【R18】異世界リゾートライフ~女運が最悪だったオレがチートスキルで理想のハーレムを作りあげる~

永遠光(とわのひかり)

文字の大きさ
315 / 361
第20章 女神降臨編

第312話 バニー・ガールズバー

しおりを挟む
 オレたちは、アーロンに連れられて『アロイアロイ』と言う店に入り、エッセン市で人気の郷土料理を注文した。
 その郷土料理とは『しゃぶしゃぶ』に良く似た料理だった。

 薄くスライスした肉を、沸騰したダシに数秒間潜らせ、ほんのりピンク色になったところを引き上げ、ゆで野菜を巻くのだ。
 それに刻みネギや細く切った生姜、おろしニンニク等の薬味を乗せ、胡麻ダレ、味噌ダレ、醤油ダレの3種類の中から、お好みのタレを付けて食べるという料理だ。
 肉に巻くゆで野菜は、食べ易いサイズにカットされた人参、大根、もやし、レタス、きのこなどである。
 肉は牛・豚・羊の3種類から選べる。

 エッセンでは、この料理を発祥の店の名に因んで『アロイアロイ』と呼び、市民に大人気の郷土料理となっているそうだ。

「へ~、これは美味しいですね」
「ホントホント、こんな食べ方があるなんて知りませんでした」
 ステラとセレスティーナも『アロイアロイ』が気に入ったようだ。

「気に入っていただけて嬉しいです。
 お連れした甲斐がありました」

「私たちまで誘っていただき、ありがとうございます」

「いえいえ、美女と一緒に食事するのは、目の保養になりますからね」
 アーロン・リセットは仕事も出来るが、女にも気遣い出来て優しくてモテるのだと聞いた。

「カイト様は、どうですか?」

「そうだな、一言で言うと懐かしい感じの味かな」

「初めてなのに、懐かしい?、ですか?」

「うん、元いた世界の料理に良く似ていてね」

「えっ、そうなんですか?」

「違いがあるとすれば、肉と野菜は一緒に湯通しするし、後はタレがちょっと違うかなぁ」

「へ~、そうなんですね…
 カイト様の元いた世界の『アロイアロイ』も食べてみたいですね」

「そうだね、タレの作り方は知っているから再現できるかも知れないな」

「それじゃ、今度作ってみて下さい」

「分かった、今度その機会を作ろう」

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 それから『アロイアロイ』で2時間ほど、飲んで食べて、アーロンの面白い話で盛り上がり、お開きの時間となった。

「カイト様、実はもう1軒予約してる店があるんですが、行きませんか?」

「それは、どんな店なんだ?」

「え~っとですね、バニーガールと一緒にお酒飲んだり、話したりする店です」

「へ~、そんな店がエッセンにあるんだ」
 おいおい、アーロン、そんな店にステラとセレスティーナは連れていけないぞ、とオレは思った。

「実は最近できたばかりの『Aventureアバンチュール』と言う店なんですが、王国公認の適法な店なので何の問題もありません」

 夜の店で女の子がいて適法な店だとアーロンは言うが、果たして本当に健全な店なのだろうか。

「あっ、ここは男性御用達の店なので、ステラさんとセレスティーナさんは、先に帰って宿で休んで下さい」

「いえ、護衛としてカイト様を1人にする訳には行きませんから、外で待機させていただきます」
 2人とも武術の達人とは言え、若い女性が夜更けに路上に立っているのは、さすがにマズいと思ったので、向かいのカフェで待機してもらうことにした。

「何かあれば、インカムですぐに知らせるから…」
 オレと護衛たちは、いつでもインカムで連絡が取れるようになっているのだ。
 因みにインカムとは、イヤホンマイク型超小型無線機のことである。
 耳穴にセットすると骨伝導で音声が伝わり、中央部に穴が空いているので普通の音も違和感なく聞こえるという優れものだ。
 通信距離は最長10kmなので、余程のことがない限り通信できるだろう。

「それじゃ、カイト様をお借りします。
 遅くても2時間くらいでお返しできると思いますので、ご心配なく…」
 そう言って、アーロンはオレの腕を引っ張ってバニーガールの店へと向かった。
 その間にアーロンは、聞きもしないのにオレにオサワリはNGだと教えてくれた。

「いらっしゃいませ~」
 5人の女性が丁寧にお辞儀してオレとアーロンを出迎えた。
 彼女たちは、男なら誰もが好きなバニーガールの衣装を着ていた。
 胸の部分がV字型に切れ込み、レオタードのような露出が多く体型がハッキリと分かる衣装に、可愛いウサギの耳と尻尾が付いた例の格好である。

 その中の1人が言った。
「アーロン様、今日も来て下さったのですね」
 彼は、この店の常連客のようだ。

「やあ、ジェシカ、今日は大事なお客様を連れて来たから、粗相の無いようにね」

「はい、アーロン様、畏まりました」

 オレたちは、奥のVIP席へ案内された。
 フカフカで座り心地満点の深めのソファとお洒落なガラステーブルの席で、個室になっているので他の席からは見えないのである。
 オレとアーロンの両側に1人ずつ、合計4人のバニーガールが付いた。
 元いた世界でも、仕事の付き合いでバニーガールの店には何度か行った事はあるが、バニーガールはお酒を作ったり給仕してくれるだけで、一緒にお酒を飲んだり会話を楽しんだりする事は無かったはずだ。
 この世界のバニー・ガールズバーは、どうやらキャバクラのような形態の店らしい。

「お飲み物は何になさいますか?」
 先程ジェシカと呼ばれたバニーガールが、オレとアーロンにドリンクメニューを渡して聞いた。
 ドリンクメニューを開くと、200種類以上のドリンクが載っていた。

「それじゃ、スパークリングワインに、生ハムとチーズの盛り合わせをもらおうか」

 バニーガールの1人が、真新しいスパークリングワインのボトルを持ってきた。
 それは、何とアクアスター・ワイナリーの『アクア・ゴールド・プレミアム』と言う高級ワインであった。
「えっ、アクアスター・ワイナリーのワインが置いてるなんて嬉しいなぁ。
 しかもこれ、最高ランクのスパークリングワインじゃないか」
 恐らくアーロンが事前に手を回し、アクアスター・ワイナリーのワインを用意していたのだろう。

 アーロンからジェシカと呼ばれたバニーガールは、赤絨毯に膝を付き、オレとアーロンのフルートグラスにスパークリングワインを注いでくれた。
「あの…、私たちもご馳走になっても宜しいですか?」

「ああ、もちろんだよ」
 アーロンがそう言うと、4つのフルートグラスが用意され、それぞれのグラスにワインが注がれた。

「それじゃ、乾杯しようか」
 アーロンの仕切りで6人がフルートグラスを掲げて乾杯した。
 辺りには、ガラスの甲高い音が響いた。

「先ずは、私たちの自己紹介をさせていただきます」
 バニーガールたちは、1人ずつ自己紹介を始めた。
 オレの右隣がアリス、左隣がジェニファー、アーロンの右隣がアンナ、左隣がジェシカと言う名前だった。

「お客様のお名前を伺っても宜しいですか?」
 アンナがオレに聞いた。

「オレかい?、オレの名前はカイトだ」

「カイト様…ですか?、珍しいお名前ですね」

「そうだよ、カイト様は隣国の大金持ちで、オレの大事なお客様なんだ」
 アーロンは、オレが領主であることを秘密にしてくれた。
 
「え~、カイト様って、お金持ちなんですか?
 私、お金持ち大好きなんですぅ~」
 冗談か本気か分からないが、両隣のバニーガールはオレの腕に抱き付き、頬ずりしながら自分の胸を押し付けた。
 おいおい、オサワリNGの店じゃなかったのかよ…と思いながらもオレは、腕に当たるバニーたちの胸の柔らかな感触を楽しんだ。

 それから30分ほど、ワインを楽しみながら、オレとアーロンの他愛もない話で場は盛り上がった。
 どのも聞き上手で、時折り質問を交えたり、合いの手を入れてオレたちの話を盛り上げてくれた。
 見回せば、みんなハイレベルな可愛い子ばかりで、しかもプロポーション抜群でみんな胸が大きかった。
 特に右隣に座っているアリスと言うは、オレ好みの美少女で時折り無意識か意識的にか分からないが、オレに胸を押し付けてきた。

 彼女たちが着ているバニーガール衣装は白とピンクの2種類あった。
 オレの右隣のアリスは白、左隣のジェニファーはピンク。
 アーロンの右隣のアンナは白、左隣のジェシカはピンクのバニー衣装だ。

「バニーの衣装、ピンクと白があるけど何か意味があるの?」

「えぇ~、カイト様、それ聞いちゃいますぅ?」
 やはり何か意味があるらしい。
 バニーたちには、言いにくい話のようだ。

 アーロンは、オレを見ながらニヤニヤしているので、その意味を知っているのだろう。
「カイト様、一緒にトイレに行きませんか?」
 そう言って、アーロンは片目を瞑ってみせた。
 彼には何か魂胆がありそうだ。
しおりを挟む
感想 67

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

勇者のハーレムパーティー抜けさせてもらいます!〜やけになってワンナイトしたら溺愛されました〜

犬の下僕
恋愛
勇者に裏切られた主人公がワンナイトしたら溺愛される話です。

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

処理中です...