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第5章 目的を達成しよう
黒い霧 2
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「魔女じゃない? じゃあ……」
「私はジュリアといいます。私の魂を救ってくださって本当にありがとうございました」
「魂? 救った? 俺が?」
「はい」
ジュリアと名乗った女性は、にっこりと微笑んだ。
俺は、混乱してどうにかなりそうな頭を落ち着かせ、ジュリアに質問した。
「じゃあ、魔女っていうのはサマンサで、サマンサの体はジュリアだったってこと?」
「正解でーす。正解者には生き返る権利がもらえまーす」
ジュリアは拍手をして、俺を褒めていた。
「俺、すげー!」
……馬鹿にされているような気がしてきた……。
「いや、そうじゃなくて……どうしてサマンサがジュリアの体の中にいたんだ?」
「体を乗っ取られていたのです」
「じゃあ、俺はサマンサごとジュリアを葬ったことになるのか?」
「そうです。でも、それしか方法がなかったので、私はあなたに罪を負わせるようなことはいたしません」
「そうか……。それともう一つ聞いていいか?」
「はい」
「仲間銃のことについてだ。そこの骸骨がくれたものだけど、なぜ、その力がジュリアの呪いだったんだ?」
「あーそれは俺から説明するよ」骸骨が話に割り込んできた。「えっとだ……順を追って話すぞ。ジュリアはな、実は……他の生命力を食って生きる氷の化け物なんだよ」
「化け物? 悪魔とかそういうのか? 生命力を食うのか?」
骸骨の話は続いた……。
「私はジュリアといいます。私の魂を救ってくださって本当にありがとうございました」
「魂? 救った? 俺が?」
「はい」
ジュリアと名乗った女性は、にっこりと微笑んだ。
俺は、混乱してどうにかなりそうな頭を落ち着かせ、ジュリアに質問した。
「じゃあ、魔女っていうのはサマンサで、サマンサの体はジュリアだったってこと?」
「正解でーす。正解者には生き返る権利がもらえまーす」
ジュリアは拍手をして、俺を褒めていた。
「俺、すげー!」
……馬鹿にされているような気がしてきた……。
「いや、そうじゃなくて……どうしてサマンサがジュリアの体の中にいたんだ?」
「体を乗っ取られていたのです」
「じゃあ、俺はサマンサごとジュリアを葬ったことになるのか?」
「そうです。でも、それしか方法がなかったので、私はあなたに罪を負わせるようなことはいたしません」
「そうか……。それともう一つ聞いていいか?」
「はい」
「仲間銃のことについてだ。そこの骸骨がくれたものだけど、なぜ、その力がジュリアの呪いだったんだ?」
「あーそれは俺から説明するよ」骸骨が話に割り込んできた。「えっとだ……順を追って話すぞ。ジュリアはな、実は……他の生命力を食って生きる氷の化け物なんだよ」
「化け物? 悪魔とかそういうのか? 生命力を食うのか?」
骸骨の話は続いた……。
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