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バイバイ、大好きだったひと

好きだったよ?

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だんだんと遠ざかっていく、その背中を涙で見えずらい瞳でみつめた。

バイバイ、大好きだったひと。

冷たい女。
それが私にピッタリの言葉だった。
思っていることと、反対の言葉で出ていくこの口が嫌いだった。

嫌い。( 好き。)
くっつきすぎ、離れて。( もっと近づいて、ぎゅっとして。)
別に、寂しくない。( 寂しい、そばにいて。)
別にあなたが、どこの誰といたって関係ない。( 私以外の女を見ないで、私だけを見て。)
いいよ、私も疲れた。( 嫌だ、別れたくない。ずっと、ずっと私だけを好きでいて。)


反対言葉の愛を、受け止めてよ。

分かってる、口にしないと伝わんないこと。分かってる、自分がどんだけ理不尽か。

分かってる?
どんだけ君が好きだったのか。
分かってる?
どんだけ君が、私にとって特別だったか。

分かるわけないじゃない。
私は、彼に何一つ伝えてない。

最後は!
最後だけでも。

走る。
愛する人の背中を追いかけて。

そして、その背中に抱きつく。
縋るように、愛すように、離さないように。

「嫌だ、嫌だ!別れたくない、もっとそばにいたい。好き、君が、だいすきなの!」

「バカ、おせーよ。」

おそい。
うん、もう、おそい。

腕を緩める。

「バカ、俺も好きに決まってるだろ。」

力いっぱいに抱きしめられる。
彼の匂いに、涙がでた。


もう、反対言葉の愛なんて、言わない。
この腕が、私から離れるなら。
絶対に言わない。

「私も、好きだよ。」



────
はい、すみませんでした!
私の妄想です!!

こんなの現実では無いですよね~😭
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みんなの感想(1件)

K
2018.08.06 K

ぐはぁっ!!ヤられた…(*´∀`*)

シュークリーム27号
2018.08.07 シュークリーム27号

やられちゃいましたか笑

私の妄想炸裂でちょっとはずかしいです…😓

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