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予選11
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前髪眼鏡くんや佐古くんの発言はピントがズレていたけど、独り言子ちゃんの発言は的を射ていると思う。さて、腹黒地味子ちゃんはどう答えるのか……。
「悪徳商人とか悪代官みたいな、罪のある悪人を相手に詐欺をやればいいんじゃない?」
腹黒地味子ちゃんはケロリとした表情でそう言った。
「あ、そうか……。それならいいのか……」
独り言子ちゃんは再び独り言のようにそう呟いた。
それならいいんかーい! あっさりと説得されてんじゃねーよ!
楽してお金を稼ぐのはいいけど、甘い話には落とし穴があるものだから、もっとよく考えてみないとな。
「……ちょっと待て。何かおかしくないか? さっき俺はザイリックに、俺達の常識では違法だけどアルカモナ帝国では合法なことがないかを教えてもらったよな。その中に、詐欺は入っていなかった。でも、はらぐ……げふんげふん、彼女がザイリックに『アルカモナ帝国には、詐欺を取り締まる法律はある?』と訊いたときには、『ありませんー』という答えが返ってきた。これは矛盾していないか?」
うっかり「腹黒地味子ちゃん」と口に出してしまいそうになり、俺は咳をして誤魔化した。
「本当だ……。おかしい……」
独り言子ちゃんが自分自身の指を見ながら、独り言のようにそう呟いた。
「ザイリック、どういうことなんだ?」
俺はそう訊いた。
「質問が抽象的すぎますー。もっと具体的に質問してくださいー」
くそっ。これだから魔法生命体は!
「――そうか。アルカモナ帝国ではきっと、『詐欺が合法であること』と『詐欺を取り締まる法律がないこと』は、同一じゃないんだ」
前髪眼鏡くんは何かに気付いた様子でそう言った。
「どういう意味?」
腹黒地味子ちゃんがそう訊いた。
「『詐欺は違法である』と成文法になっていないだけってことだ。つまり、詐欺を取り締まる法律はないことになる。でも、皇帝とか領主とか、裁判権を持つ者が独自の判断で、『よく分からないけどこれは悪いことなのではないか』と思ったら、詐欺師は逮捕されて処罰される、ってことなんじゃないかな。ザイリック、この解釈で合ってるか?」
「合ってますー」
「え? え? でも待ってよ。ザイリック、例えば売春とか買春は合法なんでしょ? それを取り締まる法律もないんでしょ?」
腹黒地味子ちゃんは混乱した表情でそう訊いた。
「合法ですー。取り締まる法律はありませんー」
「何それ。わけ分かんない」
腹黒地味子ちゃんが頭を抱える。他のクラスメート達も分かっていない様子だったが、俺は何となく分かってきた。
「つまり、だ。アルカモナ帝国の法律は、違法なことを定める物ではなく、合法なことを定める物だってことなんじゃないか? 例えば、法律で『売買春は合法である』『麻薬の所持や売買は合法である』『覚醒剤の所持や売買は合法である』『奴隷の所持や売買は合法である』って感じで定められている、ってことなんじゃないか? ザイリック、どうなんだ?」
俺はそう確認した。
「その通りですー」
「じゃあ、卵を食べると懲役10年の犯罪奴隷にされるっていうのも、法律で定められているわけじゃないの?」
腹黒地味子ちゃんは諦めきれない様子でそう訊いた。
「はいー。定められていませんー。ただし、卵を食べるのが違法で、懲役10年の犯罪奴隷にされることはアルカモナ人の常識であり判例なので、そのように裁かれますー」
「やってはいけないことを法律で定めるんじゃなくて、やってもいいことを法律で定めるなんて……。ややこしいよね……」
独り言子ちゃんが右手の指でキツネを作り、それに向かって話しかけた。キツネがうんうんと頷く――って、この子はいったい、何やっているんだろう? 不思議ちゃんなのか?
「それと、ザイリック。法律の話は一旦置いておいて、詐欺でお金を稼ぐのはゲームのルール違反にならないのか?」
俺はそう訊いた。
「なりますー」
「えええええええ! ザイリック、そんなこと言ってなかったじゃん!」
腹黒地味子ちゃんがザイリックを指差しながら絶叫した。
「他人のお金や物を盗んだ場合、被害金額の2倍を所持金から引かせてもらいますと言いましたー。詐欺とは、他人を騙してお金や物を盗む行為のことなので、そのルールが適用されますー」
危ないところだった。こういったことを知らずに詐欺を働いていたら、逮捕された上に、所持金まで減ってしまうところだった。
ザイリックって、ずっと俺達の話を聞いているくせに、俺達が質問をしなかったら黙ってるんだよな。性格が悪いとかじゃなくて、それが魔法生命体の限界なのかもしれない。能動的に行動することを創造主によって禁じられているのかもしれない。
「ガーン……」
腹黒地味子ちゃんはショックを受けた表情でそう言い、倒れそうになった。近くにいた女子が、慌てて腹黒地味子ちゃんを支えた。
っていうか、同世代の子が「ガーン」っていう効果音を口に出すのを見たの、初めてなんだけど。それっておじさんがやるやつじゃないのか? 実家が定食屋だと言っていたから、お客さんの相手をするうちに、うつってしまったのかもしれないな。
「ザイリック。詐欺が駄目なのは分かったけど、保険会社や年金の会社を設立してお金を稼ぐのはどういう扱いになるんだ?」
前髪眼鏡くんがそう訊いた。詐欺から連想して保険や年金を思いつくのは、ちょっとヤバい思考回路だという気もするけど、そこはスルーしておこう。
「それは詐欺ではないので、問題ありませんー」
「顧客に掛け金を払ってもらった時点で、それが収入になると思えばいいか?」
「はいー」
「顧客が保険金を請求しても払わなかった場合は?」
「それは詐欺扱いで、払わなかった保険金の2倍をマイナスしますー」
「会社を設立して株式を発行した場合は?」
「その場合、株式を売った金額のみが所持金に加算されますー」
「借金扱いにはならないんだな?」
「なりませんー」
ザイリックの答えを聞いて、前髪眼鏡くんの眼鏡のレンズがキラリと光ったような気がした。
「アルカモナ帝国には、保険制度や年金制度や株式会社は存在しているか?」
「どれも存在していませんー」
「アルカモナ帝国でも、それらは合法なんだな?」
「それは不明ですー。アルカモナ帝国に今まで存在していなかった概念なのでー」
「リストにある15の都市の中に、それらを違法と判断する、裁判権を持つ者はいるか?」
前髪眼鏡くんは慎重に質問を重ねた。これくらいしないと、ザイリックは全く信用できないからな。
「……彼らの頭の中をちょこーっと覗かせてもらいましたが、いませんでしたー」
この場にいない奴の頭を覗くこともできるのかよ。こいつの存在そのものがチートだな。
「よし! 決まりだな。保険会社や年金会社を設立し、株式を発行して大儲けしよう。特に、年金制度はこちらが支払う年金がないから、丸儲けだぞ」
前髪眼鏡くんはにやにやと笑いながらそう言った。
「その発想はなかったわ……。天才か、お前」
俺は感心してそう言った。
「悪徳商人とか悪代官みたいな、罪のある悪人を相手に詐欺をやればいいんじゃない?」
腹黒地味子ちゃんはケロリとした表情でそう言った。
「あ、そうか……。それならいいのか……」
独り言子ちゃんは再び独り言のようにそう呟いた。
それならいいんかーい! あっさりと説得されてんじゃねーよ!
楽してお金を稼ぐのはいいけど、甘い話には落とし穴があるものだから、もっとよく考えてみないとな。
「……ちょっと待て。何かおかしくないか? さっき俺はザイリックに、俺達の常識では違法だけどアルカモナ帝国では合法なことがないかを教えてもらったよな。その中に、詐欺は入っていなかった。でも、はらぐ……げふんげふん、彼女がザイリックに『アルカモナ帝国には、詐欺を取り締まる法律はある?』と訊いたときには、『ありませんー』という答えが返ってきた。これは矛盾していないか?」
うっかり「腹黒地味子ちゃん」と口に出してしまいそうになり、俺は咳をして誤魔化した。
「本当だ……。おかしい……」
独り言子ちゃんが自分自身の指を見ながら、独り言のようにそう呟いた。
「ザイリック、どういうことなんだ?」
俺はそう訊いた。
「質問が抽象的すぎますー。もっと具体的に質問してくださいー」
くそっ。これだから魔法生命体は!
「――そうか。アルカモナ帝国ではきっと、『詐欺が合法であること』と『詐欺を取り締まる法律がないこと』は、同一じゃないんだ」
前髪眼鏡くんは何かに気付いた様子でそう言った。
「どういう意味?」
腹黒地味子ちゃんがそう訊いた。
「『詐欺は違法である』と成文法になっていないだけってことだ。つまり、詐欺を取り締まる法律はないことになる。でも、皇帝とか領主とか、裁判権を持つ者が独自の判断で、『よく分からないけどこれは悪いことなのではないか』と思ったら、詐欺師は逮捕されて処罰される、ってことなんじゃないかな。ザイリック、この解釈で合ってるか?」
「合ってますー」
「え? え? でも待ってよ。ザイリック、例えば売春とか買春は合法なんでしょ? それを取り締まる法律もないんでしょ?」
腹黒地味子ちゃんは混乱した表情でそう訊いた。
「合法ですー。取り締まる法律はありませんー」
「何それ。わけ分かんない」
腹黒地味子ちゃんが頭を抱える。他のクラスメート達も分かっていない様子だったが、俺は何となく分かってきた。
「つまり、だ。アルカモナ帝国の法律は、違法なことを定める物ではなく、合法なことを定める物だってことなんじゃないか? 例えば、法律で『売買春は合法である』『麻薬の所持や売買は合法である』『覚醒剤の所持や売買は合法である』『奴隷の所持や売買は合法である』って感じで定められている、ってことなんじゃないか? ザイリック、どうなんだ?」
俺はそう確認した。
「その通りですー」
「じゃあ、卵を食べると懲役10年の犯罪奴隷にされるっていうのも、法律で定められているわけじゃないの?」
腹黒地味子ちゃんは諦めきれない様子でそう訊いた。
「はいー。定められていませんー。ただし、卵を食べるのが違法で、懲役10年の犯罪奴隷にされることはアルカモナ人の常識であり判例なので、そのように裁かれますー」
「やってはいけないことを法律で定めるんじゃなくて、やってもいいことを法律で定めるなんて……。ややこしいよね……」
独り言子ちゃんが右手の指でキツネを作り、それに向かって話しかけた。キツネがうんうんと頷く――って、この子はいったい、何やっているんだろう? 不思議ちゃんなのか?
「それと、ザイリック。法律の話は一旦置いておいて、詐欺でお金を稼ぐのはゲームのルール違反にならないのか?」
俺はそう訊いた。
「なりますー」
「えええええええ! ザイリック、そんなこと言ってなかったじゃん!」
腹黒地味子ちゃんがザイリックを指差しながら絶叫した。
「他人のお金や物を盗んだ場合、被害金額の2倍を所持金から引かせてもらいますと言いましたー。詐欺とは、他人を騙してお金や物を盗む行為のことなので、そのルールが適用されますー」
危ないところだった。こういったことを知らずに詐欺を働いていたら、逮捕された上に、所持金まで減ってしまうところだった。
ザイリックって、ずっと俺達の話を聞いているくせに、俺達が質問をしなかったら黙ってるんだよな。性格が悪いとかじゃなくて、それが魔法生命体の限界なのかもしれない。能動的に行動することを創造主によって禁じられているのかもしれない。
「ガーン……」
腹黒地味子ちゃんはショックを受けた表情でそう言い、倒れそうになった。近くにいた女子が、慌てて腹黒地味子ちゃんを支えた。
っていうか、同世代の子が「ガーン」っていう効果音を口に出すのを見たの、初めてなんだけど。それっておじさんがやるやつじゃないのか? 実家が定食屋だと言っていたから、お客さんの相手をするうちに、うつってしまったのかもしれないな。
「ザイリック。詐欺が駄目なのは分かったけど、保険会社や年金の会社を設立してお金を稼ぐのはどういう扱いになるんだ?」
前髪眼鏡くんがそう訊いた。詐欺から連想して保険や年金を思いつくのは、ちょっとヤバい思考回路だという気もするけど、そこはスルーしておこう。
「それは詐欺ではないので、問題ありませんー」
「顧客に掛け金を払ってもらった時点で、それが収入になると思えばいいか?」
「はいー」
「顧客が保険金を請求しても払わなかった場合は?」
「それは詐欺扱いで、払わなかった保険金の2倍をマイナスしますー」
「会社を設立して株式を発行した場合は?」
「その場合、株式を売った金額のみが所持金に加算されますー」
「借金扱いにはならないんだな?」
「なりませんー」
ザイリックの答えを聞いて、前髪眼鏡くんの眼鏡のレンズがキラリと光ったような気がした。
「アルカモナ帝国には、保険制度や年金制度や株式会社は存在しているか?」
「どれも存在していませんー」
「アルカモナ帝国でも、それらは合法なんだな?」
「それは不明ですー。アルカモナ帝国に今まで存在していなかった概念なのでー」
「リストにある15の都市の中に、それらを違法と判断する、裁判権を持つ者はいるか?」
前髪眼鏡くんは慎重に質問を重ねた。これくらいしないと、ザイリックは全く信用できないからな。
「……彼らの頭の中をちょこーっと覗かせてもらいましたが、いませんでしたー」
この場にいない奴の頭を覗くこともできるのかよ。こいつの存在そのものがチートだな。
「よし! 決まりだな。保険会社や年金会社を設立し、株式を発行して大儲けしよう。特に、年金制度はこちらが支払う年金がないから、丸儲けだぞ」
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