何故この世界の誰も疑問に思わないのだろうか

ぺけらんど

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見えない彼女

青春=恐怖

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まず説明しておこう
この物語は
短的に言うと僕が病(やみ)を抱えた彼女らを救う物語らしい

キーンコーンカーンコーン
(チャイムがなった今日もつまらない、一日が終わりに近ずいている)
「よっ!季華(きが)っち!」
そういいながらボクの背中にのってくる
「加々利...重い...おりて」
どしっとボクの背中にのかってくる身勝手な女は加々利 希音(かがり きね)せっかく黄昏ている俺を邪魔しにくる人間だ
「あーー!!女の子に重いは禁句なんだ!!もうどいてあげない!!」
「あぁーもう!わかった!わかった!可愛い加々利様!お手数お掛けしますがボクの背中からどいては貰えないでしょうかね!!」
ムフンと誇らしげに鼻をならす加々利
「そうでしょう!そうでしょうとも!私は可愛いでしょう!仕方ないのでどいてしんぜよう!」
そういうと彼女はボクの後ろの『空席』の上にに座る
「おい!加々利そこ座っちゃだめだろ?」
「は?何言ってんのあんたここは別に座ってもいいでしょ?」
「あ...れ...うんそうだな、なんでダメだと思ったんだろう」
そこは大事な席だった気がするのに
何故だろう
思い出せない
??
そもそも
席じゃないか
《だって人がいないのだから》
「ぅぐっっ...頭が...痛い...」
「どうしたの?季華っち!大丈夫?」
加々利が近寄ってくる...
ダメだ意識が...

気がつくとそこは保健室だった
「っ...あったまいってぇ...」
ひっ...ぐすぐす
隣から嗚咽が聞こえてくる
「まじかよ、えぇー?」
ボクは面倒事に巻き込まれたくないんだ
とくに女関連のはな!!
ん?
なんで女関連の巻き込まれ事が嫌いなんだっけまぁなんでも面倒事はクソか
ひっく...ううう
「面倒くさいな...はぁ...おい、そこで泣いてるやつどうしたんだ、話は聞いてやろう。まぁ見知らぬ男子生徒から話を聞くなんて言われたら怖くて逃げ出したいだろうな」
そう、ボクはこれが狙いだ早く逃げ出せー俺はこのまま授業をサボりたいんだ
突如泣き声が止まる
「なん....で?」
そう聞こえた
「今私に言った?」
「はぁ?それ以外ありえねぇだろうがよ!なんですか!俺には幽霊が見えてるってんですか!」
などとヒス構文もどきをやっていると
女がカーテンを開けた
それが国民的アイドルの白石 月崋(しらいし げっか)だったと思う暇もなく
抱きつかれた
そして大声で泣いた
はぁ...
やっぱり女は面倒だ
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