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4章 ダンジョンに行きます
6話 実はパワーレベリングでした
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遅くなってしまいました。
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4階層はただっぴろい草原でした。そしてポツポツと生えてる木は【ウォールナットトレント】ですね。草は高さ1メートルほどありウリュ君が頭以外埋もれてしまってます。多分身長はウリュ君が130センチくらい、アレクス君が140センチくらいと思う。年齢の割に小さいのはやっぱり栄養不足でしょうか?エレーニアは169センチです。16歳だしまだ伸びるかな。
クレイブで草刈りしながら進むと時間がかかるので2人にはレイディに乗ってもらおうとしたのですが、アレクス君には
「オレ歩くよ、大丈夫だから」
って拒否られました。背伸びしたいお年頃でしょうか。
この草原では【レッドセンチピード】は埋もれて見えないので《サーチ》全開でいきます。ああ、50メートルほど先にワラワラと固まっておりますね。火魔法だと燃え広がるかな。
「《ちゅトーンウォール》で囲ってから燃やちまちゅか?どうちぇちょ材とれないち」
「そうね、そうしましょうか」
「え~オレ出番なし?センチピード縦割にしたかったのに」
何気に難しいことに挑戦しようとしてませんか?アレクス君は。まあセンチピードは横に切り離してもすぐ死なないから縦斬りの方が最終的には手間が少ないので正解ではあります。
では私から。
「《石環の壁》からの《ファイヤーボール》」
「《ファイヤーボール》」
《フレイムストーム》一発で片付くんだが、ウリュ君の魔法鍛錬も兼ねて共同作業です。
「あ、【ビッグマンティス】みっけ」
【レッドセンチピード】を燃やしてるとひょっこり【ビッグマンティス】が顔を出した。マンティス系は群れないのでアレクス君1人でも問題ないでしょう。
*****
実は【レッドセンチピード】も【ビッグマンティス】もソロならDランク、チームでEランク推奨のモンスターなのだが、エル自身Aランク以上の実力がある上、アレクス君もウリュ君もCランク並みかそれ以上の実力を発揮していることに3人とも全く気付いていない。エルは冒険者の各ランク相当の力量については全く無知識である。
2人は元々の素質、獣人としてのスペック、エルの常識外の指導(魔力纏とかは戦士系にとっては会得高難易度スキル)、エンチャントしまくりの装備。そしてダンジョンに入ってからの大量のモンスター討伐によりステータスが上昇しているのだった。
オマケだが安く買った装備はエルがエンチャントしまくったせいで買値の50~100倍の価値が付いている。1種のエンチャントはさほど難しくはないが2種以上のエンチャントは高レベルの魔道士、錬金術師、付与術師のジョブが必要。
*****
「エル姉ちゃん、マンティスの討伐証明部位どこだっけ?」
「右鎌だけど鎌は両方換金できるから、あと羽も換金素材だよ」
「オッケー」
どうやらアレクス君《瞬足》スキルを覚えたのか、あっという間にで【ビッグマンティス】の後ろに回り首チョンパで瞬殺でした。この様子じゃ《縮地》もすぐ覚えそう。敏捷私より上だったものね。あ、鎮火したかな?【レッドセンチピード】の牙だけとってさっさと進もう。
草原を進むとゴブリンや角兎も発見、お初なところで鳥さんです、雲雀?いや鶉かな、随分でかいですがダンジョンにいるからには魔獣ですね、角鶉ってとこでしょうか。ニワトリの倍くらいの大きさなのだが詰め物して丸焼きにしたいな。
そしてスモークウッドシリーズ【ウォールナットトレント】は近づくとーー以下同文。
ゴブリンは上位種でしょうか、弓を持った【ゴブリンアーチャー】や初級魔法を使ってくる【ゴブリンメイジ】が現れた。よく見ると普通のゴブリンも武器が錆びてなくて革の胸当て?防具着てるよ。鑑定したら【ゴブリンウォーリアー】って出た。
アレクス君が【ゴブリンウォーリアー】と楽しそうに剣を2、3度打ち合ってからズバッと袈裟懸けに斬りつけ終わり。アレクス君が間違った方向に育ってるような気がします。(戦闘狂に…)
ウリュ君は呪文を唱える【ゴブリンメイジ】をクロスボウで頭を撃ち、呪文が完成前に昇天されました。【ゴブリンアーチャー】はレイディの前脚の一撃で矢をつがえる間もなし。そして出番のない私でした。
その後二度ほど【レッドセンチピード】の塊と遭遇、すでに作業化した討伐ですね。【ビッグマンティス】もポロポロ出て来ますがアレクス君とレイディが競争するがごとく、スパスパ終わらせてます。
ん~、やっぱりギルドが『最初はここから』って言うだけあって弱いモンスターしかいないのかな(激しく勘違い)
階段手前で【フォーブレードマンティス】が徘徊してるのが見えた。
「ハイっ、オレ、オレにやらせて」
アレクス君が手を挙げキラッキラの眼で訴えてきます。うーん、身長差がちょっと心配なんだけど。
「【フォーブレードマンティス】は【ビッグマンティス】と違って一撃って訳に行かないと思う。飛ばれると厄介だからウリュ君と先に魔法で足止めしよう」
「え~、大丈夫だよ」
不服そうなアレクス君だがここは譲らない。
「お姉ちゃん、アレクス君には怪我して欲しくないの、魔法で治せるとしてもね」
『魔法があるじゃん』と言われる前に釘をさしておく。過保護と言われようが嫌なものは嫌なんです。
「アレクちゅ、オネーちゃんに心配をかけるのはダメ」
「あー、ウリュってばエル姉ちゃんの味方するぅ」
「慢心は隙をうみまちゅ、僕はオネーちゃんに賛成でちゅ」
「わかった、オレちゃんとみんなと協力してあいつ倒す」
ふんすっと拳を握るアレクス君。二人ともなんて立派に……
「お、オネーちゃん?」
「く、くるし、エル姉」
はっ、思わず二人まとめてむぎゅっと抱きしめてました。あ~癒される~~
気をとりなおして【フォーブレードマンティス】戦開始しますか。レイディには周辺を警戒してもらう。ポツポツと【ビッグマンティス】の反応があるのだ。小ボス戦中に入って来られてもうっとおしい。
最初にウリュ君が【フォーブレードマンティス】の脚を固定させて追加で私が木魔法発動。
「《アースコントロール》」
「《拘束する蔦》」
突然足元が土にめり込んだ【フォーブレードマンティス】は驚き、脱出しようともがくがすかさず生え伸びた蔦が土に捕らえられなかった残りの脚に絡みつきつつシュルシュルと下半身に絡みつく。これで羽も広げられないので飛んで逃げる事もない。
「いくよっ」
「《ウインドカッター》」
ウリュ君の牽制の魔法が飛ぶ。だが魔法の刃は4枚の鎌で弾かれた。
「あ、風耐性あるかも」
アレクス君が右の鎌、私が 左鎌を担当する。ミスリルの槍の突きを鎌で払われた。およ、やりおるな、槍は折れてないけど(すんません、ベタな駄洒落言いました。謝ります)
上から振り下ろされる鎌をアレクス君は剣でしのぐ。
「クッ、切れねえ」
鎌の一撃を反対に切り落とすつもりで迎え撃ったのだろう、ブレードソードの刃が鎌の三分の一ほどで止まっていた。
「あっ」
マンティスはブレードソードが食い込んだ鎌を引き寄せつつもう一本の鎌で横から剣腹を打ち付けるように薙ぐと、アレクス君の手から剣がもぎ取られてしまった。そのまま剣を横に払いつつ、鎌をアレクス君めがけて振り下ろす。
【フォーブレードマンティス】の注意がアレクス君に向いた瞬間、私は左の鎌を一本関節から切り落としてやった。
「シャーーーッ」
鎌を切り落とした衝撃でマンティスの上半身がぶれ、アレクス君狙いの右鎌の一撃がそれた。ザクンと鎌先が地面に突き刺さる。アレクス君は余裕で躱し、ショートソードで関節を狙い斬りつけた。と、同時にウリュ君の放ったボルトが右眼に命中する。
「キシャーーーーッ!」
マンティスは狂ったように残りの鎌を振り回すが、こちらは後退すれば当然余裕で避けられる。
シュッ ドスッ
「シャシャッーッ」
ボルトがマンティスの胸部に刺さる。アレクス君はブレードソードを拾い、そのままマンティスに向かってジャンプする。おお、高いぞ。
ボルトの一撃でマンティスの身体が拘縮した瞬間を狙ってブレードソードが振り下ろされた。
ザシュッ
マンティスの頭が胴から離れポロリと落ちる。私はミスリルの槍を切り上げ上半身と下半身を切り離した。どさりと落ちる上半身。下半身は蔓が絡みついているのでそのままだ。
「「イエーイ」」
走り寄って来たウリュ君とアレクス君がハイタッチをかわす。
「やったね」
二人にウインクしつつサムズアップ。
「あ~、鎌1つ使いもんにならないかも、しくじった。途中剣とられたし、やっぱ一人じゃ無理だったよ。エル姉ちゃんゴメン」
うんうん、ちゃんと反省もできる良い子だ。
「そのブロードソードがアレクス君に馴染んでないっていうのもあるからね」
「うん、オレもっと頑張る」
「ウリュ君は眼に命中させるなんてすごいよ」
「もうちょっと威力があれば頭とばちぇたんでちゅが」
「そうだね、もう少し大きなクロスボウの方がいいかも」
ウリュ君が小さいからとコンパクトなクロスボウにしたが普通のでも余裕で扱えそうだ。
「Gyua!」
「レイディもお疲れ様」
3匹の【ビッグマンティス】の死体を引きずって戻って来たレイディをなでなでする。
『あたちがんばるなのヨ』
「じゃあ、解体してしまいましょ」
「「はーい」」
「Gyua!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4階層の獲得品
ゴブリンウォーリアーの耳5、ゴブリンアーチャーの耳3、ゴブリンメイジの耳3、ウォールナットトレントの鼻枝6本、ウォールナットトレント6本、レッドセンチピード牙37対、ビッグマンティスの鎌18対、ビッグマンティスの羽18対、フォーブレードマンティスの鎌3、フォーブレードマンティスの羽1対、角兎5匹、角鶉2匹
魔石
ゴブリンウォーリアー5個、ゴブリンメイジ3個、ゴブリンアーチャー3個、レッドセンチピード37個、ビッグマンティス18個、フォーブレードマンティス1個、角兎5個、角鶉2個
【フォーブレードマンティス】戦終わらせようと思ったら文字数増えた。
次話は15日予定です。
追加
【乙女ゲームの悪役令嬢転生のラノベの世界に転生したようだが…】の題を
↓
【乙女ゲームか悪役令嬢転生ラノベの世界に転生?したようだが…】に変更しました。
まあ、たいした違いはないのですがゲームかラノベかはっきりしてないので、ということです。
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4階層はただっぴろい草原でした。そしてポツポツと生えてる木は【ウォールナットトレント】ですね。草は高さ1メートルほどありウリュ君が頭以外埋もれてしまってます。多分身長はウリュ君が130センチくらい、アレクス君が140センチくらいと思う。年齢の割に小さいのはやっぱり栄養不足でしょうか?エレーニアは169センチです。16歳だしまだ伸びるかな。
クレイブで草刈りしながら進むと時間がかかるので2人にはレイディに乗ってもらおうとしたのですが、アレクス君には
「オレ歩くよ、大丈夫だから」
って拒否られました。背伸びしたいお年頃でしょうか。
この草原では【レッドセンチピード】は埋もれて見えないので《サーチ》全開でいきます。ああ、50メートルほど先にワラワラと固まっておりますね。火魔法だと燃え広がるかな。
「《ちゅトーンウォール》で囲ってから燃やちまちゅか?どうちぇちょ材とれないち」
「そうね、そうしましょうか」
「え~オレ出番なし?センチピード縦割にしたかったのに」
何気に難しいことに挑戦しようとしてませんか?アレクス君は。まあセンチピードは横に切り離してもすぐ死なないから縦斬りの方が最終的には手間が少ないので正解ではあります。
では私から。
「《石環の壁》からの《ファイヤーボール》」
「《ファイヤーボール》」
《フレイムストーム》一発で片付くんだが、ウリュ君の魔法鍛錬も兼ねて共同作業です。
「あ、【ビッグマンティス】みっけ」
【レッドセンチピード】を燃やしてるとひょっこり【ビッグマンティス】が顔を出した。マンティス系は群れないのでアレクス君1人でも問題ないでしょう。
*****
実は【レッドセンチピード】も【ビッグマンティス】もソロならDランク、チームでEランク推奨のモンスターなのだが、エル自身Aランク以上の実力がある上、アレクス君もウリュ君もCランク並みかそれ以上の実力を発揮していることに3人とも全く気付いていない。エルは冒険者の各ランク相当の力量については全く無知識である。
2人は元々の素質、獣人としてのスペック、エルの常識外の指導(魔力纏とかは戦士系にとっては会得高難易度スキル)、エンチャントしまくりの装備。そしてダンジョンに入ってからの大量のモンスター討伐によりステータスが上昇しているのだった。
オマケだが安く買った装備はエルがエンチャントしまくったせいで買値の50~100倍の価値が付いている。1種のエンチャントはさほど難しくはないが2種以上のエンチャントは高レベルの魔道士、錬金術師、付与術師のジョブが必要。
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「エル姉ちゃん、マンティスの討伐証明部位どこだっけ?」
「右鎌だけど鎌は両方換金できるから、あと羽も換金素材だよ」
「オッケー」
どうやらアレクス君《瞬足》スキルを覚えたのか、あっという間にで【ビッグマンティス】の後ろに回り首チョンパで瞬殺でした。この様子じゃ《縮地》もすぐ覚えそう。敏捷私より上だったものね。あ、鎮火したかな?【レッドセンチピード】の牙だけとってさっさと進もう。
草原を進むとゴブリンや角兎も発見、お初なところで鳥さんです、雲雀?いや鶉かな、随分でかいですがダンジョンにいるからには魔獣ですね、角鶉ってとこでしょうか。ニワトリの倍くらいの大きさなのだが詰め物して丸焼きにしたいな。
そしてスモークウッドシリーズ【ウォールナットトレント】は近づくとーー以下同文。
ゴブリンは上位種でしょうか、弓を持った【ゴブリンアーチャー】や初級魔法を使ってくる【ゴブリンメイジ】が現れた。よく見ると普通のゴブリンも武器が錆びてなくて革の胸当て?防具着てるよ。鑑定したら【ゴブリンウォーリアー】って出た。
アレクス君が【ゴブリンウォーリアー】と楽しそうに剣を2、3度打ち合ってからズバッと袈裟懸けに斬りつけ終わり。アレクス君が間違った方向に育ってるような気がします。(戦闘狂に…)
ウリュ君は呪文を唱える【ゴブリンメイジ】をクロスボウで頭を撃ち、呪文が完成前に昇天されました。【ゴブリンアーチャー】はレイディの前脚の一撃で矢をつがえる間もなし。そして出番のない私でした。
その後二度ほど【レッドセンチピード】の塊と遭遇、すでに作業化した討伐ですね。【ビッグマンティス】もポロポロ出て来ますがアレクス君とレイディが競争するがごとく、スパスパ終わらせてます。
ん~、やっぱりギルドが『最初はここから』って言うだけあって弱いモンスターしかいないのかな(激しく勘違い)
階段手前で【フォーブレードマンティス】が徘徊してるのが見えた。
「ハイっ、オレ、オレにやらせて」
アレクス君が手を挙げキラッキラの眼で訴えてきます。うーん、身長差がちょっと心配なんだけど。
「【フォーブレードマンティス】は【ビッグマンティス】と違って一撃って訳に行かないと思う。飛ばれると厄介だからウリュ君と先に魔法で足止めしよう」
「え~、大丈夫だよ」
不服そうなアレクス君だがここは譲らない。
「お姉ちゃん、アレクス君には怪我して欲しくないの、魔法で治せるとしてもね」
『魔法があるじゃん』と言われる前に釘をさしておく。過保護と言われようが嫌なものは嫌なんです。
「アレクちゅ、オネーちゃんに心配をかけるのはダメ」
「あー、ウリュってばエル姉ちゃんの味方するぅ」
「慢心は隙をうみまちゅ、僕はオネーちゃんに賛成でちゅ」
「わかった、オレちゃんとみんなと協力してあいつ倒す」
ふんすっと拳を握るアレクス君。二人ともなんて立派に……
「お、オネーちゃん?」
「く、くるし、エル姉」
はっ、思わず二人まとめてむぎゅっと抱きしめてました。あ~癒される~~
気をとりなおして【フォーブレードマンティス】戦開始しますか。レイディには周辺を警戒してもらう。ポツポツと【ビッグマンティス】の反応があるのだ。小ボス戦中に入って来られてもうっとおしい。
最初にウリュ君が【フォーブレードマンティス】の脚を固定させて追加で私が木魔法発動。
「《アースコントロール》」
「《拘束する蔦》」
突然足元が土にめり込んだ【フォーブレードマンティス】は驚き、脱出しようともがくがすかさず生え伸びた蔦が土に捕らえられなかった残りの脚に絡みつきつつシュルシュルと下半身に絡みつく。これで羽も広げられないので飛んで逃げる事もない。
「いくよっ」
「《ウインドカッター》」
ウリュ君の牽制の魔法が飛ぶ。だが魔法の刃は4枚の鎌で弾かれた。
「あ、風耐性あるかも」
アレクス君が右の鎌、私が 左鎌を担当する。ミスリルの槍の突きを鎌で払われた。およ、やりおるな、槍は折れてないけど(すんません、ベタな駄洒落言いました。謝ります)
上から振り下ろされる鎌をアレクス君は剣でしのぐ。
「クッ、切れねえ」
鎌の一撃を反対に切り落とすつもりで迎え撃ったのだろう、ブレードソードの刃が鎌の三分の一ほどで止まっていた。
「あっ」
マンティスはブレードソードが食い込んだ鎌を引き寄せつつもう一本の鎌で横から剣腹を打ち付けるように薙ぐと、アレクス君の手から剣がもぎ取られてしまった。そのまま剣を横に払いつつ、鎌をアレクス君めがけて振り下ろす。
【フォーブレードマンティス】の注意がアレクス君に向いた瞬間、私は左の鎌を一本関節から切り落としてやった。
「シャーーーッ」
鎌を切り落とした衝撃でマンティスの上半身がぶれ、アレクス君狙いの右鎌の一撃がそれた。ザクンと鎌先が地面に突き刺さる。アレクス君は余裕で躱し、ショートソードで関節を狙い斬りつけた。と、同時にウリュ君の放ったボルトが右眼に命中する。
「キシャーーーーッ!」
マンティスは狂ったように残りの鎌を振り回すが、こちらは後退すれば当然余裕で避けられる。
シュッ ドスッ
「シャシャッーッ」
ボルトがマンティスの胸部に刺さる。アレクス君はブレードソードを拾い、そのままマンティスに向かってジャンプする。おお、高いぞ。
ボルトの一撃でマンティスの身体が拘縮した瞬間を狙ってブレードソードが振り下ろされた。
ザシュッ
マンティスの頭が胴から離れポロリと落ちる。私はミスリルの槍を切り上げ上半身と下半身を切り離した。どさりと落ちる上半身。下半身は蔓が絡みついているのでそのままだ。
「「イエーイ」」
走り寄って来たウリュ君とアレクス君がハイタッチをかわす。
「やったね」
二人にウインクしつつサムズアップ。
「あ~、鎌1つ使いもんにならないかも、しくじった。途中剣とられたし、やっぱ一人じゃ無理だったよ。エル姉ちゃんゴメン」
うんうん、ちゃんと反省もできる良い子だ。
「そのブロードソードがアレクス君に馴染んでないっていうのもあるからね」
「うん、オレもっと頑張る」
「ウリュ君は眼に命中させるなんてすごいよ」
「もうちょっと威力があれば頭とばちぇたんでちゅが」
「そうだね、もう少し大きなクロスボウの方がいいかも」
ウリュ君が小さいからとコンパクトなクロスボウにしたが普通のでも余裕で扱えそうだ。
「Gyua!」
「レイディもお疲れ様」
3匹の【ビッグマンティス】の死体を引きずって戻って来たレイディをなでなでする。
『あたちがんばるなのヨ』
「じゃあ、解体してしまいましょ」
「「はーい」」
「Gyua!」
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4階層の獲得品
ゴブリンウォーリアーの耳5、ゴブリンアーチャーの耳3、ゴブリンメイジの耳3、ウォールナットトレントの鼻枝6本、ウォールナットトレント6本、レッドセンチピード牙37対、ビッグマンティスの鎌18対、ビッグマンティスの羽18対、フォーブレードマンティスの鎌3、フォーブレードマンティスの羽1対、角兎5匹、角鶉2匹
魔石
ゴブリンウォーリアー5個、ゴブリンメイジ3個、ゴブリンアーチャー3個、レッドセンチピード37個、ビッグマンティス18個、フォーブレードマンティス1個、角兎5個、角鶉2個
【フォーブレードマンティス】戦終わらせようと思ったら文字数増えた。
次話は15日予定です。
追加
【乙女ゲームの悪役令嬢転生のラノベの世界に転生したようだが…】の題を
↓
【乙女ゲームか悪役令嬢転生ラノベの世界に転生?したようだが…】に変更しました。
まあ、たいした違いはないのですがゲームかラノベかはっきりしてないので、ということです。
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