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第3章
ドクター・クロ(2)
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ふたりが医療局一階にあるお洒落な雰囲気のカフェテラスに入って行くと、のんびりとさんざめいていた昼下がりの店内にかすかな緊張が走った。
副局長だ、と、誰かが呟いた。
マッド・ドクター・クロが来た、と――。
それを敏感に察すると、クロは首を竦めて苦笑した。
「かれらの顔は畏怖に満ちている。気づいたか?」
カフェテラスの一隅の席に座ると、クロは笑顔でタイトに向かってそう訊ねた。
「かれら?」
「ここにいる烏合の衆だよ」
彼女は可笑しそうにカフェテラスの中を見回す。
それにつられてタイトも肩越しに振り返って周囲を観察した。
確かにそこにいる者たち――ほとんどは医療局の局員、研究員たちであるが、かれらはカフェテラスに入って来たクロを見るなり、それまで談笑していた者は口をつぐみ、彼女の動線を遮っていた者たちは道を空けて彼女を見送った。
その目には皆一様に、恐怖ともつかぬ色を浮かべて――。
「畏怖、と云うよりは、恐怖、に見えますが……」と、タイト。
「ドクター・クロ、あなたはかれらに何をしたのですか?」
「何も――。多少はぼんくらどもに喝を入れてやったこともあるが」
「そうですか? かれらの様子を見ていると、多少とは思えませんが」
「はっきり云うね、この子は」
また笑った。
それがあまりにも珍しいことであるのは、周囲の人間がざわついたことではっきりとわかった。
かれらはこそこそと、副局長が笑っている、上機嫌だ、何があったのだろう、と、囁き合っていた。
確かにここでは、ドクター・クロは注目の的であった。
そこへひとりの女給が緊張した面持ちでやってきた。
彼女も、何故、副局長はこんなに上機嫌なのだろう、と云う思いを抱いてはいたのだろうが、同時に普段の習慣でその顔には、とんだ貧乏くじだ、とでも云うような表情を浮かべていた。
つまりはここでのドクター・クロは注目の的であると同時に、その評価は芳しいとは云えないようであった。
「ああ、かれには何かスイーツを――」と、云いながら、クロはタイトを見た。
「フローズン系か焼き菓子系か? 和の名品白玉あんみつもあるぞ。きみはどれがお好みだね?」
「コーヒーを……それほど子供ではないので」
「ふむ。背伸びしているのか、それとも甘いものは嫌いだったかな? 私としてはここのスイーツはお勧めなんだがな」
「背伸びしている、と、思ってもらっても結構です」
「正直だな。いい心がけだ――私には、そうだな、コーン・ウイスキーをもらおうか。合成でなく天然物だ」
まだ午後も早い時間である。
女給が、ウイスキーですか? と、訊き返し、さすがにタイトも眉目を寄せた。
「ああ。もう仕事もあまりないのでね。今日はわざわざ素敵なお客さんが来てくれたのだし、一杯やるのもいいだろう」
その言葉に女給は頷くと、そそくさと戻って行った。
その後姿に向かってクロが、面倒だからボトルとアイスペールを頼むよ、と気楽に声を掛けた。
「さて、と」と、クロ。
「さっきの話の続きをしようか? きみとしては応接室での話の方が人払いが出来ていてよかったのかも知れないと思うだろうが、実はそうでもない」
「?」
「わからないか? ああ云う場所と云うのは、『壁に耳あり障子に目あり』って古い諺そのものだったりするんだよ。逆にこう云うオープンな場所の方が『内緒話』には良いものだ」
「盗聴ですか? 別に極秘事項について話そうとは思いませんが」
「きみの知っている極秘事項には興味がないよ。たいていは私の耳に入っているだろうからね。聞きたいのは、理由だ」
「理由?」
「そうだ。きみが何故、ラピスの『別の可能性』に興味を持ったのか」
そこで女給が注文の品を運んで来て、いったん話は中断した。
タイトは運ばれて来たコーヒーに砂糖とミルクを入れて、無造作にかき混ぜる。
クロはそんなタイトを面白そうに眺めながら、ロックグラスにコーン・ウイスキーを注いだ。
「コーヒーと云うのはね、タイト、ブラックで飲むものだよ」
クロがロックグラスに口をつけながら、アドバイスした。
「ましてや、私と一緒なのだから、それくらいの洒落は効かせて欲しいものだがね。私の名は『クロ』なのだから」
「失礼しました。次からは気をつけます」
「ほう。次、か? どうやらこれからも私とデートしてくれる、と云うつもりはあるんだね? これは嬉しいな」
「からかっているんですか?」
「いや、真面目だよ。こう見えて年下は嫌いじゃない」
タイトは目を細めて、目の前のドクターを見つめた。
どこまでが真面目なのか、どこまでが冗談なのか、かれにはまったく判じかねた。
「きみはどうだい?」
「何がですか?」
「年上は好みじゃないか?」
「やめてください。そんな話をしに来たのではありません。おれは――」
コーン・ウイスキーを飲みながら、クロが手で制する。
「まあ、気楽に行こうじゃないか。特にこうしてデートをしている時には、な。もっともデート・コースとしちゃ最悪の部類に入る選択ではあるが――」
「ドクター・クロ!」
さすがにタイトが声を荒げた。
彼女はそれに苦笑を返す。
「怒ったか? 悪かった。少々、悪ふざけが過ぎたかな?
――では、本題に入ろう。 理由を聞かせてもらおうか。察するところ、誰か身近な人が重篤な病を患っているか、いや、怪我で半身不随になっているとか、そんなことがあって私を頼って来たと云うところだろうかな。それはきっと他の医者が匙を投げたような状況だろう?」
タイトは、ぎくり、としてクロを見つめた。
「図星だったかな? ではさらにもうひとつ、それは女性だね?」
「……」
「それもビンゴか」
「何故、わかったのですか?」
「そりゃあ、医者のところに来るのだからな。特に私は生体換装が専門だ。他にはないだろう。――さらにきみは〈賢者の石〉の専門家だ。私の医療技術とラピスとの融合で、不可能を可能に変えたいと思っても不思議ではないさ。患者が、女性、と云うのはただの勘だけどね」
「ほぼ、ご想像の通りです、ドクター・クロ」
タイトが溜息をついた。
その溜息にどんな意味があるのかはわからなかったが、クロは特に気にとめた様子もなかった。
「実はね、私としてもきみと同じようなことを考えていたんだよ」
彼女は声を潜めて、云った。
「同じようなこと?」
「そうだ。云っただろう? 我々は良いコンビになれそうだ、と――そもそもアポなしで突然やってきたきみに会ったのはどうしてだと思う? きみがラピスの専門家だったからだよ。ちょうど、そろそろ科学局に協力を要請しようかと思っていたところだったのでね。私もラピスの医療への可能性を考えていた、と云うことだ。だからきっときみの役に立てると思っているよ」
その言葉にタイトの表情が少しだけ変わった。
無表情な仮面の中に、かすかな安堵の色が差し込んでいた。
クロはそれを満足げに眺めながら、グラスに口をつける。
「但し、だ」と、クロ。
「もちろん、ただでとは云わない」
「え?」
タイトの表情が曇った。警戒心をあらわにした表情である。
「おいおい、ポーカーフェースくん、そんな顔をするなよ。別にとって喰おうと云う訳じゃないんだから……いや、そうでもないかな」
「何ですか、ドクター・クロ?」
「今夜、私の部屋へ来い。可愛がってあげる。どうだい?」
がちゃん、と、コーヒーカップが床に落ちて砕ける音が、カフェテラスに響いた。
タイトは思わず立ち上がっていた。
「そ、それは……」
狼狽したタイトの様子を見て、今度はクロが大声で笑い出した。
「あははは、冗談だよ、タイト」
云いながらもツボにはまったらしく、腹を押さえて笑い続ける。
タイトはそれを茫然と見下ろしていた。
周囲の者たちも、鉄面皮と云われている副局長の大笑いする姿を、あんぐりと口を空けて見つめていた。
副局長だ、と、誰かが呟いた。
マッド・ドクター・クロが来た、と――。
それを敏感に察すると、クロは首を竦めて苦笑した。
「かれらの顔は畏怖に満ちている。気づいたか?」
カフェテラスの一隅の席に座ると、クロは笑顔でタイトに向かってそう訊ねた。
「かれら?」
「ここにいる烏合の衆だよ」
彼女は可笑しそうにカフェテラスの中を見回す。
それにつられてタイトも肩越しに振り返って周囲を観察した。
確かにそこにいる者たち――ほとんどは医療局の局員、研究員たちであるが、かれらはカフェテラスに入って来たクロを見るなり、それまで談笑していた者は口をつぐみ、彼女の動線を遮っていた者たちは道を空けて彼女を見送った。
その目には皆一様に、恐怖ともつかぬ色を浮かべて――。
「畏怖、と云うよりは、恐怖、に見えますが……」と、タイト。
「ドクター・クロ、あなたはかれらに何をしたのですか?」
「何も――。多少はぼんくらどもに喝を入れてやったこともあるが」
「そうですか? かれらの様子を見ていると、多少とは思えませんが」
「はっきり云うね、この子は」
また笑った。
それがあまりにも珍しいことであるのは、周囲の人間がざわついたことではっきりとわかった。
かれらはこそこそと、副局長が笑っている、上機嫌だ、何があったのだろう、と、囁き合っていた。
確かにここでは、ドクター・クロは注目の的であった。
そこへひとりの女給が緊張した面持ちでやってきた。
彼女も、何故、副局長はこんなに上機嫌なのだろう、と云う思いを抱いてはいたのだろうが、同時に普段の習慣でその顔には、とんだ貧乏くじだ、とでも云うような表情を浮かべていた。
つまりはここでのドクター・クロは注目の的であると同時に、その評価は芳しいとは云えないようであった。
「ああ、かれには何かスイーツを――」と、云いながら、クロはタイトを見た。
「フローズン系か焼き菓子系か? 和の名品白玉あんみつもあるぞ。きみはどれがお好みだね?」
「コーヒーを……それほど子供ではないので」
「ふむ。背伸びしているのか、それとも甘いものは嫌いだったかな? 私としてはここのスイーツはお勧めなんだがな」
「背伸びしている、と、思ってもらっても結構です」
「正直だな。いい心がけだ――私には、そうだな、コーン・ウイスキーをもらおうか。合成でなく天然物だ」
まだ午後も早い時間である。
女給が、ウイスキーですか? と、訊き返し、さすがにタイトも眉目を寄せた。
「ああ。もう仕事もあまりないのでね。今日はわざわざ素敵なお客さんが来てくれたのだし、一杯やるのもいいだろう」
その言葉に女給は頷くと、そそくさと戻って行った。
その後姿に向かってクロが、面倒だからボトルとアイスペールを頼むよ、と気楽に声を掛けた。
「さて、と」と、クロ。
「さっきの話の続きをしようか? きみとしては応接室での話の方が人払いが出来ていてよかったのかも知れないと思うだろうが、実はそうでもない」
「?」
「わからないか? ああ云う場所と云うのは、『壁に耳あり障子に目あり』って古い諺そのものだったりするんだよ。逆にこう云うオープンな場所の方が『内緒話』には良いものだ」
「盗聴ですか? 別に極秘事項について話そうとは思いませんが」
「きみの知っている極秘事項には興味がないよ。たいていは私の耳に入っているだろうからね。聞きたいのは、理由だ」
「理由?」
「そうだ。きみが何故、ラピスの『別の可能性』に興味を持ったのか」
そこで女給が注文の品を運んで来て、いったん話は中断した。
タイトは運ばれて来たコーヒーに砂糖とミルクを入れて、無造作にかき混ぜる。
クロはそんなタイトを面白そうに眺めながら、ロックグラスにコーン・ウイスキーを注いだ。
「コーヒーと云うのはね、タイト、ブラックで飲むものだよ」
クロがロックグラスに口をつけながら、アドバイスした。
「ましてや、私と一緒なのだから、それくらいの洒落は効かせて欲しいものだがね。私の名は『クロ』なのだから」
「失礼しました。次からは気をつけます」
「ほう。次、か? どうやらこれからも私とデートしてくれる、と云うつもりはあるんだね? これは嬉しいな」
「からかっているんですか?」
「いや、真面目だよ。こう見えて年下は嫌いじゃない」
タイトは目を細めて、目の前のドクターを見つめた。
どこまでが真面目なのか、どこまでが冗談なのか、かれにはまったく判じかねた。
「きみはどうだい?」
「何がですか?」
「年上は好みじゃないか?」
「やめてください。そんな話をしに来たのではありません。おれは――」
コーン・ウイスキーを飲みながら、クロが手で制する。
「まあ、気楽に行こうじゃないか。特にこうしてデートをしている時には、な。もっともデート・コースとしちゃ最悪の部類に入る選択ではあるが――」
「ドクター・クロ!」
さすがにタイトが声を荒げた。
彼女はそれに苦笑を返す。
「怒ったか? 悪かった。少々、悪ふざけが過ぎたかな?
――では、本題に入ろう。 理由を聞かせてもらおうか。察するところ、誰か身近な人が重篤な病を患っているか、いや、怪我で半身不随になっているとか、そんなことがあって私を頼って来たと云うところだろうかな。それはきっと他の医者が匙を投げたような状況だろう?」
タイトは、ぎくり、としてクロを見つめた。
「図星だったかな? ではさらにもうひとつ、それは女性だね?」
「……」
「それもビンゴか」
「何故、わかったのですか?」
「そりゃあ、医者のところに来るのだからな。特に私は生体換装が専門だ。他にはないだろう。――さらにきみは〈賢者の石〉の専門家だ。私の医療技術とラピスとの融合で、不可能を可能に変えたいと思っても不思議ではないさ。患者が、女性、と云うのはただの勘だけどね」
「ほぼ、ご想像の通りです、ドクター・クロ」
タイトが溜息をついた。
その溜息にどんな意味があるのかはわからなかったが、クロは特に気にとめた様子もなかった。
「実はね、私としてもきみと同じようなことを考えていたんだよ」
彼女は声を潜めて、云った。
「同じようなこと?」
「そうだ。云っただろう? 我々は良いコンビになれそうだ、と――そもそもアポなしで突然やってきたきみに会ったのはどうしてだと思う? きみがラピスの専門家だったからだよ。ちょうど、そろそろ科学局に協力を要請しようかと思っていたところだったのでね。私もラピスの医療への可能性を考えていた、と云うことだ。だからきっときみの役に立てると思っているよ」
その言葉にタイトの表情が少しだけ変わった。
無表情な仮面の中に、かすかな安堵の色が差し込んでいた。
クロはそれを満足げに眺めながら、グラスに口をつける。
「但し、だ」と、クロ。
「もちろん、ただでとは云わない」
「え?」
タイトの表情が曇った。警戒心をあらわにした表情である。
「おいおい、ポーカーフェースくん、そんな顔をするなよ。別にとって喰おうと云う訳じゃないんだから……いや、そうでもないかな」
「何ですか、ドクター・クロ?」
「今夜、私の部屋へ来い。可愛がってあげる。どうだい?」
がちゃん、と、コーヒーカップが床に落ちて砕ける音が、カフェテラスに響いた。
タイトは思わず立ち上がっていた。
「そ、それは……」
狼狽したタイトの様子を見て、今度はクロが大声で笑い出した。
「あははは、冗談だよ、タイト」
云いながらもツボにはまったらしく、腹を押さえて笑い続ける。
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