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第2章 光と陰
第59話 アダルトライブチャット
ライブ配信開始と共に、瀬奈の声色は甘ったるいものに変わった。
「こんばんは~!SENARINで~す。
今日もみんなの前でエッチなこと、いっぱいしちゃうよぉ。
みんな期待しててね~」
瀬奈はカメラに向かってアピールした。
「今日は特別ゲストに来てもらいました~。この方で~す」
瀬奈はカメラの向きを変えて、覆面姿の祐希を映した。
「ちょっとぉ、手ぐらい振りなさいよ~。
全く無愛想なんだから~」
瀬奈は怒っているフリをした。
そしてカメラを自分の方に向けると、こう続けた。
「と言う訳で、私にどんなことして欲しいか、リクエストがあったら、コメント欄から教えてね~」
ライブ配信開始の通知を受けて、次々と登録メンバーが入室し、コメント欄が賑わい始めた。
「お、男がいる」
「SENARIN、遂に生本やるのか」
「いいな~、俺もやりたい」
瀬奈がそれに反応した。
「そうだね~、チップ100回超えたら、生本やってもいいよ」
するとその言葉に反応し、次々とチップが投げられ、あっと言う間に100回を超えた。
「スゴーい、みんな~、ありがとね~」
瀬奈のライブチャット初の男性登場に、注目の配信としてトップ画面に表示された。
視聴者数はどんどん増加し、コメント欄も過激な内容が次々と投稿された。
「じゃあ、今日も早速始めるね」
瀬奈はカメラに向かって、マスク越しに艶めかしく微笑むと、ガウンを脱ぎ捨て、下着姿になった。
そして自分の下着を1枚ずつ脱ぎ捨て、肝心な部分は隠しながら、手馴れた様子で大人のオモチャを使い始めた。
「うぅ、わ、私、もうイキそう」
瀬奈は、カメラの前で脚を大きく広げ、際どいアングルで視聴者を焦らしている。
祐希はその様子をベッドの壁際に座り、呆れながら見ていた。
もうその時点で開始から30分以上経過していた。
「はぁ~、だいぶいい感じになってきたから、そろそろパートナーくんに登場してもらいますね」
そう言って祐希を手招きした。
「ちょっと元気ないみたいだから、まずは元気にさせるね」
瀬奈はベッドの端に座った祐希の下半身をカメラから見えない角度で刺激し始めた。
祐希の下半身に生温かい感覚と快感が駆け巡った。
そしていよいよ視聴者待望の、男と絡むシーンがやってきた。
「もうちょっと、刺激してみるね」
そう言って瀬奈はEカップの乳房を、祐希に押し付けた。
柔らかな肌の感触、甘い香水の匂い。
本来なら興奮すべき状況だが、祐希が感じるのは屈辱感と怒りだけだった。
瀬奈は祐希の手を取り、自分の胸へと誘導した。
「もっと触って……そう、激しく……」
耳元で囁かれる命令に従い、祐希は機械的に手を動かす。
瀬奈の吐息が熱を帯びていった。
だが、彼女の瞳は祐希を見ていなかった。
彼女が見つめているのは、カメラのレンズと、その脇にあるモニターの「数字」だけだ。
やがて、行為は決定的な段階へと進んで行く。
「じゃあ、ここから先は有料配信で……
このマスクを取った私の素顔と、エッチしてるところ見たかったら来てね~。
みんな、入室待ってるよ~」
瀬奈は自ら下着を脱ぎ捨てると、祐希を受け入れるように腰を沈めた。
その瞬間、無料配信画面ではモザイク画面に変わり、有料配信への入室と課金を促すメッセージが表示された。
「あっ……んっ……! すごい……!」
部屋に響く水音と、瀬奈の嬌声。
彼女はカメラに向かって自らの快楽を見せつけるように、大きく腰をくねらせ、肢体を晒した。
祐希は目を固く閉じ、感情のスイッチを切った。
視覚を遮断し、ただの「肉の棒」となることに徹した。
しかし、瀬奈の弾力ある身体が擦り付けられ、甘い嬌声が鼓膜を震わせると、下半身は無関係に反応してしまう。
祐希は、冷めた頭で自分自身を俯瞰していた。
こんな脅迫され、晒されている異常な状況下でも、女の肌に触れれば反応してしまう。
(こんな状況でも立つとは……全く男って生き物は……)
自身への呆れと、男という生物の悲しい性。
祐希は皮肉な笑みを心の内で浮かべながら、ただ機械的に腰を動かし続けた。
PCからは、有料配信への入室を告げるメッセージと、通知音が連続して鳴り響いた。
「みんなありがとう!
もっと……もっと過激なの見せるね……!」
立て続けの入室音を聞いた瞬間、瀬奈の中で何かが弾けた。
彼女の動きが何かに憑りつかれたように激しくなる。
爪が祐希の背中に食い込み、彼女は欲望のままに激しく絶頂を迎えた。
そこに愛などない。
彼女はただ、金が増えていく快感だけで絶頂に達したのだ。
約1時間30分の配信が終わり、瀬奈は配信終了ボタンを押した。
部屋には、荒い呼吸音だけが残った。
「はぁ……はぁ……すご……過去最高益……」
汗ばんだ体でモニターを見つめる瀬奈の目は、恍惚としていた。
祐希は無言で服を整え、ゆっくりと立ち上がった。
「……約束だ。消せよ」
「分かってるよ」
瀬奈は約束通り、目の前でパソコン内の盗撮データをゴミ箱に入れ、空にした。
「待て。クラウドのバックアップもだ」
祐希は、クラウド上のデータも全て削除させた。
データが完全に消えたことを確認して、祐希は部屋を出た。
自室へと戻ると、祐希はベッドに力なく倒れ込んだ。
全くとんでもない厄介事に巻き込まれたもんだ。
「こんばんは~!SENARINで~す。
今日もみんなの前でエッチなこと、いっぱいしちゃうよぉ。
みんな期待しててね~」
瀬奈はカメラに向かってアピールした。
「今日は特別ゲストに来てもらいました~。この方で~す」
瀬奈はカメラの向きを変えて、覆面姿の祐希を映した。
「ちょっとぉ、手ぐらい振りなさいよ~。
全く無愛想なんだから~」
瀬奈は怒っているフリをした。
そしてカメラを自分の方に向けると、こう続けた。
「と言う訳で、私にどんなことして欲しいか、リクエストがあったら、コメント欄から教えてね~」
ライブ配信開始の通知を受けて、次々と登録メンバーが入室し、コメント欄が賑わい始めた。
「お、男がいる」
「SENARIN、遂に生本やるのか」
「いいな~、俺もやりたい」
瀬奈がそれに反応した。
「そうだね~、チップ100回超えたら、生本やってもいいよ」
するとその言葉に反応し、次々とチップが投げられ、あっと言う間に100回を超えた。
「スゴーい、みんな~、ありがとね~」
瀬奈のライブチャット初の男性登場に、注目の配信としてトップ画面に表示された。
視聴者数はどんどん増加し、コメント欄も過激な内容が次々と投稿された。
「じゃあ、今日も早速始めるね」
瀬奈はカメラに向かって、マスク越しに艶めかしく微笑むと、ガウンを脱ぎ捨て、下着姿になった。
そして自分の下着を1枚ずつ脱ぎ捨て、肝心な部分は隠しながら、手馴れた様子で大人のオモチャを使い始めた。
「うぅ、わ、私、もうイキそう」
瀬奈は、カメラの前で脚を大きく広げ、際どいアングルで視聴者を焦らしている。
祐希はその様子をベッドの壁際に座り、呆れながら見ていた。
もうその時点で開始から30分以上経過していた。
「はぁ~、だいぶいい感じになってきたから、そろそろパートナーくんに登場してもらいますね」
そう言って祐希を手招きした。
「ちょっと元気ないみたいだから、まずは元気にさせるね」
瀬奈はベッドの端に座った祐希の下半身をカメラから見えない角度で刺激し始めた。
祐希の下半身に生温かい感覚と快感が駆け巡った。
そしていよいよ視聴者待望の、男と絡むシーンがやってきた。
「もうちょっと、刺激してみるね」
そう言って瀬奈はEカップの乳房を、祐希に押し付けた。
柔らかな肌の感触、甘い香水の匂い。
本来なら興奮すべき状況だが、祐希が感じるのは屈辱感と怒りだけだった。
瀬奈は祐希の手を取り、自分の胸へと誘導した。
「もっと触って……そう、激しく……」
耳元で囁かれる命令に従い、祐希は機械的に手を動かす。
瀬奈の吐息が熱を帯びていった。
だが、彼女の瞳は祐希を見ていなかった。
彼女が見つめているのは、カメラのレンズと、その脇にあるモニターの「数字」だけだ。
やがて、行為は決定的な段階へと進んで行く。
「じゃあ、ここから先は有料配信で……
このマスクを取った私の素顔と、エッチしてるところ見たかったら来てね~。
みんな、入室待ってるよ~」
瀬奈は自ら下着を脱ぎ捨てると、祐希を受け入れるように腰を沈めた。
その瞬間、無料配信画面ではモザイク画面に変わり、有料配信への入室と課金を促すメッセージが表示された。
「あっ……んっ……! すごい……!」
部屋に響く水音と、瀬奈の嬌声。
彼女はカメラに向かって自らの快楽を見せつけるように、大きく腰をくねらせ、肢体を晒した。
祐希は目を固く閉じ、感情のスイッチを切った。
視覚を遮断し、ただの「肉の棒」となることに徹した。
しかし、瀬奈の弾力ある身体が擦り付けられ、甘い嬌声が鼓膜を震わせると、下半身は無関係に反応してしまう。
祐希は、冷めた頭で自分自身を俯瞰していた。
こんな脅迫され、晒されている異常な状況下でも、女の肌に触れれば反応してしまう。
(こんな状況でも立つとは……全く男って生き物は……)
自身への呆れと、男という生物の悲しい性。
祐希は皮肉な笑みを心の内で浮かべながら、ただ機械的に腰を動かし続けた。
PCからは、有料配信への入室を告げるメッセージと、通知音が連続して鳴り響いた。
「みんなありがとう!
もっと……もっと過激なの見せるね……!」
立て続けの入室音を聞いた瞬間、瀬奈の中で何かが弾けた。
彼女の動きが何かに憑りつかれたように激しくなる。
爪が祐希の背中に食い込み、彼女は欲望のままに激しく絶頂を迎えた。
そこに愛などない。
彼女はただ、金が増えていく快感だけで絶頂に達したのだ。
約1時間30分の配信が終わり、瀬奈は配信終了ボタンを押した。
部屋には、荒い呼吸音だけが残った。
「はぁ……はぁ……すご……過去最高益……」
汗ばんだ体でモニターを見つめる瀬奈の目は、恍惚としていた。
祐希は無言で服を整え、ゆっくりと立ち上がった。
「……約束だ。消せよ」
「分かってるよ」
瀬奈は約束通り、目の前でパソコン内の盗撮データをゴミ箱に入れ、空にした。
「待て。クラウドのバックアップもだ」
祐希は、クラウド上のデータも全て削除させた。
データが完全に消えたことを確認して、祐希は部屋を出た。
自室へと戻ると、祐希はベッドに力なく倒れ込んだ。
全くとんでもない厄介事に巻き込まれたもんだ。
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