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3章 転睨異変

11話 作戦会議

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みんな「…」
涙李「…」
みんな「は?」

パチュリー「歴史書には『神々に愛された幻想郷』って記されてたけど?」
涙李「悪い、言い方を変えよう」
涙李「『造られた神々に滅ぼされる』と、言った方が正しいな」
レミリア「造られたって誰に?」
涙李「紅魔組の一部は知ってるはずだがネイが作ったみたいなんだよ」
魔理沙「ねい?ってやつ誰なんだぜ?」
涙李「レミリアの兄」
魔理沙「…」
魔理沙「レミリアお前、兄いたのか」
魔理沙は先程からクエスチョンマークしか浮かべていない。
レミリア「言ってなかったっけ?」
レミリア「あと妹もいるわよ」
涙李「因みに俺は元義姉弟だぜ」
霊夢「まって。色々情報が入りすぎて追いつかない…」
涙李「じゃあ順を追って説明しようか」
少年説明中…

涙李「OK?」
魔理沙「YES」
涙李「んで、どういった対策をするよ」
霊夢「結界の中に閉じ込めてみんなでスペルとかは?」
レミリア「いや~抜け出されちゃうんじゃない」
パチュリー「じゃあ紫に手伝ってもらって隙間から攻撃すれば?」
涙李「それいいな」
霊夢「じゃあこの策で行きましょ」
レミリア「じゃあ各々体を休めときましょうか」

~その日の夜~
策は建てれたものの不安要素は拭えないな。
ネイがどのような対処をするかも分からんし。
だが、この【普通】を守りたい。
だから、
涙李「この眼が尽きない限り、幻想郷を護ってみせる…」
フラン「この眼ってなんのこと?」
涙李「へ?」
びっくりして変な声が出てしまった。
気付いたらフランがそこにいたからだ。
涙李「い、いや、その…」
フラン「んー?言い難いならいいけど」
涙李「察していただけて有難いな」
フラン「じゃあさ、ちょっと弾幕ごっこしようよ」
涙李「ん?別にいいよ」
フラン「じゃあスタート!」
そう言ってフランは弾幕を展開した。
相変わらずすごい量だな。
涙李「じゃあ俺は刀だけで行ってやるよ」
フラン「前とは違って結構強くなってるよ」
涙李「ほぉ、それは楽しみだ」
そう言って俺の愛刀、『桜刃天上天下天地無双刀』を取り出す。
名前が長すぎていつ桜天天と読んでいる。
戦ってみて分かることがある。
フランの言っていた通り強くなっている。
しかし1発1発の威力がまだ弱い。
これでは容易く防がれるし、仮にあたってもダメージが稼げない。
そこを突いてフランに近づいていく。
結果、勝てました!
涙李「ん~やっぱり1発のダメージが低いな~」
フラン「上げてもいいんだけど魔力の方が先に尽きちゃうからさ」
涙李「じゃあ瞑想とかは?」
涙李「結構あれ魔力増強に使えるよ」
フラン「後で試してみる」
涙李「じゃあ俺は寝るよ」
フラン「ん、おやすみ~」
そう言ってその場を立ち去った。
今、最初の言葉の意味を知られてしまう訳にはいかない。
この【普通】を守る為にも…
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投稿遅れてしまい、本当に申し訳ございません。
YouTubeの方をやっていたら忘れてしまい、このような結果になってしまいました。
今回は色々なキャラをだし、少し終わりをミステリアスにしてみました。
楽しんで頂けたら幸いです。
それではまた次の話で、
バイバイ!
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