24 / 78
本編
第二三話 第四楽章:幸せへ続くマーチ※
しおりを挟む
「運命の女神よ、我らを導きたまえ」
これは誰の祈りだったか。
*
城付近の森に密やかに集まる武装した集団。ついに計画を実行にうつさんとしている反乱軍。
その一団を、少し離れた木の陰から眺める姿がひとつ。
できれば反乱軍が動く前にこっそり忍び込み、混乱に乗じてカミィを連れ出してしまおうと考えたマリクだ。
もはやカミィ本人の意思は関係ない。命あってのなんとやら。
用意した武器は無骨な鉄パイプ一本。それでも、手ぶらよりは心強い。
よし。今なら行ける。
一団に気づかれないようそっと後退。数歩さがって、背中が何かにぶち当たる。
「おっと」
後ろに木でも生えてたかと振り向いて、マリクは硬直。
「お、おま、なんでここに」
「しー」
人差し指を口に当て、立つのは白衣の馬鹿野郎。白馬に乗ってないだけまだマシか。
「ったく。遅いんだよ。反乱の混乱に乗って、やるぞ。戦いになるかもしれねえ。お前、武器は?」
「ポケットにメスが数本」
「……急ごう。カミィの居る部屋は俺が知ってる。ついて来い」
以前忍び込むときに、城の間取りは頭に叩き込んだ。迷うこと無くたどり着けるはず。
まっすぐに城の裏手へ。ジュンイチも黙ってあとに続く。
森を抜け、生け垣に隠れ進むふたりが城の外壁へ差し掛かったとき。
「突撃!」
という声と、慌ただしい足音。続いて響くのは発砲音。
「はじまったか」
もたもたしている暇は無い。作戦、開始。
*
「何だ?」
騒々しい足音に、執務室でトーマスがひとりごとを漏らしたと同時。足音の主の大臣が、大慌てで駆け込んできた。
大臣の顔色は真っ青。丸々としていたほんの数ヶ月前の面影は無くゲッソリとやつれ、未だ丸い目だけがギラギラ光る。
「王様! 大変です! 民が武装して庭園に!」
「はぁ!? 状況は? 兵は何をしてる」
トーマスは腰の後ろに手をまわし、ホルスターから銃を取り出した。
ほくろの神父に穴を開けたあの拳銃。
「正門の見張りは不意打ちでやられたようです。銃声をききつけた中庭の兵が正面の庭園へ急行。現在はそこで応戦中です」
こういうときにこそと、一段と丁寧に銃の解体、点検をこなすトーマスは、劣勢の知らせに舌打ち。
「俺様は念のため奥へ避難する。鎮圧が済んだら呼べよ」
点検を終えた銃をふたたびホルスターにおさめて、大臣を一瞥することもなく執務室を後にする。
「豚どもめ」
正門から遠のけば静かな城内。外で暴動が起こっているという事実は、まだまだ白昼夢。
*
ウトウトとベッドでお昼の夢を見ていたカミィは、急に聞こえたガシャンという音に飛びあがった。
「ぴゃあ!」
音のしたほうを見ると、窓が割れてそこから誰かがはいって来てる途中。
「こ、ここには何もないよぉ!」
ぎゅっと目をつぶって、お膝を曲げて、頭までお布団にかくれんぼ。
「ここには何もないよ、本当だよぉ! 誰もいないよ。わたしはお布団のおばけだから!」
「落ち着いて」
からだがとろけそうな声がして、そっとお布団から顔を出したら、そこに居たのは毎日夢に見る――。
「吾妻様……?」
「そうだよ」
ほんのちょっとのおしゃべりで、心臓がドキドキ。からだはぽわぽわ。
「ぼーっとしてんな! 急げ! 早く逃げるぞ」
「あ、マリク……逃げる?」
もうひとつ声がして、カミィはハッと座りなおした。
「それはダメだよ」
「んなこと言ってられる状況じゃなくなったんだよ! ここは危険だ! 暴動が起きてる! もうすぐここにも反乱軍が来るぞ!」
*
そのとき、バン! と。
何の前触れもなく外側からドアが開かれた。
問答していた三人の注意は一斉にそちらへ向かう。六つの瞳の視線を受けて声を上げたのは――トーマス。
「何だお前達! ここで何をしてる!」
「やべっ見つかった! カミィはやく!」
すぐに事態を把握して、マリクはカミィの腕を引く。
「待てっ。何のつもりだ」
それを引きとめようとするトーマス。
「見つけたぞ、王!」
それをさらに引き止めたのは廊下からの声。
混戦地帯を抜けた反乱兵が五人、ここまでたどり着いたのだ。
「王、あなたを捕縛する。覚悟!」
ひとりの兵がトーマスへ近づくと同時、
「ゲツエイ!」
叫んで、トーマスは部屋の奥へ駆け込んだ。
カミィ達の立つベッドのそばを横切り、さらに奥へ。
あとを追おうと兵が数歩入室した瞬間。
空を斬る黒い風。
――天井から何かが落ちてきた。
部屋にいる人びとが認識したとき、すでに反乱兵のひとりが肉塊へと変わり果てていた。
右半身と左半身、お別れのようです。さようなら。脳天から縦にひとすじ、真っ二つ。裂かれた断面は一直線に芸術的で美しく。花開くように広がり崩れ、ニンゲンの欠片が飛び散れば、粘度の高そうな水音がビチャリ。
その光景はまるでスローモーション。
両隣に立っていた兵は反射的に肉塊を避けてあとずさる。
無意識に皆が壁際まで下がり、輪のようにポカリと開いた部屋の中心。
降り立ったのは、黒い影。二本の足で立つ、何か。
誰も声を出せず、息もできず。
ひとりトーマスだけが余裕の呼吸。
「いいぞ、ゲツエイ。やれ! ここにいる奴ら全員だ!」
ゲツエイはゆっくりと振り返り、愉快にニタっと牙を剥く。
右手にかぎ爪、左手に小太刀。ふたつの刃がきらめいて。
恐慌状態から持ち直した反乱兵が銃を構え直して叫ぶ。
「に、人数ではこっちのほうがう」
刹那にふたり目。首が飛ぶ。
ポーンと跳ね上がる首はブーケのように。
切断面が張り付いて、天井と首が短い逢瀬。重力に引かれ赤い糸を紡ぎ落ちた生首は、フローリングに着地して、運命的なキスでマリアージュ。
ふたつの肉から溢れて混ざり、広がっていく赤い沼。深く、濃く、底無しに。
沼に沈める玩具は何だ?
だるま落としにいたしましょう。
足首、膝、ふともも、腰。下から順に輪切りにすれば、ず、ず、ず、と崩れて落ちる。三人目。
あっという間に、三つの遺体の混ぜあわせが完成。
「もうやめてぇ! こんなのもう嫌ぁよぉ!」
血の匂い満ちる混沌のなか、突如カミィが走り出した。向かうは部屋の奥、トーマスの元。
動くものを標的とする殺人マシンが振り返る。絞られた瞳孔は照準装置。
狙いを定めて、飛ぶ!
「危ない!」
マリクの鉄パイプを奪い、ジュンイチは咄嗟にゲツエイの軌道に割り込んだ。迫るかぎ爪をパイプで弾く。
弾かれた反動を利用し、ゲツエイは後ろに跳躍。
空中高くでくるっと一回転。落下しながら、下に立つ反乱兵の首を股に挟む。足を四の字に曲げて兵の首を固定し、身体を捻れば、「ゴキッ」と重い音。捻った勢いに乗せて足を離すと兵は投げ飛ばされて壁に衝突。力を失いずり落ちる。座ったまま眠っているような姿勢で動かない。死んでいる。四人目。
その場にある全ての目は凄絶な光景に釘付け。
カミィだけがトーマスの足元へ跪いて懇願を続けていた。
「おねがい、あのひとにやめてって言ってよぉ。みんな血が出て痛いよ。だめだよぉ」
后は必死に言葉を投げかける。けれど王は見向きもしない。視線が全て一方通行。
「ごめんねって言ったら、みんないいよって言ってくれるよ。だからね、もうやめて、はやくお医者さんを呼んでみんなを……」
ゲツエイは五人目の首にかぎ爪を突き刺し、すでに息絶えたそれを持ち上げ嬲る。ぶるぶると身を震わせ、絶頂。
その光景から目を離すと、トーマスは腰の後ろに手を差し入れた。
拳銃を取り出し、引き金に指をかけ――
「おまえ、うるさいよ」
――ためらいなく引いた。
「やめろ!」
悲痛な叫びは発砲音にかき消され。
発射された鉛の玉は。
*
ドン。
強いちからがからだを走って。おへそ、手、足、あたま、ぜんぶちゃんとある? わたし、ばらばらになってたらどうしよう。
熱い。とっても熱い。からだのなかで火が燃えてるみたい。どんどんおおきくなる火。
それから、痛い。穴があいたみたい。こころが? からだが? どこが痛い? わからない。だって、いま――。
なにがおきたの?
これは誰の祈りだったか。
*
城付近の森に密やかに集まる武装した集団。ついに計画を実行にうつさんとしている反乱軍。
その一団を、少し離れた木の陰から眺める姿がひとつ。
できれば反乱軍が動く前にこっそり忍び込み、混乱に乗じてカミィを連れ出してしまおうと考えたマリクだ。
もはやカミィ本人の意思は関係ない。命あってのなんとやら。
用意した武器は無骨な鉄パイプ一本。それでも、手ぶらよりは心強い。
よし。今なら行ける。
一団に気づかれないようそっと後退。数歩さがって、背中が何かにぶち当たる。
「おっと」
後ろに木でも生えてたかと振り向いて、マリクは硬直。
「お、おま、なんでここに」
「しー」
人差し指を口に当て、立つのは白衣の馬鹿野郎。白馬に乗ってないだけまだマシか。
「ったく。遅いんだよ。反乱の混乱に乗って、やるぞ。戦いになるかもしれねえ。お前、武器は?」
「ポケットにメスが数本」
「……急ごう。カミィの居る部屋は俺が知ってる。ついて来い」
以前忍び込むときに、城の間取りは頭に叩き込んだ。迷うこと無くたどり着けるはず。
まっすぐに城の裏手へ。ジュンイチも黙ってあとに続く。
森を抜け、生け垣に隠れ進むふたりが城の外壁へ差し掛かったとき。
「突撃!」
という声と、慌ただしい足音。続いて響くのは発砲音。
「はじまったか」
もたもたしている暇は無い。作戦、開始。
*
「何だ?」
騒々しい足音に、執務室でトーマスがひとりごとを漏らしたと同時。足音の主の大臣が、大慌てで駆け込んできた。
大臣の顔色は真っ青。丸々としていたほんの数ヶ月前の面影は無くゲッソリとやつれ、未だ丸い目だけがギラギラ光る。
「王様! 大変です! 民が武装して庭園に!」
「はぁ!? 状況は? 兵は何をしてる」
トーマスは腰の後ろに手をまわし、ホルスターから銃を取り出した。
ほくろの神父に穴を開けたあの拳銃。
「正門の見張りは不意打ちでやられたようです。銃声をききつけた中庭の兵が正面の庭園へ急行。現在はそこで応戦中です」
こういうときにこそと、一段と丁寧に銃の解体、点検をこなすトーマスは、劣勢の知らせに舌打ち。
「俺様は念のため奥へ避難する。鎮圧が済んだら呼べよ」
点検を終えた銃をふたたびホルスターにおさめて、大臣を一瞥することもなく執務室を後にする。
「豚どもめ」
正門から遠のけば静かな城内。外で暴動が起こっているという事実は、まだまだ白昼夢。
*
ウトウトとベッドでお昼の夢を見ていたカミィは、急に聞こえたガシャンという音に飛びあがった。
「ぴゃあ!」
音のしたほうを見ると、窓が割れてそこから誰かがはいって来てる途中。
「こ、ここには何もないよぉ!」
ぎゅっと目をつぶって、お膝を曲げて、頭までお布団にかくれんぼ。
「ここには何もないよ、本当だよぉ! 誰もいないよ。わたしはお布団のおばけだから!」
「落ち着いて」
からだがとろけそうな声がして、そっとお布団から顔を出したら、そこに居たのは毎日夢に見る――。
「吾妻様……?」
「そうだよ」
ほんのちょっとのおしゃべりで、心臓がドキドキ。からだはぽわぽわ。
「ぼーっとしてんな! 急げ! 早く逃げるぞ」
「あ、マリク……逃げる?」
もうひとつ声がして、カミィはハッと座りなおした。
「それはダメだよ」
「んなこと言ってられる状況じゃなくなったんだよ! ここは危険だ! 暴動が起きてる! もうすぐここにも反乱軍が来るぞ!」
*
そのとき、バン! と。
何の前触れもなく外側からドアが開かれた。
問答していた三人の注意は一斉にそちらへ向かう。六つの瞳の視線を受けて声を上げたのは――トーマス。
「何だお前達! ここで何をしてる!」
「やべっ見つかった! カミィはやく!」
すぐに事態を把握して、マリクはカミィの腕を引く。
「待てっ。何のつもりだ」
それを引きとめようとするトーマス。
「見つけたぞ、王!」
それをさらに引き止めたのは廊下からの声。
混戦地帯を抜けた反乱兵が五人、ここまでたどり着いたのだ。
「王、あなたを捕縛する。覚悟!」
ひとりの兵がトーマスへ近づくと同時、
「ゲツエイ!」
叫んで、トーマスは部屋の奥へ駆け込んだ。
カミィ達の立つベッドのそばを横切り、さらに奥へ。
あとを追おうと兵が数歩入室した瞬間。
空を斬る黒い風。
――天井から何かが落ちてきた。
部屋にいる人びとが認識したとき、すでに反乱兵のひとりが肉塊へと変わり果てていた。
右半身と左半身、お別れのようです。さようなら。脳天から縦にひとすじ、真っ二つ。裂かれた断面は一直線に芸術的で美しく。花開くように広がり崩れ、ニンゲンの欠片が飛び散れば、粘度の高そうな水音がビチャリ。
その光景はまるでスローモーション。
両隣に立っていた兵は反射的に肉塊を避けてあとずさる。
無意識に皆が壁際まで下がり、輪のようにポカリと開いた部屋の中心。
降り立ったのは、黒い影。二本の足で立つ、何か。
誰も声を出せず、息もできず。
ひとりトーマスだけが余裕の呼吸。
「いいぞ、ゲツエイ。やれ! ここにいる奴ら全員だ!」
ゲツエイはゆっくりと振り返り、愉快にニタっと牙を剥く。
右手にかぎ爪、左手に小太刀。ふたつの刃がきらめいて。
恐慌状態から持ち直した反乱兵が銃を構え直して叫ぶ。
「に、人数ではこっちのほうがう」
刹那にふたり目。首が飛ぶ。
ポーンと跳ね上がる首はブーケのように。
切断面が張り付いて、天井と首が短い逢瀬。重力に引かれ赤い糸を紡ぎ落ちた生首は、フローリングに着地して、運命的なキスでマリアージュ。
ふたつの肉から溢れて混ざり、広がっていく赤い沼。深く、濃く、底無しに。
沼に沈める玩具は何だ?
だるま落としにいたしましょう。
足首、膝、ふともも、腰。下から順に輪切りにすれば、ず、ず、ず、と崩れて落ちる。三人目。
あっという間に、三つの遺体の混ぜあわせが完成。
「もうやめてぇ! こんなのもう嫌ぁよぉ!」
血の匂い満ちる混沌のなか、突如カミィが走り出した。向かうは部屋の奥、トーマスの元。
動くものを標的とする殺人マシンが振り返る。絞られた瞳孔は照準装置。
狙いを定めて、飛ぶ!
「危ない!」
マリクの鉄パイプを奪い、ジュンイチは咄嗟にゲツエイの軌道に割り込んだ。迫るかぎ爪をパイプで弾く。
弾かれた反動を利用し、ゲツエイは後ろに跳躍。
空中高くでくるっと一回転。落下しながら、下に立つ反乱兵の首を股に挟む。足を四の字に曲げて兵の首を固定し、身体を捻れば、「ゴキッ」と重い音。捻った勢いに乗せて足を離すと兵は投げ飛ばされて壁に衝突。力を失いずり落ちる。座ったまま眠っているような姿勢で動かない。死んでいる。四人目。
その場にある全ての目は凄絶な光景に釘付け。
カミィだけがトーマスの足元へ跪いて懇願を続けていた。
「おねがい、あのひとにやめてって言ってよぉ。みんな血が出て痛いよ。だめだよぉ」
后は必死に言葉を投げかける。けれど王は見向きもしない。視線が全て一方通行。
「ごめんねって言ったら、みんないいよって言ってくれるよ。だからね、もうやめて、はやくお医者さんを呼んでみんなを……」
ゲツエイは五人目の首にかぎ爪を突き刺し、すでに息絶えたそれを持ち上げ嬲る。ぶるぶると身を震わせ、絶頂。
その光景から目を離すと、トーマスは腰の後ろに手を差し入れた。
拳銃を取り出し、引き金に指をかけ――
「おまえ、うるさいよ」
――ためらいなく引いた。
「やめろ!」
悲痛な叫びは発砲音にかき消され。
発射された鉛の玉は。
*
ドン。
強いちからがからだを走って。おへそ、手、足、あたま、ぜんぶちゃんとある? わたし、ばらばらになってたらどうしよう。
熱い。とっても熱い。からだのなかで火が燃えてるみたい。どんどんおおきくなる火。
それから、痛い。穴があいたみたい。こころが? からだが? どこが痛い? わからない。だって、いま――。
なにがおきたの?
0
あなたにおすすめの小説
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
【完結】一番腹黒いのはだあれ?
やまぐちこはる
恋愛
■□■
貧しいコイント子爵家のソンドールは、貴族学院には進学せず、騎士学校に通って若くして正騎士となった有望株である。
三歳でコイント家に養子に来たソンドールの生家はパートルム公爵家。
しかし、関わりを持たずに生きてきたため、自分が公爵家生まれだったことなどすっかり忘れていた。
ある日、実の父がソンドールに会いに来て、自分の出自を改めて知り、勝手なことを言う実父に憤りながらも、生家の騒動に巻き込まれていく。
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
【完結】お父様の再婚相手は美人様
すみ 小桜(sumitan)
恋愛
シャルルの父親が子連れと再婚した!
二人は美人親子で、当主であるシャルルをあざ笑う。
でもこの国では、美人だけではどうにもなりませんよ。
酒の席での戯言ですのよ。
ぽんぽこ狸
恋愛
成人前の令嬢であるリディアは、婚約者であるオーウェンの部屋から聞こえてくる自分の悪口にただ耳を澄ませていた。
何度もやめてほしいと言っていて、両親にも訴えているのに彼らは総じて酒の席での戯言だから流せばいいと口にする。
そんな彼らに、リディアは成人を迎えた日の晩餐会で、仕返しをするのだった。
【完結】姉に婚約者を奪われ、役立たずと言われ家からも追放されたので、隣国で幸せに生きます
よどら文鳥
恋愛
「リリーナ、俺はお前の姉と結婚することにした。だからお前との婚約は取り消しにさせろ」
婚約者だったザグローム様は婚約破棄が当然のように言ってきました。
「ようやくお前でも家のために役立つ日がきたかと思ったが、所詮は役立たずだったか……」
「リリーナは伯爵家にとって必要ない子なの」
両親からもゴミのように扱われています。そして役に立たないと、家から追放されることが決まりました。
お姉様からは用が済んだからと捨てられます。
「あなたの手柄は全部私が貰ってきたから、今回の婚約も私のもの。当然の流れよね。だから謝罪するつもりはないわよ」
「平民になっても公爵婦人になる私からは何の援助もしないけど、立派に生きて頂戴ね」
ですが、これでようやく理不尽な家からも解放されて自由になれました。
唯一の味方になってくれた執事の助言と支援によって、隣国の公爵家へ向かうことになりました。
ここから私の人生が大きく変わっていきます。
【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?
碧井 汐桜香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。
まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。
様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。
第二王子?いりませんわ。
第一王子?もっといりませんわ。
第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は?
彼女の存在意義とは?
別サイト様にも掲載しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる


