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第二部 ワンコの秘密
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「わんわん君さっきから、今言った犬の行動パターンや仕草にそっくりなんだよね」
「え」
あ、首の方にも隊長さんの手が伸びてきて撫でられた。
んんっ、あごの下くすぐったくて気持ちいー。
「ああもう、どうしようかこれ。可愛すぎて対応に困るんだけど。ねぇわんわん君、試しに『わん』て言ってみてくれる?」
「わ、……言いませんよ!」
あっぶね、とっさに言いそうになったし。
ていうか隊長さんの口調がいつもと違うんだが。妙に砕けてる? もしやこっちが素だったりして。
「それは残念。じゃあそっちはまた今度にするとして、これを見てもらえますか」
「写真? 犬と子供の……小学生くらいですか、ってあれ。この子誰かに似てるような。あ、もしかして隊長さんですか?」
「当たりです。そしてこの犬が例の、書記さまが子供の頃に拾い、その後離れ離れになった雑種のノラ犬です」
「は?」
意味が分からず隊長さんの手にある写真と、現実に今目の前にいる隊長さんの顔を見比べる。
いや、それでどーなるわけでもないんだが。
えっと確か、雑種のノラ犬は大人たちが連れていき処分されたんじゃ……。
「あの、その犬って、保健所に連れてかれて殺されたんですよね?」
もしくは二度と帰れないよう、どこか遠い山中にでも捨てられたのか。
体育館で観た件の映画だと直接的な(ノラ犬が殺される)表現は一切なかった。でも、真っ暗な部屋で死んだように目を閉じ動かなくなったノラ犬の体(魂?)がフワッと浮いて、次には真っ白に光る異空間ぽいとこで白髭を生やした神様らしき人に会う――
みたいなシーンがあったから
(絶対これ死んでるわ。薬殺かな。うわぁ、かわいそう)
って思ったんだよ俺。
「まさか! そんな酷いこと誰が言ったんです。罪もない命を人が勝手に奪うなんて許されませんよ。
安心してください。この犬は書記さまの部屋を連れ出されたあと、僕の家で預かりましたから」
「え」
「ちなみに体育館で全校生徒が観た映画はフィクション、つまり単なる演出です」
いやまあそうでしょうけども。
.
「え」
あ、首の方にも隊長さんの手が伸びてきて撫でられた。
んんっ、あごの下くすぐったくて気持ちいー。
「ああもう、どうしようかこれ。可愛すぎて対応に困るんだけど。ねぇわんわん君、試しに『わん』て言ってみてくれる?」
「わ、……言いませんよ!」
あっぶね、とっさに言いそうになったし。
ていうか隊長さんの口調がいつもと違うんだが。妙に砕けてる? もしやこっちが素だったりして。
「それは残念。じゃあそっちはまた今度にするとして、これを見てもらえますか」
「写真? 犬と子供の……小学生くらいですか、ってあれ。この子誰かに似てるような。あ、もしかして隊長さんですか?」
「当たりです。そしてこの犬が例の、書記さまが子供の頃に拾い、その後離れ離れになった雑種のノラ犬です」
「は?」
意味が分からず隊長さんの手にある写真と、現実に今目の前にいる隊長さんの顔を見比べる。
いや、それでどーなるわけでもないんだが。
えっと確か、雑種のノラ犬は大人たちが連れていき処分されたんじゃ……。
「あの、その犬って、保健所に連れてかれて殺されたんですよね?」
もしくは二度と帰れないよう、どこか遠い山中にでも捨てられたのか。
体育館で観た件の映画だと直接的な(ノラ犬が殺される)表現は一切なかった。でも、真っ暗な部屋で死んだように目を閉じ動かなくなったノラ犬の体(魂?)がフワッと浮いて、次には真っ白に光る異空間ぽいとこで白髭を生やした神様らしき人に会う――
みたいなシーンがあったから
(絶対これ死んでるわ。薬殺かな。うわぁ、かわいそう)
って思ったんだよ俺。
「まさか! そんな酷いこと誰が言ったんです。罪もない命を人が勝手に奪うなんて許されませんよ。
安心してください。この犬は書記さまの部屋を連れ出されたあと、僕の家で預かりましたから」
「え」
「ちなみに体育館で全校生徒が観た映画はフィクション、つまり単なる演出です」
いやまあそうでしょうけども。
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