平凡な365日

葉津緒

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いや、こいつの場合は曲がりなりにも美形だから成り立つのか?
これでもし外見が平凡だったら、確実に副会長の親衛隊から制裁を受けているはず。まったく理不尽な世の中だ。


「待ってください。ということは彼も新聞、もしくは写真部員なのですか?」


内心呆れつつ再び歩きだそうとした俺らの背後で、微妙な表情をする副会長。
『彼』って俺のことだよな。
何かやけにじっと見られてるような。


「いいえー。この人は臨時のお手伝いくんだから違いますよぅ。じゃあもう良いですか副会長さん、俺ら本当に忙しいんだよねー」

「あ……はい、呼び止めてしまってすみません。ではまた会場で」


またってなんだよ。
俺、会場とか関係ないしもう会わねーぞ。

先程までとは違う微妙な笑顔に引っ掛かるものを感じたが、いや、多分気のせいだろう。
こちらに背を向け歩きだす副会長。
その姿を確認し、俺達もようやくこの場をあとにするのだった。



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