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第1話春の学校祭準備
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「で…どうすんの」
生徒会室で勢いよく声を上げたのは、書記長の咲子だ。
今、moon studentsが集まり春の学校祭について話をしている。
春の学校祭は、魔法試験とお祭りが融合したもので午前と午後に分かれて行われている。
「今年も半分試験だから、みんな緊張とかかしこまちゃうよな」
咲子に続いて声を上げたのは、副会長のシュウキだ。去年や一昨年の資料を副会長のリョウとみている。
「お祭りなんだし、生徒が楽しめるようなことがいいよね」
咲子やシュウキの顔色を伺いながら書記次長の花梨が声を上げた。
「そうだね、生徒が主役なんだし試験だって筆記試験じゃないんだから試験だって去年みたいな雰囲気で終わりたくないもんね」
花梨をカバーしたのは会長の愛莉だ。
「あ…これいいんじゃない?」
一冊の資料をもって愛莉のところに来たのは副会長のリョウだ。
「冬休み期間中の資料?」
リョウが指をさしてたのは冬休み期間中に生徒たちだけで行われた雪のパフォーマンスコンテストについてだった。
「ここの所を見てほしい」
リョウが言っている所に目をやるとそこには『審査員は参加した生徒がすること』と書いてあった。
「これなら生徒だって、活気が出るんじゃないの?実際、練習を間近で見てるのは生徒なんだし」
リョウの意見にみんなは同意した。
「いいね、リョウ。みんなもこれでいいかな」
他のメンバーも同意した。そして、事細かに生徒審査員制度についての内容を決めていった。
「これぐらいかな?お疲れみんな」
一通りの内容が決まり、今日はかいさんすることになった。
「お疲れ様。愛莉、これから職員室に報告しに行くの?」
咲子が上着を着ながら聞いた。
「うん。たぶんこの提案は受け入れてくれると思うし、善は急げ!だよー!」
愛莉は笑顔で受け答えした。
「そうですか…頑張ってくださいね!」
花梨はガッツポーズを作り応援した。
「ありがと。リョウ?今日は下校時刻には間に合わないかもしれないから、うたたねさんによろしくね」
「わかった」とリョウが返事をするのを聞いて愛莉は生徒会室を後にした。
残されたメンバーは、愛莉を心配していた。
「…愛莉大丈夫かな」
「俺らの学年は、先生方はよく思ってないからな」
同級生の咲子とシュウキは後輩よりも不安だった。
キーンコーンカーンコーン
「…帰ろうか。」
シュウキが静かに言った。
ー職員室ー
愛莉は深呼吸をしてから笑顔を作り
「失礼します。春の学校祭についての報告と提案をしに来ました」
愛莉はゆっくり中に入っていった。
ー1時間後ー
「では、期待しているよ」
先生方の冷たい視線が愛莉を突き刺す。
「了解しました。メンバーに報告後、すぐに行動に移します」
愛莉は笑顔で職員室を後にした。
下校時刻はもうとっくに過ぎていて、帰ろうとした時だった。
「今回の会長はダメだな、大魔法は誰よりも優れているけど人を動かしたりする力は全然ないな」
愛莉は、悔しくてたまらなくなり走ってその場を後にした。
寮につき、愛莉はすぐに自室にこもった。
我慢していた涙が一気に流れた。嗚咽も出てきた。怖かった。疲れた。そんなことが頭から隠し切れないほど出てきた。
コンコン
「愛莉ちゃん?」
ドアを開けたのはリョウだった。
リョウは泣いている愛莉を見て何も言わないで愛莉を抱きしめた。
「リョウ?あのっ…もう大丈夫だよ!」
「大丈夫なわけないでしょ」
その言葉を聞いた途端、愛莉は壊れたように泣き続けた。
「俺の前では泣いていいから、大丈夫だから」
その言葉を聞いて愛莉はあんしんして涙をまた落とした。
生徒会室で勢いよく声を上げたのは、書記長の咲子だ。
今、moon studentsが集まり春の学校祭について話をしている。
春の学校祭は、魔法試験とお祭りが融合したもので午前と午後に分かれて行われている。
「今年も半分試験だから、みんな緊張とかかしこまちゃうよな」
咲子に続いて声を上げたのは、副会長のシュウキだ。去年や一昨年の資料を副会長のリョウとみている。
「お祭りなんだし、生徒が楽しめるようなことがいいよね」
咲子やシュウキの顔色を伺いながら書記次長の花梨が声を上げた。
「そうだね、生徒が主役なんだし試験だって筆記試験じゃないんだから試験だって去年みたいな雰囲気で終わりたくないもんね」
花梨をカバーしたのは会長の愛莉だ。
「あ…これいいんじゃない?」
一冊の資料をもって愛莉のところに来たのは副会長のリョウだ。
「冬休み期間中の資料?」
リョウが指をさしてたのは冬休み期間中に生徒たちだけで行われた雪のパフォーマンスコンテストについてだった。
「ここの所を見てほしい」
リョウが言っている所に目をやるとそこには『審査員は参加した生徒がすること』と書いてあった。
「これなら生徒だって、活気が出るんじゃないの?実際、練習を間近で見てるのは生徒なんだし」
リョウの意見にみんなは同意した。
「いいね、リョウ。みんなもこれでいいかな」
他のメンバーも同意した。そして、事細かに生徒審査員制度についての内容を決めていった。
「これぐらいかな?お疲れみんな」
一通りの内容が決まり、今日はかいさんすることになった。
「お疲れ様。愛莉、これから職員室に報告しに行くの?」
咲子が上着を着ながら聞いた。
「うん。たぶんこの提案は受け入れてくれると思うし、善は急げ!だよー!」
愛莉は笑顔で受け答えした。
「そうですか…頑張ってくださいね!」
花梨はガッツポーズを作り応援した。
「ありがと。リョウ?今日は下校時刻には間に合わないかもしれないから、うたたねさんによろしくね」
「わかった」とリョウが返事をするのを聞いて愛莉は生徒会室を後にした。
残されたメンバーは、愛莉を心配していた。
「…愛莉大丈夫かな」
「俺らの学年は、先生方はよく思ってないからな」
同級生の咲子とシュウキは後輩よりも不安だった。
キーンコーンカーンコーン
「…帰ろうか。」
シュウキが静かに言った。
ー職員室ー
愛莉は深呼吸をしてから笑顔を作り
「失礼します。春の学校祭についての報告と提案をしに来ました」
愛莉はゆっくり中に入っていった。
ー1時間後ー
「では、期待しているよ」
先生方の冷たい視線が愛莉を突き刺す。
「了解しました。メンバーに報告後、すぐに行動に移します」
愛莉は笑顔で職員室を後にした。
下校時刻はもうとっくに過ぎていて、帰ろうとした時だった。
「今回の会長はダメだな、大魔法は誰よりも優れているけど人を動かしたりする力は全然ないな」
愛莉は、悔しくてたまらなくなり走ってその場を後にした。
寮につき、愛莉はすぐに自室にこもった。
我慢していた涙が一気に流れた。嗚咽も出てきた。怖かった。疲れた。そんなことが頭から隠し切れないほど出てきた。
コンコン
「愛莉ちゃん?」
ドアを開けたのはリョウだった。
リョウは泣いている愛莉を見て何も言わないで愛莉を抱きしめた。
「リョウ?あのっ…もう大丈夫だよ!」
「大丈夫なわけないでしょ」
その言葉を聞いた途端、愛莉は壊れたように泣き続けた。
「俺の前では泣いていいから、大丈夫だから」
その言葉を聞いて愛莉はあんしんして涙をまた落とした。
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