畜ブタ夫婦が転生しました。養豚業者を殺します

3話

「助けてくれぇぇ！！　許してくれぇ！！」

　尻にバールのような物をぶち込まれ、這いつくばって逃げるじじい。
　動くたびに食い込むが、それが微妙な悦楽をじじいに与えていることは太郎も花子もよく分からなかった。
　
「じじいよ、我妻を犯しまくり、中出しし放題。その罪は万死に値する」
　
　太郎は宣言する。
　
「そうよ、この恨み……　犯して、陵辱して、嬲って、そして殺してあげるわ。おほほほ」

　花子は手に肉きり包丁を持ってその刃を真っ赤な舌でベロリと舐める。

　ドガッと、脳天にハンマーを叩きつけられ、じじいは脳漿と血とづ骸骨の破片を撒き散らす。
　目玉が勢いで飛び出し、視神経でぶらーんとぶら下がった。
　
「ここにでもいれとけ、邪魔だ！」

　太郎は飛び出た目玉をジジイの鼻の穴に突っ込んだ。
　まさしく、その面相は奇妙なブタのように成り果てる。

「では、復讐を開始しましょう」
「そうだな」

　太郎は、じじいの愛ブタたる洋子の脳天にもハンマーを叩き下ろす。
　洋子も即死。

「よし、こいつらの肉を混ぜて出荷だ！」
「うふふ、素敵よ。太郎」

　ふたりは唇を重ねる。返り血に染まった身体で抱き合いながら。

　そして、じじいと洋子の肉を解体して、まぜこぜにすると、業者に出荷した。
　ざまあであった。

―完―