裏切りのその後 〜現実を目の当たりにした令嬢の行動〜

AliceJoker

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本編(別視点)

ルイス視点 ③

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俺は本音をシルヴィアに言った。
だがシルヴィアには届かなかった。
もう手遅れだったのだ。


返ってきたのはシルヴィアの完全に否定的な答えだったのだから…


それを聞いた俺は絶望した。
そして自分の愚かさを憎んだ。



何故もっと早く気づかなかった…
気付いてたら、アイリーンと関係を持たなかった…
もっとシルヴィアを大切にしてた…
シルヴィアは頑張って俺と歩み寄ろうとしたのに、俺はただ居心地がいいってだけでアイリーンとの関係を続け、シルヴィアを傷つけた…
本当に情けない…



そんな事を考えてたら、急に父様が俺を睨んできた。
そんな父様を見て俺は震えてしまった。
いつも無表情の父様…
そんな父様が怒ると怖いと俺はそこで学んだ。


そんな父様から新たに聞き捨てならない事を言ったのだ。
それは俺を当主にしないという内容だ。


その言葉に俺はまた絶望した。
もしシルヴィアと当主の座が無くなったら、俺は何の為に生きればいい…


父様は俺は当主に相応しくないと言う。
俺は父様のその言葉を受け入れたくなかった。
でも心の中では父様が言ってる事は理解していたのだ。


俺は学問よりアイリーンの事を優先していたのだ。
それで学園では成績は悪かった。
いつも両親は注意してきたが、俺はそんな両親を無視してきた。
今思えば俺は恋に恋をしてたんだ。



近くにある大事な物を大切にしないで、俺は自分の欲を発散する為に行動してたのだ。
____________________

現実を受け止められ無くて俺は頭の中で現実逃避してたら、シルヴィアに声をかけられた。


シルヴィアは婚約破棄の書類にサインしてと言ってきた。
そんなシルヴィアに俺は縋った。



いやだいやだ
もしこの書類にサインしたら、俺とシルヴィアの縁が無くなってしまう!
シルヴィアと離れたら、俺の生きる意味がなくなってしまう!
死んでしまう!?



俺は無意識に思ってる事を口にしていた。


そんな俺を見損なった父様は無理矢理サインさせられた。




そう、サインしてしまったのだ…




あぁ、これで本当に終わってしまった…
これから俺はどうすればいいのだ…
____________________


(シルヴィア…シルヴィア…)


俺は頭の中でシルヴィアを思いながら、父様に引きずられていた。



そんな時、シルヴィアが俺に声をかけてきた。


「もしかして!?」って思ってしまった。

確かにシルヴィアと婚約破棄をした。
しかしアイリーンと違って、俺はシルヴィアに2度とシルヴィアの目の前に現れないでと言われてない。
もしかしてまだチャンスがあるのか!?
一からやり直せるかもしれない!

そんな事を頭の中で考え、俺はシルヴィアが居る方を向いた。


しかし返ってきたのは…
『今までありがとう。さようなら。』
という言葉だった。


今まで… さようなら…


こ、これじゃ2度と会わないって言ってるもんじゃないか!?


いやだ!
そんなこといわないで!
すてないで!



そう思いながら俺は泣きながら叫んでいた。




しかし俺は父様にそのまま引きずられ、そのまま応接室から出た…








その後俺がどうしたか覚えてない。












気付いた時には俺は牢屋の中に居た。




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