17 / 81
第1章 禍福は糾える縄の如し
第14話 スナック茜(1)
しおりを挟む
カラオケは午後10時過ぎにお開きとなった。
「さぁ、3次会行くよ~、祐希くんは強制参加ね」
「え~、もう勘弁して下さいよ~。
お金、そんなに持ってないし…」
祐希は何とかして3次会から逃れたかったが、右腕を里緒奈、左腕を瑞希、背後を怜奈がガッチリと固められ、もはや逃れる術はなかった。
「だいじょうぶ、大丈夫。
お姉さんたちのおごりだからぁ」
「祐希くん、さくらちゃんの事は心配いらないから、お姉さん達とゆっくり飲んでいらっしゃい」
明日奈にそう言われてしまっては、もはや退路を断たれたも同然だ。
結局、さくらを含む5人は明日奈が引率し、シェアハウスへ帰ることとなった。
祐希は年上3人に引っ張られ、駅前通りの路地裏にあるネオン街へと連れて行かれた。
派手なネオンが輝く店の名前は「スナック茜」だった。
鰻の寝床のような細長い店内には、常連客と思しき男が1人で酒を飲んでいるだけで、他に客は居なかった。
店に入ると瑞希と里緒奈が声を揃えて言った。
「茜ママぁ~、活きのいい男子連れてきたよ~」
すると店の奥にいたママと思しき人物が、こちらへやってきた。
「瑞希ちゃん、里緒奈ちゃん、ありがとね。
あらまぁ、いい男じゃない、この子、私のタイプよ」
茜ママと呼ばれたのは、ゴリラのように筋肉隆々のニューハーフであった。
「ママの茜です、お名前聞いてもいいかしら?」
祐希は顔を引きつらせながら、茜ママに挨拶した。
「し、篠宮祐希です、よろしくお願いします」
「あら~、祐希くんっていうの、いい名前ねぇ~」
その間に瑞希と里緒奈は店の奥へと消えた。
「祐希くんと怜奈ちゃん、お飲み物、何にする?」
「私はハイボールもらおっかなぁ」
怜奈は上機嫌で答えた。
「僕もハイボール、お願いします」
「分かったわ、ちょっと待っててね」
茜ママはウインクすると、目の前に背の高いグラスを二つ置いた。
そして、グラスを氷で満たすとカランと小気味よい音がした。
ママは棚からスコッチウイスキーのボトルを取り出し、メジャーカップで計るとグラスに注いだ。
そしてバースプーンで氷を数回かき混ぜ、冷えたソーダを氷に当てないようにそっと注いだ。
最後に軽く一度ステアし、搾ったレモンを添えてできあがりだ。
「はい、お待ち…
スナック茜《あかね》特製ハイボールよ」
2つのグラスがコースターの上に置かれた。
琥珀色の液体の中で、きめ細やかな泡が静かに立ち上がっている。
「さすがは、茜ママね」
怜奈が嬉しそうにグラスを手に取った。
「見事な手さばきですね」
祐希がママの無駄のない動きを褒めた。
「あら嬉しい、何かサービスしちゃおうかしら」
茜ママは、褒められてまんざらでもない様子だ。
「祐希くん、茜ママ、元バーテンダーなのよ」
「え~、そうなんですか?
道理で手際がよいはずです」
「ふふん、茜ママ、こう見えて只者じゃないのよ…」
怜奈が意味深なことを言った。
祐希は、その言葉の意味を、少し後から知ることになる。
その時、カウンターの奥の扉が開き、店の制服に着替えた里緒奈と瑞希が現れた。
それは肩から伸びる細いストラップがセクシーな、ワインレッドのショートドレスだった。
里緒奈と瑞希がバイトしていると言っていたのはこの店だったのか…
今日は、新規客として祐希を店に連れてきたということらしい。
「お待たせ、祐希くん。
どう、この制服、そそられるでしょ?」
里緒奈が祐希の前でポーズを取った。
「あ~、は、はい、とてもよく似合ってます」
里緒奈が着ているドレスは、胸元が大きく開いており、Gカップの巨乳が激しく自己主張し、祐希は目のやり場に困った。
「あら、祐希くんのその反応、可愛いわねぇ、ひょっとしてまだ童貞?」
祐希の仕草に茜ママが反応した。
「え? そ、そうですけど…それがなにか?」
祐希は茜ママの言葉にタジタジだった。
「そうなんだ、それじゃ誰か筆おろししてあげなきゃね。
さすがにあたしじゃ祐希くんも嫌でしょ」
「ねぇ、里緒奈ちゃん、瑞希ちゃん、祐希くん童貞なんだって、筆おろししてあげたらぁ」
「祐希くん、あたしで良ければ、いつでも筆おろししてあげるよ♡」
そう言って里緒奈が笑った。
「あ、いえ、だ、大丈夫です。
そういうのは、自分のタイミングで決めたいので…」
里緒奈の言葉がホントなのか冗談なのか分からないが、祐希は丁重にお断りした。
「祐希くん、可愛い~。
私のペットにしたいくらい」
そう言ったのは、お天気お姉さんの怜奈だった。
「祐希くん、気をつけなきゃダメよ。
このお姉さんたち、冗談っぽく言ってるけど結構本気だからね…」
茜ママが祐希に忠告した。
「何言ってるのママ、本気なわけないでしょ、冗談よ、ジョーダン」
里緒奈と瑞希は笑っていたが、目だけは笑っていなかった。
怜奈が祐希に言った。
「そう言えばさぁ、ここだけの話なんだけどぉ…
明日奈さん、最初からあなたをあの部屋に住まわせたかったんじゃないかしら…」
「あ~、それ、あたしも思ったぁ。
あの0号室、1年以上ず~っと空き部屋だったもんね」
里緒奈がそう言うと、怜奈も深くうなずいた。
「そうそう、入居希望者がいても0号室は、先約があるって明日奈さん断ってたもんね」
瑞希も同意見のようだ。
「もしかしたら、祐希くんが星城大学に進学するの分かってたんじゃないかしら」
「え、その話、ホントですか?」
確かに星城大学が第1志望だと言うことを兄の大希にも話したし、明日奈にも話したかもしれない。
そしてインフルエンザのせいで入学が1年遅れたので、僕に話すタイミングを失ったとも考えられる。
「さぁ、3次会行くよ~、祐希くんは強制参加ね」
「え~、もう勘弁して下さいよ~。
お金、そんなに持ってないし…」
祐希は何とかして3次会から逃れたかったが、右腕を里緒奈、左腕を瑞希、背後を怜奈がガッチリと固められ、もはや逃れる術はなかった。
「だいじょうぶ、大丈夫。
お姉さんたちのおごりだからぁ」
「祐希くん、さくらちゃんの事は心配いらないから、お姉さん達とゆっくり飲んでいらっしゃい」
明日奈にそう言われてしまっては、もはや退路を断たれたも同然だ。
結局、さくらを含む5人は明日奈が引率し、シェアハウスへ帰ることとなった。
祐希は年上3人に引っ張られ、駅前通りの路地裏にあるネオン街へと連れて行かれた。
派手なネオンが輝く店の名前は「スナック茜」だった。
鰻の寝床のような細長い店内には、常連客と思しき男が1人で酒を飲んでいるだけで、他に客は居なかった。
店に入ると瑞希と里緒奈が声を揃えて言った。
「茜ママぁ~、活きのいい男子連れてきたよ~」
すると店の奥にいたママと思しき人物が、こちらへやってきた。
「瑞希ちゃん、里緒奈ちゃん、ありがとね。
あらまぁ、いい男じゃない、この子、私のタイプよ」
茜ママと呼ばれたのは、ゴリラのように筋肉隆々のニューハーフであった。
「ママの茜です、お名前聞いてもいいかしら?」
祐希は顔を引きつらせながら、茜ママに挨拶した。
「し、篠宮祐希です、よろしくお願いします」
「あら~、祐希くんっていうの、いい名前ねぇ~」
その間に瑞希と里緒奈は店の奥へと消えた。
「祐希くんと怜奈ちゃん、お飲み物、何にする?」
「私はハイボールもらおっかなぁ」
怜奈は上機嫌で答えた。
「僕もハイボール、お願いします」
「分かったわ、ちょっと待っててね」
茜ママはウインクすると、目の前に背の高いグラスを二つ置いた。
そして、グラスを氷で満たすとカランと小気味よい音がした。
ママは棚からスコッチウイスキーのボトルを取り出し、メジャーカップで計るとグラスに注いだ。
そしてバースプーンで氷を数回かき混ぜ、冷えたソーダを氷に当てないようにそっと注いだ。
最後に軽く一度ステアし、搾ったレモンを添えてできあがりだ。
「はい、お待ち…
スナック茜《あかね》特製ハイボールよ」
2つのグラスがコースターの上に置かれた。
琥珀色の液体の中で、きめ細やかな泡が静かに立ち上がっている。
「さすがは、茜ママね」
怜奈が嬉しそうにグラスを手に取った。
「見事な手さばきですね」
祐希がママの無駄のない動きを褒めた。
「あら嬉しい、何かサービスしちゃおうかしら」
茜ママは、褒められてまんざらでもない様子だ。
「祐希くん、茜ママ、元バーテンダーなのよ」
「え~、そうなんですか?
道理で手際がよいはずです」
「ふふん、茜ママ、こう見えて只者じゃないのよ…」
怜奈が意味深なことを言った。
祐希は、その言葉の意味を、少し後から知ることになる。
その時、カウンターの奥の扉が開き、店の制服に着替えた里緒奈と瑞希が現れた。
それは肩から伸びる細いストラップがセクシーな、ワインレッドのショートドレスだった。
里緒奈と瑞希がバイトしていると言っていたのはこの店だったのか…
今日は、新規客として祐希を店に連れてきたということらしい。
「お待たせ、祐希くん。
どう、この制服、そそられるでしょ?」
里緒奈が祐希の前でポーズを取った。
「あ~、は、はい、とてもよく似合ってます」
里緒奈が着ているドレスは、胸元が大きく開いており、Gカップの巨乳が激しく自己主張し、祐希は目のやり場に困った。
「あら、祐希くんのその反応、可愛いわねぇ、ひょっとしてまだ童貞?」
祐希の仕草に茜ママが反応した。
「え? そ、そうですけど…それがなにか?」
祐希は茜ママの言葉にタジタジだった。
「そうなんだ、それじゃ誰か筆おろししてあげなきゃね。
さすがにあたしじゃ祐希くんも嫌でしょ」
「ねぇ、里緒奈ちゃん、瑞希ちゃん、祐希くん童貞なんだって、筆おろししてあげたらぁ」
「祐希くん、あたしで良ければ、いつでも筆おろししてあげるよ♡」
そう言って里緒奈が笑った。
「あ、いえ、だ、大丈夫です。
そういうのは、自分のタイミングで決めたいので…」
里緒奈の言葉がホントなのか冗談なのか分からないが、祐希は丁重にお断りした。
「祐希くん、可愛い~。
私のペットにしたいくらい」
そう言ったのは、お天気お姉さんの怜奈だった。
「祐希くん、気をつけなきゃダメよ。
このお姉さんたち、冗談っぽく言ってるけど結構本気だからね…」
茜ママが祐希に忠告した。
「何言ってるのママ、本気なわけないでしょ、冗談よ、ジョーダン」
里緒奈と瑞希は笑っていたが、目だけは笑っていなかった。
怜奈が祐希に言った。
「そう言えばさぁ、ここだけの話なんだけどぉ…
明日奈さん、最初からあなたをあの部屋に住まわせたかったんじゃないかしら…」
「あ~、それ、あたしも思ったぁ。
あの0号室、1年以上ず~っと空き部屋だったもんね」
里緒奈がそう言うと、怜奈も深くうなずいた。
「そうそう、入居希望者がいても0号室は、先約があるって明日奈さん断ってたもんね」
瑞希も同意見のようだ。
「もしかしたら、祐希くんが星城大学に進学するの分かってたんじゃないかしら」
「え、その話、ホントですか?」
確かに星城大学が第1志望だと言うことを兄の大希にも話したし、明日奈にも話したかもしれない。
そしてインフルエンザのせいで入学が1年遅れたので、僕に話すタイミングを失ったとも考えられる。
1
あなたにおすすめの小説
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
普段高校生ゲーム実況者として活動している俺だが、最近仲良くなりつつあるVTuberが3人とも幼馴染だった件について。
水鳥川倫理
青春
主人公、目黒碧(めぐろあお)は、学校では始業時間になっても現れない遅刻常習犯でありながら、テストでは常に学年トップの高得点を叩き出す「何とも言えないクズ」として教師たちから扱いにくい存在とされている。しかし、彼には誰にも明かせない二つの大きな秘密があった。
一つ目の秘密は、碧が顔を隠し、声を変えて活動する登録者数158万人を誇るカリスマゲーム実況者「椎崎(しいざき)」であること。配信中の彼は、圧倒的なゲームスキルと軽妙なトークでファンを熱狂させ、学校での「クズ」な自分とは真逆の「カリスマ」として存在していた。
二つ目の秘密は、彼が三人の超絶可愛い幼馴染に囲まれて育ったこと。彼らは全員が同じ誕生日で、血の繋がりにも似た特別な絆で結ばれている。
習志野七瀬(ならしのななせ): 陽光のような明るい笑顔が魅力のツンデレ少女。碧には強い独占欲を見せる。
幕張椎名(まくはりしいな): 誰もが息をのむ美貌を持つ生徒会副会長で、完璧な優等生。碧への愛情は深く、重いメンヘラ気質を秘めている。
検見川浜美波(けみがわはまみなみ): クールな外見ながら、碧の前では甘えん坊になるヤンデレ気質の少女。
だが、碧が知らない三重目の秘密として、この三人の幼馴染たちもまた、それぞれが人気VTuberとして活動していたのだ。
七瀬は元気いっぱいのVTuber「神志名鈴香」。
椎名は知的な毒舌VTuber「神楽坂遥」。
美波はクールで真摯なVTuber「雲雀川美桜」。
学校では周囲の視線を気にしながらも、家では遠慮なく甘え、碧の作った料理を囲む四人。彼らは、互いがカリスマ実況者、あるいは人気VTuberという四重の秘密を知らないまま、最も親密で甘い日常を謳歌している。
幼馴染たちは碧の「椎崎」としての姿を尊敬し、美波に至っては碧の声が「椎崎」の声に似ていると感づき始める。この甘くも危険な関係は、一つの些細なきっかけで秘密が交錯した時、一体どのような結末を迎えるのだろうか。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件
マサタカ
青春
俺には昔、義妹がいた。仲が良くて、目に入れても痛くないくらいのかわいい女の子だった。
あれから数年経って大学生になった俺は友人・先輩と楽しく過ごし、それなりに充実した日々を送ってる。
そんなある日、偶然元義妹と再会してしまう。
「久しぶりですね、兄さん」
義妹は見た目や性格、何より俺への態度。全てが変わってしまっていた。そして、俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになってしまい・・・・・・。
ただでさえ再会したことと変わってしまったこと、そして過去にあったことで接し方に困っているのに成長した元義妹にドギマギさせられてるのに。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせていく。それでも、義妹とまた会えて嬉しくて。
今の俺たちの関係って義兄弟? それとも元家族? 赤の他人?
ノベルアッププラスでも公開。
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
俺をフッた幼馴染が、トップアイドルになって「もう一度やり直したい」と言ってきた
夏見ナイ
恋愛
平凡な大学生・藤堂蓮には忘れられない過去がある。高校時代、告白した幼馴染の星宮瑠奈に「アイドルになるから」とこっ酷くフラれたことだ。
数年後、瑠奈は国民的アイドル『LUNA』として輝いていた。遠い世界の住人になった彼女との再会なんて、あるはずもなかった――そう、変装した彼女が俺の前に現れ、「もう一度やり直したい」と泣きつくまでは。
トップアイドルの立場を使い強引に迫る元幼馴染と、過去の傷。揺れ動く俺の日常を照らしてくれたのは、俺の才能を信じてくれる後輩・朝霧陽葵の存在だった。
俺をフッた幼馴染か、俺を支える後輩か。過去の清算と未来の選択を描く、ほろ苦くも甘い、逆転ラブコメディ、開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる