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ep1
フフッ♪こんにちは♪
お待ちしていました。
…いえいえ。私も丁度今来たところなので♪
こうして私達がまた会えたのも、私が別れ際にこっそり渡した名刺のおかげですね♪
…こうやって会っている事を知ったら、あの子怒るでしょうね♪
偶然町であったあの日。あの子に声を掛けただけでも、目を丸くして驚いてましたもんね。
フフッ♪そうそう♪
背中から久しぶり~っ!って話しかけただけなのに、無視するんですもの。
もう一度久しぶり!って言っても、また無視。
アナタに「知り合いなのか?」って聞かれても無視。
「いくら何でも、元カノにそんな接し方は無いんじゃない?」
って言ったら、ようやく振り返ってくれたんです
「旦那様ですか?初めまして。彼女の…」
って言いかけたところで、あの子は私の声が聞こえないようにするためなのか、かぶせるように大きな声を出して。
アナタは頭を下げて挨拶してくれたのに、あの子はずっと煮え切らないような返事ばかりして…
ねえ、旦那様もやっぱり気付きましたよね。あの子、すっごく会話を切り上げたがってたの。
あの子が先を急ぐからって離れたがっていた所に、目を盗むタイミングでこっそりと名刺をあなたに渡しましたね。
だから私達は今日こうしてまた会えた。
旦那様でもあるアナタがこうして私に会いたがった理由…。分かりますよ。
知りたかったんですよね?
いくら何でも、元カノにそんな接し方は無いんじゃない?って私が言った言葉の意味を。
あの子、言ってなかったんじゃないですか?昔、私と…というか、女性と付き合っていたって事。
(男:は、はい。そうですね)
やっぱり。あの慌て様を見ると、そうなんじゃないかなって思ったんです。
フフッ♪別に隠す程酷い付き合い方をしたわけでも、酷い別れ方をしたわけでも無かったのに。
旦那様は、いつあの子と出会われたんですか?
(男:3年前かな…)
へぇ、3年前ですか。それだと、あの子が大学を卒業して働き始めたすぐ位ですね。
私達丁度入れ替わりだったみたい♪
私があの子と付き合ったのが、大学2年生から卒業までだったので。
フフッ♪そうなんです。
大学構内を歩いていた彼女を偶然見かけて一目ぼれしちゃったんです。
スラっと身長が高くて、綺麗な黒髪をしていて、表情は、少しきつそうな感じでしたけど…。
後で聞いたんですけど、あだ名が氷の女王だったんですってね。どんな男がアタックしても冷たくあしらわれて、全く相手にされないからそうアダ名を付けられたんだとか。
だから、私がアタックして口説いてやろうと思って。
(男:でも、女性ですよね)
はい♪勿論私も女性です。だから正しくは…女性好きに堕としてやろうと思って。
彼女、弓道部に入っていると友達から聞きました。
これも後から聞いた話なんですけど、高校時代は主将でチームをインターハイ出場に導いた経験があったんだとか。
だから、弓道場の前で練習が終わるのを待って、あの子が出てくるのを待ってから告白しました♪
…はい、勿論あの子も最初はキョトンとしてました。
それまで喋ったことが無ければ顔も知らない私から「好きです」って言われたんですから。
一瞬開いてから、あの子は「ありがとう」と返しました。恋愛対象としての「好きです」じゃなくて、ファンとしての「好きです」と受け取ったみたいですね。
…あの子も、弓道で凄く成果を上げていましたから。雑誌の表紙を飾った事もあるし、あの子が出ただけで動画の再生回数だって凄い事になってましたから。もっぱら、あの子は監督に言われて嫌々出ていたみたいですけれど。
だから私は「恋心を抱くという意味の好きです」って言いました。
最初にそう伝えておかないと、友達として凄く仲良くなれるって所までは行けるかもしれないんですけれど、それ以上は行けないかなと思って。
あの子、少し驚いてから、また「ありがとう」って返してきました。最初の「ありがとう」と同じ温度で。
「あぁ、コレは口説きがいがあるな」って思いました。
私は「勝手に応援していいですか?」って続けたら、あの子は「うん」って短く返事をして…そうして帰っていきました。
そこから最初のデートにこぎつけるまで…1年くらいかかりました。あの子も、余り人に心を開くタイプじゃありませんから。
練習終わりにずっと待って、大会が有ったら応援に行って、授業で見かけたら近くに座って…。
本当に砂を積み上げるように信頼関係を小さく小さく、一つずつ積み重ねていきました。
だから、あの子の方から初めて連絡が来たときは嬉しかった♪
私、誘ってくれて嬉しかったって何度も何度も伝えました。フフッ♪
してない人も多いみたいなんですけど、私、気持ちを伝えるのって、もの凄く大事だと思っているんです。それから、彼女の方からも少しずつお誘いしてくれるようになったんです。
それにつれて、彼女も少しずつ自分の事を喋ってくれるようになって来たんです。凄く強大なダムにひびが入って、少しずつ水が流れ出したように。
男と女の恋愛も、女と女の恋愛も、やる事は変わりません。
合意と信頼を積み重ねて……
…あなたの事がもっと知りたい。
それは、あなたも知らないあなたの事をと伝え続けて…。
一年以上かけて、あの子と私は付き合う事が出来たんです。
最初にキスした時の事はよく覚えてます。
舌を絡めた深い深ぁ~いキス。
あの子も勝気な所がありますから、何度も何度も主導権を取ろうとしてきたんですけど…。
ぜぇ~んぶ返り討ちにしてやりました♪
あの日の勝負で、私たちのタチとネコは完全に決まりました。
(男:タチとネコってどういう意味?)
…タチとネコの意味ですか?
タチって言うのがセックスで言う男性の役割で、猫って言うのが女性の役割みたいな感じですね。
…え?信じられない?普段のあの子がSだから?
フフッ♪私の前では、Mでしたよ。
…っていうか、私がMになるように肉体改造したんですけどね♪
改造って言うか、開発なんですけど。
普段あんなに落ち着いて頼りになるのに、少し下のお口と遊んであげるだけで、上のお口もあんなにお喋りになるんだから♪
あれ知ってます?彼女の…お尻。
…知りませんか~。
お尻にも、性感帯ってあるんです。
指を入れると、すぐ左右に空洞があるんですよね。そこにザラザラした場所があるので、指の腹で撫でてあげてください。
今度、やってみてあげるといいですよ。
彼女きっと、凄く喜びますから。
嬌声(きょうせい)をあげながら、おしりウネウネ振って。腰ビクビクさせて。
いくら氷の女王と言われていても、どんなにクールで落ち着いている女性でも、私にかかれば、たった指一本であっという間に5歳の子供に出来ます。
ダダっ子で、泣きじゃくるだけの、5歳の子供に…。
きっと新しい彼女の顔が見れると思いますよ。
あそこが彼女の一番の弱点です。
フフッ♪もしかしたら、私が教えたって事がバレちゃうかも♪
…あら、もうこんな時間ですね。
どうでした?新しく知った彼女の事。
またいつでも連絡してください。時間を作りますので。
今日はありがとうございました、良い1日を。
お待ちしていました。
…いえいえ。私も丁度今来たところなので♪
こうして私達がまた会えたのも、私が別れ際にこっそり渡した名刺のおかげですね♪
…こうやって会っている事を知ったら、あの子怒るでしょうね♪
偶然町であったあの日。あの子に声を掛けただけでも、目を丸くして驚いてましたもんね。
フフッ♪そうそう♪
背中から久しぶり~っ!って話しかけただけなのに、無視するんですもの。
もう一度久しぶり!って言っても、また無視。
アナタに「知り合いなのか?」って聞かれても無視。
「いくら何でも、元カノにそんな接し方は無いんじゃない?」
って言ったら、ようやく振り返ってくれたんです
「旦那様ですか?初めまして。彼女の…」
って言いかけたところで、あの子は私の声が聞こえないようにするためなのか、かぶせるように大きな声を出して。
アナタは頭を下げて挨拶してくれたのに、あの子はずっと煮え切らないような返事ばかりして…
ねえ、旦那様もやっぱり気付きましたよね。あの子、すっごく会話を切り上げたがってたの。
あの子が先を急ぐからって離れたがっていた所に、目を盗むタイミングでこっそりと名刺をあなたに渡しましたね。
だから私達は今日こうしてまた会えた。
旦那様でもあるアナタがこうして私に会いたがった理由…。分かりますよ。
知りたかったんですよね?
いくら何でも、元カノにそんな接し方は無いんじゃない?って私が言った言葉の意味を。
あの子、言ってなかったんじゃないですか?昔、私と…というか、女性と付き合っていたって事。
(男:は、はい。そうですね)
やっぱり。あの慌て様を見ると、そうなんじゃないかなって思ったんです。
フフッ♪別に隠す程酷い付き合い方をしたわけでも、酷い別れ方をしたわけでも無かったのに。
旦那様は、いつあの子と出会われたんですか?
(男:3年前かな…)
へぇ、3年前ですか。それだと、あの子が大学を卒業して働き始めたすぐ位ですね。
私達丁度入れ替わりだったみたい♪
私があの子と付き合ったのが、大学2年生から卒業までだったので。
フフッ♪そうなんです。
大学構内を歩いていた彼女を偶然見かけて一目ぼれしちゃったんです。
スラっと身長が高くて、綺麗な黒髪をしていて、表情は、少しきつそうな感じでしたけど…。
後で聞いたんですけど、あだ名が氷の女王だったんですってね。どんな男がアタックしても冷たくあしらわれて、全く相手にされないからそうアダ名を付けられたんだとか。
だから、私がアタックして口説いてやろうと思って。
(男:でも、女性ですよね)
はい♪勿論私も女性です。だから正しくは…女性好きに堕としてやろうと思って。
彼女、弓道部に入っていると友達から聞きました。
これも後から聞いた話なんですけど、高校時代は主将でチームをインターハイ出場に導いた経験があったんだとか。
だから、弓道場の前で練習が終わるのを待って、あの子が出てくるのを待ってから告白しました♪
…はい、勿論あの子も最初はキョトンとしてました。
それまで喋ったことが無ければ顔も知らない私から「好きです」って言われたんですから。
一瞬開いてから、あの子は「ありがとう」と返しました。恋愛対象としての「好きです」じゃなくて、ファンとしての「好きです」と受け取ったみたいですね。
…あの子も、弓道で凄く成果を上げていましたから。雑誌の表紙を飾った事もあるし、あの子が出ただけで動画の再生回数だって凄い事になってましたから。もっぱら、あの子は監督に言われて嫌々出ていたみたいですけれど。
だから私は「恋心を抱くという意味の好きです」って言いました。
最初にそう伝えておかないと、友達として凄く仲良くなれるって所までは行けるかもしれないんですけれど、それ以上は行けないかなと思って。
あの子、少し驚いてから、また「ありがとう」って返してきました。最初の「ありがとう」と同じ温度で。
「あぁ、コレは口説きがいがあるな」って思いました。
私は「勝手に応援していいですか?」って続けたら、あの子は「うん」って短く返事をして…そうして帰っていきました。
そこから最初のデートにこぎつけるまで…1年くらいかかりました。あの子も、余り人に心を開くタイプじゃありませんから。
練習終わりにずっと待って、大会が有ったら応援に行って、授業で見かけたら近くに座って…。
本当に砂を積み上げるように信頼関係を小さく小さく、一つずつ積み重ねていきました。
だから、あの子の方から初めて連絡が来たときは嬉しかった♪
私、誘ってくれて嬉しかったって何度も何度も伝えました。フフッ♪
してない人も多いみたいなんですけど、私、気持ちを伝えるのって、もの凄く大事だと思っているんです。それから、彼女の方からも少しずつお誘いしてくれるようになったんです。
それにつれて、彼女も少しずつ自分の事を喋ってくれるようになって来たんです。凄く強大なダムにひびが入って、少しずつ水が流れ出したように。
男と女の恋愛も、女と女の恋愛も、やる事は変わりません。
合意と信頼を積み重ねて……
…あなたの事がもっと知りたい。
それは、あなたも知らないあなたの事をと伝え続けて…。
一年以上かけて、あの子と私は付き合う事が出来たんです。
最初にキスした時の事はよく覚えてます。
舌を絡めた深い深ぁ~いキス。
あの子も勝気な所がありますから、何度も何度も主導権を取ろうとしてきたんですけど…。
ぜぇ~んぶ返り討ちにしてやりました♪
あの日の勝負で、私たちのタチとネコは完全に決まりました。
(男:タチとネコってどういう意味?)
…タチとネコの意味ですか?
タチって言うのがセックスで言う男性の役割で、猫って言うのが女性の役割みたいな感じですね。
…え?信じられない?普段のあの子がSだから?
フフッ♪私の前では、Mでしたよ。
…っていうか、私がMになるように肉体改造したんですけどね♪
改造って言うか、開発なんですけど。
普段あんなに落ち着いて頼りになるのに、少し下のお口と遊んであげるだけで、上のお口もあんなにお喋りになるんだから♪
あれ知ってます?彼女の…お尻。
…知りませんか~。
お尻にも、性感帯ってあるんです。
指を入れると、すぐ左右に空洞があるんですよね。そこにザラザラした場所があるので、指の腹で撫でてあげてください。
今度、やってみてあげるといいですよ。
彼女きっと、凄く喜びますから。
嬌声(きょうせい)をあげながら、おしりウネウネ振って。腰ビクビクさせて。
いくら氷の女王と言われていても、どんなにクールで落ち着いている女性でも、私にかかれば、たった指一本であっという間に5歳の子供に出来ます。
ダダっ子で、泣きじゃくるだけの、5歳の子供に…。
きっと新しい彼女の顔が見れると思いますよ。
あそこが彼女の一番の弱点です。
フフッ♪もしかしたら、私が教えたって事がバレちゃうかも♪
…あら、もうこんな時間ですね。
どうでした?新しく知った彼女の事。
またいつでも連絡してください。時間を作りますので。
今日はありがとうございました、良い1日を。
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