僕の番と言われました

音結

文字の大きさ
上 下
5 / 5

これからです

しおりを挟む
次の日の朝
私が起きた時には、お義父さまは書類の提出に出掛けてしまいました。

貴族には政略結婚をする事もありますが、結婚する前に番が見つかった場合には届けを出すことが決まっているそうです。番がいるから他の人と結婚はできませんってことをわかってもらうために必要なことだとお義母さまが教えてくれました。

明日から「文字の読み書き」と「マナー」のお勉強する事が決まりました。もう、教えにきてくれる先生が見つかるってスゴいです。

なので、今日はお義母さまと一緒に筆記具など、身の回り品を買い物に行くことになりました。レイ兄さまも、もちろん一緒にきてくれます。

街にきて最初に騎士様たちの詰所に行くと言われて、そこがレイ兄さまに連れられてきたところだと気がつきました。
お義母さまは、迷子の届けも問い合わせもなかったことを確認してました。

「やっぱり届けも問い合わせもなかったわね」

「ピオは僕とずっと一緒に暮らそうね」

「ずっとは無理よ。これから学校に行くようになるのだから。最低、2年は寮生活が待ってるわ。」

「レイ兄さま、学校に行くの?ピオはお留守?」

「大丈夫だよ。僕はまだ、学校に行く年じゃないからね。学校は13才の春に入るんだ。僕は11だからあと2年あるし、寮に入っても休みには必ずピオに会いに帰ってくるからね。」

「そうね、2人とも今は家庭教師の先生からきちんと学んでちょうだいね。ここの領地の未来は、貴方たちが担うのだから!」

「ピオはお勉強、ゆっくりでいいよ。いっぺんに覚えようとしなくて大丈夫だからね。」



レイ兄さま、私お勉強頑張ります。私を見つけてくれたレイ兄さまとずっと一緒にいられるように…。





しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

花雨
2021.08.10 花雨

全てお気に入り登録しときますね♪

音結
2021.08.10 音結

花雨さん

お気に入り登録
ありがとうございますm(._.)m

解除

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。