恋愛経験ゼロの俺が、一目惚れした天使にストーカーと勘違いされた挙句、男女比1対9のハーレム・シェアハウスで一緒に住むことになった話

永遠光(とわのひかり)

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第1章 禍福は糾える縄の如し

第5話 男女比1対9の共同生活

 夜9時過ぎ、シェアハウスの住人全員が揃ったところで、明日奈が祐希を紹介してくれた。
 ラウンジに勢揃いした8名は、驚くほどの美人揃いだった。
 明日奈の面接条件に、容姿端麗の項目が入ってるのかもしれないと祐希は思った。

「明日奈さんの義理の弟の篠宮祐希と申します。
 星城大学の2年です。
 一浪しているので年齢は20歳です。 
 お世話になりますが、皆さん、よろしくお願いします」

 挨拶が終わると、全員が拍手で歓迎の意を示した。
 顔を上げると一人の少女が祐希に声を掛けた。

「え! 本当に祐希兄ちゃんなの……?
 私のこと覚えてる……」

 それは腰までのサラサラの髪をツインテールに結んだ美少女だった。

「ええっと、どこかで会ったこと…あるかな?」

 そう答えると、少女は頬を膨らませた。
「えっ、信じらんない……忘れちゃったの?」

 こんなホワイトグレーアッシュのツインテール美少女…会ったことはないはずだ。
 でも、顔立ちは、確かに見覚えがある……

 祐希は必死に記憶を辿り、ようやく1人の少女を思い出した。
「えっ、も、もしかして……ユキミク?」

「そう、未来よ、祐希兄ちゃん」

 それは祐希の幼馴染、結城未来ゆうきみくであった。
 彼女は小学校5年まで隣の家に住んでいた、1つ年下の幼馴染みだ。
 確か父親の仕事の関係で東京へ引越したと聞いた。

 あの頃は、実の兄妹のように毎日お互いの家を行き来して一緒に遊んでいた。
 あどけない少女だったが、こんな美人に育つとは……

 当時は名前が似ていたこともあり、北海道で有名な某キャラクターにちなんで「ユキミク」と呼んでいた。

「こんな所で、ユキミクに会えるなんて、奇跡みたいだ……」
 偶然の再会に祐希は興奮を隠せなかった。

「え~っと、祐希くん、悪いんだけど……
 積もる話は、みんなの紹介が終わった後にしてくれる?」
 幼馴染との感動の再会を明日奈がストップし、住人の名前と年齢、職業を簡単に紹介してくれた。

 明日奈の紹介と、祐希の第一印象を心の中で整理すると、この「ヴィーナス・ラウンジ」の住人たちは、こんな感じだった。

【シェアハウス「ヴィーナス・ラウンジ」住人】
 ▼1階
 管理人室:篠宮明日奈(27歳)/シェアハウスオーナー兼管理人。亡き兄の妻で、祐希の義姉。
 0号室:篠宮祐希(20歳)/星城大学2年。


 ▼2階
 1号室:菅野怜奈(24歳)/気象予報士。落ち着いた雰囲気の、知的なお姉さん系美女だ。
 2号室:天野瑞希(23歳)/OL。少し強気な視線が印象的な、姉御肌の美女。
 3号室:真城朱音(21歳)/大学生。陽気な雰囲気の美女。
 5号室:早乙女さくら(18歳)/大学生。まさに清純派といった雰囲気の美少女。
 6号室:伊東瀬奈(19歳)/大学生。ミステリアスな雰囲気の美少女。
 7号室:岸谷琴葉(19歳)/大学生。すっぴんが綺麗な美少女。
 8号室:結城未来(19歳)/大学生。幼馴染みのツインテール美少女。
 10号室:早見里緒奈(22歳)/大学生。セクシー系美女。

 みんな個性的な美女揃いだが、名前と顔が一致するまで、しばらく時間がかかりそうだ。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 かくして祐希のシェアハウスでの共同生活が始まった。
 18歳から27歳の独身美女9名と、20歳の童貞男子の共同生活が、平穏無事に済むだろうか?
 祐希の義姉である明日奈はともかく、他の8人にとって、20歳のイケメン男子ときたら興味が湧かないはずはない。

 明日奈の入居説明オリエンテーションが終わるのを待ち構えていたかのように、祐希の元へ女子が寄ってきた。

「ねえねえ祐希くん、私、里緒奈。
 改めてよろしくね。お腹空いてない?
 ピザがあるんだけど、一緒に食べない?」
 早見里緒奈はタンクトップにショートパンツという肌の露出が多めの服装だ。
 Gカップはあろう豊満な胸の谷間を惜しげもなく晒していて、祐希は目のやり場に困った。

「ありがとうございます。それじゃお言葉に甘えます」
 ちょうどお腹が減っていたので、祐希は里緒奈の好意を受けることにした。

「あたし冷蔵庫から飲み物持ってくるね。
 祐希くん、コーラと烏龍茶どっちがいい?」
 そう聞いてきたのは真城朱音である。
 健康的な小麦色の肌にTシャツとホットパンツというラフな服装で、胸は里緒奈よりやや控えめだが、それでもFカップはありそうだ。

「え~と、コーラでお願いします」

「祐希兄ちゃん、私のフライドチキンも食べて」
 結城未来が某ファストフードのフライドチキンを差し出した。
 未来はベージュのキャミソールにショートパンツ、上に薄手のボーダーパーカーを羽織っていた。
 未来はスリムな体型だが、出るところはしっかりと出ており、胸はDカップくらいだろう。
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