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本編(別視点)
ルイス視点 ①
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俺の名はルイス・フィルトン。
俺はフィルトン伯爵家の次期当主だった。
そう、だった。過去系だ。
俺には婚約者が居た。
婚約者の名はシルヴィア・ミルトン伯爵令嬢。
実は婚約する前の俺は婚約者を作るのに反対だった。
俺は自分の目で判断し、自分の力で愛する人を手にし、何があっても一緒に生きていける人と添い遂げたい。
そんな運命的な恋に憧れた。
その理由で最初はシルヴィアの事を好印象とは思っていなかった。だけど、話してるうちに彼女を好ましいと思っていった。
だから「愛し合える家庭を作りたい。」って言われた時、俺は嬉しかった。
俺もそういう家庭に憧れてたから…
だから俺はこう返した。
「一緒にいい家庭を作ろう」って。
もしかしてシルヴィアが俺の運命の相手なのかもしれない。
幼いながらそう思っていた。
なのになんで俺はそんな事を忘れてたんだろう…
俺は手に入るはずだった夢を自分の手で壊してしまったのだと気づいたのは全部失った後だった…
_____________________
俺の人生が狂ったのはここからかもしれない。
そう、アイリーン・ダルトンとの出会いだ。
アイリーンと出会ったのはシルヴィアと婚約を成立して数ヶ月後だった。
俺がシルヴィアに会いに行った時、ちょうどダルトン夫人とアイリーンが遊びに来ていた。
俺達3人とも同い年だったので、3人で遊ぶ事にした。
その時はまだアイリーンの事を婚約者の親友ってしか意識してなかった…
しかし日に日に一緒に遊んでるうちに、何故かアイリーンが俺にアプローチしてきた。
しかもシルヴィアに隠れて。
最初はそういうアイリーンを避けていた。だが、日に日に段々彼女のペースに飲み込まれてしまっていた。
飲み込まれてしまった理由。その理由はシルヴィアはあまり感情を表に出す人じゃなかったからだ。
俺がシルヴィアを手伝おうとした時、シルヴィアは「いえ、大丈夫です!これぐらい私も出来ます!」といつも俺の助けを断っていた。
俺はそんなシルヴィアに足りないと思ってしまった。
その点アイリーンは俺への想いを全開に表していた。
彼女はおねだり上手だった。
そんなアイリーンを見て、俺は『必要とされてる』、『求められてる』事に快感を得ていた。
そんな居心地の良さに俺は甘えてしまったのだ。
それがおかしいと何故俺は気づかなかった。
親友の婚約者だというのに、隠れながらアプローチしてたなんて、なんとふしだらな行為だったのだろう…
今となっては己の弱さが憎い…
____________________
アイリーンとの関係は学園でも続いていた。
シルヴィアに隠れながら放課後にお互いの部屋で一緒に過ごしたり、休日に街に出かけたりしていた。
だけど何故か何か物足りないと感じていた。
そんなある日学園である噂が出回っていた。
その噂はそう、俺とアイリーンが恋仲だという噂だ。
隠してたつもりが周りにはバレてたのかもしれない。
そう思って悩んでた時、ついにシルヴィアが噂の事を聞いてきた。
俺はビクッって肩を震わせてしまった。
そして俺は嘘を吐いてしまった。
噂は事実にも関わらず、俺は噂を否定した。
己の罪から逃れるように…
シルヴィアは俺の言葉を信じてくれたが、あまり納得いってない様子だった。
そしてその時一緒に居た俺の親友、オスカーの目が怖かった。その時のオスカーは何もかも見透かしそうな目をしていた。
その後、オスカーは俺に噂の事を聞いてきた。
『何か心当たりあるんじゃないか?』
『ひとまず噂が止むまでアイリーンから離れろ。』
『噂が止まないと、シルヴィアを悲しませるぞ。』
オスカーはそんなアドバイスを俺にしてきた。
シルヴィアが俺の事で悲しむかもしれないって聞いた時、何故か俺の心は満たされていた。
その感情が好ましくと思いながらも何故そう思ってるか分からず、俺はずるずるとアイリーンの関係を続けていた。
俺はフィルトン伯爵家の次期当主だった。
そう、だった。過去系だ。
俺には婚約者が居た。
婚約者の名はシルヴィア・ミルトン伯爵令嬢。
実は婚約する前の俺は婚約者を作るのに反対だった。
俺は自分の目で判断し、自分の力で愛する人を手にし、何があっても一緒に生きていける人と添い遂げたい。
そんな運命的な恋に憧れた。
その理由で最初はシルヴィアの事を好印象とは思っていなかった。だけど、話してるうちに彼女を好ましいと思っていった。
だから「愛し合える家庭を作りたい。」って言われた時、俺は嬉しかった。
俺もそういう家庭に憧れてたから…
だから俺はこう返した。
「一緒にいい家庭を作ろう」って。
もしかしてシルヴィアが俺の運命の相手なのかもしれない。
幼いながらそう思っていた。
なのになんで俺はそんな事を忘れてたんだろう…
俺は手に入るはずだった夢を自分の手で壊してしまったのだと気づいたのは全部失った後だった…
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俺の人生が狂ったのはここからかもしれない。
そう、アイリーン・ダルトンとの出会いだ。
アイリーンと出会ったのはシルヴィアと婚約を成立して数ヶ月後だった。
俺がシルヴィアに会いに行った時、ちょうどダルトン夫人とアイリーンが遊びに来ていた。
俺達3人とも同い年だったので、3人で遊ぶ事にした。
その時はまだアイリーンの事を婚約者の親友ってしか意識してなかった…
しかし日に日に一緒に遊んでるうちに、何故かアイリーンが俺にアプローチしてきた。
しかもシルヴィアに隠れて。
最初はそういうアイリーンを避けていた。だが、日に日に段々彼女のペースに飲み込まれてしまっていた。
飲み込まれてしまった理由。その理由はシルヴィアはあまり感情を表に出す人じゃなかったからだ。
俺がシルヴィアを手伝おうとした時、シルヴィアは「いえ、大丈夫です!これぐらい私も出来ます!」といつも俺の助けを断っていた。
俺はそんなシルヴィアに足りないと思ってしまった。
その点アイリーンは俺への想いを全開に表していた。
彼女はおねだり上手だった。
そんなアイリーンを見て、俺は『必要とされてる』、『求められてる』事に快感を得ていた。
そんな居心地の良さに俺は甘えてしまったのだ。
それがおかしいと何故俺は気づかなかった。
親友の婚約者だというのに、隠れながらアプローチしてたなんて、なんとふしだらな行為だったのだろう…
今となっては己の弱さが憎い…
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アイリーンとの関係は学園でも続いていた。
シルヴィアに隠れながら放課後にお互いの部屋で一緒に過ごしたり、休日に街に出かけたりしていた。
だけど何故か何か物足りないと感じていた。
そんなある日学園である噂が出回っていた。
その噂はそう、俺とアイリーンが恋仲だという噂だ。
隠してたつもりが周りにはバレてたのかもしれない。
そう思って悩んでた時、ついにシルヴィアが噂の事を聞いてきた。
俺はビクッって肩を震わせてしまった。
そして俺は嘘を吐いてしまった。
噂は事実にも関わらず、俺は噂を否定した。
己の罪から逃れるように…
シルヴィアは俺の言葉を信じてくれたが、あまり納得いってない様子だった。
そしてその時一緒に居た俺の親友、オスカーの目が怖かった。その時のオスカーは何もかも見透かしそうな目をしていた。
その後、オスカーは俺に噂の事を聞いてきた。
『何か心当たりあるんじゃないか?』
『ひとまず噂が止むまでアイリーンから離れろ。』
『噂が止まないと、シルヴィアを悲しませるぞ。』
オスカーはそんなアドバイスを俺にしてきた。
シルヴィアが俺の事で悲しむかもしれないって聞いた時、何故か俺の心は満たされていた。
その感情が好ましくと思いながらも何故そう思ってるか分からず、俺はずるずるとアイリーンの関係を続けていた。
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