不完全な人達

神崎

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二人の夜

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 最近、愛は二人でいるとよく求めてくる。今日も早めに帰ってきた晶に、セックスをせがんできた。別に大きいわけでも、特別な技を持っているわけでもないが、愛はとても感じやすいらしくすぐに絶頂に達してしまう。
 何度も絶頂し、晶もその薄いゴムの中に自分を放出したあと、それをはずしてふとため息を付く。
 清子としたとき、もちろん清子の家にコンドームなど無かった。そして自分も持っていなかった。だから入れ込んだとき、せめて外でだそうと思っていたが、若かったのもあり射精をコントロールも出来なかった。
 そして何度何度も清子の中に出した。だが清子が子供を産んだとかという話も聞いたことはない。そんなものなのだろう。
「晶。あたし……この間のオーディションで一次受かったの。」
「当然だろう?」
 煙草に火をつけて、晶は少し笑った。
「受かったら外国へ行くわ。」
「あぁ。」
「そのとき晶も来る?」
「俺は無理。会社もあるし……。」
「海外支社に行くこととか出来ない?そっちの方が晶の為じゃないの?」
「……お前に何がわかるんだよ。」
 晶はそういって煙草をくわえたまま、ベッドを降りた。愛に不満はない。だが愛のそういうところも晶を少しいらつかせているところではある。
 だが清子が同じことを言ってもいらつかない。それだけ清子との想いが違うのだろう。

 まさかくわえてくるとは思ってなかった。十年もセックスをしていなかったら処女と同じようなものだろうと思っていたので、十分慣らしてやろうと思っていたのだが下着を取ると、清子は体を起こしてそれに指を這わせてきたのだ。
 珍しそうにそこに指を這わせてくるたどたどしさと、口の中にそれが入るなま暖かさと、舌のぬめっとした感触が思わず射精しそうになる。
「清子。そんなにしたら……。」
 清子は何もいわずにそれを口に入れると、スライドさせた。そのたびに声が出る。
「ん……そんなに……ん……。」
 口を離すと清子は、史を見上げる。
「最近してなかったんですか?」
「オ○ニーならしてたけど……。ずっとセックスはしてなかった。君が入社したときくらいかな。それからずっとしてないな。」
「どうして……。」
「君としかしたくなかったから。」
 そんなことに一喜一憂してられない。自分はこの人が好きでしているわけではないのだ。感情が無くてもいい。セックスがしたいというのだから。まるで壁の穴につっこんでいるのと同じではないだろうかと思う。
 清子は再び史の股間に体を沈ませると、その柔らかいところに舌を這わせた。
「それ……それは駄目。」
「え……。」
「さすがに出るから。出すんなら、君の中で出したい。もう少し余裕を持ったときにして欲しい。」
 戸惑っていた清子を史は寝かせると、ぐっと両足をあげた。そして目の前にはお尻の穴まで見える清子の性器がさらされている。もうぐちゃぐちゃに濡れているのがわかり、そこに指を這わせた。
「ん……。」
 そして指をその中に入れてみた。すると清子の声色がすぐに変わった。
「い……。」
「痛い?」
 ずいぶん狭い。やはり一度したからと言ってもずいぶんそれから時が経っている。少し慣らさないと入らないかもしれない。
 指を抜くと、そこに舌を這わせる。すると清子は顔を赤くしてそれを耐えていた。
「い……。ん……。」
 腰を持ち上げて舌を這わせる。すると清子は涙を浮かべながら、それに応えていた。
 指を入れると足をおろし、その唇にキスをする。そして徐々にその感じるところを探った。
「清子の狭いね。」
「ずっと……何もしてなくて……。」
「オ○ニーしてないの?」
「したことないです。ん……。史……さん……そこが変……。」
 指で少し上を探ると、清子の声色が変わった。そこが感じるところなのだろう。二本目の指を入れたとき、清子は苦痛で少し顔をゆがませたが、そこを撫でると顔を赤らませる。そして指に清子の愛液が絡まり、そこはもうシーツを濡らしている。これだけで何度絶頂を迎えたのだろう。
 濡れやすい。こんな女は久しぶりだった。早く、早く中に入れたい。堪らない反応だったのだ。
「清子。そろそろ良い?」
 びくびくと体を震わせて、目がうつろな清子に史はそう聞くとその体に乗り上げて、性器をあてがった。
「っと……ちょっと待って。」
 枕元においてあるコンドームを手にすると、清子はそれをじっと見ていた。
「どうしたの?」
「……仕事場ではよく目にしてたのですけど。」
「使われたことがないの?」
 晶はゴムを使わなかったのか。史は少し唇をかみしめると、その破りかけたコンドームを枕の横に置いた。
「清子。最初は直接してもいい?」
「駄目です。あのときはたまたま……。」
「言ったろ?何度もするって。最初だけだし、中では出さない。」
 そういって性器を清子にすり付けて、それを中に入れ始めた。
「く……。」
 痛い。まだ先なのに体が裂けられているのではないかという位痛い。
「狭いな……力抜いて。そう……ゆっくり息をして……。ん……すごい。清子の中……すごい絡んでくる。」
 コンドームをしなかったことを少し後悔した。それくらい清子の中は想像以上に良かったのだ。
「奥にやっと入った。見て。ほら。」
 清子はおそるおそるその下を見る。すると自分の中に史のものが入っているのが目に付いた。
「……入ってる……。」
 トロンとした表情を見て、深く入るとわかっていても思わずその唇にキスをした。そして舌を絡ませている間にもその奥を突き上げる。もう容赦は出来ない。
「ん……ん……。あっ……あっ……。史……さん……。駄目……そんなにしたら……。すぐにイク……イっちゃうから……。」
「何度でもイって。ほら。もうイキそうなんだろ?中がひくひくしてる。」
 そのたびに自分も射精しそうになる。無意識にぎゅっと絞めてくるからだ。
「あっ……イク!イっちゃう!」
 びくびくと体を震わせて、清子はぐったりと枕に顔を埋めた。
 しかし史は容赦なくその体を抱き起こして、首に捕まらせる。そして清子を抱き上げると、その中にさらに打ち込んでいった。愛液と自分の分泌物か、性器を抜き差しするたびに溢れ出る。それが史の太ももや清子の尻に伝ってシーツを汚した。
「すご……。ねぇ。わかる?こんなにぐっちゃくちゃで、清子がこんなに感じてるの。」
「あっ……。あっ。」
「俺だけしか見せないで。俺だけのものになって。」
「や……です。あっ……。」
 それでも強情なのだ。しかし言わせる。自分のものにすると。
「あ……やば……。」
 体を下ろして奥を付くと、ぎゅっとそこが絞まった。するともう史は耐えれなかった。
「くっあ……。ヤバい、イク…!」
「あ!あっ!ああああ!」
 清子は絶叫して、くたっと力なく史の体から手を離す。
 まずい。その奥に出してしまったのだ。だが清子はそのときもイっていたらしく、力なく横たわった体をびくびくと痙攣させていた。
 息を整えるとゆっくりと体を離して、性器を抜く。するとそのあとから、白いものが追いかけるように出てきた。
「子供が出来たら、責任とるよ。」
「……勘弁してください……。」
「抱いてわかった。結婚しても良いな。君となら。」
「やです。」
 その素直ではない言葉に史は清子の体をさらに抱きしめた。
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