東尋坊それから

橋本光二

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東尋坊それから

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  東京に帰った私は共に住んでた母の死でマンションを売り払い、その金でワンルームマンションを購入し一人暮らしを始めた。
  そして、年金とアルバイトで生計を立て、たまにエリカと会瀬を楽しんでいた。
 私とエリカは切っても切れない仲になっていた。しかし、彼女には夫、娘、孫がいるため、毎日逢うのは難しかった。
 そのぶん、会った日は、お互いの肉体をラブホで夜から明け方まで貪っていた。
 彼女から夫入院のメールが来ると夕食を共にした後、ラブホに行く。
 部屋に入ると逸る心を抑え私達はお互い抱き締め、ゆっくりと舌を絡めあう。
 その後、全裸になり、バスルームに行き、ボディソープを塗り、シャワーを浴びる。
 彼女はボディソープを塗った私のペニスを念入りに洗う。
 私は彼女の垂れ気味の巨乳をボディソープで感触を楽しみながら洗う。
 そうした後、お互いソープを洗い流し、私は先にベッドに行き、全裸で仰向けに寝る。
 彼女の手で刺激を受けたペニスは硬直し半立ちの状態になっている。
 彼女はバスタオルを巻き、ベッドに来ると私の硬直したペニスを細く白く冷たい右指で握り、うっとりとした表情で増大した亀頭をゆっくりと舌で舐める。
 そして、ペニスを口に含み、ねっとりと舌でしゃぶり始める。
 生暖かい彼女の口中でペニスは更に硬く増大し、私の脳は強烈な快感で蕩けそうになる。
「行きそうだ。入れてくれ」私が言うと、彼女は立ち上がりペニスをバギナに沈めていく。
 騎乗位の体勢で「アア、硬くて大きくて気持ちいい」と言い、彼女はゆっくりと腰を動かし始める。
  私は彼女の巨乳を揉み、乳首を人差し指と親指で摘まみ感触を楽しむ。
「もっと強く揉んで。もっと私を感じさせて」と彼女は言い、更に激しく腰をグラインドさせる。
 彼女のバギナが私のペニスをキツく締め付け、私達の結合部は粘液でクチャクチャと卑猥な音を立てる。
 私は腰を動かしペニスで激しく、彼女のバギナを突き上げる。
「アア、ダメダメ。行っちゃう。ダメダメ」と彼女は言い、身体を仰け反らす。
私は興奮し更に激しく、バギナにペニスを突き上げる。
やがてお互いの快感が絶頂になる。
「アア、もうダメ、ダメ。アア、アア、アア❗️。来て」
 彼女が言うと、私はペニスの引き金を引き、大量のスペルマを発射した。
 彼女は身体を仰け反らした後、バンと私に覆い被さる。
 暫くして、彼女は私の口から乳首、臍にキスをし始め、再び硬直化し増大したペニス全体を舐め、それを口に咥え、しゃぶり始める。
「もう一度、上になってくれ」と私が言うと彼女は立ち上がり、ペニスをバギナに沈め、うっとりとした表情で腰を動かし始めた。
 私のペニスは硬直化していた。しかし先程大量のスペルマを発射した後で激しく彼女が腰を動かしても、中々射精には至らなかった。
 両手で彼女の乳房を揉みながら、高まりを見せる彼女の表情を楽しみながら、私も激しく腰を突き上げた。
「久しぶりに69やろうよ」と私は言い、ベッドに仰向けになった。
彼女は私の頭を挟む形で両膝を開く。そして、私のペニスを咥えた。
私は彼女の陰毛と愛液まみれのバギナを舐め、舌を入れ、こね繰り回した。
「アア。凄く感じる」と彼女は言い、私のペニスをしゃぶり始めた。
 私は彼女のアヌスと陰毛を舐め、舌を入れ、こね繰り回した。
 彼女は「アア。気持ちいい。もっとして」と言い、私のペニスを吸引する。
 二回も発射したにも拘わらず、私のペニスは増大し硬直化して行く。
 彼女が激しくペニスをしゃぶると私は「アア、もうすぐ行きそうだ」と言った。
「来て来て。あなた精子を早く飲みたい」と彼女が言う。
 私は「解った。じゃあ、出すよ」と言い、彼女の口内にスペルマを発射した。
 彼女は、それを飲み干し、更に吸引し、一滴残さず、私のスペルマを吸い尽くした。
  私達はソファーに座りビールを飲んでタバコを吸い、一旦、休憩した。
 その後、私は「あれ、やりたいけど」と言うと彼女は「良いわよ」と言い、ベッドに上がって、鏡貼りの壁に向かい、四つん這いになった。
 私もベッドに上がった。
そして、硬直したペニスを彼女のアヌスに当てた。
「本当に良いかい」と私は言う。
 彼女は「エエ、好きにして」と言った。
 私は「解った。じゃあ、やるね」と言い、一呼吸入れた後、目を瞑り、一気にペニスを彼女のアヌスに突き刺した。
「アッ」と彼女が言う。
私は、ゆっくりと腰を動かし、彼女のアヌスを責めた。
 壁の鏡を見ると彼女は目を瞑り、アナルの苦痛に耐えているようだった。
 それを見て、私は徐々に激しく、彼女のアヌスを責め始めた。
「アア。痛いけどイイ」と彼女が言う。
 私は更に激しく彼女のアヌスを責める。
やがて、肛門括約筋の強烈な絞めと直腸感覚の快感に私は興奮し更に激しく彼女のアヌスを責める。
 若干、裂けた彼女のアヌスの出血が潤滑に作用する。程なくして私はスペルマを絞り出し、彼女の直腸に放出した。
 そうした日々を送る中、私達二人は旅行に行く事を計画した。
 前回の東尋坊と違い、心中に行くのではなく、あくまでも旅を楽しもう、と相談し浜名湖に行く事にした。
 私達はボートレース浜名湖に行き、弁天島の旅館に泊まるプランを決めた。
 午後1時頃、品川駅の新幹線改札口で私が待っているとエリカが来た。
 私達は新幹線に乗り、浜松駅で下車し在来線に乗り換え、新居町で降り、競艇場に入った。
競艇場を出て、弁天島の旅館で私達は泊まり、食事の後、朝方まで、お互いの肉体を貪り続けた。
気だるい体を持ち上げ、温泉に入り、私達は朝食をとり、出発の準備をした。

 旅館から出ると黒いスーツ姿の男が立っていた。
  男は口を開き「証拠は、抑えましたよ」と言った。
  私が「何の事だ」と言うと男は「惚けても無駄ですよ。私はプロですから。お二人、不倫でしょう」と言った。
「証拠は腐るほどありますよ。奥さんの旦那さんから依頼されましてね」と男は続け、プリントを差し出した。
 何枚ものプリントに私とエリカのツーショットが写っている。
「私個人の意見ですがね。お二人は幸福絶頂でしょうが。奥さんの子供さん、お孫さんがあなた方の関係を知ったら、どう思いますかね?」
「もし、この場で別れると約束して頂ければ、私が調査した結果、お二人は何も関係無かった、と奥さんの御主人の報告します。」
 男が言うと私はエリカの表情を見た。
エリカは顔色変えず笑みを浮かべている。
その表情を見て私は「解りました。私達、金輪際、会う事、連絡取る事を辞めます。お約束します」と言った。
 男は満足げな表情をし「では奥さんの旦那さんには何も無かった、と報告します。お二人、これから東京に帰るのですね。ここから別々に帰られた方が宜しいかと思います。では」と男は言い、車に乗り、去っていった。
 私は「あの人の言う通りだと思う。出会いがあれば必ず別れがある。仕方ないね」と言った。   そして彼女におカネを渡し、「先に帰るから気をつけて」と告げ、待たせていたタクシーに乗り込んだ。
佇む彼女に窓から「御家族を大切にして下さい」と私は言い、窓を閉めた。
「運転手さん、出発して下さい」と私が言うと車は走り出した。
彼女は佇み、去って行く車を見続けている様だった。
(完)
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