に着るミツユスキー」
俺は、ありがたくウォームリングを腕にはめ、軽く感謝を込めてお礼を言った。
ふと、俺はソエルの地図の事が気になった。
「ソエル、そんな地図どこで手に入れたんだ?」
俺は、ソエルに古い地図の事を聞いた。
「実ハ……ギルドニ私ノ妹ガイマス。姉妹トイウノハ、ナイショデース。彼女ニ頼ンデ探シテ貰イマシタ」
「姉妹か……」おそらく、診療所で院長をしていたカロエルの事だろう。
「メイデンニ、地図ヲ見セテ貰ッタノデスガ、私ノ知ッテル地図ト何カガ違ウ気ガシタノデ調ベテミタデース」
「よく、気が付いたな」
俺は、ソエルの用心深さに深く感心した。
結局アポロスは、俺が勇者になるならないに関係なく、ライバルは潰すつもりだったのだ。マクベスという勇者候補も、おそらくそれで殺されたに違いない。
俺の不快な気分は晴れなかった。
「少し寒いな……何か温まるものない?」
今まで、怒りであまり気にならなかったが、俺の体はウォームリングが外されていたので冷え切っていた。シャツをパピィに着せているので、俺はジャージ一枚だ。
「私のウォームリングでよければ。ここからは私は何もできないので……。私は服を着こんでおきます」
ミツユスキーは、そう言うと俺にウォームリングを渡し、毛皮の防寒具を着込んだ。
「悪いな、恩に着るミツユスキー」
俺は、ありがたくウォームリングを腕にはめ、軽く感謝を込めてお礼を言った。
ふと、俺はソエルの地図の事が気になった。
「ソエル、そんな地図どこで手に入れたんだ?」
俺は、ソエルに古い地図の事を聞いた。
「実ハ……ギルドニ私ノ妹ガイマス。姉妹トイウノハ、ナイショデース。彼女ニ頼ンデ探シテ貰イマシタ」
「姉妹か……」おそらく、診療所で院長をしていたカロエルの事だろう。
「メイデンニ、地図ヲ見セテ貰ッタノデスガ、私ノ知ッテル地図ト何カガ違ウ気ガシタノデ調ベテミタデース」
「よく、気が付いたな」
俺は、ソエルの用心深さに深く感心した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
82
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる