80 / 90
5章
第11話
その後。
バハムートが目の前にいると、さらに混乱を与えるだけだと思い、ゼノは一度バハムートに消えてもらうことにする。
「……はぁ。驚きましたぁ~~。ならあの子は、もうわたしたちに襲いかかったりしないんですね?」
「ああ、大丈夫だ」
「操られていたのなら、仕方がありませんけど……」
そうモニカは口にしつつ、下唇を薄く噛み締める。
「でも……魔王ですか」
「そうみたいなんだ」
「にわかに信じられません……」
そう言いつつも、モニカはどこか冷静だ。
それが気になって、ゼノは彼女に訊ねた。
「もしかして、あまり驚いてない?」
「え? あ……いえ、違うんです。マリア様の教えにあるんですよ」
「教え?」
「はい。いずれ、この世界に再び魔王が降臨するだろうって……。それが大体400年後だって言われています」
「は……?」
今度は、モニカに代わって、ゼノが驚きの声を上げる番だった。
「ちょ……ちょっと待ってくれっ! 400年後に魔王が降臨するって、そんな予言を聖マリアは残していたのか!?」
「聖職者の間では有名な話なんです。ですが……。今でもそれを信じている者はあまり多くありません」
「っ?」
「それは、その後に続く言葉の〝ただの前置き〟として捉えられているからなんです」
「その後に続く言葉?」
「そうです。マリア様はその後に、こう言葉を残しました。『その時に、再び〈回復術〉が必要となるので、それまでに多くの同志を集めましょう』って。つまり、魔王が降臨する云々は、布教のための理由付けに使われただけだと、多くの聖職者は考えているんですよ」
モニカはそこで言葉を区切ると、負傷した者たちがいる方へ目を向ける。
「……結果的にその教えの効果もあって、聖マリア教は大陸中に布教されていきました。もちろん、中には予言を信じている人もいます。現代はその400年後にちょうど当たりますから。教会を挙げて魔王エレシュキガルの襲来に備え、いつでも〈回復術〉が施せるように体制を整えている所もあります。ただ、実際に魔王が出現したという報告はないので、今は騒がれていないだけなんです」
「……なるほど……」
大賢者ゼノが魔王を倒した英雄だとするならば、大聖女マリアは人魔大戦後の混沌とした世界を立て直した英雄だ。
そんな彼女なら、魔王エレシュキガルが再びこの世界に現れることも予言できたのかもしれない。
だが。
ゼノには、そのように納得することはできなかった。
つい思った言葉が口を突いて出てしまう。
「……だけど、なんで大体400年後って分かっていたんだ?」
「え?」
「ピンポイントでそんな予言をするなんて、普通できないと思わないか?」
しかも、その予言は見事に的中したのだ。
その事実がゼノの中で、大聖女マリアという人物を得体の知れない存在へと変えていく。
正直に言えば、恐怖さえゼノは感じていた。
「うーん、どうしてなんでしょうか。その点については、あまり深くは考えたことはなかったです」
どうやらモニカも、それについてはよく分からないようだ。
「聖マリアは魔法が使えたんじゃないのか? たとえば……未来予知みたいな魔法がさ」
そんな魔法があるのかは分からなかったが、666種類も魔法が存在するのなら、中にはそんな魔法があってもおかしくはない。
「……いえ、マリア様は魔法は使えなかったはずです。そもそもマリア様は、大賢者様と対をなす術使いの革命児としてその名前が知れ渡っていきました。ですから、そんなマリア様がもし魔法が使えたのでしたら、そのような記実が必ず残っているはずなんです。ですが、少なくともわたしは、そのような事実があったと聞いたことがありません」
「そうか」
となると、謎は深まるばかりだ。
(……いや、聖マリアの予言について今さら考えたところで意味ないか。魔王は400年後の現代に、実際に現れたんだから)
そうゼノが気持ちを切り替えようとしたところで、モニカがひと言呟く。
「ですが……。マリア様は、前世の記憶を持っていたと言われています」
「えっ?」
「よくこの世界ではないどこか別の世界のお話をされていたと聞きます。ひょっとすると、それが何か関係があったのかもしれません。あくまで推測に過ぎないですけど」
「……どこか、別の世界……?」
結局、その話は謎をさらに深める形で終わりとなった。
◆
それからゼノは、モニカから現状を確認した。
モニカは、まずアーシャとベルの治療を終えた後、衛生兵と一緒に師団員たちの治療に回っていたようだ。
あれだけの攻撃を受けたにもかかわらず、幸運にも戦死者が出ることはなかったらしい。
「よかった……。誰も死なずに済んだんだな」
『お主らには、多大な迷惑をかけてしまった。大変申し訳なく思っておる……。そして、モニカ嬢。犠牲者が出なかったのは、お主の働きによるおかげだろう。恩に着る』
「いえ、わたしは自分ができることをやっただけです。皆さんがご無事で本当によかったです♪」
『ふむ、モニカ嬢は心まで麗人なのだな。感心したぞ』
「うふふ♪ もっと褒めてくださってもいいんですよぉ~?」
すっかり、モニカとバハムートは和解を果たしていた。
(やっぱりすごいな……モニカは)
こんな風に謙遜しているが、彼女がいなかったら間違いなく戦死者が出ていたに違いない。
ゼノもバハムートと同じく彼女に感謝した。
すると、ちょうどそんなタイミングで。
「ゼノっ! んなところにいたのかよー」
「モニカ姉、もうみんなの治療が終わったみたい」
ゼノたちのもとへアーシャとベルがやって来る。
彼女たちは依然として、魔王降臨の件について驚いているようだったが、バハムートが『現状はそこまでの脅威はないぞ』と告げると、徐々に落ち着きを取り戻していった。
『あの者は、一度我たち魔族を操ると、次の手を打てるまでにある程度の時間を要する必要があるからのぅ』
「そうなのか?」
『うむ。以前もそのようであったから、おそらく今回も間違いないであろう。我が正気を取り戻しても、何も行動を仕掛けてこないのがその証拠だ』
「ある程度の時間を要する……。それは、どうしてなんでしょうか?」
『……分からぬ。だが、魔王エレシュキガルが我たち魔族を操るのは、己の力がまだ不完全な状態にあるからと、我は推測しておる。それは、400年前もまったく同じであった。あの者は、徐々に力を蓄え、やがて完全体となる。よって、猶予はまだあると言えよう』
「んだよ。なら、そんなに気構える必要はねーのか」
「……ちょっと安心できた……」
「ですね。それまでに、こちらの出方を考えることもできますし」
そのように安堵する彼女たちとは対照的に、ゼノはそこまで楽観的に考えることができずにいた。
(……たしかに、まだ時間はあるのかもしれないけど)
だが、誰かが魔王エレシュキガルを倒さなければならない。
それは、ひょっとすると、大賢者ゼノの名を受け継ぐ自分の務めなのかもしない、とゼノは薄々感じていた。
しかし、今のゼノにはそれと同じくらい大事な責務がある。
エメラルドを死神の大迷宮から救出することだ。
それと平行しつつ、魔王を倒すなんて偉業を成し遂げられるのかまでは、正直自信がなかった。
『さて……ゼノの仲間にも挨拶ができたわけだから。そろそろ、我はこの場から身を引くことにしよう』
「そうか。分かった」
『何かあれば、またいつでも呼び出してくれ』
シュポン!
そう言ってバハムートはその場から消えてしまう。
「お、おい……っ!? 消えちまったぞ!?」
「なんでも、ああやって小さな姿を保つのは、けっこうな体力を使うみたいなんです。ですから、いざっていう時のために姿を消しておくみたいですよ」
「ちょっと触ってみたかった……」
モニカの言葉にベルはどこか残念そうだ。
そんな彼女たちに、ゼノは改めて声をかける。
「ちょっといいか、みんな」
「はい? なんですか、ゼノ様?」
「えっと……。バハムートと従属契約した件は、ほかの人たちには黙っておいてほしいんだ」
「どうして?」
ベルが不思議そうに訊ねてくる。
ゼノは、平原の周りに人がいないことを確認するとこう続けた。
バハムートが目の前にいると、さらに混乱を与えるだけだと思い、ゼノは一度バハムートに消えてもらうことにする。
「……はぁ。驚きましたぁ~~。ならあの子は、もうわたしたちに襲いかかったりしないんですね?」
「ああ、大丈夫だ」
「操られていたのなら、仕方がありませんけど……」
そうモニカは口にしつつ、下唇を薄く噛み締める。
「でも……魔王ですか」
「そうみたいなんだ」
「にわかに信じられません……」
そう言いつつも、モニカはどこか冷静だ。
それが気になって、ゼノは彼女に訊ねた。
「もしかして、あまり驚いてない?」
「え? あ……いえ、違うんです。マリア様の教えにあるんですよ」
「教え?」
「はい。いずれ、この世界に再び魔王が降臨するだろうって……。それが大体400年後だって言われています」
「は……?」
今度は、モニカに代わって、ゼノが驚きの声を上げる番だった。
「ちょ……ちょっと待ってくれっ! 400年後に魔王が降臨するって、そんな予言を聖マリアは残していたのか!?」
「聖職者の間では有名な話なんです。ですが……。今でもそれを信じている者はあまり多くありません」
「っ?」
「それは、その後に続く言葉の〝ただの前置き〟として捉えられているからなんです」
「その後に続く言葉?」
「そうです。マリア様はその後に、こう言葉を残しました。『その時に、再び〈回復術〉が必要となるので、それまでに多くの同志を集めましょう』って。つまり、魔王が降臨する云々は、布教のための理由付けに使われただけだと、多くの聖職者は考えているんですよ」
モニカはそこで言葉を区切ると、負傷した者たちがいる方へ目を向ける。
「……結果的にその教えの効果もあって、聖マリア教は大陸中に布教されていきました。もちろん、中には予言を信じている人もいます。現代はその400年後にちょうど当たりますから。教会を挙げて魔王エレシュキガルの襲来に備え、いつでも〈回復術〉が施せるように体制を整えている所もあります。ただ、実際に魔王が出現したという報告はないので、今は騒がれていないだけなんです」
「……なるほど……」
大賢者ゼノが魔王を倒した英雄だとするならば、大聖女マリアは人魔大戦後の混沌とした世界を立て直した英雄だ。
そんな彼女なら、魔王エレシュキガルが再びこの世界に現れることも予言できたのかもしれない。
だが。
ゼノには、そのように納得することはできなかった。
つい思った言葉が口を突いて出てしまう。
「……だけど、なんで大体400年後って分かっていたんだ?」
「え?」
「ピンポイントでそんな予言をするなんて、普通できないと思わないか?」
しかも、その予言は見事に的中したのだ。
その事実がゼノの中で、大聖女マリアという人物を得体の知れない存在へと変えていく。
正直に言えば、恐怖さえゼノは感じていた。
「うーん、どうしてなんでしょうか。その点については、あまり深くは考えたことはなかったです」
どうやらモニカも、それについてはよく分からないようだ。
「聖マリアは魔法が使えたんじゃないのか? たとえば……未来予知みたいな魔法がさ」
そんな魔法があるのかは分からなかったが、666種類も魔法が存在するのなら、中にはそんな魔法があってもおかしくはない。
「……いえ、マリア様は魔法は使えなかったはずです。そもそもマリア様は、大賢者様と対をなす術使いの革命児としてその名前が知れ渡っていきました。ですから、そんなマリア様がもし魔法が使えたのでしたら、そのような記実が必ず残っているはずなんです。ですが、少なくともわたしは、そのような事実があったと聞いたことがありません」
「そうか」
となると、謎は深まるばかりだ。
(……いや、聖マリアの予言について今さら考えたところで意味ないか。魔王は400年後の現代に、実際に現れたんだから)
そうゼノが気持ちを切り替えようとしたところで、モニカがひと言呟く。
「ですが……。マリア様は、前世の記憶を持っていたと言われています」
「えっ?」
「よくこの世界ではないどこか別の世界のお話をされていたと聞きます。ひょっとすると、それが何か関係があったのかもしれません。あくまで推測に過ぎないですけど」
「……どこか、別の世界……?」
結局、その話は謎をさらに深める形で終わりとなった。
◆
それからゼノは、モニカから現状を確認した。
モニカは、まずアーシャとベルの治療を終えた後、衛生兵と一緒に師団員たちの治療に回っていたようだ。
あれだけの攻撃を受けたにもかかわらず、幸運にも戦死者が出ることはなかったらしい。
「よかった……。誰も死なずに済んだんだな」
『お主らには、多大な迷惑をかけてしまった。大変申し訳なく思っておる……。そして、モニカ嬢。犠牲者が出なかったのは、お主の働きによるおかげだろう。恩に着る』
「いえ、わたしは自分ができることをやっただけです。皆さんがご無事で本当によかったです♪」
『ふむ、モニカ嬢は心まで麗人なのだな。感心したぞ』
「うふふ♪ もっと褒めてくださってもいいんですよぉ~?」
すっかり、モニカとバハムートは和解を果たしていた。
(やっぱりすごいな……モニカは)
こんな風に謙遜しているが、彼女がいなかったら間違いなく戦死者が出ていたに違いない。
ゼノもバハムートと同じく彼女に感謝した。
すると、ちょうどそんなタイミングで。
「ゼノっ! んなところにいたのかよー」
「モニカ姉、もうみんなの治療が終わったみたい」
ゼノたちのもとへアーシャとベルがやって来る。
彼女たちは依然として、魔王降臨の件について驚いているようだったが、バハムートが『現状はそこまでの脅威はないぞ』と告げると、徐々に落ち着きを取り戻していった。
『あの者は、一度我たち魔族を操ると、次の手を打てるまでにある程度の時間を要する必要があるからのぅ』
「そうなのか?」
『うむ。以前もそのようであったから、おそらく今回も間違いないであろう。我が正気を取り戻しても、何も行動を仕掛けてこないのがその証拠だ』
「ある程度の時間を要する……。それは、どうしてなんでしょうか?」
『……分からぬ。だが、魔王エレシュキガルが我たち魔族を操るのは、己の力がまだ不完全な状態にあるからと、我は推測しておる。それは、400年前もまったく同じであった。あの者は、徐々に力を蓄え、やがて完全体となる。よって、猶予はまだあると言えよう』
「んだよ。なら、そんなに気構える必要はねーのか」
「……ちょっと安心できた……」
「ですね。それまでに、こちらの出方を考えることもできますし」
そのように安堵する彼女たちとは対照的に、ゼノはそこまで楽観的に考えることができずにいた。
(……たしかに、まだ時間はあるのかもしれないけど)
だが、誰かが魔王エレシュキガルを倒さなければならない。
それは、ひょっとすると、大賢者ゼノの名を受け継ぐ自分の務めなのかもしない、とゼノは薄々感じていた。
しかし、今のゼノにはそれと同じくらい大事な責務がある。
エメラルドを死神の大迷宮から救出することだ。
それと平行しつつ、魔王を倒すなんて偉業を成し遂げられるのかまでは、正直自信がなかった。
『さて……ゼノの仲間にも挨拶ができたわけだから。そろそろ、我はこの場から身を引くことにしよう』
「そうか。分かった」
『何かあれば、またいつでも呼び出してくれ』
シュポン!
そう言ってバハムートはその場から消えてしまう。
「お、おい……っ!? 消えちまったぞ!?」
「なんでも、ああやって小さな姿を保つのは、けっこうな体力を使うみたいなんです。ですから、いざっていう時のために姿を消しておくみたいですよ」
「ちょっと触ってみたかった……」
モニカの言葉にベルはどこか残念そうだ。
そんな彼女たちに、ゼノは改めて声をかける。
「ちょっといいか、みんな」
「はい? なんですか、ゼノ様?」
「えっと……。バハムートと従属契約した件は、ほかの人たちには黙っておいてほしいんだ」
「どうして?」
ベルが不思議そうに訊ねてくる。
ゼノは、平原の周りに人がいないことを確認するとこう続けた。
あなたにおすすめの小説
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
空月そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。
町島航太
ファンタジー
かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。
しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。
失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。
だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。