拝啓、消えたあなたへ

夜咲

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ツンデレ

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「もう、私が運転するからどいて」

いつもは翔太さんに運転してもらってるけど私だって免許もちゃんとあるし友達と遊ぶときはほとんど私が運転している。

翔太さんが断る事なんて目に見えていてだから私は翔太さんが口を開こうとした瞬間キスでそれを制した。

「あ、あの愛莉からのキス...」

普段私からしないせいか翔太さんは顔を赤くして放心状態。

「女子かよ」

「だってさ愛莉からなんてしないじゃんいつもは。萌える。」

「わかったからはやく移動して」

今のは反則だって、やばいやばい、とぶつぶつ言っている翔太さんを無理やり動かせた。

自分からしたことを今更恥ずかしく思えてきてツンツンしてしまう。

ときどき翔太さんがいう”愛莉ってツンデレだよね”がなんとなく分かった気がした。
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