異世界チートは騒ぎを起こす

リリア

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1章 始まり!異世界物語

第1話 アリス、異世界へ

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こんにちは!皆さん!
私はアリス。天宮アリスです。
14才、中学生をしています。
瞳の色は黒、髪の色は少し茶色っぽい色な普通な学生。そんな私ですが、
実は今、落ちてます。どうしてこんなことになったのかと言うと・・・。


キーンコーンカーンコーン
「それでは、以上で今日のホームルームを終了する。」
「規律、礼!」
「さようなら。」
と、いつも通りの終わりかたで友達と一緒に途中までかえることになったんです。
「今日の体育面白かったよね、アリス!」
「そうだね、今日は私達の好きなバドミントンだったもん。」
彼女はみのり。私のちっちゃい頃からの幼馴染み。
美人だし、性格もさっぱりしてるからすごくモテるんだよ!私の自慢の親友だよ。
それでみのりと途中まで話して別れたの。近道で帰ろうとしたら穴に落っこちちゃって、

 それで今この状態なの。

いつまで落ちるのかしら?地面はあるの?
ぞっとしてきた。もし、地面がなかったらこのまま落ちて  死んでしまうのではないか。
あれ、なんか眠たくなってき・・・た・・・。


そして目が覚めたら知らないてんじょうが見えた。
バッと体を起こすと全然違う場所だった。ここはどこ?日本じゃない。なんかアニメにあった昔の王室にそっくり。
コンコンと扉がノックされてぎぃと扉があいた。
入ってきたのはきれいな青みのかかった銀色の髪のきれいな女性・・・ってうあぁ。急に抱き締められ・・・。
「よかった!!目を覚ましたのね、アリス!母さん心配で心配で・・・。」
っていってポロポロと涙をながす。
ん?今何て言ったかな?母さん・・・ってええ!?
「か、母さん!?」
おかしいよ、だって私のお母さんは茶色の髪に黒色の瞳だったもん。
「あら?アリス、あなたは母さんのこと、母上様って読んでたような気がするのだけれど。」
そんなの知らないよ。だってそれは“私”じゃないもの。んー、と悩んでいたらまた、母さんと名乗る美人女性はうるうるとしてきて、
「忘れてしまったの?そうよね、だって豆腐の角に頭をぶつけちゃったんだもの。仕方ないわよね。」
豆腐の角?アリス弱いよ、っていうかそれで納得する人もどうかと思うけど・・・。(汗)

「私はね、あなたの母さんよ。ミストリスというの。
みんなはミストってよんでる。あなたはアリス・ファルセラ。14才。来週からあなたは魔法学園へ通うのよ。いい?あなたは王家の血を少し受け継いでいるの。それは誰にも言っちゃダメよ。父さんがね、今の国王の息子の弟なの。そして私は・・・、これはまた今度。もう時間よ、寝なさい。おやすみ、私のかわいいアリス。」
「おやすみなさい、母上様。」
まだこの世界のことは分からないけれど一つわかった。私はアリスという少女に生まれ変わってしまったのだと。 

『ア・・・、アリ・・・、アリス!』
誰?私の名前を呼ぶのは。
そっと目を開けるとそこには金髪の美しい女性がいた。
「ごめんなさい、アリス。あなたにはこれからこの世界で生きてもらうことになったの。この世界は魔法がある、そしてあなたはその魔法の天才なの。」
魔法の天才ってなに?私、天才になるの?
「見なさい、自分の髪の色、瞳の色を。もう、天宮アリスではない。」
金髪の美しい女性は鏡を差し出してきた。鏡をのぞいてみるとそこにうつっていたのは銀髪の髪の色、深い青色の蒼眼であった。全く見覚えのない整った顔だった。別にナルシストではないからね。もともとは私の顔じゃないんだし。
「別の人の顔。」
「そう、あなたは役目を背負ってこの世界に呼ばれた。その役目がなにかは言えないのだけれど・・・。いずれわかるわ。とにかく頑張りなさい。」
そうか、私は役目を背負ってこの世界に転生したんだ。
「わかりました。まだ納得をしているわけではありませんが、どうせ、戻れないのでしょう?なら、この世界で精一杯生きます。」
「ありがとう。お詫びといってはなんだけど、この世界で生きていた今日までのアリスの記憶をあなたに託すわ。」
そういって金髪の女性は消えていった。きっとあの人は神様なんだろう。

さあ、これからの異世界生活、楽しんじゃおっかな~!


あとがき
こんにちは!リリスです。
実は以前、
チートは異世界で騒ぎを起こすを書いていたのですが間違えて消してしまったんです。せっかく12話を書いている途中だったのに・・・(泣)
ということで、このお話を書きました!
こんなドジなわたしです。漢字や表現が間違っているかもしれません。ですが、頑張って書いていきたいと思います!
これからよろしくお願いします!
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