【R18】異世界リゾートライフ《第2部》~カイトの異世界ハーレムライフ~

永遠光(とわのひかり)

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第24章 結婚編

第392話 踊る銀ねこ亭での結婚式(後編)

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 踊る銀ねこ亭の結婚披露宴では、各テーブルにおいて女子トークに花が咲いていた。
 ここは、正妻4名(ジェスティーナ、アリエス、フローラ、エレナ)と、婚約者3名(リアンナ、セレーナ、セリーナ)のテーブルである。
 7名の内6名が王女、公爵令嬢が1名というこのテーブルでは、次のような話が繰り広げられていた。

「カイトも大変よね~、
 このあとも結婚式、続くんだから…
 果たして体力持つのかしら」
 アリエスがカイトの体調を気遣った。

「ハーレムメンバーの希望者全員と挙式しようっていうんだから、カイトも律儀すぎるわ」
 とリアンナが心配した。

「そうよね。その度に『初夜の儀式』あるし…
 私でも体、持たないかも…」とエレナが言った

「それがカイトのいいところじゃない。
 最後まで責任持とうっていう意思の表れだと思うわ」とジェスティーナがカイトを持ち上げた。

「でも、挙式はもう少し後でっていう、リオナちゃんみたいな人も、何人かいるみたいよ」とフローラが言った。

「そうみたいね。
 それは、人それぞれだから、そのスタンスでいいと思うの」とジェスティーナが言った。

「そう言えば、トリンさんが結婚祝いに新しいポーションを作ってくれたでしょ」
 エレナがラプ・ポーションEX(通称、前戯要らず)の話を始めた。

「あ~、あのポーションね。
 あれは、凄かったわね~」
 アリエスがその時のことを思い出した。

「新しいラブ・ポーションって何ですか?」
 その話にセレーナとセリーナが反応した。

「ラブ・ポーションEXって言うんだけど、避妊効果が無くて、感度増幅効果が今までのポーションの1.5倍なの」
 エレナが2人に説明した。

「えっ、1.5倍!
 それ、凄いですね」
 セレーナとセリーナ姉妹は目を見開いた。
 もう半年以上もカイトからお呼びが掛からないので、2人とも欲求不満なのだ。

「そうなの、あまりに気持ち良すぎて、私とアリ姉、気絶しちゃったの…」
 エレナが遠い目をした。

「え~、そんなに!?」
 セレーナとセリーナは、そのポーションを使ってみたいと思った。

「私とフローラは、それほど効果が出なかったから、お陰でカイトとゆっくり愛し合えたわ…」
 ジェスティーナは、その時のことを思い出した。

「でもアスナさんは、カイトとの初夜にラブ・ポーションは、使わなかったって言ってたわ」
 フローラが言った。

「子は授かりものだから、ポーションは使わないで、そのままのカイトを感じたかったんですって…
 あまり気持ち良すぎるのも考えものね~」
 ジェスティーナは、ラブポーションEXの効能に疑問を呈した。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 護衛チームのテーブルでは、後輩のレイフェリア、レクシア、ジュリアーナ、アストレア、ルーシアが、もうすぐ聖騎士隊を卒業するリリアーナ、フェリン、アンジェリーナの3人の転属先について話していた。
 任期満了まであと1ヶ月と迫った先輩たちの進路に、後輩の5人は興味津々だった。
 ちなみに3人が抜けた後の人選は既に決まっているそうだ。

「セレスさんがカイト様の秘書兼護衛を退任するそうよ」

「え、セレスさん、その後どうするのかしら」
 レクシアが聞いた。

「アンジェ、知ってるんでしょ、教えなさいよ」
 アンジェリーナはセレスティーナの妹なので、何か知っているとフェリンは思ったのだ。

「うん、知ってるよ。
 もうそろそろ発表になると思うけど、まだオフレコでお願いね。
 実はセレス姉さま、カイト様からセントフィリア市の幹部に任命されるみたいなの…」

「それって、大出世じゃない、凄すぎだわ」
 フェリンが驚いた。

「カイト様が、セレス姉さまの洞察力と才能を高く評価して抜擢するらしいわ」

「じゃあ、後任の秘書と護衛は誰になるの?」

「誰かしら…」

「もう、アンジェったら! 
 知ってるなら教えなさいよ!」
 リリアーナがアンジェリーナに詰め寄った。

「まだ、内緒なんだけど…
 実は…、私がセレス姉さまの後任なの」
 一同はまた驚いた。

「え、それ本当なの」

「嘘ついてどうするのよ…
 セレス姉さまが、カイト様から後任は誰がいいかって相談されて、私を推薦してくれたの」
 アンジェリーナは自慢げに言った。

「え~、いいな~
 私もカイト様の秘書やりたかったなぁ」
 とリリアーナが言った。

「あら、でもリリアーナも次の転属先、決まったんでしょ」

「どこなんですか?」
 後輩たちは、リリアーナの転属先に興味津々だった。

「私は、情報省に決まったの」

「情報省っていったらカイト様が大臣じゃないですか」

「いいな~、カイト様の下で働けるなんて…」

「フェリンさんは、転属どこに決まったんですか?」

「ふふん、聞きたい?」

「もちろん聞きたいです」

「まだ秘密なんだけど、どうしても聞きたい?」

「も~、焦らさないで、教えて下さいよ」

「しょうがないな~、それじゃ教えちゃうね…
 私は航空産業省に決まりました」

「え~、航空産業省もカイト様が大臣じゃないですか」

「そうそう、オフィスは出来たばかりでピカピカだし、仕事もやりがいありそうだから、今から楽しみなの」

「いいな~、3人共カイト様の傍で働けて」

「あなた達も頑張って、任期まで勤め上げれば、間違いなく希望の省庁に配属してもらえるんだから、頑張りなさい」とアンジェリーナが後輩たちを諭した。

「は~い、頑張りま~す」

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 踊る銀ねこ亭での結婚式は、アットホームな雰囲気の中、カイトの挨拶で幕を閉じた。
 最後は全員で後片付けして、1時間ほどで撤収が完了した。
 その後、オレ達はゲートで領都公爵邸へ移動した。

 その日は、トリンとマリンのリクエストにより、クリスタ島の砂浜に、空飛ぶベルーガ号を停泊させて新婚初夜を迎えることとなった。
 何故かそこにリオナとヒカリ、アリス、アウレリアも付いてくることとなった。
「なんでリオナ達まで、付いてくるんだよ」

「え~、だって、夜はバーベキューするんでしょ…
 それに、私たちまだ挙式しないから、せめて夜だけでも一緒にいたいと思って…」

「まあ、それなら仕方ないけど、今日の主役はトリンとマリンだからな、忘れるなよ」

 屋上の飛行船ポートから「飛行船空飛ぶベルーガ号」に乗り、クリスタ島までは、わずか15分の空の旅だ。
 ちなみにマリンとアリスはクリスタ島初体験である。

「へ~、ここがクリスタ島ですか…
 なんてキレイな島なんでしょう」
 マリンとアリスが飛行船の窓にへばりつき、クリスタ島の夕陽の美しさに感動していた。
 辺りはまだ明るいが、あと30分ほどで日没の時間だ。

「日中は、もっと綺麗だよ」
 トリンが2人に説明した。

「そうなんだ、明日の朝が楽しみ~」
 マリンは期待に胸をふくらませた。

 オレは飛行船を着地させると、砂浜に竹集成材バンブーテーブル2卓とアウトドアチェア7脚を設置した。
 そしてテーブルの上に卓上七輪2台を置き、炭を熾せばバーベキューの準備は完了だ。
 食材と冷えたドリンク類が入ったクーラーボックスと、食器とカトラリーが入ったコンテナを異空間収納から取り出すと、早速バーベキューのスタートだ。

「さて、さっそく肉を焼くぞ~」
 ソニアが用意してくれた肉や魚介類、野菜などの豪華食材を七輪に乗せていくと、美味そうな匂いがしてきた。
 今日の焼き方はオレ1人で、後の6人の腹を満たす係だ。
 辺りが暗くなり始めるとランタンに火を灯した。

「このお肉、最高に美味しいです」
 バーベキュー初参加のマリンが、外で食べる焼肉の美味さに感動していた。

「カイト様、こっちにも肉くださいよ~」
 リオナが催促した。

「待て待て、今日は花嫁ファーストだからな」

「もぉ~、しょうがないなぁ」

 その夜、バーベキューで腹いっぱい食べて、みんなで綺麗な星空を眺めたら、後は夜のお楽しみの時間だ。
 部屋割りは、主寝室にオレとトリンとマリンの3人。
 1号室にリオナとヒカリ、2号室はアリスとアウレリアという組み合わせだ。

 シャワーを浴びて、主寝室にはオレとトリンとマリンが一糸まとわぬ姿で、これから愛の営みを始めようとしたその矢先、リオナが乱入してきた。
「ちょっと待ってください。
 私たちはのけ者ですか?」

「リオナ、今は私たちの神聖な初夜の契りなんだから、静かにして!」
 とトリンが言い放った。

「え~、私たちアイドル3人は、何をする時も一緒って誓ったじゃない」
 リオナが文句を言った。

「そうだけど、今日は例外よ…
 リオナ、少し待てないの?」
 トリンがリオナに言った。

「分かったわよ、待てばいいんでしょ…
 ねぇ、みんな~、今の聞いた?
 待ってれば、カイト様が順番に抱いてくれるって~」

 リオナが後ろに向かってそう叫んだ。
 いつの間にかリオナの後ろには、ヒカリとアリス、アウレリアが立ってこちらを見ていた。

「分かりました~」と3人が返事した。

「トリン、見学するくらいはいいでしょ?」

「ダメよ、神聖な儀式だから、部屋の外で待ってて」

 何故か知らないうちに、オレは6名の女性と対戦することになっていた。
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