底辺からの野望 現代世界をドラゴンと共に

ごま塩風味

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帝国の暴走①

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俺はシオーネと異世界に作物の経過を見に来ていた



作物は順調で耕作面積もかなり増えた、この調子なら食糧問題も、問題ないところまで来ている



そんな中また王家の馬車が俺達に向かって来る



ヒ「嫌な予感しかしないから、シオーネ逃げるか」



シ「話しだけ、聞いてあげれば」



仕方なく俺達は王城に向かい、城に着くと執務室に通され、

王様と宰相に出迎えられた、

話しを聞くとローガン帝国にグランディウス王国が宣戦布告された事を聞かされた、ただローガン帝国との国境は山脈の谷間の一本道しか無い為に問題無いが、ローガン帝国が人族至上主義を訴え、エルフのフレスト公国や魔族のミリ国に攻め入り、奴隷狩りと評して女子供を拐い反抗する者を虐殺している



エルフも魔族も閉鎖的では有るがどちらも、平和的で闘いこのまない正確な為に蹂躙されているらしい



王「こんな事を頼め無いのは解っているが、国としても両国に援助もしよう、この国は自分達で何とかするから、両国を助けてくれないか」



ヒ「魔族って、昔魔王が暴れた国じゃ無いですか?」



王「それは違う、200年前の魔王戦争は次元の扉を使い別の世界からの侵略だ、その時に召喚された使徒で有る勇者様が、魔王を倒し次元の扉を封印したのだ」



ヒ「そうなんだ、ご先祖様格好いいな」



王「ヒロキ殿、そなた勇者様の子孫なのか?」



ヒ「よく解らないけど、シオーネが言ってた」



シ「勇者の子孫で間違い無い」



王様と宰相が頭を抱えている



王「その事は後で考えるとして、お願い出来ないか」



ヒ「解りました手伝いましょう、良いよねシオーネ」



シ「問題無い、私はヒロキについて行く」



俺達は先に近いエルフの国を目指した



シオーネが聖獣の青竜と朱雀を魔族の国に白虎をエルフの国に玄武を国境の谷に向かわせた



俺達は程なくして、エルフの村を襲っている帝国兵を見つけた



ヒ「虐殺を止めろ」



俺の声とシオーネの威嚇で一旦止まったが、指揮官の命令で、俺達を攻撃してきた



ヒ「攻撃を止めなければ、こちらも攻撃する」



「どんどん魔法攻撃しろ、バリスタで近づけさせるな」



ヒ「シオーネ本陣の上で俺を下ろしてくれ」



シ「解った、気をつけてな」



俺は本陣に飛び降り、身体強化と結界を張り、攻撃して来る者を切り伏せた



「あの者を殺せ、殺した者は貴族にしてやる」



俺は指揮官に向かい、グラムの切れ味に斬りかかる剣ごと兵士達を切り殺し、何か叫んでる指揮官の首をはねた



ヒ「指揮官は死んだ、抵抗する者、逃げる者は容赦なく殺す、武器を捨てその場で伏せろ」



風魔法で声を拡散させたが、逃げる者や攻撃して来る者も居たので強めにソーラーレイを放った



何10人かが無惨に塵になり、やっと兵士達が降伏した



俺は兵士達に拘束魔法をかけ、エルフの代表と話す事にした



俺がエルフに近づき、シオーネが降りて来ると、エルフ達は、土下座し



神龍様、神龍様と崇め、話しに成らないので、シオーネに人か化して貰い、やっとの思いで話す事ができた



話し合いで帝国兵をエルフに管理してもらう事にした、流石に何千人も拘束する施設が無いのでシオーネの魔法で牢屋を造り、収監して帝国の物資等はエルフに渡した



其から他の村からの援軍と供にエルフの王子が来た



「この度は国民を助けて頂きありがとうございました、私はフレスト公国第二王子クラウス、フレストです」



ヒ「俺はヒロキで、こっちがシオーネ」



他のエルフに王子が耳打ちされると、いきなり土下座してきて話しを始める迄ひと悶着



『エルフの土下座は標準仕様なのか』



王子に帝国兵を殺さない事をお願いし、帝国の物資はエルフが接収して貰う事を決めた



王子の誘いで王城に招待されたが、辞退し拐われたエルフの奪還を約束し、俺達は魔族の国に向かう事にした


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