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1章 どうやら転生したようだが
4話 お父様登場、そして…
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お気に入り250越え、HOTランキング3位!
感謝の繰り上げUPデス(((o(*゚▽゚*)o)))♡
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メイドが朝食のかたづけに来たのは1時間後(1日24時間1週間7日1年365日で12カ月、ただし月と曜日の呼び方は違う)で、一緒に執事長が「侯爵様がお呼びです」とエレーニアを迎えに来た。いよいよか、幽閉回避出来るかやってみよう。
さすが侯爵家の屋敷、お父様の書斎まで遠い。しかしこの王都の屋敷より領地の屋敷の方がデカイ。幽閉予定の湖の辺りにある塔は所謂見張り塔のようなもので、昔の戦争期の建築物だ。狩猟小屋がわりに偶に使うくらいで今は殆ど使われておらず、近くに住む猟師夫婦に管理を任せているらしい(エレーニア記憶情報)
執事が書斎の扉をノックする。
「旦那様、お嬢様をお連れしました」
「うむ、入れ」
ドアを開けると執務机の向こうにナイスミドルのオジ様が窓から外を見て立っている。
銀髪をオールバックにし、ハリウッディアンタイプの髭が似合ってダンディです。エレーニアは父親似ですね。クリストフは母親似でしょうか。銀髪はどっちも父親譲りだな。振り向いたタイミングで朝のご挨拶をしとこう“おはよう、パパン”
「おはようございます、お父様」
スカートを摘んで軽く膝をまげる。特に衣瑠は意識してないのに身体が自動で動くぞ。セリフも修正されたっ!
「昨日の一件は聴いている。家名に泥を塗る様な真似をしおって、愚か者が」
渋い声でお叱りを受けました。でもねパパン、エレーニアの記憶探ってもラインハルトが言ってた様な“教科書を隠した”だの“階段から突き落とした”だの“制服を破いた”とか“講習の面前で身分をわきまえろとなじった”などなど無いのだよ。リリアとは挨拶すらほとんどした事が無いの。どこからそんな話しが湧いて出たのかこっちが聴きたいわ。
「御言葉ですがお父様、私には身に覚えが「言い訳など見苦しいぞ」」
おう、被せで遮られてしまった。
「お父様「侯爵家の娘であるなら潔くあれ」」
くっ、また被せて来たな。
「しばらく領地で頭を冷やすがいい。スチュアート!」
「はい、旦那様」
直ぐに扉を開けて執事長が入って来て頭を下げる。あ、スチュアートって執事長の名前セバスチャンじゃないのね。使い古されたネタですんまそん。
「先程指示したとうりにしろ、連れて行け」
え?もう終わり?幽閉回避どころか全然喋れんかった、ヤバ、執事長の後ろから侯爵家専属の騎士が二人現れ両腕を掴まれた。騎士に連行されつつもパパンを振り返る。
「お、お父様っ」
呼んでみたがパパンは後ろ手を組んで窓の外を見こちらに背を向けている。なんてこっタァ、幽閉決定じゃん。
ゴトゴトゴト
気不味いです。ひじょーに気不味いです、馬車の中が。4人乗りの馬車に騎士の一人と向かい合わせに座っているのですが、会話が全くないのだ。もう一人の騎士は御者席に座っている。エレーニアちゃんは気不味い雰囲気の中、背筋ピンと伸ばしお淑やかに座っているのだが。こんな所でも崩れない、エレーニアちゃんってばパーフェクトボディ&ソウルww
話しそれた。騎士さんはメイドと同じようにパパンに話をするなとでも言われているのだろうか、視線も合わせてもらえない。説得して塔への幽閉回避しようと思ったが無理っぽい。
王都から領地の塔まで馬車で2日の距離。(この世界は1日24時間、1年365日で12カ月、1週間7日だが月、曜日の呼び名は違う)湖の辺りにある塔は元は戦時代の監視塔だったらしい。領地の中では王都よりの端の方にある。以前行った時は途中の街で宿屋に泊まったが今回はどこにも寄らず野宿である。エレーニアちゃんは貴族のご令嬢なの。庶民ならまだ……つっても私も野宿経験はない。アウトドアよりインドア派、キャンプもしないし登山家でもないからね。
食事の時も馬車の中、眠るのも馬車の中、エコノミー症候群になったらどうしてくれる!
唯一トイレの時は外に出してもらえるけど、道の脇に四角い衝立立ててそこでって、小はまだしも大は音と匂いがっ!衝立のそばに騎士が立ってるし。イジメなの!護衛と言う名の見張り……プライベートは?逃げないから野糞は離れたところでお願い~~
…………
よく考えたら風魔法の結界《風結界》で音と匂いをカット、土魔法《土壌操作》で穴掘って水魔法《流水操作》(ウォシュレット~)で洗って火魔法《乾燥》で乾かす。あとは穴を埋めれば証拠隠滅、、、、もっと早く気付けば良かった、1回しちゃったよ。ヨヨヨ
次に問題は食事、昨日はパパンの書斎を出た後そのまま馬車に乗せられて出発したのが10時頃、昼抜きで突っ走り日暮れ前に馬車を止めて夜営。どうもこの道は普段使っている街道とは違うようだ。道幅も狭くすれ違うことがほとんど無い。
あ、また話しそれた。夕食は日持ちのする固いパンにジャーキー(せめて燻製肉が良かった)とあと根野菜の塩スープ。そして今日の朝も同メニュー。
インベントリに入れた朝食の残りのパンを食べたかったが、出したらインベントリ持ってることバレるし。がまんがまん。
しかし4人乗りの馬車に二人乗りでスペース空いてるよね。ご飯の材料積める余裕あるよね、なぜ?
二日間の馬車旅、準備不足すぎだよ。そして今日も昼抜き。まあ、1日三食は貴族でも家にいる時で旅のあいだは二食ってことはよくあるんだが、それにしてもメニューが泣ける。
きょうの夕食は美味しいものが食べれることを期待しよう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2016.10.31 旧7話+8話 を新4話としました。
旧8話を編集ミスで削除してしまいました。運営に問い合わせましたが削除分の復帰は出来ないようです。運悪くバックアップをとり忘れていた為新たに書き直しました。表現等変わっておりますが大筋は変更しておりません。(の筈…)
2016.12.15
ご指摘ありまして、土魔法《土操作》を《土壌操作》に変更しました。
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メイドが朝食のかたづけに来たのは1時間後(1日24時間1週間7日1年365日で12カ月、ただし月と曜日の呼び方は違う)で、一緒に執事長が「侯爵様がお呼びです」とエレーニアを迎えに来た。いよいよか、幽閉回避出来るかやってみよう。
さすが侯爵家の屋敷、お父様の書斎まで遠い。しかしこの王都の屋敷より領地の屋敷の方がデカイ。幽閉予定の湖の辺りにある塔は所謂見張り塔のようなもので、昔の戦争期の建築物だ。狩猟小屋がわりに偶に使うくらいで今は殆ど使われておらず、近くに住む猟師夫婦に管理を任せているらしい(エレーニア記憶情報)
執事が書斎の扉をノックする。
「旦那様、お嬢様をお連れしました」
「うむ、入れ」
ドアを開けると執務机の向こうにナイスミドルのオジ様が窓から外を見て立っている。
銀髪をオールバックにし、ハリウッディアンタイプの髭が似合ってダンディです。エレーニアは父親似ですね。クリストフは母親似でしょうか。銀髪はどっちも父親譲りだな。振り向いたタイミングで朝のご挨拶をしとこう“おはよう、パパン”
「おはようございます、お父様」
スカートを摘んで軽く膝をまげる。特に衣瑠は意識してないのに身体が自動で動くぞ。セリフも修正されたっ!
「昨日の一件は聴いている。家名に泥を塗る様な真似をしおって、愚か者が」
渋い声でお叱りを受けました。でもねパパン、エレーニアの記憶探ってもラインハルトが言ってた様な“教科書を隠した”だの“階段から突き落とした”だの“制服を破いた”とか“講習の面前で身分をわきまえろとなじった”などなど無いのだよ。リリアとは挨拶すらほとんどした事が無いの。どこからそんな話しが湧いて出たのかこっちが聴きたいわ。
「御言葉ですがお父様、私には身に覚えが「言い訳など見苦しいぞ」」
おう、被せで遮られてしまった。
「お父様「侯爵家の娘であるなら潔くあれ」」
くっ、また被せて来たな。
「しばらく領地で頭を冷やすがいい。スチュアート!」
「はい、旦那様」
直ぐに扉を開けて執事長が入って来て頭を下げる。あ、スチュアートって執事長の名前セバスチャンじゃないのね。使い古されたネタですんまそん。
「先程指示したとうりにしろ、連れて行け」
え?もう終わり?幽閉回避どころか全然喋れんかった、ヤバ、執事長の後ろから侯爵家専属の騎士が二人現れ両腕を掴まれた。騎士に連行されつつもパパンを振り返る。
「お、お父様っ」
呼んでみたがパパンは後ろ手を組んで窓の外を見こちらに背を向けている。なんてこっタァ、幽閉決定じゃん。
ゴトゴトゴト
気不味いです。ひじょーに気不味いです、馬車の中が。4人乗りの馬車に騎士の一人と向かい合わせに座っているのですが、会話が全くないのだ。もう一人の騎士は御者席に座っている。エレーニアちゃんは気不味い雰囲気の中、背筋ピンと伸ばしお淑やかに座っているのだが。こんな所でも崩れない、エレーニアちゃんってばパーフェクトボディ&ソウルww
話しそれた。騎士さんはメイドと同じようにパパンに話をするなとでも言われているのだろうか、視線も合わせてもらえない。説得して塔への幽閉回避しようと思ったが無理っぽい。
王都から領地の塔まで馬車で2日の距離。(この世界は1日24時間、1年365日で12カ月、1週間7日だが月、曜日の呼び名は違う)湖の辺りにある塔は元は戦時代の監視塔だったらしい。領地の中では王都よりの端の方にある。以前行った時は途中の街で宿屋に泊まったが今回はどこにも寄らず野宿である。エレーニアちゃんは貴族のご令嬢なの。庶民ならまだ……つっても私も野宿経験はない。アウトドアよりインドア派、キャンプもしないし登山家でもないからね。
食事の時も馬車の中、眠るのも馬車の中、エコノミー症候群になったらどうしてくれる!
唯一トイレの時は外に出してもらえるけど、道の脇に四角い衝立立ててそこでって、小はまだしも大は音と匂いがっ!衝立のそばに騎士が立ってるし。イジメなの!護衛と言う名の見張り……プライベートは?逃げないから野糞は離れたところでお願い~~
…………
よく考えたら風魔法の結界《風結界》で音と匂いをカット、土魔法《土壌操作》で穴掘って水魔法《流水操作》(ウォシュレット~)で洗って火魔法《乾燥》で乾かす。あとは穴を埋めれば証拠隠滅、、、、もっと早く気付けば良かった、1回しちゃったよ。ヨヨヨ
次に問題は食事、昨日はパパンの書斎を出た後そのまま馬車に乗せられて出発したのが10時頃、昼抜きで突っ走り日暮れ前に馬車を止めて夜営。どうもこの道は普段使っている街道とは違うようだ。道幅も狭くすれ違うことがほとんど無い。
あ、また話しそれた。夕食は日持ちのする固いパンにジャーキー(せめて燻製肉が良かった)とあと根野菜の塩スープ。そして今日の朝も同メニュー。
インベントリに入れた朝食の残りのパンを食べたかったが、出したらインベントリ持ってることバレるし。がまんがまん。
しかし4人乗りの馬車に二人乗りでスペース空いてるよね。ご飯の材料積める余裕あるよね、なぜ?
二日間の馬車旅、準備不足すぎだよ。そして今日も昼抜き。まあ、1日三食は貴族でも家にいる時で旅のあいだは二食ってことはよくあるんだが、それにしてもメニューが泣ける。
きょうの夕食は美味しいものが食べれることを期待しよう。
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2016.10.31 旧7話+8話 を新4話としました。
旧8話を編集ミスで削除してしまいました。運営に問い合わせましたが削除分の復帰は出来ないようです。運悪くバックアップをとり忘れていた為新たに書き直しました。表現等変わっておりますが大筋は変更しておりません。(の筈…)
2016.12.15
ご指摘ありまして、土魔法《土操作》を《土壌操作》に変更しました。
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