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第二十六話 オークの根性
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私はオークの群れへ突っ込み、縦横無尽に暴れまくった。
体に受けるオークの攻撃は、すぐさま快感へと変化し、メイデンアーマーの力で体の力が強化される。
攻撃を受ければ受けるほど、力が増すこの快感! 新たに、この力の虜になってしまいそうだ。
「うおおおお! もっと、もっとこい! 私にダメージを与えるんだ!」
「トイナーバルシ! ダ……ンケキ!」
オークの攻撃に突っ込んでは、それを倍以上の力で跳ね返す。その繰り返しだ。
斧で切りかかるオーク、弓矢で狙うオーク、こん棒で殴りつけるオーク、ハンマーで潰しにかかるオーク。その攻撃は、力強さとは裏腹に、もろいものばかり。根本的な力の差がありすぎるのだ。だが、何か抑制されているようにも感じる。本当にオークはこんなものだったのだろうか。
私は、両手の拳を握りしめて不愉快な気持ちを緩和させ、オークたちに言い放った。
「……本当にそれが、お前たちの力なのか……」
「トダンナ?!」
「お前たちの攻撃は、そんな単調なものだったのかと聞いている!」
「フオオッ!」
「お前たちは、もっと残虐で、もっと卑わいで、もっと屈辱的なことをする生き物じゃなかったのか!」
「ウグッ……ガロココ……イタイ……」
「今のお前たちは、ただの兵士の目だ。お前たちは、オークじゃないのか?」
「ダウソ……ハチタレオ……」
雑魚のオークどもが話をしていると、後方からゆっくりと大きな斧を携えた体長3メートルほどのボスオークが近づいてくるのが見えた。
ボスオークは、こちらに近づき、吠えるように叫んだ。
「チタエマオ! ルテシニナ! クヤハ……レヤ!」
「貴様がこの分隊のボスか!」
よく見ると、そのボスオークの頭には金色の輪がつけられていた。
おそらく、この輪は魔物使いが自分よりレベルの高い魔物を使役するために使うアイテムだ。
ということは、魔物使いはボスオークだけを使役し、普通のオークをそれに従わせて、魔力コストを抑えているに違いない。
それならば、この数のオークに異常な統率力があるのも頷ける。
「さあ、貴様の力! この私に示してみろ!」
「ウググ……エマオ……ナルメナ!」
オークは力任せに大きな斧を私に向けて振り下ろす。勢いよく振り下ろされた斧は私の鎧の左肩にぶつかり、激しい金属音を上げて止まった。
「ふう……この程度か……何も感じないぞ……人間に使役されたオークほど虚しいものはないな……野良のボスオークと戦った時は、こんな単調な攻撃じゃなかったぞ」
「ゾイサルウ、チイチイ……レマダー!」
ボスオークは、顔を真っ赤にして斧に力を入れ始めた。それと同時に、頭についていた金色の輪がはじけ飛ぶ。
「はっはっは! できるじゃないか! それでこそ卑しい魔物だ! さあ、お前の魂の叫びを私にぶつけてみろ!」
金色の輪で魔物を使役した場合、力は魔物使いのレベルまで下がってしまう。(もちろん、金色の輪で使役できるレベル差に限界はあるが)性格まで制御されてしまうのだから、受けるストレスは尋常じゃないはずだ。
だが、奴はそれを自力で破った。ということは、使役されるレベル差の限界を一時的に超えたということだろう。
その根性に、わたしは敬意を表した。
「やるねぇ……嬉しくなってきたよ」
「人間……ガイゼフ……!」
ボスオークの斧の振りが変化する。今まで、型にこだわった攻撃をしていたものが、獣本来の武器さばきになった。次の攻撃など考えず、ただひたすら一撃に力を乗せ、本能的に斧を振り回す。これが、オーク本来の戦い方だ。
相変わらず私はノーガードで攻撃を受ける。重みを増した巨大な斧の攻撃は、私の首を、腕を、腹を、足先を、全て痛みの強い個所を的確に狙ってくる。おそらく、野生の本能というやつだろう。相手に痛みを負わせて屈服させ、嬲り、辱め、もてあそんだ後、殺す。そんな残忍な性格がひしひしと伝わってくる攻撃だ。
「これだよ……これなんだよ……私の求めていたものは!」
だが、所詮はオーク。その程度の攻撃では、私の鎧に傷一つつけることはない。そればかりか、私に快感を与え、私の戦闘力を強化するばかりだ。
すでに私の体は張り裂けそうなくらいに熱くむず痒い。なので、早くこのボスオークにお礼をしてあげなければならない。
「ロレオタ……!」
「ありがとう、ボスオーク。貴様の力、全て堪能した。そろそろ終わりにしてやる。ありがたく受け取れ!」
私は、振り下ろされた斧を籠手で払いのけ、ボスオークに向けてスキルを発動した。
「『ダメージ・オブ・ザ・リンク』!」
「ギモディイイイイイイイイイァァァァァァアヒァア」
ボスオークは、断末魔の悲鳴を上げながら、悶え始めた。
奴は今、痛みを快感と取り違えてダメージを受けているはずだ。
今の私は、メイデンアーマーのおかげで倍化されたダメージを直接快感として受け取っている。
その快感全てを奴の脳が感じているのだ。もちろん、ただでは済むまい。
「残忍なる獣よ、屈辱を味わいながら豚のように眠れ」
「ハヒャヒャヒャヒャウウウウ」
ボスオークは、断末魔の悲鳴とともに、仁王立ちしたまま幸せそうな表情でゆっくりと地に伏せた。
体に受けるオークの攻撃は、すぐさま快感へと変化し、メイデンアーマーの力で体の力が強化される。
攻撃を受ければ受けるほど、力が増すこの快感! 新たに、この力の虜になってしまいそうだ。
「うおおおお! もっと、もっとこい! 私にダメージを与えるんだ!」
「トイナーバルシ! ダ……ンケキ!」
オークの攻撃に突っ込んでは、それを倍以上の力で跳ね返す。その繰り返しだ。
斧で切りかかるオーク、弓矢で狙うオーク、こん棒で殴りつけるオーク、ハンマーで潰しにかかるオーク。その攻撃は、力強さとは裏腹に、もろいものばかり。根本的な力の差がありすぎるのだ。だが、何か抑制されているようにも感じる。本当にオークはこんなものだったのだろうか。
私は、両手の拳を握りしめて不愉快な気持ちを緩和させ、オークたちに言い放った。
「……本当にそれが、お前たちの力なのか……」
「トダンナ?!」
「お前たちの攻撃は、そんな単調なものだったのかと聞いている!」
「フオオッ!」
「お前たちは、もっと残虐で、もっと卑わいで、もっと屈辱的なことをする生き物じゃなかったのか!」
「ウグッ……ガロココ……イタイ……」
「今のお前たちは、ただの兵士の目だ。お前たちは、オークじゃないのか?」
「ダウソ……ハチタレオ……」
雑魚のオークどもが話をしていると、後方からゆっくりと大きな斧を携えた体長3メートルほどのボスオークが近づいてくるのが見えた。
ボスオークは、こちらに近づき、吠えるように叫んだ。
「チタエマオ! ルテシニナ! クヤハ……レヤ!」
「貴様がこの分隊のボスか!」
よく見ると、そのボスオークの頭には金色の輪がつけられていた。
おそらく、この輪は魔物使いが自分よりレベルの高い魔物を使役するために使うアイテムだ。
ということは、魔物使いはボスオークだけを使役し、普通のオークをそれに従わせて、魔力コストを抑えているに違いない。
それならば、この数のオークに異常な統率力があるのも頷ける。
「さあ、貴様の力! この私に示してみろ!」
「ウググ……エマオ……ナルメナ!」
オークは力任せに大きな斧を私に向けて振り下ろす。勢いよく振り下ろされた斧は私の鎧の左肩にぶつかり、激しい金属音を上げて止まった。
「ふう……この程度か……何も感じないぞ……人間に使役されたオークほど虚しいものはないな……野良のボスオークと戦った時は、こんな単調な攻撃じゃなかったぞ」
「ゾイサルウ、チイチイ……レマダー!」
ボスオークは、顔を真っ赤にして斧に力を入れ始めた。それと同時に、頭についていた金色の輪がはじけ飛ぶ。
「はっはっは! できるじゃないか! それでこそ卑しい魔物だ! さあ、お前の魂の叫びを私にぶつけてみろ!」
金色の輪で魔物を使役した場合、力は魔物使いのレベルまで下がってしまう。(もちろん、金色の輪で使役できるレベル差に限界はあるが)性格まで制御されてしまうのだから、受けるストレスは尋常じゃないはずだ。
だが、奴はそれを自力で破った。ということは、使役されるレベル差の限界を一時的に超えたということだろう。
その根性に、わたしは敬意を表した。
「やるねぇ……嬉しくなってきたよ」
「人間……ガイゼフ……!」
ボスオークの斧の振りが変化する。今まで、型にこだわった攻撃をしていたものが、獣本来の武器さばきになった。次の攻撃など考えず、ただひたすら一撃に力を乗せ、本能的に斧を振り回す。これが、オーク本来の戦い方だ。
相変わらず私はノーガードで攻撃を受ける。重みを増した巨大な斧の攻撃は、私の首を、腕を、腹を、足先を、全て痛みの強い個所を的確に狙ってくる。おそらく、野生の本能というやつだろう。相手に痛みを負わせて屈服させ、嬲り、辱め、もてあそんだ後、殺す。そんな残忍な性格がひしひしと伝わってくる攻撃だ。
「これだよ……これなんだよ……私の求めていたものは!」
だが、所詮はオーク。その程度の攻撃では、私の鎧に傷一つつけることはない。そればかりか、私に快感を与え、私の戦闘力を強化するばかりだ。
すでに私の体は張り裂けそうなくらいに熱くむず痒い。なので、早くこのボスオークにお礼をしてあげなければならない。
「ロレオタ……!」
「ありがとう、ボスオーク。貴様の力、全て堪能した。そろそろ終わりにしてやる。ありがたく受け取れ!」
私は、振り下ろされた斧を籠手で払いのけ、ボスオークに向けてスキルを発動した。
「『ダメージ・オブ・ザ・リンク』!」
「ギモディイイイイイイイイイァァァァァァアヒァア」
ボスオークは、断末魔の悲鳴を上げながら、悶え始めた。
奴は今、痛みを快感と取り違えてダメージを受けているはずだ。
今の私は、メイデンアーマーのおかげで倍化されたダメージを直接快感として受け取っている。
その快感全てを奴の脳が感じているのだ。もちろん、ただでは済むまい。
「残忍なる獣よ、屈辱を味わいながら豚のように眠れ」
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